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美の呪力 (新潮文庫) 文庫 – 2004/2/28
岡本 太郎
(著)
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「大阪万博」を前にして「芸術新潮」に連載された「わが世界美術史」の書籍化。
高揚する精神を、あますところなく文字に叩きつけた名著。貴重写真・図版多数収録。
私は幼い時から、「赤」が好きだった。血を思わせる激しい赤が――。
取り繕われた芸術品や輸入文化に背を向け、神聖な巨石、鮮血と太陽、マンダラ宇宙、聖なる火、夜と闇、戦慄の仮面、無限の組紐文など、もの言わぬ文化や神秘的な事象に注目する。原始からの鼓動に耳を傾け、中世の色彩に心動かされ、現代世界について深く思考する、恐るべきパワーに溢れた美の聖典が、いま甦った! 貴重写真・図版多数収録。
【目次】
I イヌクシュクの神秘
II 石がもし口をきいたら
III 血・暗い神聖
IV 古代の血・現代の血
V 透明な爆発・怒り
VI 挑戦
VII 仮面の戦慄
VIII 聖火
IX 火の祭り
X 夜――透明な渾沌
XI 宇宙を彩る
あとがき
解説:鶴岡真弓
【著者の言葉】
アクションと思索――私のなかで、その二つが異様な彩りで交錯している。
文章を書き、自分の考え、問題を追いつめる。当然、思索自体がアクションであり、アクションはまた同時に、人間的にいって激しい思索であるに違いないのだ。私は生活の上でそのモメントをほとんど区別することはない。にもかかわらず、身のうちで両者は言いようのない断層となって噛みあう。
思う存分のものを作り、また同時に破壊する造形の行動と、熟考・判断の筋とはまったく違った手ごたえだ。……(「あとがき」より)
岡本太郎(1911-1996)
東京生れ。岡本一平とかの子の長男。東京美術学校に入学、父母の渡欧に同行し、1930(昭和5)年からパリに住む。数々の芸術運動に参加しつつ、パリ大で哲学・社会学・民族学を専攻、バタイユらと親交を深める。帰国し兵役・復員後、創作活動を再開、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表した。1970年の大阪万博テーマ館もプロデュース。一方、旺盛な文筆活動も続けた。
高揚する精神を、あますところなく文字に叩きつけた名著。貴重写真・図版多数収録。
私は幼い時から、「赤」が好きだった。血を思わせる激しい赤が――。
取り繕われた芸術品や輸入文化に背を向け、神聖な巨石、鮮血と太陽、マンダラ宇宙、聖なる火、夜と闇、戦慄の仮面、無限の組紐文など、もの言わぬ文化や神秘的な事象に注目する。原始からの鼓動に耳を傾け、中世の色彩に心動かされ、現代世界について深く思考する、恐るべきパワーに溢れた美の聖典が、いま甦った! 貴重写真・図版多数収録。
【目次】
I イヌクシュクの神秘
II 石がもし口をきいたら
III 血・暗い神聖
IV 古代の血・現代の血
V 透明な爆発・怒り
VI 挑戦
VII 仮面の戦慄
VIII 聖火
IX 火の祭り
X 夜――透明な渾沌
XI 宇宙を彩る
あとがき
解説:鶴岡真弓
【著者の言葉】
アクションと思索――私のなかで、その二つが異様な彩りで交錯している。
文章を書き、自分の考え、問題を追いつめる。当然、思索自体がアクションであり、アクションはまた同時に、人間的にいって激しい思索であるに違いないのだ。私は生活の上でそのモメントをほとんど区別することはない。にもかかわらず、身のうちで両者は言いようのない断層となって噛みあう。
思う存分のものを作り、また同時に破壊する造形の行動と、熟考・判断の筋とはまったく違った手ごたえだ。……(「あとがき」より)
岡本太郎(1911-1996)
東京生れ。岡本一平とかの子の長男。東京美術学校に入学、父母の渡欧に同行し、1930(昭和5)年からパリに住む。数々の芸術運動に参加しつつ、パリ大で哲学・社会学・民族学を専攻、バタイユらと親交を深める。帰国し兵役・復員後、創作活動を再開、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表した。1970年の大阪万博テーマ館もプロデュース。一方、旺盛な文筆活動も続けた。
- 本の長さ279ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/2/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101346224
- ISBN-13978-4101346229
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/2/28)
- 発売日 : 2004/2/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 279ページ
- ISBN-10 : 4101346224
- ISBN-13 : 978-4101346229
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 170,190位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 197位日本人画家の本
