朝日新聞のwebサイトにある「どらく」に
「クリックディープ旅」というコーナーを連載している下川氏。
本書の巻末の写真はそちらにも使われているものだったので、
当初「しまった、刷り直しか」と疑ってしまいました。。。
しかし、著者の心境変化や、チケット確保の苦労、チームメンバーの素性など
「どらく」にはない要素が盛りだくさん!
逆にカラー写真は俄然webページの方が多いですから、
「どらく」と、書籍とを同時進行すれば、2度楽しいと思います。
本書の内容が気になった方はまず「どらく」を見ればいいと思います。
[...]
そして気に入ったら買うべし◎
やはり内容のある紀行文はいいですよね、
電車の中で本を開けば、世界旅行気分ですもの。
そろそろANA資本のLCCが誕生するそうですね!
こちらも期待です!
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格安エアラインで世界一周 (新潮文庫) 文庫 – 2009/6/27
下川 裕治
(著)
「嘘じゃないのか」マウスを持つ手が停まった。モニターに映った航空運賃はたったの800円。経営難に苦しむ大手航空会社を尻目に世界の空を席巻するLCC(ローコストキャリア)の評判は本当だった! フィリピンの風俗街を彷徨い、出稼ぎインド人と座席を並べながら、クラーク、シャルジャ、ロングビーチなど超マイナー空港を乗り継いで地球を一巡り。ネット時代に実現した初の試み。
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/6/27
- ISBN-104101315523
- ISBN-13978-4101315522
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2009/6/27)
- 発売日 : 2009/6/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 287ページ
- ISBN-10 : 4101315523
- ISBN-13 : 978-4101315522
- Amazon 売れ筋ランキング: - 627,705位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月31日に日本でレビュー済み
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2023年5月25日に日本でレビュー済み
2009年における新しい「旅の方法」を試してそのメリットと欠点を探った本で、当時それなりに興味深く読めた。
ただ、世界各地域でのLCCの状況に焦点が絞られていて各国での滞在はごく短いものなので、各地での滞在・旅のよさに関する部分はほとんどない。旅の本というより旅の方法についての情報本の一種です。
他に、ネットで手配・完結してしまう旅/ニート青年の憂愁などがこの本での副テーマである。
下川さんには「アジアの風に身をまかせ」という決定的によい著作があり、もう一度その手の本を書いてほしい。これまでの人生のあれこれを思い出しながら様々な国の小さな町で何を思うのか、渾身の一作が書けるはずだと思う。是非お願いします。
ただ、世界各地域でのLCCの状況に焦点が絞られていて各国での滞在はごく短いものなので、各地での滞在・旅のよさに関する部分はほとんどない。旅の本というより旅の方法についての情報本の一種です。
他に、ネットで手配・完結してしまう旅/ニート青年の憂愁などがこの本での副テーマである。
下川さんには「アジアの風に身をまかせ」という決定的によい著作があり、もう一度その手の本を書いてほしい。これまでの人生のあれこれを思い出しながら様々な国の小さな町で何を思うのか、渾身の一作が書けるはずだと思う。是非お願いします。
2020年7月26日に日本でレビュー済み
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下川裕治さんは貧乏旅行記や東南アジアを専門に書くライターで個性的な人で魅力はあるけれど、飛行機世界一周は向いていない
2013年1月15日に日本でレビュー済み
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このひとの世界一周バスのたびなども楽しく読みました。まだLCCが出始めの頃の話だが、日本もLCCブーム到来、日本を安く出れれば、可能ではないかと考えている。いずれ自分も出かけてみたい
2010年12月29日に日本でレビュー済み
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何にでも理由がありまして
安いだけが強調されるLCCですが、安い理由の一部を体験記を通じて分かると言うのが
本書の良い所かと思います。
例えば、4時間の飛行で1万円でも乗り継ぎの空港までの陸路に5千円かかるとか
出稼ぎ者の輸送のために定期に人数を確保出来る等など、世界的な労働者の移動も背景にあるとか 色々
