読んでいて、うなづける部分もある反面、これは無理というのも多くありました。
ハリウッドの時間脇割りシナリオについての部分は極めて秀逸です。
また、オタク第三世代までの部屋の様相のモデルケースが表示されていて、この手の研究をする上では外せない文献となっています。
私は『「ツンデレ」のサブカルチャー的文脈とその利用』について英語でプレゼンをすることになり、初めてこの手の本を手にしたのですが、多くの示唆を得ました。
それに何より読んでいて面白いですしね。
興味のある方は是非。
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オタク学入門 (新潮文庫 (お-71-1)) 文庫 – 2008/4/25
岡田 斗司夫
(著)
1980年代に発生し、今や世界中の若者に浸透した「オタク」文化。本書は、第一人者がその本質を明らかにした、教養としての「オタク学」の金字塔である。「うる星やつら」「スター・ウォーズ」などを教材にした生態研究から見えてくるのは、ジャンルを超えることを恐れず、努力を厭わない、知的冒険者の姿である。「ガンダム」総監督・富野由悠季氏との対談「『ガンダム』は何を教えてくれるのか」収録。
- 本の長さ415ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/4/25
- ISBN-104101344515
- ISBN-13978-4101344515
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2008/4/25)
- 発売日 : 2008/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 415ページ
- ISBN-10 : 4101344515
- ISBN-13 : 978-4101344515
- Amazon 売れ筋ランキング: - 156,279位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 274位サブカルチャー一般の本
- - 3,030位社会学概論
- - 3,321位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1958年大阪生まれ。85年、アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを設立。代表取締役として「王立宇宙軍―オネアミスの翼」「ふしぎの海のナディア」な ど数々の名作を世に送る。92年退社。「オタキング」の名で広く親しまれ、「BSマンガ夜話」「BSアニメ夜話」のレギュラーとしても知られる。大阪芸術 大学客員教授(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『遺言』(ISBN-10:4480864059)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月20日に日本でレビュー済み
「ハリウッド映画は必ず30分ごとに展開が変わる」
これが、この本を読んで得た最大の収穫です。
新海監督「君の名は」で30分、60分、90分に現れるシーンを見て下さい。
ハリウッド映画のようにシェイプアップされたことが良く分かります。
これが、この本を読んで得た最大の収穫です。
新海監督「君の名は」で30分、60分、90分に現れるシーンを見て下さい。
ハリウッド映画のようにシェイプアップされたことが良く分かります。
2007年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オタク論の先駆け的論考です。・・・・大澤氏や斉藤氏は、オタクを自分とは異質なものという前提で捉え、オタク=宮崎という決めつけすらありますが、もちろん、岡田氏にはそうした決めつけは全くありません。オタクと呼ばれる人達の心情に分け入りつつ、その姿を明らかにしてゆきます。・・・・・・・ただ、内容的には、オタク論、というよりもアニメ論、漫画論に近いです。でも、ここに記述されているスタンスこそ、オタクを語る必要条件だし、ここにある情報なくして、オタクは語れない、と思わせてくれます。・・・・・例えば、分量は非常に少ないですが、手塚vs宮崎、は興味深い。書かれていることは、オタクの人たちには常識かもしれませんが、これなくして、宮崎アニメは語れないかもしれない、とも思わせてくれました。
2015年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本を初版で買い『面白かった』と記憶していたので、また買ってみた。
