時代背景なども良く調べられていて、これ以上マニアックになると、一般読者はついていけなくなるギリギリのところをうまく書かれていて、私はとっても楽しめました。
“何を考えていたのか頭の中を覗いてみたい”と言う感じが、有吉佐和子さんの『悪女について』を思い出しました。
実話という事で、昔の花街・色街の雰囲気をノスタルジーと共に浸れ、私の前の世代の生きた時代を味わえるのが良かったと思います。
もっと早く知っていれば、“おそめさん”ご存命中に何度も京都旅行をしていたので、ご本人にお会いできたかもしれなかったのに、残念です。
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おそめ―伝説の銀座マダム (新潮文庫) 文庫 – 2009/3/28
石井 妙子
(著)
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白洲次郎が通った。
川端康成が愛した。
時代の寵児たちを魅了した、あるマダムの半生。
かつて銀座に川端康成、白洲次郎、小津安二郎らが集まる伝説のバーがあった。
その名は「おそめ」。マダムは元祇園芸妓。
小説のモデルとなり、並はずれた美貌と天真爛漫な人柄で、またたく間に頂点へと駆け上るが―。
私生活ではひとりの男を愛し続けた一途な女。
ライバルとの葛藤など、さまざまな困難に巻き込まれながらも美しく生きた半生を描く。
隠れた昭和史としても読める一冊。
本書に登場する人物
服部良一 大佛次郎 川端康成 里見弴 川口松太郎
小津安二郎 川島雄三 白洲正子 青山二郎
白洲次郎 美空ひばり 鶴田浩二 後藤浩滋 …...
本文より
紀伊國屋書店社長の田辺茂一は、ある日、水上勉を連れて「おそめ」に行った。
銀座「おそめ」は言うまでもなく、会員か会員に伴われなければ入ることができない。
水上は、はじめて銀座「おそめ」に足を踏み入れ、感激のあまり跪いて秀の白足袋に接吻した。
「俺もようやく一流になれた」と。
その姿を目の当たりにした田辺は「あっぱれだと思った」と日記に記したという。
(第4章「おそめ」の銀座進出)
著者の言葉
はじめて彼女を見たとき、頭の中に描いていた女性像と、あまりにかけ離れた風姿の人であることに、
まず驚いた。すでに高齢だったということもある。だが、その点を考慮しても、この女(ひと)がその昔、
飛行機に乗って二都を往復し、夜の世界に名を轟かせた人だとは到底、想像しえなかった。
その大きな落差に、まず、私は興味を駆り立てられたのだった。
目の前にいる老女の生の過程を知りたくなった。(「あとがき」)
目次より
序章 出会い
第1章 高瀬川のほとり
第2章 祇園芸妓おそめの誕生
第3章 木屋町「おそめ」の灯
第4章 「おそめ」の銀座進出
第5章 凋落の始まり
第6章 俊藤浩滋の妻として
終章 流れの人よ
解説 山内静夫(鎌倉文学館館長)
著者について
2016年、『原節子の真実』で第15回新潮ドキュメント賞を受賞した。著書に『日本の血脈』『満映とわたし』(共著)などがある。月刊「文藝春秋」に発表した小池百合子・東京都知事に関するレポート(「小沢一郎、細川護熙、守屋元次官ら12人の証言 男たちが見た小池百合子という女」2017年8月号、「女たちが見た小池百合子『失敗の本質』」2018年1月号、「カイロ留学時代の同居人が初めて明かした 小池百合子『虚飾の履歴書』」2018年7月号)が大きな話題を呼ぶ。
川端康成が愛した。
時代の寵児たちを魅了した、あるマダムの半生。
かつて銀座に川端康成、白洲次郎、小津安二郎らが集まる伝説のバーがあった。
その名は「おそめ」。マダムは元祇園芸妓。
小説のモデルとなり、並はずれた美貌と天真爛漫な人柄で、またたく間に頂点へと駆け上るが―。
私生活ではひとりの男を愛し続けた一途な女。
ライバルとの葛藤など、さまざまな困難に巻き込まれながらも美しく生きた半生を描く。
隠れた昭和史としても読める一冊。
本書に登場する人物
服部良一 大佛次郎 川端康成 里見弴 川口松太郎
小津安二郎 川島雄三 白洲正子 青山二郎
白洲次郎 美空ひばり 鶴田浩二 後藤浩滋 …...
