つげ義春の世界は、クセになる。
久々に読みかえしたが、たまらなく、いい。
伊豆大島に行ってみたくなった。
ほかのつげ義春作品も再読しよう。
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義男の青春・別離 (新潮文庫) 文庫 – 1998/7/29
つげ 義春
(著)
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永遠の衝撃を持ち続ける、「つげ義春」ワールド第二弾。
最後の発表作『別離』を含む14編。
真綿で首を締められるような毎日だった。一家七人の経済的支柱として、駄菓子にひとしい貸本漫画を描き続ける責苦。芸術的な漫画を志し焦燥する「義男の青春」。浮気した恋人を恨み、ブロバリンを発作的に飲むが死に切れず、我が身のやりきれなさから滂沱の涙を零す、売れない漫画家の自己憐憫「別離」など14編収録。
現実と夢、日常と狂気の領域を融通無碍に往還する、つげ漫画集第二弾。
【目次】
蟹
夢の散歩
夏の思いで
下宿の頃
事件
義男の青春
夜が摑む
コマツ岬の生活
外のふくらみ
必殺するめ固め
窓の手
やもり
海へ
別離
解説:近藤ようこ
つげ義春
マンガ家。1937年、東京都生れ。小学校卒業後、メッキ工場などで働き、1954年にマンガ家デビュー。貸本マンガを経て、1960年代後半から1970年にかけて「月刊漫画ガロ」に発表した諸作は、マンガ史の画期をなす。1987年以降、新作は発表していないが、その作品群は新たな世代のファンを生みつづけている。
最後の発表作『別離』を含む14編。
真綿で首を締められるような毎日だった。一家七人の経済的支柱として、駄菓子にひとしい貸本漫画を描き続ける責苦。芸術的な漫画を志し焦燥する「義男の青春」。浮気した恋人を恨み、ブロバリンを発作的に飲むが死に切れず、我が身のやりきれなさから滂沱の涙を零す、売れない漫画家の自己憐憫「別離」など14編収録。
現実と夢、日常と狂気の領域を融通無碍に往還する、つげ漫画集第二弾。
【目次】
蟹
夢の散歩
夏の思いで
下宿の頃
事件
義男の青春
夜が摑む
コマツ岬の生活
外のふくらみ
必殺するめ固め
窓の手
やもり
海へ
別離
解説:近藤ようこ
つげ義春
マンガ家。1937年、東京都生れ。小学校卒業後、メッキ工場などで働き、1954年にマンガ家デビュー。貸本マンガを経て、1960年代後半から1970年にかけて「月刊漫画ガロ」に発表した諸作は、マンガ史の画期をなす。1987年以降、新作は発表していないが、その作品群は新たな世代のファンを生みつづけている。
- 本の長さ405ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1998/7/29
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101328145
- ISBN-13978-4101328140
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対象商品: 義男の青春・別離 (新潮文庫)
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5つ星のうち4.4
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価格 | ¥737¥737 | ¥935¥935 | ¥935¥935 |
【新潮文庫】つげ義春 作品 | 日々鬱陶しく息苦しく、そんな日常から、そっと蒸発してみたい、と思う。眺め、佇み、感じながら旅した、つげ式紀行エッセイ決定版。 | ろくに働かず稼ぎもなく、妻子にさえ罵られ、無為に過ごす漫画家を描く「無能の人」など、人間存在に迫る私漫画の代表作 12 編集成。 | 浮気した女を恨み自殺を試みるが、ついに死に切れず滂沱の涙を流す男「別離」など 14 編。永遠の衝撃を持ち続ける、つげ漫画集第二弾。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1998/7/29)
- 発売日 : 1998/7/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 405ページ
- ISBN-10 : 4101328145
- ISBN-13 : 978-4101328140
