イラクがクエートに侵攻した湾岸戦争は、毎日、日本のマスコミで大々的に取り上げられていたが、著書の様な話が陰で在ったとは知らなかった。また、貢献国リストに日本の名が出ていないのも当時大々的に報じられたのを覚えている。(他方、ドイツは、リストに出ていたのは知らなかった。)
佐藤優の著書「外務省ハレンチ物語」などに出てくるロクデナシだけではなく、立派に仕事をしている外交官や駐在武官がいるということを知って安心した一方で、「日本の首相の決断力・統率力の無さ」、「二重外交」、「大蔵省(現財務省)の天下意識」、理想主義だけの「無責任反戦平和ボケ政党」のために、アメリカ国内で余計な反日感情を巻き起こし、最後には貢献国リストに載らなかったのが理解出来た。
でも、今は、この頃の教訓が活かせているのだろうか?
最近の集団的自衛権の議論も、厳しい世界の歴史を知らない理想主義だけの無責任反戦平和ボケ政党が、有事の対策案も無いのに反対だけしている構図は変わっていないと思う。
評論家の勝谷誠彦氏がラジオで、「仲の良い友達が暴漢に襲われて、(1)何もしない、(2)警察に電話する、(3)一緒に戦って助けるで、集団的自衛権に反対の奴は(1)を選択していることと同じで、そんな奴は友達から信用されないし、自分が暴漢に襲われた時は助けてもらえない」と言っていたが、この湾岸戦争の話も、最近の集団的自衛権の話も同じと思う。
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外交敗戦―130億ドルは砂に消えた (新潮文庫) 文庫 – 2006/6/30
手嶋 龍一
(著)
それは、大蔵省、外務省の暗闘が招いた結果に他ならなかった――。湾岸戦争終結後、クウェート政府が発表した感謝国リストに〈JAPAN〉は存在しなかった。130億ドルもの国家予算を投じ多国籍軍を支援しながら、ニッポンを迎えたのは、世界の冷笑だった。戦略なき経済大国の「外交敗戦」を、『ウルトラ・ダラー』の著者が圧倒的な情報力で描ききる。『一九九一年 日本の敗北』改題。
- 本の長さ442ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/6/30
- ISBN-104101381143
- ISBN-13978-4101381145
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/6/30)
- 発売日 : 2006/6/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 442ページ
- ISBN-10 : 4101381143
- ISBN-13 : 978-4101381145
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,944位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
尖閣問題を考える参考に、ツンドクになっていた手嶋龍一「外交敗戦 130億ドルは砂に消えた」を読んだ。
ここ半年で、「ウルトラ・ダラー」「スギハラ・ダラー」と手嶋さんの本を3冊読んだが、本書がベストである。何方かが「小説は無駄な情景描写が70,80%を占める」と言っておられたが、小説として書かれた前2作、特に「ウルトラ・ダラー」は面白い材料を対象にされているが、手嶋氏の博識さを無駄に強要されているような気分が払拭できなかった。
本書は、NHK時代に1991年の湾岸戦争における日本外交の敗北をドキュメンタリーとして書いたもの。豊富な情報に基き、130億ドルの国家予算を投じアメリカを支援しながら、クエート政府が発表した感謝国リストに名前を記述してもらえなかった日本政府の稚拙な外交の舞台裏を、大蔵省と外務省の暗闘や文章も残さずコミットしてしまう政治家の素人外交などを軸に整理され、本書で指摘されている問題の多くが未だ解決されていないどころか、90年代前半に比べ日本の存在感が小さくなっているだけに、問題解決が一層難しくなっていることを思い、暗澹たる気持ちにさせられる。本書が好著であることは認めつつ、幾つかの問題点も指摘したい。
