日テレの「スッキリ!!」で紹介されていたので、
本屋さんに行ったときちょっと手に取り、ページをめくってみました。
笑いをこらえればこらえるほど体がヒクヒク言いだして、
まわりの人から「このヤバい人、なんだ?」と思われそうで、
そのままレジに直行しました。
そして帰りの電車中で再び開いたのですが…。
世界各国の看板やお菓子パッケージの〈ヘンな日本語の写真〉に耐えきれず、
その下にある、筆者の人を食った〈シュールなコメント〉に堪え切れず、
各章の最後にある〈妙な体験的解説〉に悶絶。
結局、電車の中でも完全に「ヤバい人」になっていた私です。
たのしいときも、憂鬱なときも、とにかく豪快に笑わせてくれる本。
気分が乗らないときなどにも、ペラペラめくるとググッとテンションがあがります。
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世界ニホン誤博覧会 (新潮文庫) 文庫 – 2010/1/28
柳沢 有紀夫
(著)
「日本語でどづぞ」なる妙な看板に遭遇して以来、“海外で見かける不思議な日本語"に取り憑かれた著者は、世界中の収集家の協力を得、15年の研鑽を重ねた。本書はその集大成である。膨大なサンプルは、(1)地域の特徴(2)発生頻度(3)発生原因(4)隠された日本人観に注目して収集された。他に類を見ない研究を、どづぞゆっくワおたのし2下ざい。解読に役立つ「ソックリ文字早見表」付。
- 本の長さ273ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/1/28
- ISBN-104101370524
- ISBN-13978-4101370521
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/1/28)
- 発売日 : 2010/1/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 273ページ
- ISBN-10 : 4101370524
- ISBN-13 : 978-4101370521
- Amazon 売れ筋ランキング: - 604,338位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前著「
日本語でどづぞ―世界で見つけた爆笑「ニホン」誤集
」の続編です。「VOW」(街で見かけたヘンな誤植・フレーズを集めた本のシリーズ)の海外版というべき前著のスタイルを踏襲しています。本書に収められた日本語と似て非なる数々のサンプルは、まさに"ニホソゴ"とでも呼びたくなるものばかりですね。(^o^) (Englishならぬ"
Engrish
"、というのと同じノリですね) 前著と違って本書では国別・地域別の"どづぞ"なサンプルの特徴に"考察"を加えているところがユニークです。解読に役立つ「ソックリ文字早見表」もついているので、"どづぞ"→"どうぞ"と自力で解読できるようになれますね。(本レビューの表題は"ニホンゴ・ワールド"を"どづぞ"風にアレンジしてみました (笑))
前著を読んである程度"免疫"が出来ていたためか、爆笑とまではいきませんでしたが、そこそこ楽しめました。(レッドカーペット風に言えば"満点大笑い"ではなく"大笑い"といった感じ)
前著を読んである程度"免疫"が出来ていたためか、爆笑とまではいきませんでしたが、そこそこ楽しめました。(レッドカーペット風に言えば"満点大笑い"ではなく"大笑い"といった感じ)
2010年2月19日に日本でレビュー済み
不勉強にして私は知らなかったのだけれども、「どづぞ」という概念があって、海外の不思議な日本語を集める試みがなされているのだそうだ。
本書はその長年にわたる努力の成果である。ページを繰るたびに想像を絶する不思議な日本語が飛び出して、我々の目をくぎ付けにし、度肝を抜く。口元がゆるむものから、大爆笑、理解不能なものまでバラエティに富んでいる。飽きることなく読みすすめられるだろう。
ただ本書がおもしろいネタを集めただけではないのは、サンプルをグループ分けして考察を加えている点である。地域ごとにはっきりと「どづぞ」の傾向があるのは興味深い。ソックリ文字早見表では間違いやすい「かな」の一覧が一目瞭然である。
こうしてみると、一種のゲシュタルト崩壊が起こってくるようだ。確かに日本社会では区別されている文字でも、究極的には区別は存在しないのだ。考えてみれば、「へんてこりん」なのは我々日本人の内輪だけで通用する日本語のほうなのかも・・・?
