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ゴランノスポン (新潮文庫) 文庫 – 2013/11/28

3.9 5つ星のうち3.9 28個の評価

最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ。明日またくる朝。浅漬――。現実から目を逸らし、表層的なハッピー感に拘泥する表題作「ゴランノスポン」。自らの常識を振りかざす人間の暴力性を浮かび上がらせ、現実に存在する歪みを描く「一般の魔力」。現代と中世が書物を介して烈しく混ざり合う「楠木正成」他、秘蔵小説7編を収録。笑いと人間の闇が比例して深まる、傑作短編集。
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出版社より

書影 書影 書影
夫婦茶碗 ゴランノスポン 湖畔の愛
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.9
88
5つ星のうち3.9
28
5つ星のうち3.9
64
価格 ¥539 ¥8 ¥649
【新潮文庫】町田康 作品 あまりにも過激な堕落の美学に大反響を呼んだ表題作、元パンクロッカーの大逃避行「人間の屑」。日本文藝最強の堕天使の傑作二編! 表層的な「ハッピー」に拘泥する若者の姿をあぶり出す表題作ほか、七編を収録。笑いと闇が比例して深まる、著者渾身の傑作短編集。 創業百年を迎えた老舗ホテルの支配人の新町、フロントの美女あっちゃん、雑用係スカ爺のもとにやってくるのは──。笑劇恋愛小説。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2013/11/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/11/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 287ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101319332
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101319339
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 28個の評価

著者について

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町田 康
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作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り 子」で川端康成文学賞を受賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉 (ISBN-13: 978-4120041235 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔のようにゲラゲラ声を出して笑ってしまうような感じは無かった
面白いんだけど前の方がおもしろいように感じる
慣れてしまったのか
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月7日に日本でレビュー済み
目を覚ましたらブラインドから縞の光が差しこんでいた。

素晴らしいことだと思う。

太陽が僕たちに降り注いで生命が育つ。

大地が潤う。

そんななかで自然の一部として僕らは生きてるんだ。

そのこと自体がとてもありがたい。

感謝。

誰へ?

すべてにだよ。

すべてに感謝して生きていく。

空に、海に、君に、自分に。

P35より「ゴランノスポン」冒頭

、、、、、、

ウーン、見事だ。

「素晴らしいことだと思う。」

のところで プッと笑ってしまった。

TSUTAYA中百舌鳥で立ち読みしながら。

なぜ笑ったのかは解明不能だ。

でも、一行でも笑えた本は購入することにしてるんで

購入した。

この本を読了して どう思うのか、

また、読了できるのか、

は、未定だ。

なお、解説はピースの又吉さんのアイドルの

中村文則さん2013年10月。

町田さんといえばデビュー作「メシ喰うな」の中の

何とかって曲の、

「頭をひらいてもっと気楽になって楽しめ」

って歌詞に衝撃を受けたことを覚えてる。

あれからもう35年もたつんだなあ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
that's町田な表現力、語彙感覚。
だけど一つ一つの物語、全て後味が悪い笑
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短篇集です。
タイトルだけでも笑えます
馬鹿げた設定ですが、現実にあってもおかしくない物語
その中に垣間見える真理にゾッとしました
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
町田康さんの作品を愛読してきた者として、この短編集に出てくる、例えば「二倍」という作品の主人公の名前、それが小川雄大という至って普通な名前なのを読んだとき、噴き出してしまいそうになる。
これまでは、人名にしても何にしても意味不明で難読、例えば、葛城モヘア&ドールとか、ポーラ、ポポポ呪師、腹ふり党や、糺田両奴みたいなものが多く、そこが目立ち、町田康さんの作品の一特徴としてすでに標準化している感があっただけに、短編をペラペラとめくっていて、小川雄大。ハハ。小川雄大。ハハハ。ってなことになってしまうのである。
書き出しにしても、
「都心のオフィスビルの四十八階。明るくて機能的なオフィスのフロアーに足を踏み入れた瞬間、小川雄大は、毎朝その瞬間に覚える小さな愉悦をその日も楽しんだ。」
とか、自分にとっては衝撃的。
すごく普通なのである。こ、これは…!町田さんが、町田節を封印して作品を書いているのか!?と思いきや、読み通してみると、うっひゃあ、完全なる町田節。文体は普通だが、言っていることが完全な町田節!と、ここでまた笑ってしまう。
ズルい。そんなことで読者から二度も笑いを取ってしまう町田さんがズルい!
しかし、まあ、そんなわけで、これはめちゃくちゃおもろい短編集です。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年11月24日に日本でレビュー済み
久しぶりに町田作品を読んだ。2011年刊行の短編集。マチダ氏といえば先ごろの朝日新聞寄稿『正しい感じ感感感』にて、衆院選投開票を前に「それが本質的にどうなのかは別として、なんとなく正しい感じ感みたいなもの」を強く発した人が勝つ、というようなことを書いていたが、この人の世俗を覆う「みたいな感じ感」いう空気感の描写力はすっげーなぁと、毎度のことながら、参る。

