小学生の頃に読んだマンガ『劇画太平洋戦争 玉砕硫黄島』を読んで栗林中将の事はフワッと知ってましたが、本書で書かれている内容を読んで改めて名将である事を理解しました。
栗林中将が父として、夫として、家族を守る為に死地に赴く、その覚悟を支えたのは一日でも長く硫黄島を死守する事で本土空襲を避けられる、即ち大切な家族に対し一日でも長く幸せに暮らせる時間を与える事だったと、私は感じました。これほどまでに美しく見事な覚悟があるでしょうか。
私も二児の父として、果たしてここまでの強い覚悟で何か事に臨めるのだろうかと自問自答しているうちに、気がついたら2回連続で読んでしまいました。良書です。
ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』しか見た事ない人は是非読んでみてください。やはり関係者への取材を重ねて書かれた本の内容は奥行きがあって読み終わった後には心の中に波のように繰り返すなんとも言えない感情が湧いてきます。
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散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道 (新潮文庫) 文庫 – 2008/7/29
梯 久美子
(著)
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硫黄島で米軍を最も怖れさせた指揮官は、
家族に手紙を送り続けた父でもあった—。
絶海の孤島・硫黄島で、総指揮官は何を思い、いかに戦ったのか……。
妻子を気遣う41通の手紙。
死にゆく将兵を「散るぞ悲しき」とうたった帝国軍人らしからぬ辞世。
玉砕という美学を拒み、最期まで部下と行動を共にした指揮官のぎりぎりの胸中に迫る。
いま、日本人を考えるための必読書。
圧倒的評価を受けた、大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
娘よ!妻よ!絶海の孤島からの手紙が胸を打つ―水涸れ弾尽きる凄惨な戦場と化した、
本土防衛の最前線・硫黄島。「5日で落ちる」という米軍の楽観を大幅に覆し、
36日間もちこたえ、両軍合わせて2万人以上の死傷者を出す凄惨な戦いに…。
その知略で米軍を最も怖れさせた陸軍中将・栗林忠道は、粗末なテントに起居しながら、
留守宅の幼い末娘を夢に見、お勝手の隙間風や空襲の心配をする愛情こまやかな父でもあった―。
「玉砕」を禁じ、死よりも苦しい生を生きた烈々たる記録。感涙のノンフィクション。
目次より
第1章 出征
第2章 二二キロ平米の荒野
第3章 作戦
第4章 覚悟
第5章 家族
第6章 米軍上陸
第7章 骨踏む島
第8章 兵士たちの手紙
第9章 戦闘
第10章 最期
解説 柳田邦男
著者について
2006(平成18)年、本作で大宅壮一ノンフィクション賞を、17年には『狂う人 「死の棘」の妻・島尾ミホ』で読売文学賞(評論・伝記賞)、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞した。著書に『世紀のラブレター』『昭和二十年夏、子供たちが見た戦争』『愛の顛末』『昭和二十年夏、僕は兵士だった』『原民喜』などがある。
家族に手紙を送り続けた父でもあった—。
絶海の孤島・硫黄島で、総指揮官は何を思い、いかに戦ったのか……。
妻子を気遣う41通の手紙。
死にゆく将兵を「散るぞ悲しき」とうたった帝国軍人らしからぬ辞世。
玉砕という美学を拒み、最期まで部下と行動を共にした指揮官のぎりぎりの胸中に迫る。
いま、日本人を考えるための必読書。
圧倒的評価を受けた、大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
娘よ!妻よ!絶海の孤島からの手紙が胸を打つ―水涸れ弾尽きる凄惨な戦場と化した、
本土防衛の最前線・硫黄島。「5日で落ちる」という米軍の楽観を大幅に覆し、
36日間もちこたえ、両軍合わせて2万人以上の死傷者を出す凄惨な戦いに…。
その知略で米軍を最も怖れさせた陸軍中将・栗林忠道は、粗末なテントに起居しながら、
留守宅の幼い末娘を夢に見、お勝手の隙間風や空襲の心配をする愛情こまやかな父でもあった―。
「玉砕」を禁じ、死よりも苦しい生を生きた烈々たる記録。感涙のノンフィクション。
目次より
第1章 出征
第2章 二二キロ平米の荒野
第3章 作戦
第4章 覚悟
第5章 家族
第6章 米軍上陸
第7章 骨踏む島
第8章 兵士たちの手紙
第9章 戦闘
