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神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫) 文庫 – 2010/4/24

4.2 5つ星のうち4.2 61個の評価

イスラームの国々では、男と女はどのように裸体を絡ませ合っているのだろう──。「性」という視点からかの世界を見つめれば、そこには、性欲を持て余して戒律から外れる男女がいて、寺院の裏には神から見放された少女売春婦までがいる。東南アジアから中東まで旅し、土地の人々とともに暮らし、体感したあの宗教と社会の現実。戦争報道では分からない、もう一つのイスラーム報告。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2010/4/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/4/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 398ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101325316
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101325316
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.5 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 61個の評価

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石井 光太
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
石井さんが出会った人と石井さんの間に流れたことのノンフィクションであると思う。
日本の若物がこのテーマに向かっていることが嬉しい。これはノンフィクション小説かな。石井さんのこのテーマの本を6冊読んで、インドに行って子どもと出会ってきました。ひととひとが理解し合うのは言葉だけでは足りない。逆に言葉がなくても伝わってくる物も多い。石井さんが、ものすごく人に近付くから見えてくる世界なのでしょう。悲惨すぎる現状の中に少しでも救いを見ようとし、それを読者に届けてくれたことに感謝です。55年生きてきてずっと考えていたテーマだけれど、これから自分なりに整理して、それなりに関わっていけそうです。
何気に、他の方のレビューを見てその批判的な感じ方が以外でこれrを書きました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し前に、雑誌に掲載されていた数ページの文章を読み、石井さんに興味を持ちました。 「読ませるちから」が卓越している、という印象でした。 私と同世代(私の僅か2歳下)であることも多分に影響があったと思います。

石井さんの著作を拝読した初めての作品がこちらとなりました。 やはり文章力がおもしろい。 次を読みたくなる本が近年非常に少なくなっていると思うので、この点は大いに評価されると思います。

石井さんが御自身の活動の目的であるとされている「問題提起」については成功していると思います。 例えば外国の企業が発展途上国に進出し工場をつくると、その土地の“生態系”を壊してしまう可能性がある。 日本は円高の影響で国の外に出ていこうとしている、もしくは出ていかざるを得ない状況となっていますが、その結果、途上国にどのような影響を与えるのか。 自らの利益だけではなく、相手の立場に立ってモノを考える必要がありますね。

ただ、一点気になることがあります。 YouTubeに上がっている他の著作の発売記念のトークショウの動画にて、石井さん「僕は貧困問題(なんか)には興味がないんですよ!」という主旨の発現をされていました。 その話し方、言葉の軽さが私には石井さんの人間としての軽さの反映に思えてしまいました。 

本作への直接の批評にはならないかもしれませんが、石井さんには今後「問題提起」だけでなく、さらに一歩二歩踏み出してより自らの主張・考えを世に問い、日本を変えていく、世界を変えていくという姿勢で活動をして頂きたいと思います。 

今後も期待致しております。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心穏やかな話しな所や、涙がでそうな所もあったり、本当のノンフィクションな話しです。こういう世界も今もあると思うと何も出来ない自分がいるのも悔しいですが、忘れてはいけない事だと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み進めていくと著者の正義感故の言葉で現地人の心をかき乱す場面に何度も遭遇します。これだけ、旅を重ね現状を目の当たりにしてきた人間の言葉にしては、正直苛立ちを感じました。貧困からくる諸問題の根の深さや心の闇こそ劣悪な環境を見てきたからこそ分かっているはずです。何故、現地人にその生き方でいいのかみたいな。質問をしたり、公園で生活している子供に僕のところに逃げておいでと安易に言ってしまうのか。相手を混乱させ傷つけることを学習できないのでしょうか。読み進めていくと違和感を感じます。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「絶対貧困」から他の著作に興味を持ち、この本を読んだのだが自分が持っているどんな言葉も意味が無く力がないと思い知らされた。とりわけダッカの路上で売春する年端もいかない子供達の前では、「先進国」で生活している自分がなにを言えるだろう。助けるとか救うとかとてもおこまがしくて言えない。哲学や芸術やその他諸々が意味を失っていく。「ごめんなさい」。それしか言えない。いつからこんな事になってしまったのだろう。昔からある世界の一つの風景なのだろうか?「ごめんなさい」。「何を言ってるの?おかしなおばさん、それより抱っこして」ってあの子達は言うんだろうか。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラームの知らない世界。社会で下層と呼ばれる人たちの暮らし。衝撃だった。どっぷり生活につかって取材しているし、内容は濃くて興味深かった。
ただ、ひとこと言わせてもらうなら、想像と違った。
イスラーム=アラブというイメージが強い私には、きっとアラブ、しかもアラブ人の話がほとんどであろう。と思いこんでいたから。
次回作では、ぜひアラブをメインにしてもらいたいなと思う。

イスラームを少しかじっている私としては、とても複雑な考えさせられる一冊だった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく「すさまじい内容」である。イスラムのセックスという主題を縦糸に、その最下層の人々の罪深い生様を報告するレポートである。文体もいい味を出している。登場する人物を描写する行間からその慟哭が聞こえてくるようで、久々の文豪の登場かもしれないと期待してしまう。願わくば、無理な取材のせいで命を縮めることのないよう、今後この作者にはお願いしたい。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月3日に日本でレビュー済み
テーマは、イスラームの抑圧された性。
とはいえ人間。
おおっぴらにならないだけど、やることやってんだろう。
そんな下世話な好奇心が動いて、
本書を手に取ったのが正直なところ。

しかし、読み進めて行くうちに、
イスラームの現実に打ちのめされていった。

例えば、12、3歳の少女が当たり前のように
売春をすることも驚きだが、
それ以上に衝撃だったのは彼女たちのこんな言葉だ。
「お客さんって、甘えにきてるんだよ」
仕事を通し、現実を受け入れ、世の中の理解を深めている。

彼ら彼女たちを取り巻く世界は、想像を遥かに超えて悲惨だ。
私たちが当然と思っている人権は、皆無といっていい。
けれど、本書はイスラム世界の惨状ルポタージュではない。
著者が描こうとしているのは、
人種や宗教の壁を越えて共感できる人間クサイ物語だ。

読後、イスラームの文化と知識の理解を大きく改めることになった。
一夫多妻制もそのうちの一つだ。
資産と妻の人数が比例する「はべらせシステム」だと思っていたが、
本質は助け合いの精神をベースにしている。

身重なのに、夫を殺され、命からがら地雷原をわたってきた。
そんな女性を3番目の妻として迎えるため、
他の妻を説得し、長い結婚生活を営んだ男性が登場する。
一夫多妻の苦労を聞かれ、答えた内容が印象深い。
こうゆうのを愛情っていうんだろう。

「苦労か。数え切れないほどあったよ。
 だが、不思議なことに何一つ思い出せん。」
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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