- - 3,600位新潮文庫
- - 5,815位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岡本太郎様の本は、どの本を読んでも前向きで、新鮮で未來が感じられる。1970年の大阪万博の太陽の塔で展示物も海外から、取り寄せて見せてくれました。美の原点は原始時代に、彼らは熱い思いで残してくれたお蔭で、今が有ると思います。私事ですが若い時、大阪万博の造成工事や、日本庭園の造成工事をしていて、丹下健三様の設計した大屋根から、頭を出すべらぼーにに大きな、なんだこりゃと言う、太陽の塔を作りたいと、岡本太郎様が、何かの本に書いて有った様に記憶にあります。良いものを残してくれました。ありがとうございます。
2005年3月5日に日本でレビュー済み
超自然、宇宙的、呪術的なものを独自の美意識でとらえ、解説している。このようなものに美を感じるのは凡人にもあり得ることだが、岡本太郎は、読む人の理解度など気にせずに、それが何故なのかをもがきながら考え抜いている。その真剣さに感動する。
2016年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勉強になります。少しでも吸収出来るよう何回も読み返したいと思います。ありがとうございました。
2022年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岡本太郎さんはもう直接お会いする事はできませんが、話したらこんな感じかな、ってのが読んでいてヒシヒシと感じました。
2023年1月4日に日本でレビュー済み
岡本太郎流の世界美術史。
文化人類学者だった岡本太郎らしい分析、考察、主張に満ちている。
岡本太郎は、伝統と文化を無視した近代以降の美術を認めなかった。
それより、伝統と文化をそのまま引き継いだ土着の風俗を信頼したのである。
文化人類学者だった岡本太郎らしい分析、考察、主張に満ちている。
岡本太郎は、伝統と文化を無視した近代以降の美術を認めなかった。
それより、伝統と文化をそのまま引き継いだ土着の風俗を信頼したのである。
2012年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芸術家・岡本太郎さんの芸術論(芸術エッセイ?)です。大阪万博のモニュメント<太陽の塔>の製作と並行して雑誌「芸術新潮」に連載されていたものが一冊に纏まっています。
目次は
「1・イヌクシュクの神秘」「2・石がもし口をきいたら」「3・血・暗い神聖」「4・古代の血・現代の血」「5・透明な爆発・怒り」「6・挑戦」「7・仮面の戦慄」「8・聖火」「9・火の祭り」「10・夜−透明な混沌」「11・宇宙を彩る」
となっています。
本書はケルト文化から日本の兜、ドイツの古典画家グリューネヴァルト(結構気持ち悪い感じの絵を描く人なのですが、一度見たら忘れられないというか、私も一時期はまりました・・)やアルトドルファー、ピカソやゴッホ、ゴヤ、果ては日本の祭りなど洋の東西や一般的な分類カテゴリを問わず縦横無尽に、人間の造ってきた芸術のもつ<呪力>をテーマに太郎さん一流の美学、芸術論が述べられたものです。表紙は血を思わせるようなビビッドな赤ですが、小テーマとして<血>や<火><怒り>を巡って話が展開したりもします。
自論が何故そうなるのかという点については、太郎さんはロジカルと言うより極めて直感的で、「こう考えたい」とか「それ以外に考えられない」等言い切りというか断言が多いのが特徴的です。作中で言及のあるフランスの戦う作家アンドレ・マルロー(太郎さんと対談した事がある方)の『ゴヤ論』は私も一応読みましたが、太郎さんはかなりバッサリマルローのゴヤ解釈を斬って捨てています。ゴッホに関しても、いきなり「今日まで私はゴッホを好きだと思ったことは一度もない」「ゴッホの絵が好かれ、もてはやされるということがわたしには理解できない」と来るので、言葉の思い切りの良さにびっくりします。しかしその出鼻パンチに耐えてよく読んでいくと、太郎さんの勉強量と不思議な確信からくる説得力に「そういう捉え方があるのか」と必ず何か目から鱗の様な啓発を受けるのです。
太郎さんは自分自身の直感に対する深い信頼感のある方で、またそういう自己信頼を著作で読者にも薦めていますが、「世間の評価はこうだから」ということに本当に縛られず、異端的な考えでも恐れることなく公言する態度には相変わらず敬服させられました。
『芸術と青春』や『美しい怒り』『青春ピカソ』などに比べると知的で専門的な内容なので、読み咀嚼するのにやや気合がいりますし、芸術畑の人間でない方には取っ付きにくい本かもしれませんが、太郎ファンなら読んで損はしないはずです。
目次は
「1・イヌクシュクの神秘」「2・石がもし口をきいたら」「3・血・暗い神聖」「4・古代の血・現代の血」「5・透明な爆発・怒り」「6・挑戦」「7・仮面の戦慄」「8・聖火」「9・火の祭り」「10・夜−透明な混沌」「11・宇宙を彩る」
となっています。
本書はケルト文化から日本の兜、ドイツの古典画家グリューネヴァルト(結構気持ち悪い感じの絵を描く人なのですが、一度見たら忘れられないというか、私も一時期はまりました・・)やアルトドルファー、ピカソやゴッホ、ゴヤ、果ては日本の祭りなど洋の東西や一般的な分類カテゴリを問わず縦横無尽に、人間の造ってきた芸術のもつ<呪力>をテーマに太郎さん一流の美学、芸術論が述べられたものです。表紙は血を思わせるようなビビッドな赤ですが、小テーマとして<血>や<火><怒り>を巡って話が展開したりもします。
