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おめでとう (新潮文庫) 文庫 – 2003/6/28
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小田原の小さな飲み屋で、あいしてる、と言うあたしを尻目に生蛸をむつむつと噛むタマヨさん。「このたびは、あんまり愛してて、困っちゃったわよ」とこちらが困るような率直さで言うショウコさん。百五十年生きることにした、そのくらい生きてればさ、あなたといつも一緒にいられる機会もくるだろうし、と突然言うトキタさん……ぽっかり明るく深々しみる、よるべない恋の十二景。
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/6/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101292329
- ISBN-13978-4101292328
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価格 | ¥506¥506 | ¥572¥572 | ¥649¥649 | ¥649¥649 | ¥440¥440 | ¥506¥506 |
【新潮文庫】川上弘美 作品 | 忘れないでいよう。今のことを。今までのことを。これからのことを──ぽっかり明るくしんしん切ない、よるべない十二の恋の物語。 | 姿よしセックスよし、女性には優しくこまめ。なのに必ず去られる。真実の愛を求めさまよった男ニシノのおかしくも切ないその人生。 | 独り暮らしのツキコさんと年の離れたセンセイの、あわあわと、色濃く流れる日々。あらゆる世代の共感を呼んだ川上文学の代表作。 | てのひらのぬくみを宿すなつかしい品々。小さな古道具店を舞台に、年の離れた4人のもどかしい恋と幸福な日常をえがく傑作長編。 | 夜更けに微かに鳴く冷蔵庫に心を寄せ、蜜柑の手触りに暖かな冬を思う。ながれゆく毎日をゆたかに描いた気分ほとびるエッセイ集。 | 不倫、年の差、異性同性その間。いろんな人に訪れて、軽く無茶をさせ消える恋の不思議。おかしみと愛おしさあふれる絶品短編23。 |
どこから行っても遠い町 | パスタマシーンの幽霊 | なめらかで熱くて甘苦しくて | 猫を拾いに | 椰子・椰子 | ぼくの死体をよろしくたのむ | |
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二人の男が同居する魚屋のビル。屋上には、かたつむり型の小屋──。小さな町の人々の日々に、愛すべき人生を映し出す傑作小説。 | 恋する女の準備は様々。丈夫な奥歯に、煎餅の空き箱、不実な男の誘いに喜ばぬ強い心。女たちを振り回す恋の不思議を慈しむ22篇。 | それは人生をひととき華やがせ不意に消える。わきたつ生命と戯れながら、恋をし、産み、老いていく女たちの愛すべき人生の物語。 | 恋人の弟との秘密の時間、こころを色で知る男、誕生会に集うけものと地球外生物……。恋する瞳がひきよせる不思議な世界21話。 | 春夏秋冬、日記形式で綴られた、書き手の女性の摩訶不思議な日常を、山口マオの絵が彩る。ユーモラスで不気味な、ワンダーランド。 | うしろ姿が美しい男への恋、小さな人を救うため猫と死闘する銀座午後二時。大切な誰かを思う熱情が心に染み渡る、18篇の物語。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/6/28)
- 発売日 : 2003/6/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 213ページ
- ISBN-10 : 4101292329
- ISBN-13 : 978-4101292328
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 265,787位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1958年生まれ。1996年「蛇を踏む」で芥川賞。1999年『神様』で紫式部文学賞。2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞。2007年『真鶴』で芸術選奨を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 パスタマシーンの幽霊 (ISBN-13: 978-4838721009 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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どうでもよくなっちゃうのはストーリーじゃなくて、登場人物。