第10章 最期
解説 柳田邦男
著者について
2006(平成18)年、本作で大宅壮一ノンフィクション賞を、17年には『狂う人 「死の棘」の妻・島尾ミホ』で読売文学賞(評論・伝記賞)、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞した。著書に『世紀のラブレター』『昭和二十年夏、子供たちが見た戦争』『愛の顛末』『昭和二十年夏、僕は兵士だった』『原民喜』などがある。
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/7/29
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-10410135281X
- ISBN-13978-4101352817
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価格 | ¥737¥737 | ¥1,265¥1,265 |
【新潮文庫】梯久美子 作品 | 地獄の硫黄島で、玉砕を禁じ、生きて一人でも多くの敵を倒せと命じた指揮官の姿を、妻子に宛てた手紙41通を通して描く感涙の記録。〈大宅壮一ノンフィクション賞受賞〉 | 本当に狂っていたのは、妻か夫か。夫の作家的野心が仕掛けた企みとは。秘密に満ちた夫妻の深淵に事実の積み重ねで迫る傑作。〈読売文学賞・芸術選奨文部科学大臣賞ほか受賞〉 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2008/7/29)
- 発売日 : 2008/7/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 302ページ
- ISBN-10 : 410135281X
- ISBN-13 : 978-4101352817
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 14,301位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9位戦記・体験記
- - 18位日本史ノンフィクション
- - 19位地方別日本史の本
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2023年11月22日に日本でレビュー済み
徒手空拳の中日本に住む妻や子供たちのために戦って死んでいった多くの兵士の為に、書かずにはおれなかった言葉『散るぞ悲しき』。その辞世の句を『散るぞ口惜し』と書き換える大本営に、怒りが沸々とわいてきます。
本土空襲によって一般市民が殺される事態を1日でも遅らせるために、玉砕を禁じ、バンザイ突撃を禁じ、最後の一人になってもアメリカ軍に流血を強いて、アメリカ軍から恐れられた指揮官は、留守宅の台所の隙間風を心配する心優しい夫でした。末娘のたか子さんを「たこちゃん」と呼び、戦地から絵を描き夢で一緒に街を歩いた、と書き送る子煩悩な父親でした。
こんな素晴らしい人がいたことを多くの人に知って欲しい。
本土空襲によって一般市民が殺される事態を1日でも遅らせるために、玉砕を禁じ、バンザイ突撃を禁じ、最後の一人になってもアメリカ軍に流血を強いて、アメリカ軍から恐れられた指揮官は、留守宅の台所の隙間風を心配する心優しい夫でした。末娘のたか子さんを「たこちゃん」と呼び、戦地から絵を描き夢で一緒に街を歩いた、と書き送る子煩悩な父親でした。
こんな素晴らしい人がいたことを多くの人に知って欲しい。
2022年12月25日に日本でレビュー済み
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栗林中将とそのご家族の人柄はよくわかりましたが、公式記録を都合よく改竄する風土がまだ継続しているように感じるので、そのあたりの病根に切り込んでほしかった。
2021年6月5日に日本でレビュー済み
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How did you come to terms with your intentions and national policy? There was also a Japanese Army officer who had a rational idea. I wanted you to do your best for postwar reconstruction.
