つくづく日本はいい国だと感心しました。
欧米に憧れるばかりでなく
日本の良いところは自信をもって
受け入れていくべきです。
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鎮守の森 (新潮文庫) 文庫 – 2007/4/25
宮脇 昭
(著)
世界規模の森林破壊や地球温暖化が加速する現在、きびしい自然環境に耐え、かつ大災害にも負けない森を再生することが緊急の課題となっている。78歳の今まで、その土地固有の植生を割り出しながら、国内外でじつに3000万本を越す植樹活動を続けてきた植物学の世界的権威が、人々を守り、育てる「鎮守の森」の可能性を通して、地球をあと千年生かすための道を指し示す。
- ISBN-104101317518
- ISBN-13978-4101317519
- 出版社新潮社
- 発売日2007/4/25
- 言語日本語
- 本の長さ183ページ
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/4/25)
- 発売日 : 2007/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 183ページ
- ISBN-10 : 4101317518
- ISBN-13 : 978-4101317519
- Amazon 売れ筋ランキング: - 219,945位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(ありがとうございます。畏れ多いですが微細でも参考になればうれしいです。)
日本語で、世界に通じる言葉があるという。「スキヤキ」、「ツナミ」、など。そして、この「チンジュノモリ」も、そうだと言うのだ、17頁。
私も、天意・地霊のようなものさえ感じる。 今、瀕死の地球を救うのは、この鎮守の森の思想ではないのかと。 著者の力説されている通りである。しかもそれは、「良い加減」「適当」で 未来の世界地球宗教像に成りうるとさえ考える。そのようなことが、163~165頁にも書かれているよう? 例えば、「・・・でも、そういった一神教がたった2000年で地球をだめにしてしまったんです。唯一神や人間が中心の教養や思想であったために、他の生き物や自然環境は征服し、利用するためのものだった。・・・」
本書は、日本人なら読んでおくべきだと思う。 (自然の精妙さについては、立花隆氏も処女作で、同様のようなことを述べている。 あの河合先生も「学生に与う」の「芸術」末尾のところなどでふれている。 勝手専ら、私レビュー21こ目「地球人の必読書」、乞う参照。)
日本語で、世界に通じる言葉があるという。「スキヤキ」、「ツナミ」、など。そして、この「チンジュノモリ」も、そうだと言うのだ、17頁。
私も、天意・地霊のようなものさえ感じる。 今、瀕死の地球を救うのは、この鎮守の森の思想ではないのかと。 著者の力説されている通りである。しかもそれは、「良い加減」「適当」で 未来の世界地球宗教像に成りうるとさえ考える。そのようなことが、163~165頁にも書かれているよう? 例えば、「・・・でも、そういった一神教がたった2000年で地球をだめにしてしまったんです。唯一神や人間が中心の教養や思想であったために、他の生き物や自然環境は征服し、利用するためのものだった。・・・」
本書は、日本人なら読んでおくべきだと思う。 (自然の精妙さについては、立花隆氏も処女作で、同様のようなことを述べている。 あの河合先生も「学生に与う」の「芸術」末尾のところなどでふれている。 勝手専ら、私レビュー21こ目「地球人の必読書」、乞う参照。)
2021年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その土地の潜在自然植生の森であれば、阪神大震災や酒田の大火でも焼けず、セイタカアワダチソウのような外来種の侵入を許さず、アメリカシロヒトリなどの害虫にもやられない。
山のてっぺんや急斜面、尾根筋、水源地、海に突き出した岬、内湾などの深い森には寺や神社、祠やお地蔵さんがある。宗教的なたたり意識をうまく使って、土地本来の自然を残してきた。それが鎮守の森だった。
その土地の潜在自然植生を調べ、森づくりを進めてきた筆者は、なんでも細分化する科学では森の秘密は解けないと感じている。鎮守の森が秘める奥深い多様な機能を、個別の効用だけでなく、そのすべてを包含する偉大な母なる大地という形で見なおすべきであり、「この宇宙、自然界、生命、生物社会は、ひとつの造物主によってつくられているのではないかとさえ思えてくる」と記す。科学の振りかざす「分別知」を否定し「神」を説いた自然農法家の福岡正信さんに似ている。
