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藤原氏の正体 (新潮文庫) 文庫 – 2008/11/27

4.2 5つ星のうち4.2 111個の評価

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大化改新は暗黒時代の幕開けだった。
闇に包まれた一族の正体がついに解き明かされる。


大化改新の英雄・鎌足以降、常に日本の中枢に居座り続けた藤原氏。しかし、その出自は謎に包まれ、未だ古代史の闇として秘され続けている。正史に輝く華々しい業績を持つ一方で、一族繁栄のためには政敵を葬ることも厭わないという負の横顔を持つ彼らは一体何者だったのか? 著者独自の研究から、ついに明らかになったその素顔――。
富と権力に驕れる一族の正体を暴く渾身の論考。


【目次】

はじめに

第一章 「積善の藤家」の謎
大化改新は本当に正義の改革だったのか/目に余った蘇我氏の専横/中臣鎌足と中大兄皇子の劇的な出会い/入鹿暗殺の顛末/腑に落ちない『日本書紀』の分注/崩れ去る常識/不審火に包まれる中大兄皇子の宮/非難されていた中大兄皇子/中臣鎌足を襲った崇り/斉明天皇につきまとう鬼/積善の藤家の謎/正史の落雷記事と「積善の藤家」の因果/崇りにおびえる藤原氏/「滅罪」こそが藤原氏の「善行」だった?/現代日本の閨閥を牛耳る藤原氏/昭和天皇の前で足を組んだ近衛文麿/多くの皇族を殺害した藤原氏/宿主の養分を吸い取る植物「藤(原)」/藤原という突然変異はどこから来たのか

第二章 謎に包まれた藤原氏の出自
出自のはっきりしない藤原氏/神話で大活躍する中臣氏の祖神/歴史時代の中臣氏のさえない活躍/唐突に歴史に姿を現す中臣鎌足/なぜ『日本書紀』は藤原氏の過去を描かなかったのか/天武天皇と藤原氏の間に横たわるわだかまり/中臣鎌足は常陸国鹿嶋からやってきたという説/武甕槌神・経津主神の謎/中臣氏の祖神は東国から勧請された?/中臣氏が成り上がりだったという梅原説/枚岡神社と春日大社の奇妙な関係/ヤマトの中臣氏が物部氏の没落によって東国に進出したとする説/鎌足の出自を解明するには、第三の仮説が必要/『古語拾遺』の訴え/なぜ中臣氏は神道の伝統を無視したのか/なぜ中臣氏は神道と関わっていたのか/物部氏の正体/ヤマト建国に活躍した諸地域/不比等が神話に葬った出雲は実在した/物部氏は吉備からやってきた?/零落した物部氏の神を横取りした中臣氏/藤原不比等が黒作懸佩刀を持ち出したわけ

第三章 律令制度で日本のすべてを私物化した藤原氏
日本の律令を整備したのは藤原氏だった/部民制と屯倉制/聖徳太子が先鞭を付けた律令制度/蘇我氏は律令潰しに走っていない?/大化改新の裏側/乙巳の変の原因は外交問題だった?/百済王豊璋と中臣鎌足の接点/白村江の戦いで姿をくらました中臣鎌足/『大織冠伝』の不思議な記述/中臣鎌足が豊璋であった証拠/百済王の中臣鎌足への贈り物/藤原千年の基礎を築いた藤原不比等/改革事業を潰しにかかった中臣鎌足/蘇我が作った律令/壬申の乱で豪族は没落していない?/天武天皇の目論見/なぜ天智の娘が天武朝で即位できたのか/天香具山の歌に秘められた暗示/神話に隠された持統の姿/天智系王家の復活/持統即位のきな臭い背景/高市と持統の蜜月/藤原が律令を制した意味

第四章 崇りにおびえる藤原氏
律令を悪用した藤原氏/藤原氏は独裁政治をめざしていなかった?/藤原氏を糾弾する『竹取物語』/藤原のための天皇に同情したかぐや姫/藤原に滅ぼされた長屋王/藤原の子・聖武天皇の豹変/藤原に殺された安積親王/暴虐な藤原仲麻呂のふるまい/皇帝になった藤原仲麻呂/天皇家滅亡の危機を招いた藤原仲麻呂/静かな王朝交替/藤原に殺された井上内親王/ヤマトの祟りから逃れた桓武天皇/呪われた平安京/崇りによって藤原は馬脚を現した?/律令の理念の一角を崩した崇りの威力/平安王朝が空海や安倍晴明を求めたわけ

第五章 藤原氏と日本の官僚の根源
平安という暗黒時代/四家に分かれた藤原氏/藤原不比等の身勝手な法解釈/貴族になった藤原氏/自家以外の繁栄を拒んだ藤原氏/招婿婚と外戚の意味/藤原が仕組んだ政変/はめられた菅原道真/藤原摂関政治の本質/鎌足の墓をあばくのは不敬?/藤原氏はなぜ歴史書を好んで編纂したのか/日本史の本当のタブーは藤原氏を語ること

おわりに
文庫版あとがき
主要参考文献一覧


関裕二
1959(昭和34)年、千葉県柏市生れ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。1991(平成3)年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー。以後精力的に執筆活動を続けている。主な著作に『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』『伊勢神宮の暗号』『古代史 50の秘密』『前方後円墳の暗号』『神武天皇vs.卑弥呼』「古代史謎解き紀行」シリーズなど多数。


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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2008/11/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/11/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 319ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101364710
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101364711
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 111個の評価

