兎角、時間に追われ、一日、一か月、一年が激流の如く流れているように感じる現代。
タイムマシーンを持ってない私は、そこに暮らさざるを得ないので、必死になって激流に生活を合わせて、生きている。
しかし。少し川辺から離れて、激流を鳥瞰してみると、案外、流れが緩いことに気がつく。春は花が咲き誇り、夏は青空に雲が架かり、秋は木々が紅に燃え、冬は空気が心地良くピンと張り詰めて…。そんな穏やかな四季の繰り返しを、ずっと前から延々と営む自然の下に、私の日常があるのだ。激流な訳がない。
無理に周りの人に合わせるのではなく、自然、つまり自分に合わせて、ゆっくり生きればいいんじゃない?
そんなことを考えさせてくれた温かな一冊だった。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥440¥440 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥440¥440 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥34¥34 税込
配送料 ¥240 6月16日-18日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥34¥34 税込
配送料 ¥240 6月16日-18日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
なんとなくな日々 (新潮文庫) 文庫 – 2009/3/2
川上 弘美
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥440","priceAmount":440.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"440","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"OUvR0WfheqMG0uXHPBfgbxSgacZGpnGSO4O8BGKyQn6t3XTYp8c4Od2OshJ50ftKkk%2BA2WfjW7GhQ6m2lb53xWNdDaJPb2tP0Aji0BIHdX8x9KKfRir7JqSHezsw%2F%2FS%2F","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥34","priceAmount":34.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"34","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"OUvR0WfheqMG0uXHPBfgbxSgacZGpnGSDnv6ozH%2FiSVyc83knIdQkLS%2BkmbrNh080dUrOiOC%2FXR14ZslrV2ucotgvcreooFtzBFzcPqyVFSWmqeCNzEIfPuk3n%2BZ4P6JLsVdZyKa0cb%2B61paJLWUhzS3wpGTE5aUqoVdNwjUnf%2Bo9pmJrZvXrA%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
春の宵には、誰もいない台所で冷蔵庫の小さな鳴き声に耳を澄まし、あたたかな冬の日には、暮れに買い置いた蜜柑の「ゆるみ」に気づく。読書、おしゃべり、たまの遠出。日々流れゆく出来事の断片に、思わぬふくよかさを探りあてるやわらかいことばの連なりに、読む歓びが満ちあふれます。ゆるやかにめぐる四季のなか、じんわりしみるおかしみとゆたかに広がる思いを綴る傑作エッセイ集。
- 本の長さ181ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/3/2
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101292388
- ISBN-13978-4101292380
よく一緒に購入されている商品
対象商品: なんとなくな日々 (新潮文庫)
¥440¥440
最短で6月14日 金曜日のお届け予定です
残り2点(入荷予定あり)
¥649¥649
最短で6月14日 金曜日のお届け予定です
残り10点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
おめでとう | ニシノユキヒコの恋と冒険 | センセイの鞄 | 古道具中野商店 | なんとなくな日々 | ざらざら | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.9
45
|
5つ星のうち4.0
173
|
5つ星のうち3.8
13
|
5つ星のうち3.8
79
|
5つ星のうち3.7
29
|
5つ星のうち4.0
37
|
価格 | ¥506¥506 | ¥572¥572 | ¥649¥649 | ¥649¥649 | ¥440¥440 | ¥506¥506 |
