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東京島 (新潮文庫) 文庫 – 2010/4/24
桐野 夏生
(著)
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清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える──。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世記。谷崎潤一郎賞受賞作。
- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/4/24
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101306362
- ISBN-13978-4101306360
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ジオラマ | 冒険の国 | 魂萌え!〔上〕 | 魂萌え!〔下〕 | 残虐記 | 東京島 | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.9
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5つ星のうち3.1
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5つ星のうち4.0
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5つ星のうち4.0
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価格 | ¥572¥572 | ¥440¥440 | ¥737¥737 | ¥605¥605 | ¥649¥649 | ¥693¥693 |
【新潮文庫】桐野夏生 作品 | あたりまえのように思えた日常は、一瞬で、あっけなく崩壊する。あなたの心も、変わってゆく。ゆれ動く世界に捧げられた短編集。 | 時代の趨勢に取り残され、滅びゆく人びと。同級生の自殺による欠落感を埋められない主人公の痛々しい青春。文庫オリジナル作品! | 夫に先立たれた敏子、五十九歳。「平凡な主婦」が突然、第二の人生を迎える戸惑い。そして新たな体験を通し、魂の昂揚を描く長篇。〈婦人公論文芸賞受賞〉 | 自分は二十五年前の少女誘拐監禁事件の被害者 という手記を残し、作家が消えた。折り重なった虚実と強烈な欲望を描き切った傑作。〈柴田錬三郎賞受賞〉 | ここに生きているのは、三十一人の男たち。そして女王の恍惚を味わう、ただひとりの女。孤島を舞台に描かれる、”キリノ版創世記”。〈谷崎潤一郎賞受賞〉 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2010/4/24)
- 発売日 : 2010/4/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 372ページ
- ISBN-10 : 4101306362
- ISBN-13 : 978-4101306360
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 12,917位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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桐野 夏生(きりの・なつお)
1951年生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。98年『OUT』で日本推理作家協会賞(同作品は英訳され、日本人初のエ ドガー賞候補となる)、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で 婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 メタボラ(上) (ISBN-13: 978-4022645548 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異次元の世界と思いながら、読後は不思議な気持ちが残りました。
2008年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メタボラにしてもそうだったのですが、
最近桐野先生はすぱっとまとめに入るなあと思いました。
恐らくまとめに入らないと
本のページがありえないことになったり
あるいは終結の方向性が変わってきたり
まとまらなくなったりするのでしょうが
東京島に関しては、もう少し長くてもよかったかもしれません★
せっかく登場人物が多いので、語り手があと二人くらいいてもよかったかも。
ワタナベが語り手の話では思わず声を出して笑ってしまうこともありました。
やはり問題児の視点は面白いです。
隆の日記(?)も笑いました。
桐野毒舌は健在のようです。
島という隔離された、要は巨大な密室で
事件よりも人間性の崩壊というか構築というか
そういったものをうまく書き出すのはさすが!と言えるでしょう。
最近桐野先生はすぱっとまとめに入るなあと思いました。
恐らくまとめに入らないと
本のページがありえないことになったり
あるいは終結の方向性が変わってきたり
まとまらなくなったりするのでしょうが
東京島に関しては、もう少し長くてもよかったかもしれません★
せっかく登場人物が多いので、語り手があと二人くらいいてもよかったかも。
ワタナベが語り手の話では思わず声を出して笑ってしまうこともありました。
やはり問題児の視点は面白いです。
隆の日記(?)も笑いました。
桐野毒舌は健在のようです。
島という隔離された、要は巨大な密室で
事件よりも人間性の崩壊というか構築というか
そういったものをうまく書き出すのはさすが!と言えるでしょう。
2010年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっぱりなという感じではあるが、思い付きの展開がやや多く、
なぜ最初から居る登場人物を掘り下げないのか?と呆れた。
飽きちゃうのだろうね。
こう見ると、最初の書き始めも全くの思いつきなんだろうなと思ってしまう。
一番最初の1部は良いと思うし、発想も面白いので、ここで終われば良かったのに。
その他の良い部分としては、女性が変貌していくわけだが、その心理に関して納得感があり面白かった。
しかし昨今の商業主義には呆れ帰る。
発想が面白いからと言って映画化までするか、普通??
このアホみたいな展開も加味して評価を悪くした。
他に素晴らしい小説は山ほどあるわい!
って天邪鬼みたいに評価すると参考にならんレビューまっしぐらですな。
なぜ最初から居る登場人物を掘り下げないのか?と呆れた。
飽きちゃうのだろうね。
こう見ると、最初の書き始めも全くの思いつきなんだろうなと思ってしまう。
一番最初の1部は良いと思うし、発想も面白いので、ここで終われば良かったのに。
その他の良い部分としては、女性が変貌していくわけだが、その心理に関して納得感があり面白かった。
しかし昨今の商業主義には呆れ帰る。
発想が面白いからと言って映画化までするか、普通??
