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氷雨心中 (新潮文庫) 文庫 – 2004/5/28
乃南 アサ
(著)
酒蔵へ出稼ぎに来た青年は、昔ここで働いていた祖父が女性を案内中、発酵タンクに落ち、共に事故死したことを知る。そして彼もまた恋人を連れて酒蔵を案内すると……「氷雨心中」。能面、線香、染物、提灯など、静かに自分の技を磨き続ける職人たち。だが、孤独な世界ゆえに、周囲の人々の愛憎も肥大してゆく。怨念や殺意を巧みに織り込み、美しくも哀しい人間模様を描く6つの物語。
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/5/28
- ISBN-104101425361
- ISBN-13978-4101425368
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/5/28)
- 発売日 : 2004/5/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 315ページ
- ISBN-10 : 4101425361
- ISBN-13 : 978-4101425368
- Amazon 売れ筋ランキング: - 903,530位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。1988年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。他に『ボクの町』『団欒』『風紋』『晩鐘』『鎖』『嗤う闇』『しゃぼん玉』『ウツボカズラの夢』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『犯意』(共著)、エッセイ集『いのちの王国』『ミャンマー』など著書多数。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集なので、気楽に読めました。味のある短編集でした。次回はどの作品を読もうか。
2016年9月16日に日本でレビュー済み
乃南アサさんの作品はAudibleで知り、何作か聞かせていただいてます。
この作品もその一つ。この作品の世界がリアルに伝わってきて、ちょっと重い雰囲気ですが興味深く聴き入っていました。
しかし結末があっけなく、もう少し展開があることを期待してしまっていました。
書籍では短編集ということを知り合点がいきました。
この本に収められている他の作品も聴かないと何とも言えないのかもしれませんが、
この作品だけだとどのように解釈したらよいのか、テーマがよくわかりませんでした。
この作品もその一つ。この作品の世界がリアルに伝わってきて、ちょっと重い雰囲気ですが興味深く聴き入っていました。
しかし結末があっけなく、もう少し展開があることを期待してしまっていました。
書籍では短編集ということを知り合点がいきました。
この本に収められている他の作品も聴かないと何とも言えないのかもしれませんが、
この作品だけだとどのように解釈したらよいのか、テーマがよくわかりませんでした。
2004年8月2日に日本でレビュー済み
普段知ることのない職人の世界に起きるミステリー・・・
味わい深い描写は、さすが乃南さん!という感じです。
買って損はない短編集だと思います。
味わい深い描写は、さすが乃南さん!という感じです。
買って損はない短編集だと思います。
2012年1月12日に日本でレビュー済み
乃南作品の評価が一般的にどうかは知らないが、
感覚的には恩田陸や辻村深月などよりも低いように思う。
めちゃめちゃ個人感覚でいうとその理由は、
あまりに半径3メートルの設定にあることだからではないかと思っている。
常にその辺にいそうな女性の物語。
あるいは家族内のストーリー。
ダイナミズムにかける、というのかもうひとつ広がらないというのか。
今回のテーマは、様々な珍しい職業の人にスポットをあて、
ならではのしっとりした死をテーマとしている。
その意味では、設定を3メートル以上に広げたとも言えるのだが、
ただし物語ごとに、展開はやはり、主人公を中心としたいわば二親等内の話。
設定が面白いんだけど、背伸びの分に深みがあるというよりやはりノーマル。
単に自分にとっては、知らない世界をのぞき見たのみ。
そこからのもうひとつの伸びまでは感じられず。
感覚的には恩田陸や辻村深月などよりも低いように思う。
めちゃめちゃ個人感覚でいうとその理由は、
あまりに半径3メートルの設定にあることだからではないかと思っている。
常にその辺にいそうな女性の物語。
あるいは家族内のストーリー。
ダイナミズムにかける、というのかもうひとつ広がらないというのか。
今回のテーマは、様々な珍しい職業の人にスポットをあて、
ならではのしっとりした死をテーマとしている。
その意味では、設定を3メートル以上に広げたとも言えるのだが、
ただし物語ごとに、展開はやはり、主人公を中心としたいわば二親等内の話。
設定が面白いんだけど、背伸びの分に深みがあるというよりやはりノーマル。
単に自分にとっては、知らない世界をのぞき見たのみ。
そこからのもうひとつの伸びまでは感じられず。
2004年12月31日に日本でレビュー済み
「泥眼」は乃南アサさんの作品らしくて素晴らしいと思いました。
後の作品は「逆恨みにも程がある」「先が読める」「そんなことで人を殺すかしら?」って読後の感じがスッキリしない物ばかりだった。職人の仕事がわかっておもしろいとは思いましたが・・。
後の作品は「逆恨みにも程がある」「先が読める」「そんなことで人を殺すかしら?」って読後の感じがスッキリしない物ばかりだった。職人の仕事がわかっておもしろいとは思いましたが・・。