ミカミさんでも、タマヨさんでも誰でもいいわけよ。
実名を使用していながらもなぜか匿名性がとても強くて、だからなんだか誰が出てきたか忘れちゃうんだけど、その人が自分でもおかしくない気分になるんだよね。
純愛も恋愛も不倫も同性愛も矛盾だらけで、その矛盾を受け入れて初めて、関係が成り立つ。
受け入れていながらも、その存在を無視する事はできなくて、そこから不思議なぎこちなさが発生する。
感情が深くからんだ関係で苦しむのは、その矛盾を問い詰めてしまうからなんだな、と深く感じた。
読んでいるうちにとってもとってもやりきれなくなって来て、ボロボロ涙が出てきちゃったわけよ。
活字になっている会話や行動じゃないんだよね。
それが私に「こちん」と当たって、どどっって出てくる感情の波がすごいの。
読み終わったらタイトルの「おめでとう」がすごく切ない響きに変わってて、さらに涙が出てきちゃう。
まったく、ツボに引きこもりたい気分だわ。
それぞれの短編は、恋愛のごくごく一部、ある日のある場面を切り取ったような描き方をしていて、一瞬の大切さとか、相手を想う切なさとか、恋に恋して浮かれているときにはわからない、恋と愛の間のような情景をうまく描き出しています。なんだか絵画のような作品。
私はもう結婚しているので、新たな相手とこんな風に想い合うことはない(はず)と想うけど、恋愛って、こんなにいろいろなパターンがあったんだと素直に感心してしまいましたよ。こんな関係もあるんだな、って。社会的に見てどういう関係か、ということではなくて、今あなたといるこの瞬間が愛しいとか、あなたと過ごせた時間が素晴らしかったとか。そんな風に想える恋愛は、きっと女性を美しくしますよね。
いい人と巡り会って結婚して幸せに暮らす、という方法以外にも人を想って幸せになれることもあるんでしょうね。登場人物は若い人もいるのですが、自分が若い頃に読んでいたら、まったく面白いとは思わなかっただろうなと想います。本ていうのは、読む適齢期というものがありますね。これは、30すぎてから読んだ方が面白いかな、と思いました。
通勤電車の中とか、空き時間に、ちょっとずつ読めます。
もちろん、家で机に座ってじっくり読んでも味わい深いですが。
川上弘美さんの世界が凝縮したエッセンスみたいな短編集。
文体、設定、物語の展開、世界観、そのゆるぎない一貫性。
川上弘美ワールドを堪能しました。
どれも、とっても川上的なシチュエーション。女どうしの恋愛、不倫がらみ、憑依。いずれも思いは成就しそうにない。
登場人物はみな、おしなべて、とてつもなく不安定な状況にあるのに、のほほんとしていて、そんなに不幸そうにない。
塩のきいたアイスクリームみたいな感じ。
「冷たいのがすき」にあるような、わざと身体を冷やした感覚って、不倫の本質を言い当てているかも。
人間て、哀しくて、おかしいなあ。などと感じる読後でした。
川上弘美さんといえば、ほんわかした世界を書く方と勝手に想像していたのだが、この作品は1編目から同性愛ときて度肝を抜かれ・・
表紙ののほほんとしたイラストからは想像も出来ない大人の色恋沙汰が満載。
しかし、男に騙される、不倫、幽霊、と言葉ではどろどろした世界も、彼女の巧みな言葉の魔術により温かく変化している。
大人にしか理解出来ない、恋愛の心のひだをここまで表現出来る作家は希有だと思う。
また何気ない、軽く見えるような文章ひとつにもいちいちため息をつくほど、日本語の美しさを再発見できた。
一回読み出すと引き込まれる魅力的な短編ばかり。
どれも心の片隅に残る、味わい深い作品。
十二品の短編集です。
巻末の表題作「おめでとう」が圧倒的インパクト。
短いですが一読の価値があります。
言葉を忘れかけたような少ない語彙の散文の中に、
寂しさ、人と触れ合う暖かさ、
食べ物の匂いや温かい寝床がもたらす幸せ…
古今東西変わらない人間の心模様が詰め込まれています。
上手く説明できません。
あっという間に読める短さですのでぜひ。
本書の登場人物は、年齢も状況も様々であり、あるときは不倫カップル、また女性同志のカップルの場合もある。いずれにも共通するのが、感性のきらめきである。多くは、女性サイドの視点から描かれているが、読んでいてハッとさせられる。本書を読むと微妙な女心について、そうなのか、こんなことを考えているのか、と勉強になる。
12の珠玉の短編集は、文句なく楽しめました。