6大学野球で不名誉な記録更新中の東大野球部を見捨てることなく、
いつも前向きにスタンドから応援している東京大学運動会応援部。
6大学の中でもその評価はかなり高いが、
そんな彼らの笑顔の裏側や苦悩が伺える1冊。
なぜ彼らは応援するのか?
そんな疑問を持ったことがある方は一度読んでみてください。
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東京大学応援部物語 (新潮文庫) 文庫 – 2007/10/30
最相 葉月
(著)
東京六大学野球。連戦連敗の東大。そんな彼らをひたすら応援している学ラン姿の応援部。体面などかなぐり捨てたその姿に惹かれて取材を始めた著者が見たものは――自己犠牲は美しいと語るリーダー長、先輩には絶対服従の新入生。彼らは応援に何を求めているのか? 熱い時間を生きる彼らの姿が、胸を打つ。東大生をはみ出した男たちがくりひろげる、感涙必至の熱血青春ドラマ!
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/10/30
- ISBN-104101482241
- ISBN-13978-4101482248
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/10/30)
- 発売日 : 2007/10/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 213ページ
- ISBN-10 : 4101482241
- ISBN-13 : 978-4101482248
- Amazon 売れ筋ランキング: - 271,958位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,055位新潮文庫
- - 23,209位教育・学参・受験 (本)
- - 52,436位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1963年、東京生まれの神戸育ち。関西学院大学法学部卒。科学技術と人間の関係性、スポーツ、近年は精神医療、カウンセリングをテーマに取材。
97年『絶対音感』で小学館ノンフィクション大賞。2007年『星新一 一〇〇一話をつくった人』で大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、08年同書で日本推理作家協会賞、星雲賞。
ほかのノンフィクションに『青いバラ』『セラピスト』『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』『れるられる』『証し 日本のキリスト者』『中井久夫 人と仕事』など、エッセイ集に『なんといふ空』『最相葉月 仕事の手帳』『辛口サイショーの人生案内』『辛口サイショーの人生案内DX』『母の最終講義』、児童書に『調べてみよう、書いてみよう』、共著に『心のケア 阪神・淡路大震災から東北へ』『胎児のはなし』など。
イメージ付きのレビュー
5 星
日本一の大学の日本一の応援団物語
近年、大学スポーツは人気面においては下火である。大学生が自校の運動部の応援に行くことも少なくなった。その中でも東京6大学野球は、やはり大学スポーツの花形であろう。とはいえ、6大学野球もかつての全盛期に比べれば人気低下は否めない。それでも毎試合1万人前後の観客を集める。その中で応援団は母校の応援の為に全力を尽くす。私は東大野球部のファンである。東大野球部は勝てない。それでも応援団は全力で応援する。この作品は13年前に発表されたものだが東大応援団の内実を丹念に追った面白い作品だ。おそらく応援団の実態は今でも変わらないだろう。なぜ応援するのか。かつての東大応援団の主将、山口氏は「なぜ応援するかは理屈では無い、選手が頑張っているから応援するのだ」と答える。かつての立大応援団長の宇津氏は「応援する人間はされる人間よりも強くなければならない」といい、明大応援団長だった坂尾氏は「応援に見返りを求めるな」という。その通りだと思うが現実には大変なことだ。それでも他の5大学の応援団は母校の勝利という果実を味わうことによって報われる。しかし、勝率約1割の東大は応援団が頑張っても、なかなか勝てない。それだけに他大学の応援団よりも一層、応援とは何か、自分はなぜ応援するのかという命題を突き詰めて考えることになる。そして応援を通じて自己を成長させるといったストイックな精神論にたどり着く。4年間1勝も出来ずに卒業という事態も起きた。それでも応援する。頭が下がる。自己陶酔、自己満足ということは、たやすいが、それで、あの厳しい練習、人間関係の環境に4年間身を置くということは並大抵のことではない。なんとか彼らに幸あれと祈りたい。
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トップレビュー
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2014年11月22日に日本でレビュー済み
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2015年2月23日に日本でレビュー済み
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応援団で培われるものが何なのか,非常に考えさせられるルポでした.
上下関係の厳しさのなかにあるもの,それは体験しないとわからない貴重なものと時間なんだろう.
うちの大学の応援団にも読ませたくなりました.
上下関係の厳しさのなかにあるもの,それは体験しないとわからない貴重なものと時間なんだろう.
うちの大学の応援団にも読ませたくなりました.
2017年2月20日に日本でレビュー済み
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以前より気合が入った東大応援部が好きだったので速攻で購入!やっぱ良いわ~♪しっかしなんですね、日本トップクラスに頭が良い人達が理不尽な応援部で青春を燃やすとは・・・アフォな自分には良く理解できないが、そんな彼等を自分は心から応援してしまう。熱い彼等は闘魂が極まっているのでしょうな。
2016年11月12日に日本でレビュー済み
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東京大学野球部OBです。私達の現役時代もなかなか勝てず、3~4年の上級生時代は1勝40敗1引き分けでした。それでも慶應2回戦で勝利した時は、35連敗が止まり、テレビでも私達が号泣している様子がNHKのニュースにもなりました。連戦連敗が続く中、私達の励みになったのは応援部による応援でした。平日の雨模様の中、少ない観客を鼓舞する応援部の皆さんの声はベンチに届いていました。最終戦の後、やりきった満足感の中、応援席で歌った「たたひとつ」「闘魂は」は一生忘れることのない曲です。我々の頃は、野球の練習に応援部員を招いたり、彼らのリーダーテク学んだり、野球部と応援部は一体だという感覚でした。一生彼らとのつきあいはきれないものだと思っています。あの時代を思い出させてもらい、幾たびも涙を流してこの本を読ませてもらいました。ありがとうございました。
2015年8月28日に日本でレビュー済み
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タイトルと表紙のイラストにつられて購入。取材にもとづいたドキュメンタリーで、あまり起伏のない内容だったので、半分も読む前に読むのを断念。
2003年9月27日に日本でレビュー済み
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究極の自己犠牲。わたしが六大学の応援部に抱くイメージですが、しかも滅多に勝つことが出来ない六大学野球の平成14年シーズン、東大が4年ぶりの勝ち点1をあげたシーズンの密着ルポ。
彼らの熱さ・ひたむきさは、シニカルに生きるサラリーマンにはちょっとまぶしすぎて面映いのですが、東大に入学するまで自分自身を高めるため努力を惜しまなかったであろう彼(彼女)らが今度は人を応援することに全霊を傾けるようになった「動機」を部員各々が語る部分は興味深い。
彼らの熱さ・ひたむきさは、シニカルに生きるサラリーマンにはちょっとまぶしすぎて面映いのですが、東大に入学するまで自分自身を高めるため努力を惜しまなかったであろう彼(彼女)らが今度は人を応援することに全霊を傾けるようになった「動機」を部員各々が語る部分は興味深い。