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 354,590位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2022年11月26日に日本でレビュー済み
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2016年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本品の評価を3としましたが、価格と状態から見て、評価は4です。私のミスですね。すみません。石井
2017年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つげ義春の作品については、かなり語られ尽くされていると思うので、
一点について書きます。
それは、「昭和20年代、30年代の記録」という側面です。
つげが描く世界がもう忘れ去られつつ有る「戦後」の光景を見事に描いていることです。
マンガという手法は、そのような記録に最も適していることをつげは教えてくれます。
文章よりも明らかにすぐれています。そしてある意味、写真よりも直截的に感情に訴える力があるようです。
この本でも「あーっ、昔は確かにこんな光景があった!」と思わされました。
単に懐かしさというだけではなく、記録として、この平成の時代に、こんな情景を見たこともない世代にも訴える力が有ると思います。
そしてそれはまた単に「情景」ではなく、その時代の考え方や人間の存在の仕方、女性の生き方、考え方までも記録されています。
それだけでも価値のある作品群だと思います。
一点について書きます。
それは、「昭和20年代、30年代の記録」という側面です。
つげが描く世界がもう忘れ去られつつ有る「戦後」の光景を見事に描いていることです。
マンガという手法は、そのような記録に最も適していることをつげは教えてくれます。
文章よりも明らかにすぐれています。そしてある意味、写真よりも直截的に感情に訴える力があるようです。
この本でも「あーっ、昔は確かにこんな光景があった!」と思わされました。
単に懐かしさというだけではなく、記録として、この平成の時代に、こんな情景を見たこともない世代にも訴える力が有ると思います。
そしてそれはまた単に「情景」ではなく、その時代の考え方や人間の存在の仕方、女性の生き方、考え方までも記録されています。
それだけでも価値のある作品群だと思います。
2016年2月7日に日本でレビュー済み
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すぐ着きました。商品の状態がわりと良く満足です。昔から折りに触れよんでいました。経済的な状況であれば。もっと読みたいと思います。格安で手に入れたものが多いのですが、非常にまんぞくです。ただ、送料がもう少し安いと嬉しいです。
2024年2月15日に日本でレビュー済み
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本は二枚のチラシに挟んだ状態で、薄いビニールの封筒に入って送られて来ました。ビニールの封筒の中で、本は自由に動く梱包のされ方でした。安く買った本ですし、結果的には問題なく届いたのですが、高価な本、希少価値のある本だと不安のある梱包だと思います。あと、注文してから届くまで4日かかりました。少し長いような、……。
2006年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つげ義春はその一話完結型のストーリーにおいて、明確な解決方法である答えを出さない。
この文庫本のタイトルである「義男の青春」は悶々の日々をおくる。
という終わり方である。
「別離」は涙がとめどもなくこぼれた。
という終わり方である。
ネガティブな感情はストーリーの中心として語られるが、それに対する明確な解決方法である答えを出さない。
だが、それでいいじゃないか。
悶々の日々をおくる。
涙がとめどもなくこぼれた。
それでいいじゃないか。
明確な解決方法である答えを出さないからこそつげ義春の才能は枯渇しなかったのである。
この文庫本のタイトルである「義男の青春」は悶々の日々をおくる。
という終わり方である。
「別離」は涙がとめどもなくこぼれた。
という終わり方である。
ネガティブな感情はストーリーの中心として語られるが、それに対する明確な解決方法である答えを出さない。
だが、それでいいじゃないか。