本書はその長年にわたる努力の成果である。ページを繰るたびに想像を絶する不思議な日本語が飛び出して、我々の目をくぎ付けにし、度肝を抜く。口元がゆるむものから、大爆笑、理解不能なものまでバラエティに富んでいる。飽きることなく読みすすめられるだろう。
ただ本書がおもしろいネタを集めただけではないのは、サンプルをグループ分けして考察を加えている点である。地域ごとにはっきりと「どづぞ」の傾向があるのは興味深い。ソックリ文字早見表では間違いやすい「かな」の一覧が一目瞭然である。
こうしてみると、一種のゲシュタルト崩壊が起こってくるようだ。確かに日本社会では区別されている文字でも、究極的には区別は存在しないのだ。考えてみれば、「へんてこりん」なのは我々日本人の内輪だけで通用する日本語のほうなのかも・・・?
2017年2月18日に日本でレビュー済み
「ニホン誤」使用例(日本語誤用例)の証拠写真が多く入った本だが、やはり写真はカラーで見たい。類書の『ネイティブは見た!ヘンな英語』( https://www.amazon.co.jp/dp/4887598882?_encoding=UTF8&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div )のような構成が望まれるし、本の体裁も最初から全部横書きにしたほうが良かった。カラー写真は採算性の問題からか、実にブックカバーに小さいのが4葉載せてあるだけだ。書中の写真が見づらいことは出版社でも充分承知しているのだろう。写真の中の文面の一部をわざわざ活字にして載せている。
それと読んでいて、「ノーパンしゃぶしゃぶ」のような古いネタで笑いを取ろうとしているのが聊か気になった。その古さだけでなく、ユーモア感覚が私とは異質なようで笑えなかった。著者が余程高齢なのか、本書が余程昔に刊行されたのか、と思って著者紹介や奥付を見たが、著者は1964年の生まれで本書は2010年刊行の文庫書き下ろしだそうだ。ネタが古いのは長らく日本を離れているからなのだろう。その点は致し方なし。
巷間出版不況と言われて久しいが、この本のように素人ブログのような文面・内容を堂々と出版し、こと写真に関してはブログに大きく差をつけられている不鮮明な白黒写真(カラー写真を無理やり白黒で掲載しているため一層不鮮明)しか載せられないとあっては、本が売れなくなるのもむべなるかなと痛感する。
以下、気になった点を挙げておく。
p.152
韓国の料理店の看板
Noodle / うどん / 面
を著者は「ニホン誤」使用例(日本語誤用例)の一つに数えてしまっているが明らかに勘違いだ。これは English / 日本語 / 中文 の順で書いてあるので正しいのである。中国本土では「麵」と「面」の区別が無く、「面」に一本化されるので、「ラーメン」は「拉面」となる。しかし「うどん」の中文訳には「日式白太面」ぐらいが妥当だろうか。ちなみに中国本土では「機」と「机」の区別も同様に「机」に一本化されるので、「手机」は「ケータイ電話」の意味になる。
p.186
オランダでよく目にする日本米ブランド
「SHINZU (真珠)」
……えーと、東北出身?
