トリックに関しては若干の出来不出来はあるものの、
圧倒的な文章力でどれも読まされる。
いわゆるページターナー的なスイスイグイグイ読ませるタイプではなく、
ギチギチに詰まった文章なので、一気に通読しようとすると流石に疲れてくる。
そういう意味では『戻り川心中』よりは入門書としてのハードルは高いが、
表題作のクオリティなどそんなことはどうでもよくなるくらいにすさまじいので、
みんな読めばいいと思うよ。
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夜よ鼠たちのために (新潮文庫 れ 1-2) 文庫 – 1986/4/1
連城 三紀彦
(著)
- 本の長さ290ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1986/4/1
- ISBN-104101405026
- ISBN-13978-4101405025
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1986/4/1)
- 発売日 : 1986/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 290ページ
- ISBN-10 : 4101405026
- ISBN-13 : 978-4101405025
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,579,612位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2017年12月26日に日本でレビュー済み
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2022年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはり連城三紀彦氏の魅力は短編にあるということを改めて思わされました。どの作品も短編としてもかなり短い物語である分、非常にスピーディーな展開であるにもかかわらず、二転三転したうえでラストの意表を突く真相に驚かされます。作品によっては偶然の積み重ねに思えたりご都合主義に感じてしまう部分が散見されるものもあったり、書かれた時代の古めかしい表現などもあって苦笑する部分もありますが、それを差し引いたプロット・トリック・伏線回収は非常に見事でおもしろかったです。復刊しただけのことはあるというか、ミステリ好きの方にはぜひ読んでほしいと思いました。
2016年11月11日に日本でレビュー済み
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読み手によって評価は分かれそうです。書かれたのが90年代だけあって、文章や設定の古臭さは拭えません。
どの話も終盤での怒涛の伏線回収がとても見事です。ただ、あまりにたくさんの伏線を回収するため、話としてのリアリティに欠け、都合が良すぎるという印象を受けました。
どの話も終盤での怒涛の伏線回収がとても見事です。ただ、あまりにたくさんの伏線を回収するため、話としてのリアリティに欠け、都合が良すぎるという印象を受けました。
2019年6月13日に日本でレビュー済み
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短編で登場人物も片手ぐらい少ないながら人物情景背景いずれも描写が美しく丁寧です。真相もエッジが効いていて読み手を見事なまでに裏切るプロップは圧巻です。連城三紀彦恐るべし…
2021年3月31日に日本でレビュー済み
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連城三紀彦の売りは、どんでん返しに満ちた驚きの世界である。これでもか、これでもかに読者はふらふらするのである。【過去からの声】はその典型的な作品である。
2015年7月10日に日本でレビュー済み
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なのに・・・表題に惹かれて購入してしまいました。ミステリーは好きな人以外はヤッパリ無理ですねえ!回りくどく、無理矢理の設定、更にミスリードを誘う様な語り口。ミステリーファンはこれが楽しいのでしょうが!しかし、表題の作品は凄い!怖い!そして悲しい!まさか本当に鼠の話と思いもしませんでした。
2016年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に表題作の評判をよく耳にしていて、読んでみたいと思っていたので、復刊が嬉しかった。
なるほど、そうきたかーという感じ。連城さんの豊富なアイデアと切れ味を堪能できる短篇集。やっぱり連城さんは短編の方がクオリティが高い気がする。奇抜なトリックにも無理が出にくいというか。
ただ、『戻り川心中』の粒揃い感にはかなわないので、星四つ。
なるほど、そうきたかーという感じ。連城さんの豊富なアイデアと切れ味を堪能できる短篇集。やっぱり連城さんは短編の方がクオリティが高い気がする。奇抜なトリックにも無理が出にくいというか。
ただ、『戻り川心中』の粒揃い感にはかなわないので、星四つ。