第一は、私の個人的経験でもっとも正確に判断できる部分である1979年頃のイラン情勢の把握である。当時、私はイラン・ジャパン石油化学(IJPC)の幹事銀行の一員としてプロジェクトの状況をフォローしており、アヤトラ・ホメイニによるイスラム革命の3ヶ月前に不穏な状況が起き始めた現地調査をした。当時の在イラン日本大使館は十名弱の小さな体制で、パーレビ国王の力は絶対的で安定しているという認識で、数ヶ月後に国王が国外に脱走することは夢想だにしていなかった。半年後に占拠されてしまう数百人体制のアメリカ大使館の情報も大差が無かったので、日本大使館の無能さを責めては気の毒なのだろうが、本書ではこの前後のイラン大使館を中心とした日本のペルシャ情報網が絶賛されているだけに強い違和感を覚える。IJPCは三井物産のプロジェクトで、何でもご存知であるような寺島実郎さんが「日本から3500人がイランの砂漠に働きに行っていたが、三井物産はホメイニ革命に相当に困惑していた。」この混乱状況のなか、寺島青年は情報を求めて世界を駆け巡ることになる。(寺島「世界を知る力」)1兆円近い資金を損してしまった大商社・企業グループや外務省ですら、この程度の情報収集力しかなかったし、30年後の今日でもこの力が格段に進歩しているとは思われない。中国内部の情報が不十分であるから、コップの中の責任の擦り合いや揚げ足取りのような国会討論が延々と繰り広げられているわけである。一次が万事とは言わないが、本書で記述されている「事実」には一定の割引が必要であると思う。
第二に、本書はうまうま利用された日本サイドの情報が大半で、アメリカや少女に偽証までさせたクエート等、日本以外の問題の記述に乏しく、日本の自虐的マスコミ報道の悪例を脱することが出来ていない。
第三に、本書は外務省の偏ったグループの情報に依存しすぎているように思われる。どのような組織も大なり小なり派閥が存在しており、日本の外交体制が例外的に劣悪であるという印象を与え過ぎているように思う。
以上のような問題があるにせよ本書は十分に時間をかけた読み応えのある力作で、「世界を知る力」のような安易な本と同列に置かれるべきものではない。
ここ半年で、「ウルトラ・ダラー」「スギハラ・ダラー」と手嶋さんの本を3冊読んだが、本書がベストである。何方かが「小説は無駄な情景描写が70,80%を占める」と言っておられたが、小説として書かれた前2作、特に「ウルトラ・ダラー」は面白い材料を対象にされているが、手嶋氏の博識さを無駄に強要されているような気分が払拭できなかった。
本書は、NHK時代に1991年の湾岸戦争における日本外交の敗北をドキュメンタリーとして書いたもの。豊富な情報に基き、130億ドルの国家予算を投じアメリカを支援しながら、クエート政府が発表した感謝国リストに名前を記述してもらえなかった日本政府の稚拙な外交の舞台裏を、大蔵省と外務省の暗闘や文章も残さずコミットしてしまう政治家の素人外交などを軸に整理され、本書で指摘されている問題の多くが未だ解決されていないどころか、90年代前半に比べ日本の存在感が小さくなっているだけに、問題解決が一層難しくなっていることを思い、暗澹たる気持ちにさせられる。本書が好著であることは認めつつ、幾つかの問題点も指摘したい。
第一は、私の個人的経験でもっとも正確に判断できる部分である1979年頃のイラン情勢の把握である。当時、私はイラン・ジャパン石油化学(IJPC)の幹事銀行の一員としてプロジェクトの状況をフォローしており、アヤトラ・ホメイニによるイスラム革命の3ヶ月前に不穏な状況が起き始めた現地調査をした。当時の在イラン日本大使館は十名弱の小さな体制で、パーレビ国王の力は絶対的で安定しているという認識で、数ヶ月後に国王が国外に脱走することは夢想だにしていなかった。半年後に占拠されてしまう数百人体制のアメリカ大使館の情報も大差が無かったので、日本大使館の無能さを責めては気の毒なのだろうが、本書ではこの前後のイラン大使館を中心とした日本のペルシャ情報網が絶賛されているだけに強い違和感を覚える。IJPCは三井物産のプロジェクトで、何でもご存知であるような寺島実郎さんが「日本から3500人がイランの砂漠に働きに行っていたが、三井物産はホメイニ革命に相当に困惑していた。」この混乱状況のなか、寺島青年は情報を求めて世界を駆け巡ることになる。(寺島「世界を知る力」)1兆円近い資金を損してしまった大商社・企業グループや外務省ですら、この程度の情報収集力しかなかったし、30年後の今日でもこの力が格段に進歩しているとは思われない。中国内部の情報が不十分であるから、コップの中の責任の擦り合いや揚げ足取りのような国会討論が延々と繰り広げられているわけである。一次が万事とは言わないが、本書で記述されている「事実」には一定の割引が必要であると思う。
第二に、本書はうまうま利用された日本サイドの情報が大半で、アメリカや少女に偽証までさせたクエート等、日本以外の問題の記述に乏しく、日本の自虐的マスコミ報道の悪例を脱することが出来ていない。
第三に、本書は外務省の偏ったグループの情報に依存しすぎているように思われる。どのような組織も大なり小なり派閥が存在しており、日本の外交体制が例外的に劣悪であるという印象を与え過ぎているように思う。