【新潮文庫】川上弘美 作品 | 忘れないでいよう。今のことを。今までのことを。これからのことを──ぽっかり明るくしんしん切ない、よるべない十二の恋の物語。 | 姿よしセックスよし、女性には優しくこまめ。なのに必ず去られる。真実の愛を求めさまよった男ニシノのおかしくも切ないその人生。 | 独り暮らしのツキコさんと年の離れたセンセイの、あわあわと、色濃く流れる日々。あらゆる世代の共感を呼んだ川上文学の代表作。 | てのひらのぬくみを宿すなつかしい品々。小さな古道具店を舞台に、年の離れた4人のもどかしい恋と幸福な日常をえがく傑作長編。 | 夜更けに微かに鳴く冷蔵庫に心を寄せ、蜜柑の手触りに暖かな冬を思う。ながれゆく毎日をゆたかに描いた気分ほとびるエッセイ集。 | 不倫、年の差、異性同性その間。いろんな人に訪れて、軽く無茶をさせ消える恋の不思議。おかしみと愛おしさあふれる絶品短編23。 |
どこから行っても遠い町 | パスタマシーンの幽霊 | なめらかで熱くて甘苦しくて | 猫を拾いに | 椰子・椰子 | ぼくの死体をよろしくたのむ | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.0
84
|
5つ星のうち4.3
24
|
5つ星のうち4.2
18
|
5つ星のうち4.5
36
|
5つ星のうち3.6
24
|
5つ星のうち4.1
54
|
価格 | ¥737¥737 | ¥605¥605 | ¥506¥506 | ¥605¥605 | ¥515¥515 | ¥649¥649 |
二人の男が同居する魚屋のビル。屋上には、かたつむり型の小屋──。小さな町の人々の日々に、愛すべき人生を映し出す傑作小説。 | 恋する女の準備は様々。丈夫な奥歯に、煎餅の空き箱、不実な男の誘いに喜ばぬ強い心。女たちを振り回す恋の不思議を慈しむ22篇。 | それは人生をひととき華やがせ不意に消える。わきたつ生命と戯れながら、恋をし、産み、老いていく女たちの愛すべき人生の物語。 | 恋人の弟との秘密の時間、こころを色で知る男、誕生会に集うけものと地球外生物……。恋する瞳がひきよせる不思議な世界21話。 | 春夏秋冬、日記形式で綴られた、書き手の女性の摩訶不思議な日常を、山口マオの絵が彩る。ユーモラスで不気味な、ワンダーランド。 | うしろ姿が美しい男への恋、小さな人を救うため猫と死闘する銀座午後二時。大切な誰かを思う熱情が心に染み渡る、18篇の物語。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2009/3/2)
- 発売日 : 2009/3/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 181ページ
- ISBN-10 : 4101292388
- ISBN-13 : 978-4101292380
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 333,201位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,785位新潮文庫
- - 10,431位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1958年生まれ。1996年「蛇を踏む」で芥川賞。1999年『神様』で紫式部文学賞。2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞。2007年『真鶴』で芸術選奨を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 パスタマシーンの幽霊 (ISBN-13: 978-4838721009 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
29グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過日、ある女流作家のエッセイを読んで、余りの内容の無さに呆然とした事がある。その点、本作は「なんとなくな日々」と先手を打ってある。ヤルじゃない。内容にも工夫が見られる。
読者にマッタリ感を与えるため、政治・経済・思想的な問題には触れない。主な話題は、四季折々の草花と季節の移ろい、食べ物、友人とのささやかな酒宴、幼い頃の妄想とも取れる回想とノスタルジー、様々な人とのチョットした邂逅。特に季節に対して敏感で、各話の最後を季節・天候に関する描写で締め括る事が多い。「大きな、冬の太陽が、高架の向こうに沈もうとしていた」、「春の雨を、じっと眺めている」、「河童にも、人にも、等しく春が来る」等々。この一文がピリリと全文を引き締めている。作家としての文章構成力が自然と滲み出ているのだろう。また、著者は"人見知り"を自称する。こうした場合、実際は本人の"我が強い"場合が多いのだが、著者の場合、その通りかなと思わせる所がある。ある種の屈折した疎外感があるのだ。内向的な"意地っ張り"と言っても良い。それを剥き出しにしないで、ソフトにエピソードが綴られているので、自身を"社交性がない"と劣等感を持っている読者には共感が持てる。著者の言う"(他者と)混ざっていない人"が見た日常、と言う捉え方も好感が持てる。
日々是好日。こんな言葉が良く似合う「なんとなく」楽しめるエッセイ。
