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葬送 第二部(上) (新潮文庫) 文庫 – 2005/8/28
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ショパン生誕200年のメモリアルイヤーを彩る、美と感動の長編小説
- 本の長さ457ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/8/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101290350
- ISBN-13978-4101290355
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出版社より
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥539¥539 | ¥825¥825 | ¥880¥880 | ¥880¥880 | ¥572¥572 | ¥3,740¥3,740 |
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/8/28)
- 発売日 : 2005/8/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 457ページ
- ISBN-10 : 4101290350
- ISBN-13 : 978-4101290355
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 318,262位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。
以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。
美術、音楽にも造詣が深く、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当(2009年~2016年)するなど、幅広いジャンルで批評を執筆。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催した。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
また、各ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。
2019年に映画化された『マチネの終わりに』は、現在、累計58万部超のロングセラーとなっている。
2021年5月26日、長編小説『本心』(文藝春秋社)刊行。
photo: @ogata_photo
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[受賞歴]
『日蝕』(1999年 芥川龍之介賞)
『決壊』(2009年 芸術選奨文部大臣新人賞受賞)
『ドーン』(2009年 Bunkamuraドゥマゴ文学賞)
『マチネの終わりに』(2017年 渡辺淳一文学賞)
『ある男』(2019年 読売文学賞)
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[審査員・選考委員履歴]
三島由紀夫賞(2008年~2019年)
写真の町東川賞(2008年~2017年)
木村伊兵衛賞(2018年~)
芥川龍之介賞(2020年~)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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今までは、ショパン、サンド夫人、ドラクロワなどの登場人物はあくまでも自分たちの問題の中で葛藤しながらも自らの生き方を貫いて来ていたのですが、この巻では「転」の歴史的事件が起こります。
二月革命です。
七月王政が終焉を迎えるわけですが……フランス史について基本的な知識が無いとちょっと苦しいかもしれません。概説的な説明すらされていませんので。
でもまあ、大変な革命が起こって、登場人物たちは時代の荒波に翻弄された生き方を余儀なくされて行く、ということです。
この巻の見どころは、最初の部分での、ショパンの演奏会でしょうか。ピアノで演奏されるショパン自らの曲。本来は音で紡がれる芸術を、文章で表現し再構築し得るのかという大いなる挑戦です。小説とは文章で表現する媒体であり、作者の文章がどこまで高処を極められるのでしょうか?読み応え充分です。
その、素晴らしい演奏をしたショパンが、二月革命の煽りを受けてパリに居られなくなり、イギリスに渡り、更にはスコットランドなどの各地を転々とする様は、まさに都落ちです。演奏会シーンの素晴らしさとの対比により、あまりにも転落のみじめさが引き立ちます。
そもそもショパンが冬の間パリに居なかったのは、みんなが薪をたくから、それが肺や喉にさわるからです。そういう事も書かれていなくて、単に寒いから体調が悪いみたいな書かれ方をしていて、当時の都市問題のことを知らないで書いているのかと思ったりしました。それからフランス人やフランスでのあいさつの仕方が全然違うと思いました。思考のパッチワーク的なところは作者の趣味の問題だと思いますが、ドラクロワもショパンも同様の思考方式で、だから似ていたと言いたいのかもしれませんが、もっと頭が良かった人だと思います。
あまりにツッコミどころが多いので、単語一つ読み飛ばすともう理解が出来なくなってしまいます。頭の体操にはなったかな…。
本自体は、きれいでした。
一方、ドラクロアは革命から、王制、共和制へと変動するなかで、自分の作品「民衆を導く自由の女神」を上手にいかして彼の仕事、芸術がつづけられる道を生きる。絵画での色彩についても論じられている。大変な時代であったが、この時代を背景にしてこれらの音楽や絵画が産まれたことがわかる。
全巻を読み通すと退屈なところも少しあるが、たいていのページは人間関係の機微や女性のことなどもあり結構面白い。