以上のような問題があるにせよ本書は十分に時間をかけた読み応えのある力作で、「世界を知る力」のような安易な本と同列に置かれるべきものではない。
2007年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治・経済・歴史・イデオロギー・宗教・・・世界を取り巻く膨大な情報を、
手嶋氏の冷徹なまでにも客観的な筆致で、読みやすく纏め上げられている
素晴らしい書物ではないでしょうか。
長年、国内の癒着・馴れ合い・セクショナリズムで成り立ってボケまくって
いた90年代の日本が、戦後最大の国際的危機に接して、無能極まりない
対応で失笑を買った「湾岸戦争」で、どのようにして必然的な「敗戦」を
迎えたのか。それをとても読みやすい構成・文章で語られています。
確かに、有能な日本人が随所に極めて輝かしい業績をこの時にもあげては
いたのですが、それらを帳消しにして余りある、余にも無残な政治・官僚の
世界・・・読んでいて嘆息が絶えませんでした。とりわけ90年代の日本が
戴いた政治のトップは「よりによって」「酷い」人材ばかりであったなぁ。
そういえば、「阪神大震災」や「オ●ム」でも、余りにも余りな・・・でしたね。
そう痛感しましたが、翻って現在はそれらの反省が活きているか、と言うと
全くそうでもないですよね。衆愚の骨頂であった「郵政選挙」の結果、関係の
ない「歴史的重要法案」がなしくずしで可決され続ける現在。自分自身を含め、
国家の将来に忸怩たる思い、末恐ろしい思いを改めて感じさせられます。
手嶋氏が最後に述べられているように、今こそ、「外交敗戦」の「総括」が
必要な時かもしれませんね。とにかく、一気に読める秀逸な書だと思います。
手嶋氏の冷徹なまでにも客観的な筆致で、読みやすく纏め上げられている
素晴らしい書物ではないでしょうか。
長年、国内の癒着・馴れ合い・セクショナリズムで成り立ってボケまくって
いた90年代の日本が、戦後最大の国際的危機に接して、無能極まりない
対応で失笑を買った「湾岸戦争」で、どのようにして必然的な「敗戦」を
迎えたのか。それをとても読みやすい構成・文章で語られています。
確かに、有能な日本人が随所に極めて輝かしい業績をこの時にもあげては
いたのですが、それらを帳消しにして余りある、余にも無残な政治・官僚の
世界・・・読んでいて嘆息が絶えませんでした。とりわけ90年代の日本が
戴いた政治のトップは「よりによって」「酷い」人材ばかりであったなぁ。
そういえば、「阪神大震災」や「オ●ム」でも、余りにも余りな・・・でしたね。
そう痛感しましたが、翻って現在はそれらの反省が活きているか、と言うと
全くそうでもないですよね。衆愚の骨頂であった「郵政選挙」の結果、関係の
ない「歴史的重要法案」がなしくずしで可決され続ける現在。自分自身を含め、
国家の将来に忸怩たる思い、末恐ろしい思いを改めて感じさせられます。
手嶋氏が最後に述べられているように、今こそ、「外交敗戦」の「総括」が
必要な時かもしれませんね。とにかく、一気に読める秀逸な書だと思います。
2008年2月28日に日本でレビュー済み
元NHKワシントン支局長の著者が、湾岸戦争を通して日本の危機管理能力及び外交センスの欠如を豊富な取材を基にして克明に描いたもの。著者の経歴と人脈が活きている。
湾岸戦争開始直前のホワイトハウスの描写から始まり、アメリカ、日本、サウジアラビア等の関係者の様子が「まるで見てきたかのように」描かれる。その迫真性は確かなもので、一般人には知り得ない事項も盛り込まれているので興味深い。「湾岸戦争とは何だったのか」をもう一度冷静に振る返るのにも役立つ。しかし結局、著者の主張はイラクの人質となったある日本人の「現在のような日和見的なご都合主義外交はインディペンダントな国の外交とはいえず、...」と言う"遺言"中の言葉に尽きるのではないか。私もこの考え方自身は賛成なのだが、果たして湾岸戦争においてアメリカに"いち早く自主的に"追随する事が自立国家の外交方針として適切だったのか相当に疑問である。アメリカナイズされた著者の頭の中には「金を出す=「汗を掻く」事ではない」という図式が出来上がってしまっている。勿論、日本が巨額の負担金を拠出する裏では多くの日本人が「汗を流して」いるのだ。「外交敗戦」とは本来この事実を世界に認めさせる事が出来なかった事を指すべきだろう。この観点を欠いているので、物語が単に時間軸に沿った事象の羅列にしか見えないのである。拠出金の多寡と貢献度の関連性を云々しても本質を外れるだけである。官僚の体質批判も聞き飽きている。
ただし、クウェートが日本を映す鏡である事は肝に銘じる必要があろう。軍事力を持たない金満国家が有事の際、如何に脆いか本書は雄弁に語っている。この教訓は活かすべきである。