読者にマッタリ感を与えるため、政治・経済・思想的な問題には触れない。主な話題は、四季折々の草花と季節の移ろい、食べ物、友人とのささやかな酒宴、幼い頃の妄想とも取れる回想とノスタルジー、様々な人とのチョットした邂逅。特に季節に対して敏感で、各話の最後を季節・天候に関する描写で締め括る事が多い。「大きな、冬の太陽が、高架の向こうに沈もうとしていた」、「春の雨を、じっと眺めている」、「河童にも、人にも、等しく春が来る」等々。この一文がピリリと全文を引き締めている。作家としての文章構成力が自然と滲み出ているのだろう。また、著者は"人見知り"を自称する。こうした場合、実際は本人の"我が強い"場合が多いのだが、著者の場合、その通りかなと思わせる所がある。ある種の屈折した疎外感があるのだ。内向的な"意地っ張り"と言っても良い。それを剥き出しにしないで、ソフトにエピソードが綴られているので、自身を"社交性がない"と劣等感を持っている読者には共感が持てる。著者の言う"(他者と)混ざっていない人"が見た日常、と言う捉え方も好感が持てる。
日々是好日。こんな言葉が良く似合う「なんとなく」楽しめるエッセイ。
2011年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作家だからといって日々劇的なことが起こるわけでもなく、会社勤めなどでたくさんの人と接触があるという生活でもないから、むしろ普通の勤め人なんかよりも地味な生活なのでは。うん、そうだろう。それくらい、ここに綴られている内容はありきたりな日々の出来事。それなのに、なぜかこの世界にぐいぐいと引き込まれてしまう。いつの間にか、筆者と同じ目線で台所を見ていたり、みかんを見ていたり、ビールを飲んでいたりする。
些細なことにも目を向ける、思いめぐらせる、感じる。それが作家とそうでない普通の人との違いなのかな、と思わせられる1冊。淡々と綴られる日常にほっとさせられる。
些細なことにも目を向ける、思いめぐらせる、感じる。それが作家とそうでない普通の人との違いなのかな、と思わせられる1冊。淡々と綴られる日常にほっとさせられる。
2018年5月28日に日本でレビュー済み
柔らかな文章が心地良くって、身体の力がぬけてゆく。なんとなく生きることに全力を尽くし、全力を尽くしていると見せないことに全力を尽くす姿勢はある意味ストイック。
2001年5月6日に日本でレビュー済み
著者の小説は幾つか読んだことがありましたが、エッセイとしては本書を始めて読みました。小説のようなほのぼのとした感じの文体で読みやすくはあるのですが、エッセイとして書かれている日常についてはホンワカしすぎの文体とでも言いましょうか、好みの差がハッキリと出るような印象を受けました。文章で非常に気になるところもありましたし、エッセイとしては今ひとつの印象を受けました。
2010年10月3日に日本でレビュー済み
「作家さんも、普通の人なんだ〜」
なんて、あたりまえのことを思ってしまう。
筆者(小学生二児の母・引越しとお酒好き)が日々の暮らしから感じたことを、
つらつらっとつづった短編集。
川上さんのおもしろいところは、いたって普通な点である。
でも、目のつけどころがニクい。
一本だけ買った松茸の食べ方に悩んだり、
だんご3兄弟の行く末に胸を痛めたり、
迷った末に結局入らない、あの店、この店…
思い当たるから、おもしろい。なんとなく。
なんて、あたりまえのことを思ってしまう。
筆者(小学生二児の母・引越しとお酒好き)が日々の暮らしから感じたことを、
つらつらっとつづった短編集。
川上さんのおもしろいところは、いたって普通な点である。
でも、目のつけどころがニクい。
一本だけ買った松茸の食べ方に悩んだり、
だんご3兄弟の行く末に胸を痛めたり、
迷った末に結局入らない、あの店、この店…
思い当たるから、おもしろい。なんとなく。
2015年5月4日に日本でレビュー済み
文字数および/またはページ数について量的に制限のある媒体のなかで連載されたらしいエッセイ集だった。内容的に物足りなくて共感できる部分が少ないと感じたのは、川上さんの本で初めて読んだのが本書でエッセイが書かれた時代も少し古かったためだろうか。読んでいて、時間的にも締切があって、それまでに書き上げなければならなかった感を感じてしまった。
本の紹介文「春の宵には、誰もいない台所で冷蔵庫の小さな鳴き声に耳を澄まし、あたたかな冬の日には、暮れに買い置いた蜜柑の「ゆるみ」に気づく。読書、おしゃべり、たまの遠出。日々流れゆく出来事の断片に、思わぬふくよかさを探りあてるやわらかいことばの連なりに、読む歓びが満ちあふれます。ゆるやかにめぐる四季のなか、じんわりしみるおかしみとゆたかに広がる思いを綴る傑作エッセイ集。」から、私が期待した内容とは少し違った。
ただ、普遍性のある内容のものがほとんどなので、川上さんの作品が好きで、少し独特な句点の打たれ方や言い回しが好きで、エッセイも読んでみたいというひとならばよいかもしれない。
本の紹介文「春の宵には、誰もいない台所で冷蔵庫の小さな鳴き声に耳を澄まし、あたたかな冬の日には、暮れに買い置いた蜜柑の「ゆるみ」に気づく。読書、おしゃべり、たまの遠出。日々流れゆく出来事の断片に、思わぬふくよかさを探りあてるやわらかいことばの連なりに、読む歓びが満ちあふれます。ゆるやかにめぐる四季のなか、じんわりしみるおかしみとゆたかに広がる思いを綴る傑作エッセイ集。」から、私が期待した内容とは少し違った。
ただ、普遍性のある内容のものがほとんどなので、川上さんの作品が好きで、少し独特な句点の打たれ方や言い回しが好きで、エッセイも読んでみたいというひとならばよいかもしれない。
2015年10月28日に日本でレビュー済み
川上さんのエッセイ第2弾(?)。
相変わらずほわんとしたタッチで書かれているので
読んでいてほっこりしてしまいます。
また読みたい一冊ですね。
相変わらずほわんとしたタッチで書かれているので
読んでいてほっこりしてしまいます。
また読みたい一冊ですね。