今までの上げ膳据え膳の富裕層向けフルサポートサービスから
使った分だけ料金を支払う、比較的貧乏な、しかしながら裾野が広いマーケットを対象にした商売は
携帯電話や丼物でお馴染みになりましたが、華麗なる空の旅も例外ではない事を感じます。
LCC等航空会社と過去のJALとANALとを比較すると違和感があるのですが
LCCは羽のある夜行長距離バスと考えれば非常に合点がいきました。
近い将来、LCCが頻繁に出入りするようになるのでしょうが
利用者が海外から日本に働きに来るのか、日本から海外に働きに行く人たちなのか考えさせられます。
安いだけが強調されるLCCですが、安い理由の一部を体験記を通じて分かると言うのが
本書の良い所かと思います。
例えば、4時間の飛行で1万円でも乗り継ぎの空港までの陸路に5千円かかるとか
出稼ぎ者の輸送のために定期に人数を確保出来る等など、世界的な労働者の移動も背景にあるとか 色々
今までの上げ膳据え膳の富裕層向けフルサポートサービスから
使った分だけ料金を支払う、比較的貧乏な、しかしながら裾野が広いマーケットを対象にした商売は
携帯電話や丼物でお馴染みになりましたが、華麗なる空の旅も例外ではない事を感じます。
LCC等航空会社と過去のJALとANALとを比較すると違和感があるのですが
LCCは羽のある夜行長距離バスと考えれば非常に合点がいきました。
近い将来、LCCが頻繁に出入りするようになるのでしょうが
利用者が海外から日本に働きに来るのか、日本から海外に働きに行く人たちなのか考えさせられます。
2009年9月12日に日本でレビュー済み
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「世の中には2種類の人間がいる****する人間と****しない人間の2種類だ、というのは最近時々見るフレーズだ。この本の著者下川氏らの旅行には共感できる人間とできない人間、しっかり分かれそうな気がはっきりする。私は共感できる人間に分類されるだろう。
旅費が安い、つまるところ同じ金額で出来るだけ遠くに行きたい、多くの場所を訪れたい、そのために修行僧のごとく狭い座席に身を縮め、訪れた街を楽しむよりも次のルート確保に神経をすり減らす、それらの苦労も、もし飛行機の遅延が起きたらその先全てが水泡に帰すかもしれない、それでも果敢にそれらに挑もうとする、それは万人の共感を呼ぶ旅のスタイルとは到底言えまい。それでも下川氏の筆は冷静である、と言うか彼らの旅のスタイルを真似ようとしない人々にもそういう世界があるのだと十分納得させ読み進めさせるだけの力を持っている。また2009年に書き下ろされたこの本は世界不況とLCCがめまぐるしく発展している航空界を背景に彼らの「冒険旅行」が今現実に進行していることを生々しく感じさせる。その意味で旬の本であり、食べごろは2009年内であり、その後はこの年の断面を伝える記録的な意味合いを持つのかと思う。
最後にもう一度「世の中には下川氏と同じ旅に実際に挑もうとする人間とやらない人間の2種類の人間がいる」、残念ながら私は今のところ後者に分類されるが、最大の共感を持って入院中の時間を氏の本とともに過ごせたことをお伝えする。
旅費が安い、つまるところ同じ金額で出来るだけ遠くに行きたい、多くの場所を訪れたい、そのために修行僧のごとく狭い座席に身を縮め、訪れた街を楽しむよりも次のルート確保に神経をすり減らす、それらの苦労も、もし飛行機の遅延が起きたらその先全てが水泡に帰すかもしれない、それでも果敢にそれらに挑もうとする、それは万人の共感を呼ぶ旅のスタイルとは到底言えまい。それでも下川氏の筆は冷静である、と言うか彼らの旅のスタイルを真似ようとしない人々にもそういう世界があるのだと十分納得させ読み進めさせるだけの力を持っている。また2009年に書き下ろされたこの本は世界不況とLCCがめまぐるしく発展している航空界を背景に彼らの「冒険旅行」が今現実に進行していることを生々しく感じさせる。その意味で旬の本であり、食べごろは2009年内であり、その後はこの年の断面を伝える記録的な意味合いを持つのかと思う。
最後にもう一度「世の中には下川氏と同じ旅に実際に挑もうとする人間とやらない人間の2種類の人間がいる」、残念ながら私は今のところ後者に分類されるが、最大の共感を持って入院中の時間を氏の本とともに過ごせたことをお伝えする。
2011年7月18日に日本でレビュー済み
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最近下川氏が実行した、ロシアの極東からユーラシア大陸の西端まで列車を乗り継いでいく、その格安飛行機編であるが、2年前ということを考慮しても企画が中途半端であり、取材旅行であれば出発前にもう少し練って欲しかったと思う。まず「世界一周」という大して意味もないキャッチフレーズに囚われ過ぎである。本を売るためにはそういうふうに読者の目を引くことも大切なのだろうが、それがかえって足かせになっている。アメリカ西海岸−日本間にはLCCが就航していないため既存の航空会社(SQ)を使用してしまってるし、これならいっそロングビーチから別ルート、別のLCCを使ってヨーロッパ、中東、シンガポールと引き返し、LCCの本場であるオーストラリアへタイガーエアー、バージンブルー、ジェットスターと乗って日本に帰国したほうがずっと厚みのある内容だったのに、と時間や予算の問題もあったのだろうが、非常に残念である。