自論が何故そうなるのかという点については、太郎さんはロジカルと言うより極めて直感的で、「こう考えたい」とか「それ以外に考えられない」等言い切りというか断言が多いのが特徴的です。作中で言及のあるフランスの戦う作家アンドレ・マルロー(太郎さんと対談した事がある方)の『ゴヤ論』は私も一応読みましたが、太郎さんはかなりバッサリマルローのゴヤ解釈を斬って捨てています。ゴッホに関しても、いきなり「今日まで私はゴッホを好きだと思ったことは一度もない」「ゴッホの絵が好かれ、もてはやされるということがわたしには理解できない」と来るので、言葉の思い切りの良さにびっくりします。しかしその出鼻パンチに耐えてよく読んでいくと、太郎さんの勉強量と不思議な確信からくる説得力に「そういう捉え方があるのか」と必ず何か目から鱗の様な啓発を受けるのです。
太郎さんは自分自身の直感に対する深い信頼感のある方で、またそういう自己信頼を著作で読者にも薦めていますが、「世間の評価はこうだから」ということに本当に縛られず、異端的な考えでも恐れることなく公言する態度には相変わらず敬服させられました。
『芸術と青春』や『美しい怒り』『青春ピカソ』などに比べると知的で専門的な内容なので、読み咀嚼するのにやや気合がいりますし、芸術畑の人間でない方には取っ付きにくい本かもしれませんが、太郎ファンなら読んで損はしないはずです。
2006年1月2日に日本でレビュー済み
岡本太郎は、1911年生まれ。1930年からパリに住み、哲学・社会学・文化人類学等を専攻。帰国後、戦争を経験し、創作活動を行った。パリ時代には、バタイユと親交があった。戦後の活動は周知の通りである。本書の執筆は大阪万博(1970年)の太陽の塔の創作と同時進行で行われた。これは、彼の芸術論である。彼は、語る。「今日、芸術自体が壁にぶつかってしまっている。人間生活に芸術がほとんどなんの力も持っていないことは誰でも感じているだろう。(中略)芸術こそ、社会の部品である空虚感を脱し、時空を超えて人間再発見をしなければならない役割にあるのに」 彼は、石・血・怒り・仮面・火・夜・宇宙や、それらをテーマとした文字通り古今東西の作品に『美の呪力』を嗅ぎ取り、クールな文体で論じていく。近代成熟期における芸術の方向性を考える上でも極めて今日性のある本ではないだろうか。
2013年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、あの「太陽の塔」の製作と同時期に並行して行われた岡本太郎氏の思索です。
著者あとがきによると、これは1969年末から一年間雑誌に連載された「わが世界美術史」をまとめた本です。この時期は、1970年の大阪万博の準備のために岡本太郎氏が非常に忙しかった時期でしたが、「忙しい時にこそ根源的な問題に身をぶつけたくなる」から、あえてこの時期に執筆を引き受けた、ということです。
それゆえこの本は、いったいどんな考えで太陽の塔を作り上げたのかを読み解く上では、絶好の参考書であると考えられます。
「美術館に収まった芸術品よりも未開人の神聖な石積みのほうが美しい」「とにかく外に向かって膨張したい・爆発したい」「燃え盛る火が好き」「組紐模様の流動感・無限感が好き」という著作内の主張をふまえて、あらためて太陽の塔を見なおしてみると、「なるほど。あれは岡本太郎の『絶え間なく膨張したい』という願望を具現化した呪術品なのだな。」と私には感じられました。
岡本太郎氏の芸術作品は難解な物が多いですが、この著作は筋道だった誰にでも理解できる文章です。それはあとがきにもあるように、造形物を作る時には、人の意見など一切聞かずに自我を爆発させたいという気持ちで製作するのに対して、思索する時には、自我を客観的な立場に置いて徹底的に自分自身と対決し駁論する、と態度を切り替えているためのようです。
著者あとがきによると、これは1969年末から一年間雑誌に連載された「わが世界美術史」をまとめた本です。この時期は、1970年の大阪万博の準備のために岡本太郎氏が非常に忙しかった時期でしたが、「忙しい時にこそ根源的な問題に身をぶつけたくなる」から、あえてこの時期に執筆を引き受けた、ということです。
それゆえこの本は、いったいどんな考えで太陽の塔を作り上げたのかを読み解く上では、絶好の参考書であると考えられます。
「美術館に収まった芸術品よりも未開人の神聖な石積みのほうが美しい」「とにかく外に向かって膨張したい・爆発したい」「燃え盛る火が好き」「組紐模様の流動感・無限感が好き」という著作内の主張をふまえて、あらためて太陽の塔を見なおしてみると、「なるほど。あれは岡本太郎の『絶え間なく膨張したい』という願望を具現化した呪術品なのだな。」と私には感じられました。
岡本太郎氏の芸術作品は難解な物が多いですが、この著作は筋道だった誰にでも理解できる文章です。それはあとがきにもあるように、造形物を作る時には、人の意見など一切聞かずに自我を爆発させたいという気持ちで製作するのに対して、思索する時には、自我を客観的な立場に置いて徹底的に自分自身と対決し駁論する、と態度を切り替えているためのようです。