悶々の日々をおくる。
涙がとめどもなくこぼれた。
それでいいじゃないか。
明確な解決方法である答えを出さないからこそつげ義春の才能は枯渇しなかったのである。
2008年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
付き合っていたはずの女性が金持ちの男性と浮気し妊娠し主人公が自殺未遂する話や男がわけもなく車に火をつける話など、どれも暗い題材なはずなのに、なぜかほのぼのした気持ちになる。
よく考えてみると、この今の世の中と比較して、アパートの大家とか友達とか必ず周りの人が心配して助けてくれている、そういう登場人物がいることに気づかされる。それが逆に息苦しさにもつながるのかもしれないが、今の、何に絶望しているのかも曖昧なまま、ただ誰にも目を掛けられず自殺を企てる人々より、救いになっているのは確かだろう。
そういう、かつて日本にあった関係性をしみじみ思い出すのにも役に立つ佳作
よく考えてみると、この今の世の中と比較して、アパートの大家とか友達とか必ず周りの人が心配して助けてくれている、そういう登場人物がいることに気づかされる。それが逆に息苦しさにもつながるのかもしれないが、今の、何に絶望しているのかも曖昧なまま、ただ誰にも目を掛けられず自殺を企てる人々より、救いになっているのは確かだろう。
そういう、かつて日本にあった関係性をしみじみ思い出すのにも役に立つ佳作
2015年8月14日に日本でレビュー済み
夢の散歩は弟つげ忠雄の作品に似た妄想的なエロティシズムが描かれる。「夏の思い出」はその延長線上に作者の妻を交えた近所の諍いを三面記事的な事件を書いている。力作「義男の青春」は林静一の作品にあるような親に生計を依存される若い貸本漫画家の苦悩が描かれる。知り合った先輩漫画家に連れられ湯河原の温泉で彼の手助けをしながら執筆活動に専念しようとするが芸者を呼んだり経費を使い果たし、宿賃のかたに主人公が軟禁される。しかし湯河原の芸者といえば大年増と相場が決まっているが、そこの仲居と恋をする主人公。先輩の初老の漫画家の妻と彼のアシスタントスタッフが不倫関係にあり、仲居と旅館の主との不倫関係もあり、複雑な人間関係の中、東京に戻った主人公を追って仲居が家を訪ね母親が気をきかせてデートをし、雷門や浅草で逢引しそこで彼らは初めて結ばれる。しかしその恋はすぐに終わる。「夜が掴む」では、ぞっとするような同居女性に対するDVやモラルハラスメントが描かれる。「必殺するめ固め」では、元プロレスラーの初老の男に若いグラマーな妻を寝取られる話。モデルはルーテーズかバーンガニアか?「別離」はDVDでも見ることが出来る「ねじ式」の中で浅野忠信と藤谷美紀が主演するドラマのストーリーと同じで、この時期コキュ(寝取られた男)の悲哀を描いたものが多いが流行だったんだろうか。「やもり」は主人公が少年時代に戻るがシングルマザーが生活力の無いインテリ崩れの禿げた男と同棲することで子供が虐待される話であるが、終戦直後、焼け野原といった背景を打ち出してはいるが現在も何ら変わらない世相にやるせなさを感じる。主人公の母親は縫製工場のオヤジと不倫を経済的援助目的で続けながら禿げた男とも関係する。嫉妬に駆られた工場主が主人公や子供を煙草の火で折檻する。禿げた男も無職で子供のいない若い夫婦に「うちの子供にならないか」と誘われるが夜間にやもりを見て怖がり結局家に帰ってしまう子供心を描くが、鈴木翁二の作風の影響もあるのか。続編の「海へ」では、禿げの義父が縫製工場主の男から縫製の仕事を分けてもらいながら主人公も仕事をさせられながら陰気で陰湿な義父に馴染めず家出をし密航するものの「海員養成講座」を受けていたことから母親が祖父に預かってもらうよう主人公は託される。母親の故郷で偶然義父が雇ったがすぐに退職した少女と出会う。一言も会話の無かった二人であるが、少女はすぐに引き籠ってしまう。水上生活者のような家に棲んでいることも珍しい。「窓の手」は水木しげるの貸本漫画時代のような作品で窓に手が生えてきて驚く会社員一同の前に現れた復員兵姿の男の回想で始まる。縁の下には義歯があり復員兵の奥歯にぴったり収まるが、アメリカの諜報部員だったその男がアメリカから来たグロリアという女性諜報部員の歯の型が偶然自分のものと一致する不思議の中で失踪した彼女の手だけが窓に残されたという怪奇漫画である。現代社会に通じる社会問題であるDVや貧困、虐待など日常での狂気を80年前に遡って描かれた作品のようにも思えるがAVさながらの濡れ場シーンも漫画で描かれていて娯楽性を持たせたようでもある。