湾岸戦争開始直前のホワイトハウスの描写から始まり、アメリカ、日本、サウジアラビア等の関係者の様子が「まるで見てきたかのように」描かれる。その迫真性は確かなもので、一般人には知り得ない事項も盛り込まれているので興味深い。「湾岸戦争とは何だったのか」をもう一度冷静に振る返るのにも役立つ。しかし結局、著者の主張はイラクの人質となったある日本人の「現在のような日和見的なご都合主義外交はインディペンダントな国の外交とはいえず、...」と言う"遺言"中の言葉に尽きるのではないか。私もこの考え方自身は賛成なのだが、果たして湾岸戦争においてアメリカに"いち早く自主的に"追随する事が自立国家の外交方針として適切だったのか相当に疑問である。アメリカナイズされた著者の頭の中には「金を出す=「汗を掻く」事ではない」という図式が出来上がってしまっている。勿論、日本が巨額の負担金を拠出する裏では多くの日本人が「汗を流して」いるのだ。「外交敗戦」とは本来この事実を世界に認めさせる事が出来なかった事を指すべきだろう。この観点を欠いているので、物語が単に時間軸に沿った事象の羅列にしか見えないのである。拠出金の多寡と貢献度の関連性を云々しても本質を外れるだけである。官僚の体質批判も聞き飽きている。
ただし、クウェートが日本を映す鏡である事は肝に銘じる必要があろう。軍事力を持たない金満国家が有事の際、如何に脆いか本書は雄弁に語っている。この教訓は活かすべきである。
2007年5月30日に日本でレビュー済み
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日本は国際社会の一員になれない − 湾岸戦争以来、こんな歯がゆさを誰もが抱き、憲法改正が肯定されようとする昨今。
しかしこの本を読んで、憲法だけが改正されてもどうしようもないんじゃないかな、と暗澹たる気分になりました。
何ていうのか、予想外の事態に直面した時の判断力。そこからさらに悪い事態を想定する想像力。内ではなく外に向けられた視点。
国として、そういったものをあまりに長い間必要としなかったので、錆び付いてしまった…。
しかし、湾岸戦争からすでに15年以上が経過しました。同じ轍を踏むことは決してない、と思いたいものです。
それにしても、この本の面白いこと!手嶋龍一氏といえば、あの9.11のとき、毎日テレビに出ていたけど、所詮(失礼!)NHKの
職員でしょ、という色メガネで見ていました。
それが、実は情報収集、情報処理、文筆に関してこれほどの手腕を温存しておられたとは!
しかしこの本を読んで、憲法だけが改正されてもどうしようもないんじゃないかな、と暗澹たる気分になりました。
何ていうのか、予想外の事態に直面した時の判断力。そこからさらに悪い事態を想定する想像力。内ではなく外に向けられた視点。
国として、そういったものをあまりに長い間必要としなかったので、錆び付いてしまった…。
しかし、湾岸戦争からすでに15年以上が経過しました。同じ轍を踏むことは決してない、と思いたいものです。
それにしても、この本の面白いこと!手嶋龍一氏といえば、あの9.11のとき、毎日テレビに出ていたけど、所詮(失礼!)NHKの
職員でしょ、という色メガネで見ていました。
それが、実は情報収集、情報処理、文筆に関してこれほどの手腕を温存しておられたとは!
2015年5月25日に日本でレビュー済み
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過去(当時)のことが、現在から見ていかに評価すべきか、参考になった。
2008年7月6日に日本でレビュー済み
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湾岸戦争の頃と言うのは、私が報道・政治討論番組を最も見ていた時期である。言わば、リアルタイムでことの経緯を追っていたはずなのだが、結局何も見えていなかったのだと、本書を読んだ後で強く感じた次第である。例えば、連日繰り広げられた国会論戦で、外務大臣が答弁に汲々しているシーンもショーとして見ていただけで、その裏の事情までに思いを至らすことは出来なかったのである。
湾岸戦争に限らず、10年後、20年後に専門家の目を通して当時を振り返ってみるのは、とても有意義なことだと思う。
湾岸戦争に限らず、10年後、20年後に専門家の目を通して当時を振り返ってみるのは、とても有意義なことだと思う。
2014年11月17日に日本でレビュー済み
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日本を取り巻く外交、平成18年発刊以来内容に色あせることなく、現在だからこそ今の若い方々にぜひ読んでいただきたいです。