『くっすん大黒』と同時収録の『河原のアバラ』のダメ人間さがすごかったけど、『夫婦茶碗』はそれに負けず劣らずのダメさで、『人間の屑』でダメ人間の頂点を極めた感じする。実際、バンドやってる人間ってダメだしね。
若い頃ってこういう文学を受け付けなかったけど、年を取るにつれてわかってきますね。
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夫婦茶碗 (新潮文庫) 文庫 – 2001/4/25
町田 康
(著)
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金がない、仕事もない、うるおいすらない無為の日々を一発逆転する最後の秘策。それはメルヘン執筆。こんな〈わたし〉に人生の茶柱は立つのか?! あまりにも過激な堕落の美学に大反響を呼んだ「夫婦茶碗」。金とドラッグと女に翻弄される元パンクロッカー(愛猫家)の大逃避行「人間の屑」。すべてを失った時にこそ、新世界の福音が鳴り響く! 日本文藝最強の堕天使の傑作二編。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2001/4/25
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101319316
- ISBN-13978-4101319315
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2001/4/25)
- 発売日 : 2001/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4101319316
- ISBN-13 : 978-4101319315
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 150,144位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り 子」で川端康成文学賞を受賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉 (ISBN-13: 978-4120041235 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そんな一冊。
何故か?
あまりにも人間くさいからである。
夫婦茶碗は、甲斐性なし、職なし、だから金がない・・・、どうすんの?わたし達・・・。
という、夫婦のお話。
このままでは、家庭は冷え切るばかり、よっしゃ仕事をするぞっ!
・・・あとは、本編を読んでください。
人間の屑は、より具体的にダメな男のはなし。
こっちの方が現実的かも・・・、少し、僕と似ています。
ダメであるという事を素直に受け入れるって、なんてステキなんでしょう・・・!
この夫婦茶碗は、現代版「人間失格」である。
何故か?
あまりにも人間くさいからである。
夫婦茶碗は、甲斐性なし、職なし、だから金がない・・・、どうすんの?わたし達・・・。
という、夫婦のお話。
このままでは、家庭は冷え切るばかり、よっしゃ仕事をするぞっ!
・・・あとは、本編を読んでください。
人間の屑は、より具体的にダメな男のはなし。
こっちの方が現実的かも・・・、少し、僕と似ています。
ダメであるという事を素直に受け入れるって、なんてステキなんでしょう・・・!
この夫婦茶碗は、現代版「人間失格」である。
2016年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は町田康の文体が好きだ。もちろん内容も好きだけど、とくに文体が好きだ。文体にかんしてはスタパ齋藤と町田康にはおおいに影響を受けた。自分にとってはそれほどの人物である。
まじめな人間がまじめにふるまっているだけなのに、的が少し外れてしまっているがゆえ、どこかおもしろおかしくなってしまい、それがじわじわとずれてゆく。その間当人はずっとまじめに真剣である。そこにおかしみとやがて悲しみが生まれる。そしてそれを独特の文体でもってグルーヴさせる。おもしろみがさらに加速する。
話し手が主人公であり、他人の視点に移らないため、初めて読んだときは小説なのか独白なのかはたまた日記なのか見当がつかなかった。それは自分があまり読書をしないせいもあるのだけど、それだけ文章に体重がのっていることの裏返しでもある。
まじめな人間がまじめにふるまっているだけなのに、的が少し外れてしまっているがゆえ、どこかおもしろおかしくなってしまい、それがじわじわとずれてゆく。その間当人はずっとまじめに真剣である。そこにおかしみとやがて悲しみが生まれる。そしてそれを独特の文体でもってグルーヴさせる。おもしろみがさらに加速する。
話し手が主人公であり、他人の視点に移らないため、初めて読んだときは小説なのか独白なのかはたまた日記なのか見当がつかなかった。それは自分があまり読書をしないせいもあるのだけど、それだけ文章に体重がのっていることの裏返しでもある。
2013年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界観が私には合わない。読んでいて嫌になり、後編の作品は読まずに閉じた。
2016年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まるで音楽のようにズム感のある文章で、テンポよく読み進められます。
ただ、音楽と言ってもクラッシックやポピュラーミュージックのそれではなく、もっとノイジーで拍を食いぎみに進むパンクミュージックのようなスピード感です。
作者が昔パンクミュージシャンだったことと結び付けるのは安直なのでしょうが、とにかくこのリズムが心地いい!