結果 やはり読んで面白い。
ガイナックスを追い出されて、
アニメ制作から講演・執筆活動にシフトした岡田氏だが、
つまらない著作が多いなかで例外的に面白いのがこの『オタク学入門』だ。
当時の私は映画青年であり、貪るようにレンタルビデオを観ていた。
その興味の対象である映画を『制作側の観点』などで解説しており、
当時の私には読み解き方も面白く『氏の実績』から感慨を受けた。
(オネアミスの翼で、岡田氏は深く貢献したのを知っていたので)
さて、20年ほど経過して、
再び読んでみて興味深かったのが、『あとがき』です。
「あとがき」によると本書は
『岡田 斗司夫』が内容を語り
岡田氏の奥さんがそれを手書き原稿に起こし、
小倉由美子さんがワープロに清書して、
太田出版の落合さんが組み直しにして大筋が完成し、
イラストや図解など他の協力者さん達へ謝辞が述べられています。
そう言う製作スタンスの為、氏の他の著作よりも興味深いです。
機会があれば一読をオススメします。
結果 やはり読んで面白い。
ガイナックスを追い出されて、
アニメ制作から講演・執筆活動にシフトした岡田氏だが、
つまらない著作が多いなかで例外的に面白いのがこの『オタク学入門』だ。
当時の私は映画青年であり、貪るようにレンタルビデオを観ていた。
その興味の対象である映画を『制作側の観点』などで解説しており、
当時の私には読み解き方も面白く『氏の実績』から感慨を受けた。
(オネアミスの翼で、岡田氏は深く貢献したのを知っていたので)
さて、20年ほど経過して、
再び読んでみて興味深かったのが、『あとがき』です。
「あとがき」によると本書は
『岡田 斗司夫』が内容を語り
岡田氏の奥さんがそれを手書き原稿に起こし、
小倉由美子さんがワープロに清書して、
太田出版の落合さんが組み直しにして大筋が完成し、
イラストや図解など他の協力者さん達へ謝辞が述べられています。
そう言う製作スタンスの為、氏の他の著作よりも興味深いです。
機会があれば一読をオススメします。
2013年9月1日に日本でレビュー済み
いまさらいうのも何ですが、オタクに関する基本書、オタク学の古典です。
個人的な記憶では、オタクということばが流行りはじめたのは90年代中ごろ、土地バブルの崩壊、オウム真理教事件、阪神淡路大震災など、暗い事件がつづいていたなか、アニメファンの間から、あたかも「ニュータイプ」を誇るかのように「オタク」ということばが伝わってきました。宮崎勤事件のマイナスイメージを逆手に取ったような戦略的あざとさや、対する相手を「お宅」と、まるで敬意をはらっているのか侮蔑しているのかわからないような呼び方をする態度などから、あまりいい印象はなく、たんなる時代風俗の一種で、すぐすたれてしまうだろうと思っていたところ、マスコミがオタク、オタクとみょうに持ち上げはじめ、評論家がオタク論を展開して、海外の一流のクリエイターまでもがオタクを文化として支持するようになってしまった。
まあ、ブームに乗り遅れてしまったわけですが、そもそもオタクとはなんなのか、類書をいくつか当たってみましたが、さっぱりわからない。東浩紀の『動物化するポストモダン』などは、参照する作品がマイナーで今日では古色蒼然としている。「データベース消費」などというが、たんなる着せ替え人形と変わるところはない。
それでいろいろ探しているうちに、ようやく本書にたどり着きました。著者岡田斗司夫は、エヴァンゲリオンの製作会社ガイナックスの創設メンバーのひとり。 彼のいう「オタク」とは、たんなるアニメファンのことではありません。
オタクはまず人が気がつかないような微妙な差異に着目する。たとえば『うる星やつら』をビデオに録り、繰り返しシーンを舐めるように見る。そうするとラムちゃんの絵がシーンごとに微妙に異なり、それがアニメーターのクセであることに気がつくと、その差を整理分類して、シーンごとの原画を書いたアニメーターを特定できるようになるといいます。
オタクたちはなぜこのような差異に夢中になったのでしょう。それは工業社会がメディアによって大量に送り出す情報やイメージがあまりに魅力的であり、かつ画一的で退屈だったからです。日本のアニメは週一回30分の放送、それを信じがたいほどの低予算で作るため、作業を極限にまで省力化し、製作スタッフたちに過重労働を強いることで実現されています。作業は高度に分業化され、セルの一枚一枚が管理されて書かれる。そのようにして作られたアニメの各シーンに個々のアニメーターの「クセ」を見分けるということは、あたかも大量生産された工業製品に、それを作った労働者の手の跡を見分けるようなもの。いわば非人間的な管理社会への個人主義的な抵抗なのです。