とあるが、オランダ語では Shinzu の綴りで「シンジュ」と発音されるので、これはこれで正しいと言える。逆に我々に親しみのあるヘボン式(Hepburn system)で Shinju と綴るとオランダ人に「シニュー」と発音されてしまうのだ。したがってオランダの消費者に「シンジュ」と発音してもらいたいなら、SHINZU の綴りで大いに結構だ。
p.186
どうでもいいですけど、マツダがなぜ「MAZDA」なの
か、いまだにかわらない私です。
には開いた口が塞がらなかった。もっと勉強して世の中のことを知ってから本を出せと言いたい。しかし編集者がここでなぜ介入しなかったのか不思議だ。
p.206
スペインで見つけたデスクライト
「信誠福仁愛」とお題目は立派だが、さかさま。
とあるが、これは中国の奇妙な習慣で、「福」のような縁起の良い文字を逆さまにして飾るので、
……ひとこと言ってもいいですか? 「このバチ当たりめ!」
のコメントは的外れもいいところだ。見つけた先が偶々スペインであっても中文が書かれた中国製品であることは明白で、この本の主旨「ニホン誤」に合致しない。
pp.210-211
かつて、映画『ピンクパンサー』で、日本人の使用人ケイトー(Kato つまり「加藤」の英語風読み方?)が銅鑼の音とともに登場して、
は、正しくは Cato (カトー)であり、古代ローマの苗字である。ちなみに中国系イギリス人の俳優が演じていた。
巻末に「ニホン誤」使用例(日本語誤用例)を公募するためのジーメイル・アカウントが掲載されているが、dozuzo の綴りでは前作の書名『日本語でどづぞ』や著者の言う「どづぞ」とは裏腹に「どずぞ」になってしまう。正しい欧文綴りでは dodzuzo である。薩摩の名門島津(しまづ)家なども Shimadzu と綴っているではないか。
それと読んでいて、「ノーパンしゃぶしゃぶ」のような古いネタで笑いを取ろうとしているのが聊か気になった。その古さだけでなく、ユーモア感覚が私とは異質なようで笑えなかった。著者が余程高齢なのか、本書が余程昔に刊行されたのか、と思って著者紹介や奥付を見たが、著者は1964年の生まれで本書は2010年刊行の文庫書き下ろしだそうだ。ネタが古いのは長らく日本を離れているからなのだろう。その点は致し方なし。
巷間出版不況と言われて久しいが、この本のように素人ブログのような文面・内容を堂々と出版し、こと写真に関してはブログに大きく差をつけられている不鮮明な白黒写真(カラー写真を無理やり白黒で掲載しているため一層不鮮明)しか載せられないとあっては、本が売れなくなるのもむべなるかなと痛感する。
以下、気になった点を挙げておく。
p.152
韓国の料理店の看板
Noodle / うどん / 面
を著者は「ニホン誤」使用例(日本語誤用例)の一つに数えてしまっているが明らかに勘違いだ。これは English / 日本語 / 中文 の順で書いてあるので正しいのである。中国本土では「麵」と「面」の区別が無く、「面」に一本化されるので、「ラーメン」は「拉面」となる。しかし「うどん」の中文訳には「日式白太面」ぐらいが妥当だろうか。ちなみに中国本土では「機」と「机」の区別も同様に「机」に一本化されるので、「手机」は「ケータイ電話」の意味になる。
p.186
オランダでよく目にする日本米ブランド
「SHINZU (真珠)」
……えーと、東北出身?
とあるが、オランダ語では Shinzu の綴りで「シンジュ」と発音されるので、これはこれで正しいと言える。逆に我々に親しみのあるヘボン式(Hepburn system)で Shinju と綴るとオランダ人に「シニュー」と発音されてしまうのだ。したがってオランダの消費者に「シンジュ」と発音してもらいたいなら、SHINZU の綴りで大いに結構だ。
p.186
どうでもいいですけど、マツダがなぜ「MAZDA」なの
か、いまだにかわらない私です。
には開いた口が塞がらなかった。もっと勉強して世の中のことを知ってから本を出せと言いたい。しかし編集者がここでなぜ介入しなかったのか不思議だ。
p.206
スペインで見つけたデスクライト
「信誠福仁愛」とお題目は立派だが、さかさま。
とあるが、これは中国の奇妙な習慣で、「福」のような縁起の良い文字を逆さまにして飾るので、
……ひとこと言ってもいいですか? 「このバチ当たりめ!」
のコメントは的外れもいいところだ。見つけた先が偶々スペインであっても中文が書かれた中国製品であることは明白で、この本の主旨「ニホン誤」に合致しない。
pp.210-211
かつて、映画『ピンクパンサー』で、日本人の使用人ケイトー(Kato つまり「加藤」の英語風読み方?)が銅鑼の音とともに登場して、
は、正しくは Cato (カトー)であり、古代ローマの苗字である。ちなみに中国系イギリス人の俳優が演じていた。
巻末に「ニホン誤」使用例(日本語誤用例)を公募するためのジーメイル・アカウントが掲載されているが、dozuzo の綴りでは前作の書名『日本語でどづぞ』や著者の言う「どづぞ」とは裏腹に「どずぞ」になってしまう。正しい欧文綴りでは dodzuzo である。薩摩の名門島津(しまづ)家なども Shimadzu と綴っているではないか。