町田さんの作品で初めて読んだ作品なので個人的なおもいいれもありますが、電子書籍で再読してみると、改めてよい作品だなあと思いました。
特に後半の「人間の屑」は、人間のダメな部分を主人公に凝縮することによって、駄目人間にまつわる苦悩や悲哀も凝縮するといういつもの町田節がとてもストレートな感じで表現されていて、とても素晴らしいと思います。
町田ワールド入門の作品としてオススメです!
ただ、音楽と言ってもクラッシックやポピュラーミュージックのそれではなく、もっとノイジーで拍を食いぎみに進むパンクミュージックのようなスピード感です。
作者が昔パンクミュージシャンだったことと結び付けるのは安直なのでしょうが、とにかくこのリズムが心地いい!
町田さんの作品で初めて読んだ作品なので個人的なおもいいれもありますが、電子書籍で再読してみると、改めてよい作品だなあと思いました。
特に後半の「人間の屑」は、人間のダメな部分を主人公に凝縮することによって、駄目人間にまつわる苦悩や悲哀も凝縮するといういつもの町田節がとてもストレートな感じで表現されていて、とても素晴らしいと思います。
町田ワールド入門の作品としてオススメです!
2011年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絶句する。 あきれた男の話。
妙に几帳面な卵の整頓にのけぞる。。
この偏執的な性格がかえって男を自堕落たらしめるのだろう。
頭がふくらんだりしぼんだりする妄想に取り付かれたくだりには
涙が流れた。笑死寸前、悶絶。。。
ホンマに悶え苦しみますよ。
だから電車とかで読んだらあきませんよ。
途中から加速する妄想とそれによって物語りにもたらされるスピード感に
読むほうはぐらぐらしてくるんだが、もう止められん。。
「人間の屑」の方がその傾向が強かな。
とことんあきれた男の話だが、なかなかぴゅあな愛情物語。
これ読んで「ほっこり」となれる人を私は断然信用する。
くれぐれも公衆の面前での読書は避けられたい。
妙に几帳面な卵の整頓にのけぞる。。
この偏執的な性格がかえって男を自堕落たらしめるのだろう。
頭がふくらんだりしぼんだりする妄想に取り付かれたくだりには
涙が流れた。笑死寸前、悶絶。。。
ホンマに悶え苦しみますよ。
だから電車とかで読んだらあきませんよ。
途中から加速する妄想とそれによって物語りにもたらされるスピード感に
読むほうはぐらぐらしてくるんだが、もう止められん。。
「人間の屑」の方がその傾向が強かな。
とことんあきれた男の話だが、なかなかぴゅあな愛情物語。
これ読んで「ほっこり」となれる人を私は断然信用する。
くれぐれも公衆の面前での読書は避けられたい。
2017年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんとも言えない読後感。荒唐無稽なストーリーなのだけど、何故かスラスラと読み込んでいける。しかも、不思議と主人公に共感している。不思議だ。読者は現実なのか妄想なのかもわからない不思議世界です。
2015年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み出して止まらなくなった。
表題の夫婦茶碗の主人公もどうしようもないろくでなしだが、
人間の屑の主人公がそれを上回ってしまった。
こんな人間が世には存在するんかー、と
素直に感心した。
フィクションだろうけど。
表題の夫婦茶碗の主人公もどうしようもないろくでなしだが、
人間の屑の主人公がそれを上回ってしまった。
こんな人間が世には存在するんかー、と
素直に感心した。
フィクションだろうけど。