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風は山河より〈第4巻〉 (新潮文庫) 文庫 – 2009/11/28

4.5 5つ星のうち4.5 36個の評価

戸田正直の奸計により尾張へ運ばれた竹千代であったが、織田から思わぬ厚遇を受ける。人質を掠奪され、なお駿府に臣従する決意をした広忠は、佐久間氏に送り込まれた隻眼の男の凶刃に斃れる。義元は三河攻略のため安祥城を攻め、竹千代を奪還、制圧への足固めをする。一方、義元の下知により、雨山城に兵を向けた菅沼定村は、戦場で命を落とす。時代が大きなうねりを見せる第四巻。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2009/11/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/11/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 315ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101444544
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101444543
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.1 x 15.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 36個の評価

著者について

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宮城谷 昌光
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1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。

出版社勤務等を経て1991(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。1993年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞受賞。2000年、司馬遼太郎賞受賞。

『晏子』『玉人』『史記の風景』『楽毅』『侠骨記』『孟夏の太陽』『沈黙の王』『奇貨居くべし』『管仲』『香乱記』『三国志』『古城の風景』『戦国名臣列伝』『春秋名臣列伝』『風は山河より』『新 三河物語』等著書多数。

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
36グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろいです。続きが気になります。一気に読んでしまいそうです。
2014年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本物でも、宮城谷昌光さんのストーリーは素晴らしいです。家康の祖父が偉大な方とは、全く知りませんでした。その部下の三世代にわたる生涯を書かれるので、大変読み応えがありました。
2017年9月9日に日本でレビュー済み
本書は、2006年と2007年に全5巻で刊行され、文庫化に際して全6巻として再編集した第四巻です。
内容は、今川の人質になるはずだった竹千代を奪った戸田正直が、熱田港に着いた話から始まります。
竹千代を人質にした織田信秀と松平広忠との交渉、竹千代を戸田に奪われたことを知った今川の渥美侵攻、
小豆坂の戦い、松平広忠暗殺、太原雪斎による安祥城攻撃、織田信広と竹千代の人質交換、西三河の今川屈服、
雪斎と信秀の死に触れて前半が終わります。
後半は、岡崎松平の家臣の窮状と織田信長の躍進に触れ、野田菅沼家の話が始まります。
今川の命で菅沼定村が雨山城を攻めるが討死し、2人の弟も討たれます。
定村亡き後の菅沼一族の内訌に対する定村の嫡子・定盈の対応が語られ、
定盈の弟・虎之助が定盈暗殺を決意して終わります。
宮城谷氏は、登場人物を丹念に調べ上げ、所々で出自や経歴などを披露していますが、
一族間には似た名前が多く、煩わしく感じる読者がいるかも知れません。
2009年12月22日に日本でレビュー済み
名古屋市熱田区の地下鉄伝馬町駅すぐそばに、『家康幽閉の地』となった加藤邸(本書の中では
羽城、祖先は頼朝側近の加藤景廉)があります。戸田正直の謀略によって、今川に送られるはず
の竹千代は織田方に売られ、この地で人質となるのです。後に天下を獲った家康は、この出来事
をなぜか恨みもせず、むしろ好意を持っていたかの如く、戸田家は『徳川幕政下七不思議のひと
つ』として繁栄していきます。それに引き換え、今川への道中、竹千代に便宜を図った鵜殿長照
は、三河一向一揆鎮圧後、真っ先に抹殺されるのです。長照はまさかこのかわいらしい稚児に、
自分が殺されるとは夢にも思わなかったことでしょう。「後のことをいえば」の枕詞で、このよ
うな歴史の不思議さを随所で教えてくれるのが、この本の最大の魅力です。

さて、この時代、松平諸家をはじめ、後の徳川四天王酒井・本多家も、奥平(後に家康長女を嫁
とする)、本書の主人公菅沼、牧野、水野(家康実母の実家)、吉良といった諸豪族も、今川方
だ、織田方だと一族内で内紛を繰り返します。さらに、今川義元没後の三河一向一揆で、『もう
やめてくれ!!』と叫びたくなるほどの親兄弟、義理の親子・兄弟間での決定的な内部対立にか
ろうじて勝利した家康は、これらの有力諸豪族を束ねてゆくのです。

余談ですが、三河一向一揆で家康と激しく戦ったのが本證寺で、名鉄西尾線碧海桜井駅から3キ
ロのところにあり、城郭のようなお寺に驚きますよ。春になったらウォーキングにお勧めです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月2日に日本でレビュー済み
怪僧太田雪斎が死に、織田家は信長に代替わりし、物語は再び野田菅沼家に戻ってくる。

いち早く松平清康に従い、支配地を増やした定則と、家康を支えてついには東照宮の26神将にも数えられた定盈。その二人に挟まれた定村は今川義元に従い、奥平攻めの主将にも選ばれるが、功を焦り命を落とす。菅沼家三代を贔屓にする筆者はそうは書かないが、書いてあることを見方を変えて言えばそうなる。

松平家も菅沼家も苦しい時期だが、次代に託した希望を捨てていない。ここはその希望に素直に乗って、五巻に読み進むことにしよう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月25日に日本でレビュー済み
菅沼三代記と徳川三代記を合わせた本作品は嶋津義忠著「小説 松平三代記」と合わせて読むと面白い。
本書は極めて綿密にその土地の武将の出自、後裔、親戚関係まで相当詳しく述べられ覚えるだけで一苦労する。(実際は覚えられない)
16世紀初期からの話になるので、作品数からもこの時代はなかなか頭に入らない点が多いが作者の努力に脱帽したくなる。
全6巻を戦いに明け暮れた菅沼三代を見事に描いている。
一般文学通算619作品目の感想。通算953冊目の作品。2010/10/23