このほかにも著者の語る元祖「オタク」たちは、企業が商品を買わせるために消費者に無料で提供する(ということは事実上押しつけてくる)番組ソフトを分析し、そこに企業のマーケット戦略を読んで、あたかもその裏をかくように、スポンサーが思いもしなかった差異を見つけて、それを楽しんでしまう。このようなオタク精神を表すのにぴったりの言葉を見つけました。タイトルにも半分書いた、有名な高杉晋作の狂歌です。そのつづきはご存知の通り、「…すみなすものは心なりけり」
それはいわば新しいリテラシーの開拓なのです。これはたとえば赤瀬川源平の「超芸術トマソン」や、キャンベルスープ缶を芸術作品にしてしまったアンディー・ウォーホルのような、新しい美の創出なのです。オタクが日本国内よりはむしろポップアート的感性が広くいきわたっていたアメリカやイギリスなどで先に評価されるようになったのも当然なことでした。
オタクとはフォーディズム的に管理された生産システムという匿名性の暗い海に目をこらし、一瞬の光芒を掬い上げ、創造性へと昇華させる現代の「目利き」なのです。
あとがきにはインタビュー録音を起こして作った本だと書いてありますが、思いつきをでたらめに並べたような本ではありません。オタクの美意識、価値観の本質が見事に整理されて叙述されている。参照作品例の選択もきわめて適切。図表の類は詳細でわかりやすい。それだけでも丁寧に作った本だということがわかる。ガイナックスの宣伝のようなことばはひとこともありません。
作者にはそのような意識はなかったでしょうけれど、結果的に本書はオタクの本質を的確に説明してくれる見事な文献になっています。このことばが与えた影響力はもはや「ジャポニスム」なみに大きいことを考えると、本書は百年後には岡倉天心の「茶の本」とならび称されるほど重要な文献になっているかもしれません。いや、冗談じゃなく。
個人的な記憶では、オタクということばが流行りはじめたのは90年代中ごろ、土地バブルの崩壊、オウム真理教事件、阪神淡路大震災など、暗い事件がつづいていたなか、アニメファンの間から、あたかも「ニュータイプ」を誇るかのように「オタク」ということばが伝わってきました。宮崎勤事件のマイナスイメージを逆手に取ったような戦略的あざとさや、対する相手を「お宅」と、まるで敬意をはらっているのか侮蔑しているのかわからないような呼び方をする態度などから、あまりいい印象はなく、たんなる時代風俗の一種で、すぐすたれてしまうだろうと思っていたところ、マスコミがオタク、オタクとみょうに持ち上げはじめ、評論家がオタク論を展開して、海外の一流のクリエイターまでもがオタクを文化として支持するようになってしまった。
まあ、ブームに乗り遅れてしまったわけですが、そもそもオタクとはなんなのか、類書をいくつか当たってみましたが、さっぱりわからない。東浩紀の『動物化するポストモダン』などは、参照する作品がマイナーで今日では古色蒼然としている。「データベース消費」などというが、たんなる着せ替え人形と変わるところはない。
それでいろいろ探しているうちに、ようやく本書にたどり着きました。著者岡田斗司夫は、エヴァンゲリオンの製作会社ガイナックスの創設メンバーのひとり。 彼のいう「オタク」とは、たんなるアニメファンのことではありません。
オタクはまず人が気がつかないような微妙な差異に着目する。たとえば『うる星やつら』をビデオに録り、繰り返しシーンを舐めるように見る。そうするとラムちゃんの絵がシーンごとに微妙に異なり、それがアニメーターのクセであることに気がつくと、その差を整理分類して、シーンごとの原画を書いたアニメーターを特定できるようになるといいます。
オタクたちはなぜこのような差異に夢中になったのでしょう。それは工業社会がメディアによって大量に送り出す情報やイメージがあまりに魅力的であり、かつ画一的で退屈だったからです。日本のアニメは週一回30分の放送、それを信じがたいほどの低予算で作るため、作業を極限にまで省力化し、製作スタッフたちに過重労働を強いることで実現されています。作業は高度に分業化され、セルの一枚一枚が管理されて書かれる。そのようにして作られたアニメの各シーンに個々のアニメーターの「クセ」を見分けるということは、あたかも大量生産された工業製品に、それを作った労働者の手の跡を見分けるようなもの。いわば非人間的な管理社会への個人主義的な抵抗なのです。
このほかにも著者の語る元祖「オタク」たちは、企業が商品を買わせるために消費者に無料で提供する(ということは事実上押しつけてくる)番組ソフトを分析し、そこに企業のマーケット戦略を読んで、あたかもその裏をかくように、スポンサーが思いもしなかった差異を見つけて、それを楽しんでしまう。このようなオタク精神を表すのにぴったりの言葉を見つけました。タイトルにも半分書いた、有名な高杉晋作の狂歌です。そのつづきはご存知の通り、「…すみなすものは心なりけり」
