10代から何年かおきに読んでは
毎回笑いとともに温かい気持ちになり
さらに続編も読んで追いかけ
そんなことを50代目前になってもまたやりたくなる
そんな本です
若い頃に読むと当時の世代感が憧れになり
自分の年齢ごとに感じるポイントが変化していきます
本はずいぶん前に売ってしまったのに
しつこく図書館で借りて読んだり
思い出してKindle版を買いほったらかして寝かせて読んだり
読めば読むほど静かに感動します
また5年後10年後に発作的に読むだろうなと
しつこい読者であり続けようと今回さらに思いました

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哀愁の町に霧が降るのだ〈下巻〉 (新潮文庫) 文庫 – 1991/10/30
椎名 誠
(著)
一日中陽もささない、貧しいアパート〈克美荘〉で、愛と闘魂と食欲と大酒の共同生活の日々をおくる椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、イサオの四人の男たち。しかし、永遠に続くかとも思われた共同生活にも終りの日がやってきた。木村は司法試験の勉強のため家に帰り、椎名は小さな業界新聞社に就職する……。椎名誠とそのまわりを徘徊する人間たちの怪しい行状の日々を生き生きと描く。
- 本の長さ362ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1991/10/30
- ISBN-104101448078
- ISBN-13978-4101448077
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1991/10/30)
- 発売日 : 1991/10/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 362ページ
- ISBN-10 : 4101448078
- ISBN-13 : 978-4101448077
- Amazon 売れ筋ランキング: - 963,457位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,059位新潮文庫
- - 14,280位近現代日本のエッセー・随筆
- - 22,395位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。「本の雑誌」編集長。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、その後『アド・バード』(日本SF大賞)『武装島田倉庫』などのSF作品、『わしらは怪しい探検隊』シリーズなどの紀行エッセイ、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)『哀愁の町に霧が降るのだ』『岳物語』『大きな約束』などの自伝的小説、『風のかなたのひみつ島』『全日本食えば食える図鑑』『海を見にいく』など旅と食の写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞している。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特別にひいきの作家というわけではないが、このタイトルは気になって購入した。若い頃に読むべきではあった。
2019年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下巻は青春から青年、大人への入り口の物語ですね。
はちゃめちゃな事はその時にしかできない事も多く、いつしか知らぬうちに成長、流転、変遷するのですなあ。
50歳台になっての再読でしたが、青春と人生の面白さと、もの哀しさをしみじみ味わえたひと時でした。
はちゃめちゃな事はその時にしかできない事も多く、いつしか知らぬうちに成長、流転、変遷するのですなあ。
50歳台になっての再読でしたが、青春と人生の面白さと、もの哀しさをしみじみ味わえたひと時でした。
2019年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和の学生時代を思い出させてくれる
いい私小説だと思います。
今回で4度目の購入。娘に進呈しました。
いい私小説だと思います。
今回で4度目の購入。娘に進呈しました。
2018年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
椎名誠「哀愁の町に霧が降るのだ 上・中・下」を読みました。
いやぁ、笑いました。
椎名誠さんの人気がうなづけました。
家から出て一人暮らしをしたい若者4人が、東京・江戸川区小岩のアパート「克美荘」で繰り広げるハチャメチャな生活を、昭和軽薄体の文章で描いてます。
家賃は安いが、昼でも太陽の光が入ることのない暗く汚い6畳の部屋です。
そこで4人の共同生活が始まります。
メンバーは、フリーターしながら市ヶ谷の演劇学校に通う椎名誠、大学生の沢野ひとし、司法試験合格をめざす木村晋介、唯一のサラリーマンのイサオです。
貧乏共同生活の大酒と食欲と友情と幼い恋の、なんともバカバカしく、かつひたむきな青春の姿です。
本の構成、展開が行き当たりばったりで、現在・過去が交錯し、次は何が飛び出すかわかりません。
ジャズのアドリブのような話の展開には、呆れたり唖然となったり、笑ったりです。
当初は一冊の予定が、3巻になり、前書き、後書き、ではない「なかがき」を勝手に書いています。
締め切りに追われる椎名と出版社の担当者のバトルもヒリヒリする面白さです。
4年の生活も、それぞれの事情で終わります。
椎名誠は、「本の雑誌」で世に出ます。
沢野ひとしは、ウマヘタ風なイラストで人気を築きます。
木村晋介は、司法試験に受かり弁護士として活躍します。
最近はテレビでも活躍しています。
書くのも気恥ずかしいですが、「青春そのもの」だと思います。
