無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒: 江國滋闘病日記 (新潮文庫 え 6-4) 文庫 – 2000/10/1
江國 滋
(著)
- 本の長さ449ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2000/10/1
- ISBN-104101378045
- ISBN-13978-4101378046
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2000/10/1)
- 発売日 : 2000/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 449ページ
- ISBN-10 : 4101378045
- ISBN-13 : 978-4101378046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 661,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 190位闘病記
- - 1,448位日本文学(日記・書簡)
- - 8,992位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
9グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
胃癌で3分の2をとったばかりでこの本を見つけ読んだ。素晴らしい記録だ。自分でも少しメモはやったけど整理するのに参考になる。しかし壮絶な闘いには泪が止まらなかった。合掌
2020年11月21日に日本でレビュー済み
検査入院による食道癌発覚から、手術を経てお亡くなりになるまで僅か半年間の
濃密な闘病記です。
自らのライフワークである俳句を支えにして克明に日々の病状を綴っていますが、
進行癌は安らぐ暇を与えずに著者を苦しめます。
あまりにもお気の毒な経過を見ると、明らかに手術をトリガーにして急激に病勢
が増したようなので、本件は近藤某氏が唱えているように他の治療方法が適して
いたように思われます。
お好きだった喫煙と飲酒が発症の原因でしょうが、若くしてのご不幸にお悔やみ
申し上げます。
濃密な闘病記です。
自らのライフワークである俳句を支えにして克明に日々の病状を綴っていますが、
進行癌は安らぐ暇を与えずに著者を苦しめます。
あまりにもお気の毒な経過を見ると、明らかに手術をトリガーにして急激に病勢
が増したようなので、本件は近藤某氏が唱えているように他の治療方法が適して
いたように思われます。
お好きだった喫煙と飲酒が発症の原因でしょうが、若くしてのご不幸にお悔やみ
申し上げます。
2011年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池波正太郎さんと江国滋さんの対談を偶々読んで、学生時代に初めて手にした江国さんの当書を再読いたしました。不治の病の患者たる著者の綿々と綴る日々の心情が、重くのしかかって来るにも拘らず、力技で一気に読了させてしまう、堂々たる著作です。後半は冷静さを保って読むことが出来ませんでした。文中に俳句や短歌を挟む文章など、文学臭が鼻につく非常に嫌な形式ですが、この本に限って言えば、江国さんの正直な気持ちが、文章にも、俳句にもさらけ出されて、泥臭くも灰汁抜けた作品であると愚考いたします。今の書店では、お嬢さんの著書がずらりと並び、父上の著書はなかなか見つかりませんが、江国香織さんも、この父上あってこそとひそかに思っております。
2003年12月15日に日本でレビュー済み
この本の「凄さ」は2つある。まず、発病から力尽きるまでが克明に記されていること。そして、闘病の様子を俳句で表現しようとしている点。
江国 滋氏と聞いて何人がピンとくるだろうか? 失礼ながら、若い読者には江国香織さんのご父君と紹介されたほうがわかりやすいかもしれない。それにしても壮絶な闘病記という以外に言葉がない。身体に不調を感じての検査入院から亡くなるまで、わずかに1年もないのだ。日本では最高レベルの治療が可能という国立がんセンターでの入院の日々、医師への不信、手術後の不自由さなど、癌とはこれほどまでに人間を蝕むのかと、その残酷さに読み進むのが辛くなる。が、ときにユーモアを交えて記される句の1つ1つが人間らしいひたむきさと前向きさとを与えてくれる。ただし読み終えたあとしばらく再読はできない。だから、心をおちつけてしっかり襟を正して拝読したい。
江国 滋氏と聞いて何人がピンとくるだろうか? 失礼ながら、若い読者には江国香織さんのご父君と紹介されたほうがわかりやすいかもしれない。それにしても壮絶な闘病記という以外に言葉がない。身体に不調を感じての検査入院から亡くなるまで、わずかに1年もないのだ。日本では最高レベルの治療が可能という国立がんセンターでの入院の日々、医師への不信、手術後の不自由さなど、癌とはこれほどまでに人間を蝕むのかと、その残酷さに読み進むのが辛くなる。が、ときにユーモアを交えて記される句の1つ1つが人間らしいひたむきさと前向きさとを与えてくれる。ただし読み終えたあとしばらく再読はできない。だから、心をおちつけてしっかり襟を正して拝読したい。
2003年12月16日に日本でレビュー済み
江國滋さんの、この闘病記録ははっきり言って珍しい手法である。5,7,5の17文字しかない俳句や川柳を数え切れない程使って、今自分がどんな状態か、又自分の病状は今どうなっているのかを記録しているので、読む側にとっても日を追って江國さんの様子が伝わってくる。
只、江國さんがなぜそんなに早く死んでしまったのかは少し釈然としなかったが、それでも俳句や川柳を数え切れない程使って記録するのは、いかにも自ら「滋酔郎」と名乗っていた江國滋さんらしい所があると思う。
只、江國さんがなぜそんなに早く死んでしまったのかは少し釈然としなかったが、それでも俳句や川柳を数え切れない程使って記録するのは、いかにも自ら「滋酔郎」と名乗っていた江國滋さんらしい所があると思う。