特にエアアジア乗り入れ以前なら、日本ではLCCで最もメジャーであったジェットスターに乗らなかったのは失敗である。
また21歳のニート青年の同行も意味不明だし、新潮社もそんな予算があるのならもうちょっと企画を考えてほしかった。
などなどツッコミばかりだとわざと批判したいがために読んだと思われるので多少のいい点も。
氏はこの体験で正直LCCが嫌いになったようなことをブログで吐露している。
理由はどのLCCも特色がなく同じで、つまらないからだそうだ。
ただ飛行機は安ければ安いほどいいので、乗るとしたらやはりLCCだそうである。
それでいいのではないか。安いものは安いなり、でもそれが大切であると。もしこれが他の著者ならLCC絶賛一辺倒で(短所はわざと書かずに)何かそういう世の時流に乗って本をヒットさせてしまおうという魂胆が見え見えなのかもしれないが、不思議と読後にそういう商売意図は感じられない。まあ出版社にはないわけがないが、これまで列車やバスで地を這うようにして見て感じてきたことを、LCCという格安の飛行機を使い、点と点を結ぶだけの旅でもその視点とセンスを変えることなく、単に奇天烈なトライアスロン的体験談に留まらず、広がりのある紀行文に仕上げられてるところに氏の執念というかこだわりが感じられるし、LCCにまったく興味のない人にも面白い読み物となっている。
特にエアアジア乗り入れ以前なら、日本ではLCCで最もメジャーであったジェットスターに乗らなかったのは失敗である。
また21歳のニート青年の同行も意味不明だし、新潮社もそんな予算があるのならもうちょっと企画を考えてほしかった。
などなどツッコミばかりだとわざと批判したいがために読んだと思われるので多少のいい点も。
氏はこの体験で正直LCCが嫌いになったようなことをブログで吐露している。
理由はどのLCCも特色がなく同じで、つまらないからだそうだ。
ただ飛行機は安ければ安いほどいいので、乗るとしたらやはりLCCだそうである。
それでいいのではないか。安いものは安いなり、でもそれが大切であると。もしこれが他の著者ならLCC絶賛一辺倒で(短所はわざと書かずに)何かそういう世の時流に乗って本をヒットさせてしまおうという魂胆が見え見えなのかもしれないが、不思議と読後にそういう商売意図は感じられない。まあ出版社にはないわけがないが、これまで列車やバスで地を這うようにして見て感じてきたことを、LCCという格安の飛行機を使い、点と点を結ぶだけの旅でもその視点とセンスを変えることなく、単に奇天烈なトライアスロン的体験談に留まらず、広がりのある紀行文に仕上げられてるところに氏の執念というかこだわりが感じられるし、LCCにまったく興味のない人にも面白い読み物となっている。
2009年8月1日に日本でレビュー済み
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往年のバックパッカーたる所以の格安路線を狙った旅を実例と共に提案したパイロットモデル的な取り組みです。
本書のように、時間を気にして、点と点と結ぶ旅は奇天烈なエピソードが少なく、ぜんぜんおもしろくはないと思いますが、格安で世界一周ができるという見本がみせられたことは、バスで陸路を渡るバックパッカーとは一線を画したカテゴリーとして今後こういった方法が増えてくることだと思います。
もちろん、バックパッカーではなくても、一般の旅行者も気軽に格安エアラインを利用した遠距離な旅を楽しめることを提示したものです。
確かに、今や飛行機内での過剰なサービスやミールサービスは必要なく、飛行機も単なる乗り物としての位置付けでいいかもしれませんが、ただ、格安であるだけに安全に対する経費も削減されたのではちょっと心配だということと、空港が僻地にあれば都心部などの目的地までに余計な時間を要し費用もかかることを念頭に置いておく必要があると思います。
本書のように、時間を気にして、点と点と結ぶ旅は奇天烈なエピソードが少なく、ぜんぜんおもしろくはないと思いますが、格安で世界一周ができるという見本がみせられたことは、バスで陸路を渡るバックパッカーとは一線を画したカテゴリーとして今後こういった方法が増えてくることだと思います。
もちろん、バックパッカーではなくても、一般の旅行者も気軽に格安エアラインを利用した遠距離な旅を楽しめることを提示したものです。
確かに、今や飛行機内での過剰なサービスやミールサービスは必要なく、飛行機も単なる乗り物としての位置付けでいいかもしれませんが、ただ、格安であるだけに安全に対する経費も削減されたのではちょっと心配だということと、空港が僻地にあれば都心部などの目的地までに余計な時間を要し費用もかかることを念頭に置いておく必要があると思います。