読後感は、映画「スタンド・バイ・ミー」を見終わった時のようでした。
いやぁ、笑いました。
椎名誠さんの人気がうなづけました。
家から出て一人暮らしをしたい若者4人が、東京・江戸川区小岩のアパート「克美荘」で繰り広げるハチャメチャな生活を、昭和軽薄体の文章で描いてます。
家賃は安いが、昼でも太陽の光が入ることのない暗く汚い6畳の部屋です。
そこで4人の共同生活が始まります。
メンバーは、フリーターしながら市ヶ谷の演劇学校に通う椎名誠、大学生の沢野ひとし、司法試験合格をめざす木村晋介、唯一のサラリーマンのイサオです。
貧乏共同生活の大酒と食欲と友情と幼い恋の、なんともバカバカしく、かつひたむきな青春の姿です。
本の構成、展開が行き当たりばったりで、現在・過去が交錯し、次は何が飛び出すかわかりません。
ジャズのアドリブのような話の展開には、呆れたり唖然となったり、笑ったりです。
当初は一冊の予定が、3巻になり、前書き、後書き、ではない「なかがき」を勝手に書いています。
締め切りに追われる椎名と出版社の担当者のバトルもヒリヒリする面白さです。
4年の生活も、それぞれの事情で終わります。
椎名誠は、「本の雑誌」で世に出ます。
沢野ひとしは、ウマヘタ風なイラストで人気を築きます。
木村晋介は、司法試験に受かり弁護士として活躍します。
最近はテレビでも活躍しています。
書くのも気恥ずかしいですが、「青春そのもの」だと思います。
読後感は、映画「スタンド・バイ・ミー」を見終わった時のようでした。
2013年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1円でしたが、日焼けもほとんど無く、大変きれいな状態の本でした。
2022年4月9日に日本でレビュー済み
4時起きで河川敷で早朝ハーフ。春爛漫でポッカポカ。
厚着しすぎて汗ビッショリ。半袖でプレイしてる人も居た。気温の変化に機敏に対応できないタイプ(汗)
10時前には自宅に戻って、もう何十年も前から読もうと思って未読になっていた、椎名誠の「哀愁の町に霧が降るのだ」を読む。
これを読んだら誰だって、自分の青春時代と重ね合わせてノスタルジックな気持ちになると思う。笑って読んでいるうちに、いつの間にか「哀愁」という言葉が胸にずんとくる。
もう40年も前の作品なのが驚き。新鮮で全く色褪せて無い、評判通りの傑作だ。「新橋烏森口青春編」「銀座のカラス」との三部作になっているそうなので、それも読んでみよう。
白いTシャツに洗いざらしの青いジーパンを履いた若さ溢れるイメージだった椎名誠は、もう77歳。
去年コロナで大変な思いをしたらしいが、回復して執筆活動を再開したとのこと。若い頃、椎名誠の生き方に憧れたが、今でもその思いは変わらない。
厚着しすぎて汗ビッショリ。半袖でプレイしてる人も居た。気温の変化に機敏に対応できないタイプ(汗)
10時前には自宅に戻って、もう何十年も前から読もうと思って未読になっていた、椎名誠の「哀愁の町に霧が降るのだ」を読む。
これを読んだら誰だって、自分の青春時代と重ね合わせてノスタルジックな気持ちになると思う。笑って読んでいるうちに、いつの間にか「哀愁」という言葉が胸にずんとくる。
もう40年も前の作品なのが驚き。新鮮で全く色褪せて無い、評判通りの傑作だ。「新橋烏森口青春編」「銀座のカラス」との三部作になっているそうなので、それも読んでみよう。
白いTシャツに洗いざらしの青いジーパンを履いた若さ溢れるイメージだった椎名誠は、もう77歳。
去年コロナで大変な思いをしたらしいが、回復して執筆活動を再開したとのこと。若い頃、椎名誠の生き方に憧れたが、今でもその思いは変わらない。
2014年10月14日に日本でレビュー済み
「克己荘から一人、また一人と巣立ってゆき、椎名誠も遂に就職へ…!」
著者:椎名誠(1988年、『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を受賞)
発行:H3.10.25 – H6.6.5 8刷
克美荘に住まう住民も4人になったり5人になったり、そして、その内にみんなはそれぞれに就職し、自然解散的に克美荘は出払ってしまう。
しぶしぶながら語る椎名誠の淡い恋愛話あり、(騙された)就職話あり…読むのに苦労しながらも、読み切った後は何となく寂しい感もあり。
この『哀愁の町に~』上下巻では椎名誠が巷間でフィーチャーされる理由がいまいちつかめませんでした…次回作に期待したいです。
───おれがこのおかしな三冊分の本で書こうとしていたのは、おれのまわりに常にあやしく徘徊しているさまざまなフシギ的ドタバタ的な仲間たちとの世界なのであった。つまり自分のことなのではなくて、それらの人々とのさまざまな日常的なあやしい行状の日々を、なにかひとつの物語としてまとめておきたい、ということだったのである。(p.117)
2014/10(136/04)★3.3
著者:椎名誠(1988年、『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を受賞)
発行:H3.10.25 – H6.6.5 8刷
克美荘に住まう住民も4人になったり5人になったり、そして、その内にみんなはそれぞれに就職し、自然解散的に克美荘は出払ってしまう。
しぶしぶながら語る椎名誠の淡い恋愛話あり、(騙された)就職話あり…読むのに苦労しながらも、読み切った後は何となく寂しい感もあり。
この『哀愁の町に~』上下巻では椎名誠が巷間でフィーチャーされる理由がいまいちつかめませんでした…次回作に期待したいです。
───おれがこのおかしな三冊分の本で書こうとしていたのは、おれのまわりに常にあやしく徘徊しているさまざまなフシギ的ドタバタ的な仲間たちとの世界なのであった。つまり自分のことなのではなくて、それらの人々とのさまざまな日常的なあやしい行状の日々を、なにかひとつの物語としてまとめておきたい、ということだったのである。(p.117)
2014/10(136/04)★3.3