本文より
紀伊國屋書店社長の田辺茂一は、ある日、水上勉を連れて「おそめ」に行った。
銀座「おそめ」は言うまでもなく、会員か会員に伴われなければ入ることができない。
水上は、はじめて銀座「おそめ」に足を踏み入れ、感激のあまり跪いて秀の白足袋に接吻した。
「俺もようやく一流になれた」と。
その姿を目の当たりにした田辺は「あっぱれだと思った」と日記に記したという。
(第4章「おそめ」の銀座進出)
著者の言葉
はじめて彼女を見たとき、頭の中に描いていた女性像と、あまりにかけ離れた風姿の人であることに、
まず驚いた。すでに高齢だったということもある。だが、その点を考慮しても、この女(ひと)がその昔、
飛行機に乗って二都を往復し、夜の世界に名を轟かせた人だとは到底、想像しえなかった。
その大きな落差に、まず、私は興味を駆り立てられたのだった。
目の前にいる老女の生の過程を知りたくなった。(「あとがき」)
目次より
序章 出会い
第1章 高瀬川のほとり
第2章 祇園芸妓おそめの誕生
第3章 木屋町「おそめ」の灯
第4章 「おそめ」の銀座進出
第5章 凋落の始まり
第6章 俊藤浩滋の妻として
終章 流れの人よ
解説 山内静夫(鎌倉文学館館長)
著者について
2016年、『原節子の真実』で第15回新潮ドキュメント賞を受賞した。著書に『日本の血脈』『満映とわたし』(共著)などがある。月刊「文藝春秋」に発表した小池百合子・東京都知事に関するレポート(「小沢一郎、細川護熙、守屋元次官ら12人の証言 男たちが見た小池百合子という女」2017年8月号、「女たちが見た小池百合子『失敗の本質』」2018年1月号、「カイロ留学時代の同居人が初めて明かした 小池百合子『虚飾の履歴書』」2018年7月号)が大きな話題を呼ぶ。
- 本の長さ476ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/3/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101372519
- ISBN-13978-4101372518
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価格 | ¥880¥880 | ¥1,572¥1,572 |
【新潮文庫】石井妙子 作品 | かつて夜の銀座で栄光を摑んだ一人の京女がいた。川端康成など各界の名士が集った伝説のバーと、そのマダムの華麗な半生を綴る。 | 「伝説の女優」原節子とは何者だったのか。たったひとつの恋、空白の一年、小津との関係、そして引退の真相──。決定版本格評伝!〈新潮ドキュメント賞受賞〉 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2009/3/28)
- 発売日 : 2009/3/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 476ページ
- ISBN-10 : 4101372519
- ISBN-13 : 978-4101372518
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 42,456位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,008位新潮文庫
- - 11,725位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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2020年10月19日に日本でレビュー済み
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新品だと思っていたら(私のみ間違えだったのか)帯もなくどう見てもふるほんだった
2020年8月11日に日本でレビュー済み
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この本を読んで自分の京都での若いころを思い出し浮かされた。(“浮かされる”はあまり使われない言葉だが“熱に浮かされる”という用法だけが残っている。)心に沁みて、半年ほど感傷的になった。
ところで、この本のレヴューではないが、上羽秀さんの動く映像を見ることができる。「おそめ」自身の役で出ている。
川島雄三監督「風船」(1956、日活、原作大仏次郎)。YouTube で見られる(2020 年8月現在)。びっくりした。
ところで、この本のレヴューではないが、上羽秀さんの動く映像を見ることができる。「おそめ」自身の役で出ている。
川島雄三監督「風船」(1956、日活、原作大仏次郎)。YouTube で見られる(2020 年8月現在)。びっくりした。
2020年7月16日に日本でレビュー済み
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銀座の高級クラブなど庶民には縁のないところで、その世界がどういったものなのか知る貴重な資料だと思います。素晴らしいの一言!
2020年5月29日に日本でレビュー済み
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昭和といえば それまでだが、ここには人間的なドラマがある
2013年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすく品のある文章で綴られたノンフィクションの佳作です。
本書を読むと、おそめさんがあたかも泥中に咲いた蓮の花のごとく、天真爛漫で無垢の人だったような印象を受けますが、それは筆者の思い入れと筆運びによるものです。客観的にみれば、金銭感覚にも経営感覚にも欠けているのに、余りある天分と幸運によって一代の財をなした(そして失った)女の一生です。
波乱万丈の人生です。惜しむらくは、上羽秀氏が取材当時高齢で寡黙な方だったことにもよるのでしょうが、内面的な心の動きがほとんど可視化されておらず、そのため、この場面でなぜこんな行動を選択したのかが理解しがたいブラックボックスになっています。東京進出にしても、男の選び方にしても、彼女の心理については内面的に了解できないまま、なんとまあこんな女性もいたのですね、変わってますね、という以上の感想は出てきません。
それに対して、時代背景や戦後風俗、事業としてのおそめの盛衰の描き方は充実しています。
なので、おそめの金と色に群がった男たちの物語として見たほうが面白く読めました。
でも、そのように外から理解できない不可思議なところが、おそめさんの魅力だったのかもしれません。
本書を読むと、おそめさんがあたかも泥中に咲いた蓮の花のごとく、天真爛漫で無垢の人だったような印象を受けますが、それは筆者の思い入れと筆運びによるものです。客観的にみれば、金銭感覚にも経営感覚にも欠けているのに、余りある天分と幸運によって一代の財をなした(そして失った)女の一生です。
波乱万丈の人生です。惜しむらくは、上羽秀氏が取材当時高齢で寡黙な方だったことにもよるのでしょうが、内面的な心の動きがほとんど可視化されておらず、そのため、この場面でなぜこんな行動を選択したのかが理解しがたいブラックボックスになっています。東京進出にしても、男の選び方にしても、彼女の心理については内面的に了解できないまま、なんとまあこんな女性もいたのですね、変わってますね、という以上の感想は出てきません。
それに対して、時代背景や戦後風俗、事業としてのおそめの盛衰の描き方は充実しています。
なので、おそめの金と色に群がった男たちの物語として見たほうが面白く読めました。
でも、そのように外から理解できない不可思議なところが、おそめさんの魅力だったのかもしれません。