この本の「何にもない島」も読んで、続編が見たくって買いました(中古しかなかった)。
最初の「何もない島」ほどの感動はないですが、でも、十分読んで面白かったです。
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青い鳥の住む島 (新潮文庫 さ 36-2) 文庫 – 2000/6/1
崎山 克彦
(著)
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2000/6/1
- ISBN-104101372225
- ISBN-13978-4101372228
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2000/6/1)
- 発売日 : 2000/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 259ページ
- ISBN-10 : 4101372225
- ISBN-13 : 978-4101372228
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,041,369位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2002年8月23日に日本でレビュー済み
南の島で我々から見れば”貧乏”に暮らしている人々が、実は我々には
及べない程の幸せを何の意識も持たずに過ごしている。
ここで住む人たちには、お金がないことが、むしろ”リッチ”になれる
理由なのかもしれない。そんな人達に是非会ってみたいと思わせる。
及べない程の幸せを何の意識も持たずに過ごしている。
ここで住む人たちには、お金がないことが、むしろ”リッチ”になれる
理由なのかもしれない。そんな人達に是非会ってみたいと思わせる。
2005年2月23日に日本でレビュー済み
1997年に出たハードカバーの文庫化。
『何もなくて豊かな島』の続編。
フィリピンの小島であるカオハガン島を購入した著者が、島民と触れ合いながら過ごす日常が描かれている。
タイトルの「青い鳥」とは、島に住むナンヨウショウビンのこと。もちろん、本当の幸福は家(島)にあったということの謂いなのだが、こういうタイトルを臆面もなく付けられる精神にはぞっとさせられる。
このシリーズは、島のオーナーになった著者と、本来は不法占拠者である島民との関係性を読むことが肝要。表面的に捉えれば、素朴だが幸福な島の生活に馴染み、あくせくした日本の生活を見直す著者の姿に、読者である我々も学ぶことが大きいという感想になるだろう。しかし、現実は著者による島の支配の物語なのである。そこを見落としてはいけない。
前作では著者が島に入り込む過程が描かれたが、本書では島民に対する家父長的支配が着々と進行する様子を楽しむことが出来る。賭博の追放、正業への就労斡旋、教育。まさに、かつて欧米諸国や日本が植民地に対して行った「文明化」の押しつけそのものである。しかし、植民地は解体されたのではないか。著者はいったい何を目指しているのか。
その一方で、著者はこうした問題にもきちんと気付いているように思える。文章からは思慮深さと鋭い観察眼が感じられ、「理想」であるべき島の生活への冷徹な視線も存在する。このあたりが、批判しつつもつい読んでしまう魅力となっている。
『何もなくて豊かな島』の続編。
フィリピンの小島であるカオハガン島を購入した著者が、島民と触れ合いながら過ごす日常が描かれている。
タイトルの「青い鳥」とは、島に住むナンヨウショウビンのこと。もちろん、本当の幸福は家(島)にあったということの謂いなのだが、こういうタイトルを臆面もなく付けられる精神にはぞっとさせられる。
このシリーズは、島のオーナーになった著者と、本来は不法占拠者である島民との関係性を読むことが肝要。表面的に捉えれば、素朴だが幸福な島の生活に馴染み、あくせくした日本の生活を見直す著者の姿に、読者である我々も学ぶことが大きいという感想になるだろう。しかし、現実は著者による島の支配の物語なのである。そこを見落としてはいけない。
前作では著者が島に入り込む過程が描かれたが、本書では島民に対する家父長的支配が着々と進行する様子を楽しむことが出来る。賭博の追放、正業への就労斡旋、教育。まさに、かつて欧米諸国や日本が植民地に対して行った「文明化」の押しつけそのものである。しかし、植民地は解体されたのではないか。著者はいったい何を目指しているのか。
その一方で、著者はこうした問題にもきちんと気付いているように思える。文章からは思慮深さと鋭い観察眼が感じられ、「理想」であるべき島の生活への冷徹な視線も存在する。このあたりが、批判しつつもつい読んでしまう魅力となっている。