このアホみたいな展開も加味して評価を悪くした。
他に素晴らしい小説は山ほどあるわい!
って天邪鬼みたいに評価すると参考にならんレビューまっしぐらですな。
2021年3月21日に日本でレビュー済み
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女性主人公がたくましく生きて行く姿に共感できました。
南の島の無人島での生活描写も、素敵です。
南の島の無人島での生活描写も、素敵です。
2011年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
んーーー・・・
実際の人種の特徴を考察するとあり得ない展開です。
なんで復讐しないのか
モノを強奪しようとしないのか
リアリティがありません。ただつまらないということはなく、
それなりにワクワクしながら読めたので☆3です。
実際の人種の特徴を考察するとあり得ない展開です。
なんで復讐しないのか
モノを強奪しようとしないのか
リアリティがありません。ただつまらないということはなく、
それなりにワクワクしながら読めたので☆3です。
2008年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ずっと放置されていた『メタボラ』も読み始めると止まらなくなってしまった。
あの物語の(主人公たちの)情けない疾走感みたいなものが心地よく、物語の切れ方はセリーヌの『夜の果ての旅』みたいにいかしてた。
さて、『東京島』である。
無人島に漂着した31人の男と1人の女。あたしは必ず脱出してみせる・・・と、帯にある。
しかし、やはり桐野女史、西村寿行みたいな展開にはなるはずもなかった。
性の饗宴みたいなシーンはほとんどなく、たった一人の女性である清子独壇場の展開などでも決してなく、
話は予想しがたく展開してゆき、ワープして(ワープなんて今どきでも使うのかな?)予想しがたい結末を迎える。
これ以上は控えるが、
思ったのは、彼女のストーリーの登場人物は、
他者と触れ合いそうで触れ合うことはない。
肩に触れたと思っても、そこをすり抜けていってしまうのである。
だから他者は自分の中に取り込まれた亡霊として登場するときに最もリアリティを持つのだろう。
それが現代なのか。
誰かを殺し、死体を平然と切り刻み、ディスポーザーやら下水に投棄する。
知らぬ顔してインタビューに答え、素知らぬ顔で淡々と仕事を続ける。
例えば誰もが自分の中に手負いの獣を飼っている、なんて表現を昔はした。非常にブンガクテキに聞こえちゃう。
多重人格なのか、分裂してしか存在し得ない自我なのか、
しかし、そんなんで自らの命絶ったり絶たれたりじゃあたまらんと思うんだが、
乾いた眼で、肋骨下縁に、エッジの鋭いナイフが音もなく忍び込み、小腸を超え、大動脈に至る、
そんな感じかな。
登場人物は非常に多く、それぞれがそれぞれの存在理由を持っているのに前述したように、彼らは個でしかあり得ないのだ。
ワタナベとグンジというキャラの最後あたりがもうちょっと知りたいと思ったけど、そういったぶつ切れで終わらせてしまうのがやはり作家の度量なんだろう。
あの物語の(主人公たちの)情けない疾走感みたいなものが心地よく、物語の切れ方はセリーヌの『夜の果ての旅』みたいにいかしてた。
さて、『東京島』である。
無人島に漂着した31人の男と1人の女。あたしは必ず脱出してみせる・・・と、帯にある。
しかし、やはり桐野女史、西村寿行みたいな展開にはなるはずもなかった。
性の饗宴みたいなシーンはほとんどなく、たった一人の女性である清子独壇場の展開などでも決してなく、
話は予想しがたく展開してゆき、ワープして(ワープなんて今どきでも使うのかな?)予想しがたい結末を迎える。
これ以上は控えるが、
思ったのは、彼女のストーリーの登場人物は、
他者と触れ合いそうで触れ合うことはない。
肩に触れたと思っても、そこをすり抜けていってしまうのである。
だから他者は自分の中に取り込まれた亡霊として登場するときに最もリアリティを持つのだろう。
それが現代なのか。
誰かを殺し、死体を平然と切り刻み、ディスポーザーやら下水に投棄する。
知らぬ顔してインタビューに答え、素知らぬ顔で淡々と仕事を続ける。
例えば誰もが自分の中に手負いの獣を飼っている、なんて表現を昔はした。非常にブンガクテキに聞こえちゃう。
多重人格なのか、分裂してしか存在し得ない自我なのか、
しかし、そんなんで自らの命絶ったり絶たれたりじゃあたまらんと思うんだが、
乾いた眼で、肋骨下縁に、エッジの鋭いナイフが音もなく忍び込み、小腸を超え、大動脈に至る、
そんな感じかな。
登場人物は非常に多く、それぞれがそれぞれの存在理由を持っているのに前述したように、彼らは個でしかあり得ないのだ。
ワタナベとグンジというキャラの最後あたりがもうちょっと知りたいと思ったけど、そういったぶつ切れで終わらせてしまうのがやはり作家の度量なんだろう。
2012年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思ったより面白くなかったと思います
映画も見ましたが。。。。。
映画も見ましたが。。。。。