それはいわば新しいリテラシーの開拓なのです。これはたとえば赤瀬川源平の「超芸術トマソン」や、キャンベルスープ缶を芸術作品にしてしまったアンディー・ウォーホルのような、新しい美の創出なのです。オタクが日本国内よりはむしろポップアート的感性が広くいきわたっていたアメリカやイギリスなどで先に評価されるようになったのも当然なことでした。
オタクとはフォーディズム的に管理された生産システムという匿名性の暗い海に目をこらし、一瞬の光芒を掬い上げ、創造性へと昇華させる現代の「目利き」なのです。
あとがきにはインタビュー録音を起こして作った本だと書いてありますが、思いつきをでたらめに並べたような本ではありません。オタクの美意識、価値観の本質が見事に整理されて叙述されている。参照作品例の選択もきわめて適切。図表の類は詳細でわかりやすい。それだけでも丁寧に作った本だということがわかる。ガイナックスの宣伝のようなことばはひとこともありません。
作者にはそのような意識はなかったでしょうけれど、結果的に本書はオタクの本質を的確に説明してくれる見事な文献になっています。このことばが与えた影響力はもはや「ジャポニスム」なみに大きいことを考えると、本書は百年後には岡倉天心の「茶の本」とならび称されるほど重要な文献になっているかもしれません。いや、冗談じゃなく。
2008年10月5日に日本でレビュー済み
「オタクはもう死んでいる」は新書版で薄くて読みやすそうだったので先に読んだのだが、順番を間違えた。オタクとは何かを知る前に、そのオタクが死んでしまった現代のことを読んでもちっともおもしろくない。
この「オタク学入門」は実におもしろい。著者は東大でオタク学の講義をしている(いた?)というだけあって、狭い分野に偏ったオタクではない。レオナルドダビンチ的なオタクだ。何がいいたいかというと、万能オタクだということ。
僕はオタクというと、「萌え〜」とか言って身もだえる、ロリコンの暗い引きこもりを言うのだと思っていた。しかし、本来のオタクは違う。「粋の目」「匠の目」「通の目」をもってクリエーターを鍛え、またクリエーターと切磋琢磨する、江戸時代から連なる教養人のことだ。
日本人の、根気が続き且つ興味の幅が広い男は大体オタクの資格があると思う。オタクというあり方こそが、21世紀をより平和で且つ豊かにする尖端的な生き方だと思う。その意味では僕もオタクだし、君のオタクだ!日本人に生まれたことを僕らは感謝しなくちゃいけない。
この「オタク学入門」は実におもしろい。著者は東大でオタク学の講義をしている(いた?)というだけあって、狭い分野に偏ったオタクではない。レオナルドダビンチ的なオタクだ。何がいいたいかというと、万能オタクだということ。
僕はオタクというと、「萌え〜」とか言って身もだえる、ロリコンの暗い引きこもりを言うのだと思っていた。しかし、本来のオタクは違う。「粋の目」「匠の目」「通の目」をもってクリエーターを鍛え、またクリエーターと切磋琢磨する、江戸時代から連なる教養人のことだ。
日本人の、根気が続き且つ興味の幅が広い男は大体オタクの資格があると思う。オタクというあり方こそが、21世紀をより平和で且つ豊かにする尖端的な生き方だと思う。その意味では僕もオタクだし、君のオタクだ!日本人に生まれたことを僕らは感謝しなくちゃいけない。
2020年12月25日に日本でレビュー済み
内容は全て9割、竹熊健太郎氏の講演の内容の丸パクリだそうで・・・
岡田はただの詐欺師であると断定せざるを得ません。
岡田はただの詐欺師であると断定せざるを得ません。
2016年6月11日に日本でレビュー済み
それなりに面白い本です。
92頁に非常に的確な著者岡田斗司夫氏の自己紹介があります。
~夏目漱石に触発されて小説を書いたアメリカ人を僕は寡聞にして知らない。
まして村上春樹に影響を受けたアメリカ人にいたっては、僕がこれをしらないのは
寡聞のせいではないと断言できる。~
「私は何も知らないアホです」という表明。すばらしい!すばらしいアホや。
その正直さに免じて☆2つ!
92頁に非常に的確な著者岡田斗司夫氏の自己紹介があります。
~夏目漱石に触発されて小説を書いたアメリカ人を僕は寡聞にして知らない。
まして村上春樹に影響を受けたアメリカ人にいたっては、僕がこれをしらないのは
寡聞のせいではないと断言できる。~
「私は何も知らないアホです」という表明。すばらしい!すばらしいアホや。
その正直さに免じて☆2つ!