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行きつ戻りつ (新潮文庫) 文庫 – 2002/11/28

3.7 5つ星のうち3.7 41個の評価

どこの家庭でもありそうな、でも他人には言えない妻の悩み――夫との冷え切った関係、姑との対立、病死した一人息子への想い、受験生を抱えるつらさ、あるいは生活費の工面や、男友達との密会だったり……。それぞれに事情を抱えた妻たちは、何かを変えたくて旅に出た。新鮮な風景と語らいが、少しずつ彼女の強張った心を解きほぐす。切ないけど温かい、家族を見つめた物語集。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2002/11/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/11/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 291ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101425248
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101425245
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 41個の評価

著者について

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乃南 アサ
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1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。1988年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。他に『ボクの町』『団欒』『風紋』『晩鐘』『鎖』『嗤う闇』『しゃぼん玉』『ウツボカズラの夢』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『犯意』(共著)、エッセイ集『いのちの王国』『ミャンマー』など著書多数。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている。

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
41グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の中に収録されている「青年のお礼」が、息子の模試の現国に出題されていて知りました。感動と胸が締め付けられる切なさと、懐かしい気持ちになる短編集です。変わらない日常の素敵さと、忘れていた気持ちを思い出させてくれる本です。
2016年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもよく書かれています。実際の土地の情景が浮かび、行ってみたくなります。
2006年10月30日に日本でレビュー済み
12編収録の短編集。

本文中の写真は一枚を残してすべてが著者の手によるもの。

主人公たちが旅する土地の風土や自然描写も見事に表現されていて、

丁寧な取材が感じられます。

妻(大人の女)ならではの悩み、葛藤、嫉妬。

女なら誰もが理解できそうな感情ながら、

むやみに口にするのは憚られるようなやり場のない思い。

最後にはみんな心の重荷から開放され、

すがすがしい気持ちで帰路へたつ。

読後感が良い作品です。

ミステリーのイメージの強い乃南アサさんですが、

本作はそうではなく女性の内面にぐっと迫った内容。

心の醜さにまでも同性として共感できたけど、

どこか品のある作品でもありました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年3月25日に日本でレビュー済み
誰でも持っていそうだけれど、なかなか人には言えない悩み。

家庭を離れて自分を振り返る旅に出る彼女たち。

日本全国様々な場所で繰り広げられる、彼女たちの一人旅。そして何かに遭遇した時に、つい人のせいにしたくなる彼女たちに、旅を通じてほとんどの事の原因は自分にもあるのよ・・・と優しく諭してくれる作者。

読み終わった後、自分も一緒に旅をしてきたような、爽快で気持ちの切り替わった私がいた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年9月3日に日本でレビュー済み
 いい雰囲気だ。本作は文庫版解説にも書かれているがミステリーの要素もないし作家お得意のサスペンスというわけでもない。旅行はしているが特別エッセイではない。作家は実際に足を運んで書いている。じゃなきゃ書けないよね。書けないことはないんだが雰囲気はいい。いつものようなブラックでダークリーな感じはない。12もの作が収められているが何度でも読み返せる長さもまたいい。
 本作の主人公は全て女性である。しかも妻である。皆が妻である。妻としての悩みを抱えた12の物語集であるからこのあたりはやはり乃南アサじゃないとできないだろうなあ、と実感する。
 姑の存在感を改めて感じさせられた「姑の写真」から始まり、久しぶりに訪れた高知で再会した友人との話を書いた「春の香り」で終わる。いい感じだ、という始まりで終わり方は読後感では随一を持っていると思う。連載だからそのままの配置かも知れないがいい。
 微妙な心境を描いた「姉と妹」や読みながら少々いつもの感じだろうかと思った「湯飲み茶碗」やメールを題材にして書いたそのままの「Eメール」はこれもすんなり行く話じゃない。だけど読後感は失笑からよどみない感じに包まれる。
 元々乃南アサを知ったのは短編の「不発弾」だった。まあ、それとこれとは全然書きようが違うのだがここでも「夕立」や表題作の凄味を味わった。本作は12も収められている。半分以上は完全な短編だが部分的に長編のワンフレーズか?と思わせる当たりもあるがそれはそれで面白い。作家がそういう試みをしたのか単純にそのような感じなだけなのかは知らないが。
 何度でも読み返せる長さと書いたが文庫で大体25ページ前後である。一つ読み終わるのにそんなに時間を要しない上この雰囲気を忙しいときやストレスがたまったときなどにちょっともらってはどうだろうか。少なからず自分は勉強の合間にでも読むのは丁度いいかなと思わせる作品集である。星5つは過大評価とはあまり思ってない。見事。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年1月6日に日本でレビュー済み
誰でも持っていそうだけれど、なかなか人には言えない悩み。家庭を離れて自分を振り返る旅に出る彼女たち。日本全国様々な場所で繰り広げられる、彼女たちの一人旅。そして何かに遭遇した時に、つい人のせいにしたくなる彼女たちに、旅を通じてほとんどの事の原因は自分にもあるのだよ・・・と優しく諭してくれる作者。読み終わった後、自分も一緒に旅をしてきたような、爽快で気持ちの切り替わった私がいた。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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