この本だった確かではないが、駐車場にクルマを「ぶち込んで」と言う描写が毎頁出てきて非常に興醒めしたことがありました。
主人公が全ての場面でいちいち強がり生きがる、粗暴に振舞う。船戸先生の世界では全ての主人公が非常に似た思考行動形態です。それを船戸節と讃えるのが船戸ファンだとすれば私はファンではありませんが、ブラジル、フィリピン、中東、中国など舞台設定と物語りは好きです。
船戸先生のご冥福をお祈りします。
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流沙の塔 上巻 (新潮文庫 ふ 25-6) 文庫 – 2002/11/1
船戸 与一
(著)
- 本の長さ526ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2002/11/1
- ISBN-104101343160
- ISBN-13978-4101343167
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 526ページ
- ISBN-10 : 4101343160
- ISBN-13 : 978-4101343167
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,164,467位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。
1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する。主な著書に『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『三都物語』『河畔に標なく』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年7月15日に日本でレビュー済み
砂のクロニクルのイラン、蟹食い猿フーガのメキシコ、蝦夷地別件における江戸期蝦夷などなど、作品それぞれが異なる辺境世界を舞台にしてきたが、今回は中国、中央アジア。
圧政を続ける中央政府、その遣いである軍隊・警察、抵抗する地下組織、一般民衆と今までの作品と同じ構図。
砂のクロニクルでもこれでもかこれでもかと注入された表に出ることのない特定地域の情報はここでも健在。
本作、中国客家に育てられた孤児の日本人を主人公に、中国軍の士官、中国情報局のやり手の女性部長等々、それぞれの思惑と思いの乗せて引き寄せられていく。
主人公の設定が馳星周「不夜城」の主人公に似ているように思えて少々印象が重なる・・
圧政を続ける中央政府、その遣いである軍隊・警察、抵抗する地下組織、一般民衆と今までの作品と同じ構図。
砂のクロニクルでもこれでもかこれでもかと注入された表に出ることのない特定地域の情報はここでも健在。
本作、中国客家に育てられた孤児の日本人を主人公に、中国軍の士官、中国情報局のやり手の女性部長等々、それぞれの思惑と思いの乗せて引き寄せられていく。
主人公の設定が馳星周「不夜城」の主人公に似ているように思えて少々印象が重なる・・