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写真版 東京大空襲の記録 (新潮文庫) 文庫 – 1987/7/29

4.8 5つ星のうち4.8 32個の評価

昭和20年3月10日、一夜にして10万人の命を奪った、かくも愚かな所業。
人類はどこまで悪魔となれたのか。
自らも被災者である著者が発掘・収集した資料から再現する「地獄絵図」。
空襲のさなか、そして空襲後に撮影された70枚以上の写真を掲載、その惨状を多角的に伝える。


本文より
B29は、あらかじめ目標の周囲に火の壁を作った後、逃げまどう人びとにねらいを定め、電柱や屋根にぶつかりそうなほどの超低空で、連続波状的な無差別焼夷弾爆撃に移った。
北北西の風はさらに勢いを増し、地上の大火災にあおられ、火の海の沸騰となって、瞬間風速二五~三〇メートルに達した。火は風を呼び、風は火を呼ぶ、というすさまじい火事嵐が起こり、至るところで乱気流状態になってきたのである。地表の温度が白熱状態になると、飛び火などというものではなくて、炎は瞬間的に激流のようになる。
(第3章「東京大空襲の夜」)

目次より
第1章 被災者は今も地中に眠る
第2章 はじめての東京空襲
第3章 東京大空襲の夜
第4章 大空襲の惨禍
第5章 空襲被害の全貌
吉村昭「夜間空襲」
土岐島雄「空襲資料収集の旅」
松浦総三「空襲記録運動と早乙女勝元氏」

著者について
1932(昭和7)年、東京生まれ。12歳で東京大空襲を経験。働きながら文学を志し、18歳で書いた「下町の故郷」が直木賞候補に推される。「ハモニカ工場」発表後は作家に専念、ルポルタージュ作品『東京大空襲』がベストセラーになる(日本ジャーナリスト会議奨励賞)。1970年、「東京空襲を記録する会」を結成し、『東京大空襲・戦災誌』が菊池寛賞を受賞した。
1999(平成11)年に映画「軍隊をすてた国」を企画。2002年、江東区北砂に「東京大空襲・戦災資料センター」をオープン。庶民の生活と愛を書き続ける下町の作家として、また東京空襲の語り部として、未来を担う世代に平和を訴え続けている。著書は100冊を超えるが、主な作品に『早乙女勝元自選集』(全12巻)『生きることと学ぶこと』『戦争を語り継ぐ』などがある。


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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1987/7/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/7/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 213ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101475040
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101475042
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 32個の評価

著者について

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早乙女 勝元
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カスタマーレビュー

