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小説ヤマト運輸 (新潮文庫) 文庫 – 2013/7/27
高杉 良
(著)
今日送った荷物が、全国どこにでも、すぐに届く。宅急便。わたし達が享受する“当たり前のサービス"開発の裏には、壮絶な戦いがあった。運輸省、郵政省という国家権力による妨害。金で政治家を取り込んだ競合他社。配送革命と称賛された「クロネコヤマトの宅急便」は、いかにして生み出されたのか――。新インフラ誕生の全貌を描いた、圧巻の経済小説。『挑戦つきることなし』改題。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2013/7/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101303320
- ISBN-13978-4101303321
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2013/7/27)
- 発売日 : 2013/7/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4101303320
- ISBN-13 : 978-4101303321
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 415,476位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1939年東京生まれ。
石油化学業界紙の記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー。以後、『小説 日本興業銀行』をはじめ、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表し注目を集める。
97年、書き下ろし作品『金融腐蝕列島』で銀行不祥事を暴き、以降、『再生 続・金融腐蝕列島』『混沌 新・金融腐蝕列島』『消失 金融腐蝕列島・完結編』と続く一連のシリーズは、金融大再編を描く壮大な平成金融経済史となり、スピンオフ的に書かれた『呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ』は銀行と裏社会との癒着を告発、映画化されて話題を呼んだ。近年の代表作は『小説ザ・外資』『乱気流 小説・巨大経済新聞』、近著は『挑戦 巨大外資』『反乱する管理職』など。「高杉良経済小説全集」(全15巻)がある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
取り扱い商品が古本ですので、完璧は難しいですが、対応姿勢に信用できます。お勧めです。
2013年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わたしはAmazonへの注文品の配達、私の蔵書の古書処分などで小さいながら日常的にヤマト運輸との関係浅からぬものがあると感じており、本書が8月に刊行されてすぐに購入した。
本書はヤマト運輸創業者の小倉康臣、二代目社長の小倉昌男の二代にわたる会社発展の歴史を詳述したものである。
小倉康臣の創業者として苦悩、とくに関東大震災で大損害を被りいかにして復活発展したかなどの挿話は一会社の社史としても、当時の時代背景を詳述しており迫力満点である。この小説で一番面白い部分は初代社長の小倉康臣を扱った部分と言えると思う。
やがて、家業は二代目社長、小倉昌男に引き継がれる。
小倉昌男は創業社長時代に制定された「親子クロネコ」の商標を旗印に宅配便の分野に乗り出し、幾多の困難を克服して宅配便分野では他社の追随を許さぬ大きなシェアを持つにいたる。ちなみに「宅急便」とは宅配便の中でヤマト運輸のみが使える呼称である。
このヤマト運輸の歴史の中で、関東大震災、三越との決別と復活、クロネコ印の秘話、路線拡大の苦労、同業他社との競合、運輸省との確執、スキー・ゴルフ宅急便の誕生など色々の山場があり、詳細に語られていて読者を飽きさせない。
しかし、ヤマト運輸の発展の歴史の中で運輸省との確執、同業他社との競合などで、正しいのは常にヤマト運輸、悪いのは常に相手側と言う書き方は、いくら社名を冠せた小説とは言え、若干の抵抗を感ぜざるを得ない。
本書はヤマト運輸創業者の小倉康臣、二代目社長の小倉昌男の二代にわたる会社発展の歴史を詳述したものである。
小倉康臣の創業者として苦悩、とくに関東大震災で大損害を被りいかにして復活発展したかなどの挿話は一会社の社史としても、当時の時代背景を詳述しており迫力満点である。この小説で一番面白い部分は初代社長の小倉康臣を扱った部分と言えると思う。
やがて、家業は二代目社長、小倉昌男に引き継がれる。
小倉昌男は創業社長時代に制定された「親子クロネコ」の商標を旗印に宅配便の分野に乗り出し、幾多の困難を克服して宅配便分野では他社の追随を許さぬ大きなシェアを持つにいたる。ちなみに「宅急便」とは宅配便の中でヤマト運輸のみが使える呼称である。
このヤマト運輸の歴史の中で、関東大震災、三越との決別と復活、クロネコ印の秘話、路線拡大の苦労、同業他社との競合、運輸省との確執、スキー・ゴルフ宅急便の誕生など色々の山場があり、詳細に語られていて読者を飽きさせない。
しかし、ヤマト運輸の発展の歴史の中で運輸省との確執、同業他社との競合などで、正しいのは常にヤマト運輸、悪いのは常に相手側と言う書き方は、いくら社名を冠せた小説とは言え、若干の抵抗を感ぜざるを得ない。
2017年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容を読むのにたくさん辞書を引きました。
まだ読み終わっていませんが、とても難しいです。
