出だしから私小説?と思わせる分かり易い手法に驚きつつ、予想外な展開だとかスリルがあまりないので期待外れの印象です。
内容は過激ですが、官能小説独特の淫靡な湿っぽさが感じられなかったのが残念でした。
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インモラル (新潮文庫) 文庫 – 2007/10/30
杉本 彩
(著)
離婚。それはモラルからの解放。自由になった私の中で、淫らで貪欲な生き物が目覚める。SM、ボンデージ、調教。未知の快感に慄きながら私は変わる。もう男に心を囚われることなく、ただ官能の虜となりたい。背徳の歓びが私を震わせる――。処女喪失に始まる性体験を、赤裸々に綴った禁断の極私小説。著者が愛する谷崎潤一郎描く耽美世界をも彷彿とさせる濃密なエロティシズムが滴る。
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/10/30
- ISBN-104101332711
- ISBN-13978-4101332710
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/10/30)
- 発売日 : 2007/10/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 203ページ
- ISBN-10 : 4101332711
- ISBN-13 : 978-4101332710
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,052,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりにも、現実味あふれてるので何ともいえませんでした。
本とは空想の世界で自らが想像し楽しんで行くのに、この本の主人公、美咲は杉本彩さんに近過ぎて全てが杉本彩さんになってしまい、私、個人としてはいまいちでした。
本とは空想の世界で自らが想像し楽しんで行くのに、この本の主人公、美咲は杉本彩さんに近過ぎて全てが杉本彩さんになってしまい、私、個人としてはいまいちでした。
2010年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
TVで「芸能人社交ダンス」の番組を見て、彩さんの素晴らしい踊りに、あこがれ、出されている小説も、どんなに素晴らしいかと思い、購入しました。
内容は、ご本人の経験も多分に含まれた私小説らしきものですが、読んでいてロマンを感じられない。
官能部分も通り一遍!読後に残ったのは、彷彿とさせるイメージより、他人の日記を読んだような感じ。心に何も残りませんでした。チョット期待外れでした。
内容は、ご本人の経験も多分に含まれた私小説らしきものですが、読んでいてロマンを感じられない。
官能部分も通り一遍!読後に残ったのは、彷彿とさせるイメージより、他人の日記を読んだような感じ。心に何も残りませんでした。チョット期待外れでした。
2005年12月20日に日本でレビュー済み
わたしは杉本彩のファンです。だから「オーガズム・ライフ」に続いてこれも読みました。贔屓目の評価をしてしまいますね。ファンでなければそれほどの点を付けることはないでしょう。ポルノ小説であれば、プロの作品のほうが面白いですし、文章もね。
でも、そんなことはどうでもいいという立場ですね、わたしは。
でも、そんなことはどうでもいいという立場ですね、わたしは。
2006年6月23日に日本でレビュー済み
特に過激な描写もなく、
男性恋愛体験談にちょっとエロティックを
プラスしただけの印象です。
主人公の女性が、
女優で、元旦那がギターリストなど
著者の杉本彩の自伝じゃないかと
思わせるような物語なので、
とても想像しやすく
リアル感は伝わってきました
男性恋愛体験談にちょっとエロティックを
プラスしただけの印象です。
主人公の女性が、
女優で、元旦那がギターリストなど
著者の杉本彩の自伝じゃないかと
思わせるような物語なので、
とても想像しやすく
リアル感は伝わってきました
2009年9月24日に日本でレビュー済み
かなりストレートな性描写ですが、甘美な官能小説というよりは、婦人公論とかでよくみかける「主婦の過激な性体験の手記」みたいな印象を受けました。
なので、一回読めばお腹いっぱい。再度味わって読もうという気にはなれませんでした。
しかし、主人公の美咲と同年代の私は、読んでいて胸をつかれることもありました。
名だたる作家の小説を何十冊も読むことはもちろん大切だけれど、こういった小説のほうが、自分の人生を振り返るきっかけになったりします。
遠まわしでさら〜っと流したような性描写より、こういったストレートで読む者にぐいぐい入り込んでくる文体の方が、血が通っている感じがして私は好きです。
ある種、突き抜けた感がある著者に、このまま突き進んで書いていってほしいな〜と思わせるものがありました。
なので、一回読めばお腹いっぱい。再度味わって読もうという気にはなれませんでした。
しかし、主人公の美咲と同年代の私は、読んでいて胸をつかれることもありました。
名だたる作家の小説を何十冊も読むことはもちろん大切だけれど、こういった小説のほうが、自分の人生を振り返るきっかけになったりします。
遠まわしでさら〜っと流したような性描写より、こういったストレートで読む者にぐいぐい入り込んでくる文体の方が、血が通っている感じがして私は好きです。
ある種、突き抜けた感がある著者に、このまま突き進んで書いていってほしいな〜と思わせるものがありました。
2006年8月8日に日本でレビュー済み
杉本彩さんの官能小説処女作品ですが、ここまで言っていいのかなと思うないようです! セックスレスの関係や離婚後の自由奔放なるセックス。自由と束縛、快楽と嗜虐など彼女の放埓なる情欲は、すごいと感じます。でも本音は、皆んな同じことで悩んでいるんじゃないかな。70パーセントの女性が、オナニー経験者というデータもありますし、おとなのオモチャも使ったこと、興味あるという数字も60パーセント。男性は、このことを重く受止めるべし、じゃないと女性の性はわからない。そんな男性が読んだら参考になるんじゃないかな。
2008年3月20日に日本でレビュー済み
杉本彩さんが書かれたということで『魅惑的な大人の女性像』を期待していました。しかし、主人公は結局自身の欲望に勝てず、溺れてしまった主体性のない女のように見てとれました。それを仕事や彼氏を言い訳にし、肯定しようとしているように感じられました。