収められた全七篇のほとんどが、その「みたいな感じ感」の中でもとりわけ「なんかこの人ヤな感じ感」みたいなんを全面に押し出す。俗にいう厭感。主たる人物の内心が、ぞわぞゎっと切れ間なく立て流されるスタイルはそれこそ「毒吐く」と書きたくなるような独白で付け入る隙のないワールドをぼわゎんっと形成してその痛みをこちらに突きつける。そのイタさというものの多くは、出来うるならば見ないフリをしておきたいところ、つまりは自分の中にある嫌らしくみみっちくて汚い部分なのであって、其に毒されると所詮人間なんて上っ面ばっかしでほんまくっだらねぇよなーポイズン。という気分になる。ほんでこれを読んでそんなぐるぐるした気分がスッキリ浄化されるのかというとそんなこともなく、ぐるぐるしたものはいっそうカオスの渦を巻いてぐぅるぐるとして心を締め付けるのである、アーメン。しかしぐぅるぐぅるとした混沌はクログロとしていながらもときに切なく、そして往々にしてパワフルな破壊力を持っていることは否定しがたく、何かを破壊するという行為が一種の快感を生むという一面もまた誰にも否定しがたいのである、アーメン。押し黙っておれば誰にも気づかれないかもしれない汚濁を曝してみせることで生まれる破壊、の先に無理やり何か救いを見んとする自分の感じに、良くも悪くも人間のという生き物のしぶとさ感を覚えるのである。唯一つ文句つけるなら、冒頭の"楠木正成"だけは吃驚するぐらいオモロなかった。だから最初にこれ読んで「オモロないわ!」と思った人もとりあえずそこをすっ飛ばして次の表題作"ゴランノスポン"までは読んでいただきたい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年8月21日に日本でレビュー済み
 ジャケットの女の子の発する神々しいオーラに惹かれて、また、帯に書かれた「魔力あふれる君へ」なんて文句にも惹かれて購入。はてさてその内容は、……
 町田さんはこんな作品も書くのだなあ、と発見した気になったのが冒頭収録の「楠木正成」、三篇目の「一般の魔力」、六篇目の「末摘花」の三篇だ。
 「楠木正成」に関しては先人たちが文字として残した〈楠木正成〉を町田流にリライトしている、という点で、こういうものも書くのだなあ、と発見した気になった。具体的には、『広辞苑』や「『日本外史(上)』頼山陽著、頼成一、頼惟勤訳、岩波文庫」を参照したことが窺える。はじめは遠くから眺めていたものが、いつの間にか、……。
 三篇目の「一般の魔力」は、あれ? と思うほど、小説小説している、というのか、まとまりすぎている、というのか、町田さんらしさ、というものがあるとしたら、この作品からはそれが薄れているような印象を受けた。そんな点が私に町田さんはこんな作品も書くのだな、と発見した気にさせた。
 私は人からどうも、苦手なタイプ、と思われているらしいけれども、私はこの作品に登場する薄田併義という人のような人は、苦手だ。駐車場での一幕や、売り場の通路での一幕、さて精算だというレジの列での一幕、……こんな人嫌だな、と私は思った。
 ところで併義はこんなことを言っているが、……

現実と書いたものとは違うってだけだよ。しょせん、書いたものは全部、ブンガクってことだよ。

 書かれたものが全部〈ブンガク〉であるならば、先人たちが文字として残した歴史、と呼ばれているものもまた、〈ブンガク〉であるかもしれない。そうであるならば……?

 「末摘花」に関しては、私は原典のほうは未読なのだけれども、『源氏物語』の一節をリライトしたものらしく、そういう点で、こういうものも町田さんは書くのだなあ、と発見した気になった。〈末摘花〉って、なんのこっちゃ? って、さっぱりのまま、読んだのだけれども、知らなかったので、かえって楽しめた。人の心を暗くさせるマイナスの事象も、機知を利かせた言葉によって、明るい事象へ転換することが出来る。言葉の持つ、不思議な力、その一端を垣間見た気がした。〈垣間見〉って、なんか、ストーカーっぽくなってしまった。

 ほか、五篇目収録「尻の泉」は、現代版町田版「人間失格」、という印象を受けた。どうでもいいけど、二篇目収録にして表題作「ゴランノスポン」に出てくる「ポポポ呪師」って、『宿屋めぐり』にも出てたよなあ……。
 はてさて、私の魔力って、いったい?
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年11月26日に日本でレビュー済み
町田康の作風が好きなかたは楽しめるのかもしれませんが残念ながら私には合いませんでした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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