以前から読みたかった 石田千 の著者。
このエッセイは期待どおりでした。日常の何気ない事柄が、嬉しいとかシミジミとか大事なとか言う事になっていく。この本を読んで、そう思いました。
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月と菓子パン (新潮文庫) 文庫 – 2007/7/30
石田 千
(著)
女ひとり、気どらぬ町で暮らしている――。近所のとうふやの味を比べる。猫みちを探索する。銭湯で人生の先輩たちの会話を楽しむ。田舎から出てきた父と乾杯する。水泳がちょっとうまくなる。二歳のいなこちゃんを抱っこする。ともだちの家でごはんを食べる。何気ない日常こそが愛おしい。みずみずしい感性ときりりとした筆致でエッセイの新時代を切りひらく、石田千の第一作品集。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/7/30
- ISBN-104101318514
- ISBN-13978-4101318516
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/7/30)
- 発売日 : 2007/7/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4101318514
- ISBN-13 : 978-4101318516
- Amazon 売れ筋ランキング: - 621,140位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,671位新潮文庫
- - 18,486位エッセー・随筆 (本)
- - 59,879位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良いエーッセーだと思います。こういう見方もあるのかとものを見る目が新鮮になりました。
他の作品も読んでみます。
他の作品も読んでみます。
2007年8月26日に日本でレビュー済み
ほんわかとした下町の風景をつらつらと書き連ねている。
食べ物に関する記述は魅力的だし、
この雰囲気・世界観はとても好きなのだが、
如何せん文章が読みづらくてたまらない。
おそらく私と感覚が合わなかったのだろう。
不必要なところにひらがなを多用し、
ほんの短い一話の中でも、
話の連続性がぶつぶつと断ち切られている。
何を言っているのかを理解するのに、
同じ文章を3回くらい読み直さねばならない。
残念だが、著者と文章のセンスが合わなかったのだろう。
非常に残念だ。
食べ物に関する記述は魅力的だし、
この雰囲気・世界観はとても好きなのだが、
如何せん文章が読みづらくてたまらない。
おそらく私と感覚が合わなかったのだろう。
不必要なところにひらがなを多用し、
ほんの短い一話の中でも、
話の連続性がぶつぶつと断ち切られている。
何を言っているのかを理解するのに、
同じ文章を3回くらい読み直さねばならない。
残念だが、著者と文章のセンスが合わなかったのだろう。
非常に残念だ。
2021年12月9日に日本でレビュー済み
ほっこりとしたエッセイ集。
なにげない日常の視点が新鮮だ。
『出もどり猫』がホロリとさせる。
なにげない日常の視点が新鮮だ。
『出もどり猫』がホロリとさせる。
2004年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
石田千さんの文章はゆるい。ゆるいけれども型がきっちりしている。説教なし。押しつけなし。くどさなし。
ご自分の好きなものや場所の隙間をつ・つ・つと軽やかに文章で散歩される。これは武田百合子以来の久々の大物です。必ずや、いつか歴史に残ることでしょう。買って損なし。いつでも、何度でも、どこからでも読みたくなる、どこか懐かしい鎮静剤的エッセイです。
表紙の山本容子さんの絵も味わい深いです。この間、娘とひとつひとつこれは何だろう・・・と読み上げてみました。分かりにくいものもあって文章を思い出しながら記憶をさらうのも楽しいですよ。
ご自分の好きなものや場所の隙間をつ・つ・つと軽やかに文章で散歩される。これは武田百合子以来の久々の大物です。必ずや、いつか歴史に残ることでしょう。買って損なし。いつでも、何度でも、どこからでも読みたくなる、どこか懐かしい鎮静剤的エッセイです。
表紙の山本容子さんの絵も味わい深いです。この間、娘とひとつひとつこれは何だろう・・・と読み上げてみました。分かりにくいものもあって文章を思い出しながら記憶をさらうのも楽しいですよ。
2008年4月24日に日本でレビュー済み
タイトルから推測できるように、食生活に根ざしたエッセイが多い。僕は一人で食堂に入ることも、お酒を飲むこともできないが、石田さんの「食」は欲もおなかもあたたまる。散歩にもよく出かけられるのだろう、猫道なるものを知っている。猫にも情をよせる。
粋な言葉がつらなっていて、読んでいて心地よい。
『ともだちごはんに呼んでもらって、からだのために食べるごほんとこころのために食べるごはんがあると知り』この一行が全体を象徴しているんではないだろうか。
粋な言葉がつらなっていて、読んでいて心地よい。
『ともだちごはんに呼んでもらって、からだのために食べるごほんとこころのために食べるごはんがあると知り』この一行が全体を象徴しているんではないだろうか。
2004年10月10日に日本でレビュー済み
春先の心地よい風が
すうっと通り抜けていくような感覚がしました。
自身を主張している言葉は、ほとんど見当たらないのに
まるで、同じ視線で、同じ生活を送ったような気持ちになって
これを読んだ私自身も、気がつくと
ふんわりと街を歩いてしまう気分にさせてくれる文章でした。
すうっと通り抜けていくような感覚がしました。
自身を主張している言葉は、ほとんど見当たらないのに
まるで、同じ視線で、同じ生活を送ったような気持ちになって
これを読んだ私自身も、気がつくと
ふんわりと街を歩いてしまう気分にさせてくれる文章でした。
2005年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビュータイトルは本書の一文。
まず、山本容子さんと南伸坊さんの装丁がいい。狙い定めて買ったのだけど、もし書店の店頭で見かけても、きっと手が伸びていたことでしょう。ジャケ買い衝動をそそります。
人とのかかわりや食べ物やお酒、季節の移ろいや幼い頃の記憶など、自分を心地よくさせる日常のあれこれ。「センセイの鞄」の月子さんがセンセイのこと抜きで書いたら、こんな随筆集ができあがるかもしれません。
対象に近寄りすぎず、突き放さず、絶妙な間合いに作者の慎み深さを感じます。
幸田文や武田百合子に通ずる随筆の書き手の登場かなと、ワクワクさせる一冊でした。
まず、山本容子さんと南伸坊さんの装丁がいい。狙い定めて買ったのだけど、もし書店の店頭で見かけても、きっと手が伸びていたことでしょう。ジャケ買い衝動をそそります。
人とのかかわりや食べ物やお酒、季節の移ろいや幼い頃の記憶など、自分を心地よくさせる日常のあれこれ。「センセイの鞄」の月子さんがセンセイのこと抜きで書いたら、こんな随筆集ができあがるかもしれません。
対象に近寄りすぎず、突き放さず、絶妙な間合いに作者の慎み深さを感じます。
幸田文や武田百合子に通ずる随筆の書き手の登場かなと、ワクワクさせる一冊でした。