生態系の研究をきわめていくと、哲学や宗教と近づいて行くのだ。それが最後の曹洞宗の貫首との対談にあらわれる。
寺は住職がいなくなるとすぐに荒れてしまうが、お宮さんの大半は神職がいないのにめったに廃墟にならない。それは、主木が立派な活気のある森が「社」として機能しているからだという。逆に森がすたれれば日本人の宗教心も廃れることになる。
熊野古道を歩くと、鎮守の森の立派さに対して、社殿は得てしてしょぼい。社殿がない社も多い。それが日本本来の宗教と自然のあり方なのだ。
終戦直後、多くのキリスト教宣教師が来日したが、信仰が広がらなかったのは日本人の宗教的情操までは破壊されていなかったからだという。でも、和歌山県の龍神村では、ほぼ全住民がカトリックに改宗した集落があった。廃仏毀釈や神社合祀によって信心の拠点が失われていたからそうなったのだろう。
山のてっぺんや急斜面、尾根筋、水源地、海に突き出した岬、内湾などの深い森には寺や神社、祠やお地蔵さんがある。宗教的なたたり意識をうまく使って、土地本来の自然を残してきた。それが鎮守の森だった。
その土地の潜在自然植生を調べ、森づくりを進めてきた筆者は、なんでも細分化する科学では森の秘密は解けないと感じている。鎮守の森が秘める奥深い多様な機能を、個別の効用だけでなく、そのすべてを包含する偉大な母なる大地という形で見なおすべきであり、「この宇宙、自然界、生命、生物社会は、ひとつの造物主によってつくられているのではないかとさえ思えてくる」と記す。科学の振りかざす「分別知」を否定し「神」を説いた自然農法家の福岡正信さんに似ている。
生態系の研究をきわめていくと、哲学や宗教と近づいて行くのだ。それが最後の曹洞宗の貫首との対談にあらわれる。
寺は住職がいなくなるとすぐに荒れてしまうが、お宮さんの大半は神職がいないのにめったに廃墟にならない。それは、主木が立派な活気のある森が「社」として機能しているからだという。逆に森がすたれれば日本人の宗教心も廃れることになる。
熊野古道を歩くと、鎮守の森の立派さに対して、社殿は得てしてしょぼい。社殿がない社も多い。それが日本本来の宗教と自然のあり方なのだ。
終戦直後、多くのキリスト教宣教師が来日したが、信仰が広がらなかったのは日本人の宗教的情操までは破壊されていなかったからだという。でも、和歌山県の龍神村では、ほぼ全住民がカトリックに改宗した集落があった。廃仏毀釈や神社合祀によって信心の拠点が失われていたからそうなったのだろう。
2016年1月3日に日本でレビュー済み
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内容の良い本です。本はきれいです。レビューを要求されるので、とりあえず書く。
2013年7月4日に日本でレビュー済み
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ふるさとの木によるふるさとの森がいかに少ないか。
ふるさとの木による植樹の大切さがしらされた。
また植物社会は、多様で全体のバランスのとれた環境が必要であり、
競争・共生・我慢と人間社会とも共通した秩序の原型があることも
感心させられた。
ふるさとの木による植樹の大切さがしらされた。
また植物社会は、多様で全体のバランスのとれた環境が必要であり、
競争・共生・我慢と人間社会とも共通した秩序の原型があることも
感心させられた。
2014年4月21日に日本でレビュー済み
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日本人は、自然に対して畏敬の念を抱いている。森が人を守り、人は森に感謝しながら生きている。
2007年9月15日に日本でレビュー済み
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土地本来の樹木を多種植えることで、自然の再生に短時間で成功する技術はすごい。そして誰でもできるように、簡単に分かりやすくそしておもしろく書いてあり、とても勉強になりました。早速子供達とドングリ拾いへ行ってきました。
2016年9月22日に日本でレビュー済み
昔から人々の隣には、神社があり、その周りには林というか森があった。蚊に刺されながら飛び回ったり、ガマガエルを捕まえたり、ドングリを拾ったり。そんな子供時代を思い出した。遊びの場であった、そんな森には、地域を守る大きな役割があったことを教えてくれる。