星5つ中4.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経験はしておりませんが写真で見ると大変なことが起こっていたのですね!
ちなみに空襲の範囲と規模を地図で表示してもらえれば有り難いです。
後世に話す話題が出来ました、遅いかも分かりませんが、是非薦めたい一冊です。
伯父が23歳で外国で戦死しています。学徒動員でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 同著者の岩波新書『東京大空襲』は読んでいたが、写真版の方がリアルに
認識することができた。多くの御遺族の方々から叱られそうだが、米国への
恨みを持って見るのでなく、「人類の犯した愚かな行為」として、決して
忘れてはいけない事実だと思う。諸都市への空襲と原爆投下は同等に悪辣で
最大限に非難さるべき行為であって、原爆のみが悪で一般の爆弾は許される
などと云ふわけではない。一発当りの殺傷力などに関係なく原爆反対と同等
に爆弾の製造そのものが断固反対さるべきものだと、私は思う。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月12日に日本でレビュー済み
アメリカによる民間人大量虐殺の記録
アメリカによる空襲の死者は、東京だけで10万人。全国合わせればいったいどれだけの日本人の命が失われたのか?それもその多くは、当然ながら民間人である。本書中の、炭化した母子の遺骸写真に、その印象をより強くする。
8月の終戦記念日に近いと言うこともあるのだろうが、毎年、広島・長崎の原爆の日は人々の意識が、起こってしまった惨劇と失われてしまった尊い命に向けられる。しかし、全国各地で失われた空襲による犠牲者に思いをいたす日本人が、いったいどのくらいいるのか、はなはだ心もとない。
東京が中心ではあるが、本書がまとめているこの空襲を通じて、日本とって先の大戦とはなんだったのか自問するという作業は、決してなおざりにしてはいけない。ただ、そのことのみに終始してよいのだろうか?
日本軍人は、民間人殺害の責任を戦後の裁判において追求された、しかし、日本全土で行われたこれらのアメリカの民間人大量虐殺については、法的にも、政治的にも、道義的にも、何らの追求もされていない。法的、政治的な責任追及は無理だとしても、道義的に許されることではないということを、我々はもっと声にするべきだと思うのだが、一般的な平和愛好家渡渉する人たちは、当時の軍とか戦犯とか天皇とかのことしか非難しない。このことがきちんとなされていれば、その後ベトナムで、アフガニスタンで、イラクで行われ、また行われつつあるアメリカによる民間人虐殺をより小さくすることができたのではないかと思う。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原爆のことはよく知られていたが その前の東京大空襲については
よく知らなかったので この本で事実がハッキリして良かった。
(最近またテロが多いので世界平和を祈るばかりです。
たった70年前のことですが残酷すぎます。
学校の授業でもシッカリ伝えていくべきだと思う。
これは分かりやすく良い本です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫版サイズで、これだけ詳細な写真を載せていれば十分です。貴重な資料を見ました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月15日に日本でレビュー済み
公園は死体の山であった。何気ない公園が別の世界に見える 墨田区「当菊川公園に埋めた人は4515人に達し」(菊川公園の直ぐ近くの榎稲荷にある戦災供養地蔵に記述されている文言)p15 猿江、錦糸、菊川、中和、江東、緑町公園 上野、隅田公園 原、吾妻西公園、法泉寺 六義園 青山墓地 昭和20年3月15日現在都内67箇所の公園・寺院・学校などに仮埋葬された死体は7万7000体以上になり8万体を超え、戦闘員を除く都民の死者は確認しただけでも10万5400体になったp123 p17講堂いっぱいに累積された焼死体の山であった。それは巨大な佃煮の堆積に似て、一体ずつ引き離すことはできなかった 太平洋戦争における銃後人口の死者は60万人 死者のうち半分が広島長崎 残る30万を3分割すると、東京空襲の犠牲者、沖縄県民の犠牲者、その他 鹿屋、木更津基地から南京、重慶など渡洋爆撃をおこなった。神風特攻隊の基地 ルメイ司令官は民家のすべてが軍需工場であると力説して空襲を正当化している ルメイ司令官は日本の自衛隊の育成に貢献したことを理由に勲一等旭日大綬章を得ている 空襲と太平洋の島々の占領状況の関連性 中国成都からは北九州に来るのがやっと マリアナ諸島から東京まで2300キロ 7月サイパン島全滅、8月グアム同じ、10月半ばにマリアナ諸島に5箇所のB29前線基地ができた。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年9月20日に日本でレビュー済み
一晩に10万人の市民が焼き殺されるという無差別爆撃の実態が、米軍の資料に基づいてリアルに描かれています。
豊富な写真と相まって、亡くなった人々の無念さが胸に迫ります。
 広島・長崎とともにA級戦犯に該当する犯罪行為ではないかと、怒りに震えます。と同時に、当時の日本軍と日本
政府の無為無策、無責任ぶりには、ただあきれるばかりです。
 戦争を知らない人に、ぜひお勧めしたい本です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月30日に日本でレビュー済み
他の方が書かれている通り、貴重な資料だと思います。
ただ、p.56-57に「攻撃目標にされた中島飛行機武蔵野工場」という写真が掲載されていますが、東京ではなく、姫路市の播但線京口駅付近の川西航空機姫路製作所だと思われます。東京大空襲とは関連がない写真でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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