2020年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そんなに山ほど本を読むタイプではありません。たぶん普通です。
でもこの本は、何度も読みたくなって、結局3回買いました。いま、5回目読み返してます。
様々な偶然が重なって、この時期にしか書きえなかった本。
たまたまこの事実に触れてしまった筆者が、使命感を持ち並々ならぬ情熱を注いで書き上げた本。
あまり知られていなかった硫黄島の現実を、もしかしたら自虐史観教育?の中で育った私たちにも、
日本軍にすばらしい知将がいたという真実を告げてくれる本。
そして何より、戦争というものがあまりにも悲しく、生産的でなく、無力なことを教えてくれる本。
人生No1の本です。ぜひ、多くの方に読んでいただきたいです。
でもこの本は、何度も読みたくなって、結局3回買いました。いま、5回目読み返してます。
様々な偶然が重なって、この時期にしか書きえなかった本。
たまたまこの事実に触れてしまった筆者が、使命感を持ち並々ならぬ情熱を注いで書き上げた本。
あまり知られていなかった硫黄島の現実を、もしかしたら自虐史観教育?の中で育った私たちにも、
日本軍にすばらしい知将がいたという真実を告げてくれる本。
そして何より、戦争というものがあまりにも悲しく、生産的でなく、無力なことを教えてくれる本。
人生No1の本です。ぜひ、多くの方に読んでいただきたいです。
2020年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
硫黄島で死ぬまで戦った兵士達が本土にいる妻や子殿また肉親達を守りぬく一心であった事が良く分かった。
決して勝利ではなく、一日でも生き抜くことで敵の本土攻撃を遅らせるという目標のためにすべてを犠牲にして死んでいった男たちに日本人の心を感じた。また本土で見守っている家族たちの父親や夫あるいは息子達の無事を祈りつつも必死に生きていこうとしている姿に日本人の愛を感じた。こうした事実が歴史として残っていることを、あるいは何万人、何十万人の犠牲の上に我々日本人の今が存在していることを忘れてはならないと感じた。こうした歴史を明らかにしてくれた作者に感謝したい。
決して勝利ではなく、一日でも生き抜くことで敵の本土攻撃を遅らせるという目標のためにすべてを犠牲にして死んでいった男たちに日本人の心を感じた。また本土で見守っている家族たちの父親や夫あるいは息子達の無事を祈りつつも必死に生きていこうとしている姿に日本人の愛を感じた。こうした事実が歴史として残っていることを、あるいは何万人、何十万人の犠牲の上に我々日本人の今が存在していることを忘れてはならないと感じた。こうした歴史を明らかにしてくれた作者に感謝したい。
2018年8月16日に日本でレビュー済み
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いかに戦場下とはいえ.可哀そうですね...この本を通じて.当時の日本の稚拙極まりない統治環境が勘案され.
同じ日本人として悲しくなる本でした。当時に政治家,高級軍人の全ての方々に『組織論』『マネジメント』等の
勉強を徹底しておけば....
同じ日本人として悲しくなる本でした。当時に政治家,高級軍人の全ての方々に『組織論』『マネジメント』等の
勉強を徹底しておけば....
2019年12月30日に日本でレビュー済み
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〇太平洋戦争の激戦地硫黄島の日本軍総指揮官だった栗林忠道中将の生涯を紹介するノンフィクション。
○高潔な現地司令官、健気に戦う兵士、冷酷な軍本部、という構図は、他にもあったように思うが、硫黄島もその典型的な一例であり、著者の綿密な調査によってそれが浮き彫りにされている。
○栗林中将は、過去の日本軍の作戦を研究のうえ、全滅必至の戦いにおいて、兵に簡単に突撃を許さず、最後まで苦しい籠城戦を展開した後に死ぬ方針を採る。それが本土を守るため少しでも意味のある死になると考えたからである。兵士はその方針にしたがって最後まで米軍を苦しめて玉砕する。
○栗林中将の時世の歌「国の為重きつとめを果たし得て、矢玉尽き果て散るぞ悲しき」はその真情をよく表している。しかしながら大本営はこれを「散るぞ口惜し」と書き換えて発表する。想像するに発表文を稟議で回した際に、誰かが書き換え上位者たちがこれを追認したのであろう。大本営の幹部の椅子にはこのような人物たちが座っていたということである。彼らも戦争遂行に全力を尽くしてはいただろう。しかし、彼らの知性と教養がもっと上等であったならば、敗戦という結末は変わらなかったにしても、悲劇はもっと少なくて済んだのではないかと思う。
○高潔な現地司令官、健気に戦う兵士、冷酷な軍本部、という構図は、他にもあったように思うが、硫黄島もその典型的な一例であり、著者の綿密な調査によってそれが浮き彫りにされている。
○栗林中将は、過去の日本軍の作戦を研究のうえ、全滅必至の戦いにおいて、兵に簡単に突撃を許さず、最後まで苦しい籠城戦を展開した後に死ぬ方針を採る。それが本土を守るため少しでも意味のある死になると考えたからである。兵士はその方針にしたがって最後まで米軍を苦しめて玉砕する。
○栗林中将の時世の歌「国の為重きつとめを果たし得て、矢玉尽き果て散るぞ悲しき」はその真情をよく表している。しかしながら大本営はこれを「散るぞ口惜し」と書き換えて発表する。想像するに発表文を稟議で回した際に、誰かが書き換え上位者たちがこれを追認したのであろう。大本営の幹部の椅子にはこのような人物たちが座っていたということである。彼らも戦争遂行に全力を尽くしてはいただろう。しかし、彼らの知性と教養がもっと上等であったならば、敗戦という結末は変わらなかったにしても、悲劇はもっと少なくて済んだのではないかと思う。