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ハゴロモ (新潮文庫) 文庫 – 2006/6/28
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- 本の長さ185ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/6/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-10410135927X
- ISBN-13978-4101359274
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/6/28)
- 発売日 : 2006/6/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 185ページ
- ISBN-10 : 410135927X
- ISBN-13 : 978-4101359274
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 150,767位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
![よしもと ばなな](https://m.media-amazon.com/images/I/51xTev3kv3L._SY600_.jpg)
1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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Katmanduへ強制送還だったときに読みました。
自分の死にさらされた気がしてないのに狐に化かされた感じ。
やりきれない雰囲気でたまたまKindleで買って読んだ小説でした。
また、ゆっくり前に進みます。
ぬるま湯につかったような、愛される日々。それが突然の別れ。8年間の彼との思い出のつまった部屋に、もう彼がくることはない。ほたるは傷ついた心を癒すため、大きな川の流れるふるさとに戻ってくる。 そんなほたるを、おばあさんと、姉妹のような存在だった、るみちゃんの優しさに包まれ癒される。
その後、大嵩みつると出会い、彼の存在が、ほたるの中で次第に大きくなってゆく。
この小説は、自分の人生における、大切な時間を、どうゆうふうに生きるか問うてるのかもしれない。
けれど、どうしようもなく傷ついた人間が、どうやって立ち直っていくがというテーマは良かった。
つらい時に読み直すと、意外に心にしみそうな作品です。
8年間も続いた恋を失ってしまい、心がひどく傷ついている
主人公ほたる。
川が常に住人の側にある故郷でスローライフを送り、
色んなひとたちと触れ合って少しずつ彼女は元気を
取り戻していきます。
序盤は、恋を失ったこころの痛みや辛さ、空虚な感じが
こちらにもひしひしと伝わってきて切なくなるけれど、
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良い関係を築き癒されていく彼女にこちらの心まで
癒されたような・・・そんな感じに変化していきます。
彼女が故郷で出逢うデジャヴを感じる男性、
彼がとても良い味を出していて素敵。
傷ついているひとが読んだなら、人生ってそんなに
悪いものじゃないかも・・・と思えるんじゃないかな。
そっとこころに寄り添ってくれるような作品です。