課題図書なので最後まで読みたいと思います。
まだ読み終わっていませんが、とても難しいです。
課題図書なので最後まで読みたいと思います。
2018年4月6日に日本でレビュー済み
ヤマト運輸が始めた宅急便。そのロゴマークは「お母さん猫が、
子猫が痛くない箇所をやさしくくわえて運ぶ姿」である。
安心・安全に荷物を運ぶことをクロネコの親子で表現している。
これをデザインしたのは社員でもあった俳人斎藤砂上。彼の代表作、
菊白き空生くるとは耐ゆること
まことに生きることは耐えることである。ヤマト運輸の歴史もまた
耐えることの連続であった。
ヤマト運輸も今年(2018年)創業百年を迎える。しかし百年企業にしては
若々しい。新聞に毎日のように新しい話題を提供し続けている。この若々しい
理由は、創業者小倉康臣と後継者小倉昌男、ふたりの経営者としての優秀さ。
それと二代目小倉昌男が、大口貨物を切り捨て宅急便に切り替えて父親が
起こした事業を否定することによって会社を新しく生まれ変わらせたことだろう。
ふたりの経営者がともに外遊して新しいアイデアをアメリカに学んでいること。
ピンチ(関東大震災、第二次世界大戦、石油ショックなど)のたびにかえって
会社が発展しているのも興味深い。経営者としての先見の明があったという
ことだと思う。
それにしても企業間の、企業と官とのせめぎあいはすごい。この本には
三越から無理難題をふっかけられた時の公正取引委員会の審判開始決定書の
写しがそのまま7ページにわたって引用されている。著者はよほど三越の
出入り業者いじめを記録に残しておきたかったのだろう。
宅急便の拡大の際にも郵政省や運輸省がどれほど陰湿な邪魔をしたかも詳細に
記載されている。このときも、宅急便はお客様に喜ばれるサービスだという
信念がヤマト運輸に毅然とした態度をとらせた。「長いものには巻かれろ」的な
ヤワな企業ではないのである。
ヤマト運輸が始めた宅急便。そのロゴマークは「お母さん猫が、
子猫が痛くない箇所をやさしくくわえて運ぶ姿」である。
安心・安全に荷物を運ぶことをクロネコの親子で表現している。
これをデザインしたのは社員でもあった俳人斎藤砂上。彼の代表作、
菊白き空生くるとは耐ゆること
まことに生きることは耐えることである。ヤマト運輸の歴史もまた
耐えることの連続であった。
ヤマト運輸も今年(2018年)創業百年を迎える。しかし百年企業にしては
若々しい。新聞に毎日のように新しい話題を提供し続けている。この若々しい
理由は、創業者小倉康臣と後継者小倉昌男、ふたりの経営者としての優秀さ。
それと二代目小倉昌男が、大口貨物を切り捨て宅急便に切り替えて父親が
起こした事業を否定することによって会社を新しく生まれ変わらせたことだろう。
ふたりの経営者がともに外遊して新しいアイデアをアメリカに学んでいること。
ピンチ(関東大震災、第二次世界大戦、石油ショックなど)のたびにかえって
会社が発展しているのも興味深い。経営者としての先見の明があったという
ことだと思う。
それにしても企業間の、企業と官とのせめぎあいはすごい。この本には
三越から無理難題をふっかけられた時の公正取引委員会の審判開始決定書の
写しがそのまま7ページにわたって引用されている。著者はよほど三越の
出入り業者いじめを記録に残しておきたかったのだろう。
宅急便の拡大の際にも郵政省や運輸省がどれほど陰湿な邪魔をしたかも詳細に
記載されている。このときも、宅急便はお客様に喜ばれるサービスだという
信念がヤマト運輸に毅然とした態度をとらせた。「長いものには巻かれろ」的な
ヤワな企業ではないのである。
2020年11月8日に日本でレビュー済み
2020年94冊目/10月10冊目/『小説ヤマト運輸』(新潮文庫)/高杉 良/P.384/2013年/★3.7 #読了 #読了2020
ヤマト運輸がいかに孤軍奮闘し、今のポジションを築いたのか理解できた。米国フォード社まで直接直談判しに行った初代社長もすごいが、2代目社長(小倉昌男)の方がしっかりと時代に合わせ、宅急便をはじめ、様々な需要を自ら作り出した経営をした点が素晴らしいと思った。その精神は引き継がれ、最近では、Doddle社との協業も発表して、さすがだと思った。また、本書を読んで、三越百貨店、佐川運輸には今後可能な限り利用しないことにした。ひどい会社やで、ほんま。特に、運輸省との軋轢を語ったp322からの対談は必読です。
ヤマト運輸がいかに孤軍奮闘し、今のポジションを築いたのか理解できた。米国フォード社まで直接直談判しに行った初代社長もすごいが、2代目社長(小倉昌男)の方がしっかりと時代に合わせ、宅急便をはじめ、様々な需要を自ら作り出した経営をした点が素晴らしいと思った。その精神は引き継がれ、最近では、Doddle社との協業も発表して、さすがだと思った。また、本書を読んで、三越百貨店、佐川運輸には今後可能な限り利用しないことにした。ひどい会社やで、ほんま。特に、運輸省との軋轢を語ったp322からの対談は必読です。
2016年12月3日に日本でレビュー済み
平坦でつまらない。
小説、というくらいなのでもう少し楽しませてもらえるかと期待していたのだが…
単に
〇年、※※があった
みたいな事実をちょっと膨らまして、繋げてるだけと感じた。エンタメ性はない。
小説、というくらいなのでもう少し楽しませてもらえるかと期待していたのだが…
単に
〇年、※※があった
みたいな事実をちょっと膨らまして、繋げてるだけと感じた。エンタメ性はない。
2015年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
約束通りの配達でした。また取引をしたいと思います。次回が楽しみです。
2013年11月21日に日本でレビュー済み
ヤマトの裏を知ってしまっている私としては内容の一部が強引に正当化、美談にしている傾向がある。