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同姓同名小説 (新潮文庫) 文庫 – 2008/8/28

3.3 5つ星のうち3.3 9個の評価

ネットで話題になっていた涼子が、私の目の前に現れた。ケイから突然、新曲の依頼の電話がかかってきた。アパートに入り浸っていたみのが、おもむろに告白を始めた。兄貴がある日、なお美へと変わってしまった。芸能人と姓も名前もたまたま一緒の男女が繰り広げる、放送禁止×爆笑必至の人生喜劇。なお、この小説は完全なるフィクションであり、実在の方々と、何の関係もありません!!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2008/8/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/8/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 223ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101346526
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101346526
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 9個の評価

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松尾 スズキ
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上位レビュー、対象国: 日本

2009年7月18日に日本でレビュー済み
BUZZという雑誌(ロッキング・オン社)に連載されていた小説。

「みのもんた」「麻原彰晃(オウム真理教の松本智津夫死刑囚。当時は逮捕間もない時代だった)」「川島なお美」「哀川翔」など、著名人を、『小説内では、本人のことではなく、あくまで同姓同名の人間だ』というスタイルで描いている、きわど過ぎる作品

連載当時の著名人を取り扱っていて、時事ネタも多いのだが、今読んでも笑い転げられる。

人物設定は、実際の著名人と同じなのだが、描いている内容や出来事はフィクションで、不条理であったりします。

たぶん25歳以下くらいの人には向かないかもしれませんが、そうでないならオススメです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今はなき(本当はあるが、休刊後復活し、不定期で発行されている)ロッキング・オン社の音楽雑誌「BUZZ」に掲載されていた小説を集めたもの。

今でこそ松尾スズキは文学界のスターダムにのし上がった感があるが、この小説を書いている当時は、エンターテイメント色が強く、ゆえに「大笑いして読む」小説に出来上がっている。

エッセイストとしての彼のイメージが強いが、その延長線上にあるような感じの小説。とにかく面白い。

ただ、今読むと、書かれていた頃の時代とのジェネレーション・ギャップが大きくあるので(例えば、一番最初に収録されている「みのがみのであるために」は、5年ぐらい前の小説)、「今年成人した」なんていう人は

、内容が示すところがよく分からないかも知れない。

もちろん、松尾スズキフリークとしては、絶対に必読の本である。

エンターテイメント小説が好きな人は、「自信があれば」読むぐらいの心意気の小説。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全くの期待はずれで半分も読めなかった。
あまりにも内容が貧弱すぎる。
2003年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名前ってすごいなあ、と改めて実感。なんだか、嘘の世界なのに総合的に感じる事がなぜだか妙にリアル。不思議な気分になりました。個人的にみのもんた、広末涼子のお話が好きですね。みのさんは完全に本体を超えてしまいました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月27日に日本でレビュー済み
公園でみのもんたを拾った青年とみのの間に芽生えた愛の話(「みのがみのであるために」)、竹内力がごきげんように出演するまでの周囲の葛藤と感動(「力の魂」)、保田圭が突如「わたし」の元にやってきて、モニの人事異動がわたしのセックスに関わっていることを明かす(「モニとわたし」)、他10篇。

シュールな笑いが好きな人にはたまらないし、そうでない人にとっては苦痛になりかねない一冊。独特すぎて、笑えるけどかなり好き嫌いがありそう。実際に人におススメしたことがあるんだけど、その次あったとき、僕を見る目がやけに冷たくなってたことがある。しかし個人的にはかなり好きな作品だったので星4つ。はっきりいってシュールすぎてわけは分からないんだけど、そこがたまらなく大好きだ。