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関 裕二
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2023年12月12日に日本でレビュー済み
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せっかく時間をかけて、書評したが、何故か非掲載だったので、アマゾンコードに抵触したので削除した
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2023年5月24日に日本でレビュー済み
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藤原氏、って、日本史の授業で習って以来、御縁がない姓でした(たぶん)。その藤原氏が、どんな活動をしていたか、また、何を考えていたのか、ということを、著者がお調べになった資料から、読み解いていく、というスタンスが、たまらなく面白いものでした。推理小説も、面白いとは思いますが、はるかに凌駕しています。自身の専門分野と離れて、一気読みする、というのも、たまに行う、頭の大掃除のように感じました。
いや、面白いです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年10月7日に日本でレビュー済み
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大化の改新で出てきた中臣(藤原)鎌足の先祖ははっきりしない。
藤原家のために書いたような日本書紀でさえ明確な記述なし。
著者は大胆に中臣(藤原)鎌足そのものが百済から人質で日本に来ていた百済王・豊しょうではないかと推論。
また平安時代は天皇をも凌ぐ権力を持っていたといわれる藤原氏は、いまの現代までも脈々とその力、影響力は持ち続けているんだそうだ。
個人的にはこの著者の本は6冊目。
はっきり言って最初にこの本を読めば驚いたんだろうが、実際はすでに知っていることでした。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年7月28日に日本でレビュー済み
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聖徳太子の存在、蘇我一族が「馬子」「蝦夷」「入鹿」と他人を馬鹿にしたような名前があざとく付けられていること、大化改新の謎、いきなり現れる白村江の戦いと敗戦、壬申の乱、天武天皇、天武系に起きる不可解な死や陰謀、強引な天智系への揺り戻し、半島系の母を持つ桓武天皇の即位・・・

わたしは、7世紀から8世紀の日本の不連続性と唐突性がずっと疑問であった。
中臣鎌足を始めとする藤原氏は偉人として通史では教えられるが、この本のように天皇を利用し、日本を乗っ取り支配する悪党だと考えるとどうだろう?
不思議なことにいろいろな辻褄があっていく。
まるで、天動説で行き詰まった理論が、地動説に考えることによって驚くほど辻褄があっていくことに似ている。

日本は古来より豪族同士の話し合いによる共存的な政治体制であり、天皇でさえもそれほどの権限はなかった。そこに時代の波の中で、聖徳太子や蘇我氏、孝徳天皇、天武天皇らがより良い近代化を図るべく律令制度、世界初のベーシックインカム、奴隷の廃止である口分田制度を打ち出すなど本来は健全な改革であったはずである。その改革を阻止し、政敵を皆殺しで粛清し、天皇を血で囲い、現在まで1000年以上朝廷を支配する体制を築き上げたのが藤原氏だと著者は言う。

本来、日本にはこのような覇道的、勝者が全てを奪取し他を皆殺しにするという文化や思想はなかった。これは大陸とくに西洋に見られる考え方であり、そういう意味で中臣鎌足は百済の王子豊璋であり、大陸・半島系の血や思想が濃いと考えると大いに納得ができる。

そして、このような陰湿で陰で権力を操るやり方は、陰謀論で有名なロスチャイルド家、ロックフェラー家のやり方であり、究極は人類を支配するレプティリアンと呼ばれる宇宙勢力のやり方そのものである。藤原氏とそれらとの接点は確認されていないが、日本史、世界史を大きな流れで俯瞰すると、必然的にその考えが浮上する。

日本の保守と呼ばれる人の思想も、わたしは藤原氏擁護、通史に沿った天皇制・国家体制のものが多く、では日本を殺めた藤原氏に擁立された天皇制・国家体制と考えると、それは本当に守るべき伝統や制度なのか?という疑問が生じる。

確かに著者は、やや強引な理論の展開があり、もうっちょと丁寧に立証すればいいのにと思う箇所は多々ある。しかし著者の講演には奈良から講演内容をチェックする謎の人物が送り込まれ、自由に発言できない圧力があるのも事実であり、もし著者の言うことが本当にトンデモであったなら、そうはならないはずであり、何らかの真実に触れている、虎の尾を踏んでいるものと思われる。

さらに著者は、奈良・飛鳥などの博物館でも論説を積極的に取り入れられていることもあり、全くの荒唐無稽とは言えないのではないか?

一番大切なのは庶民の記録である。竹取物語をはじめ、庶民は藤原氏を忌み嫌い、それに対抗する天武天皇、聖武天皇、菅原道真を支持してきて、彼らの子孫が殺されたり冷遇されると決まって天災や藤原氏の疫病死が起こり、祟りと言って伝えられてきた。

未だに天皇陵をはじめ多くの古墳が宮内庁の管轄下で調査ができない状態にあり、飛鳥時代から奈良時代に謎が多く解明されないのも、藤原氏の政権掌握の真実の過程が知られてはならないと考えると納得がいく。

歴史は彼等の歴史(HISTORY)であり、その彼等(HIS)が誰であるかを明確化しないと糸口が掴めない。
41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年3月10日に日本でレビュー済み
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テロリスト中臣鎌足の化けの皮をはいでゆきます。説得力があってなかなか面白い。子孫の近衛文麿が天皇の前で足を組んでたとは驚き。白村江の戦といい大東亜戦争といい日本を滅亡の危機に追いやった悪行を陰で糸を引いたのが藤原だったのですね。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年5月5日に日本でレビュー済み
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教科書では教えない部分を想像豊に展開している
2020年5月16日に日本でレビュー済み
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非常にきれいに保存されていました。実は、単行本を持っておりましたが、文庫本が欲しかったのです。感謝します。
2013年1月4日に日本でレビュー済み
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正体シリーズを全部読みました。同じような内容を三回も読んだという気持ちになりました。途中でで何回も、それについては後で・・・と先送りにされてしまうことが多く、読後に結局何を読んだか解からなくなるくらい結論の印象が薄くなってしまいます。それとも、私の理解力が不足なのでしょうか。でも発想が面白いので、楽しく読めました。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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