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メルヒェン (新潮文庫) 文庫 – 1973/7/3
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おとなの心に純粋な子供の魂を呼びもどし、清らかな感動へと誘うヘッセの創作童話集。
「アウグスツス」「アヤメ」など、もっともヘッセらしい全9編を収録。
誰からも愛される子に、という母の祈りが叶えられ、少年は人々の愛に包まれて育ったが……。愛されることの幸福と不幸を深く掘り下げた『アウグスツス』は、「幸いなるかな、心の貧しき者。天国はその人のものなり」という聖書のことばが感動的に結晶した童話である。
おとなの心に純朴な子どもの魂を呼び起しながら、清らかな感動へと誘(いざな)う、もっともヘッセらしい珠玉の創作童話9編を収録。
【目次】
アウグスツス
詩人
笛の夢
別な星の奇妙なたより
苦しい道
夢から夢へ
ファルドゥム
アヤメ
ピクトルの変身
解説:高橋健二
ヘッセHesse, Hermann(1877-1962)
ドイツの抒情詩人・小説家。南独カルプの牧師の家庭に生れ、神学校に進むが、「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない」と脱走、職を転々の後、書店員となり、1904年の『郷愁』の成功で作家生活に入る。両大戦時には、非戦論者として苦境に立ったが、スイス国籍を得、在住、人間の精神の幸福を問う作品を著し続けた。1946年ノーベル文学賞受賞。
高橋健二(1902-1998)
東京生れ。東大独文科卒業。ドイツ文学者。第8代日本ペンクラブ会長、芸術院会員、文化功労者。1931(昭和6)年ドイツ留学中に、ヘルマン・ヘッセを識り、交流が始まる。『ヘッセ全集』の全翻訳と別巻『ヘッセ研究』で1957年、読売文学賞を、1968年、『グリム兄弟』で芸術選奨文部大臣賞を受賞する。『ヴァイマルのゲーテ』『ケストナーの生涯』などの著書の他に、訳書多数。
「アウグスツス」「アヤメ」など、もっともヘッセらしい全9編を収録。
誰からも愛される子に、という母の祈りが叶えられ、少年は人々の愛に包まれて育ったが……。愛されることの幸福と不幸を深く掘り下げた『アウグスツス』は、「幸いなるかな、心の貧しき者。天国はその人のものなり」という聖書のことばが感動的に結晶した童話である。
おとなの心に純朴な子どもの魂を呼び起しながら、清らかな感動へと誘(いざな)う、もっともヘッセらしい珠玉の創作童話9編を収録。
【目次】
アウグスツス
詩人
笛の夢
別な星の奇妙なたより
苦しい道
夢から夢へ
ファルドゥム
アヤメ
ピクトルの変身
解説:高橋健二
ヘッセHesse, Hermann(1877-1962)
ドイツの抒情詩人・小説家。南独カルプの牧師の家庭に生れ、神学校に進むが、「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない」と脱走、職を転々の後、書店員となり、1904年の『郷愁』の成功で作家生活に入る。両大戦時には、非戦論者として苦境に立ったが、スイス国籍を得、在住、人間の精神の幸福を問う作品を著し続けた。1946年ノーベル文学賞受賞。
高橋健二(1902-1998)
東京生れ。東大独文科卒業。ドイツ文学者。第8代日本ペンクラブ会長、芸術院会員、文化功労者。1931(昭和6)年ドイツ留学中に、ヘルマン・ヘッセを識り、交流が始まる。『ヘッセ全集』の全翻訳と別巻『ヘッセ研究』で1957年、読売文学賞を、1968年、『グリム兄弟』で芸術選奨文部大臣賞を受賞する。『ヴァイマルのゲーテ』『ケストナーの生涯』などの著書の他に、訳書多数。
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1973/7/3
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104102001174
- ISBN-13978-4102001172
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出版社より
春の嵐 | デミアン | 車輪の下 | 青春は美わし | クヌルプ | 郷愁 | |
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価格 | ¥605¥605 | ¥605¥605 | ¥440¥440 | ¥407¥407 | ¥473¥473 | ¥506¥506 |
【新潮文庫】ヘッセ 作品 | 暴走した橇と共に、少年時代の淡い恋と健康な左足とを失った時、クーンの志は音楽に向った……。幸福の意義を求める孤独な魂の歌。 | 主人公シンクレールが、友人デミアンや、孤独な神秘主義者の音楽家の影響を受けて、真の自己を見出していく過程を描いた代表作。 | 子供の心を押しつぶす教育の車輪から逃れようとして、人生の苦難の渦に巻きこまれていくハンスに、著者の体験をこめた自伝的小説。 | 二十世紀最大の文学者といわれるヘッセの、青春時代の魂の記録。孤独な漂泊者の郷愁が美しい自然との交流の中に浮びあがる名作。 | 漂泊の旅を重ねながら自然と人生の美しさを見出して、人々に明るさを与えるクヌルプ。その姿に永遠に流浪する芸術家の魂を写し出す。 | 都会での多くの経験の後で、自然の恵み深い故郷の小さな町こそ安住の地と悟った少年に、作者の自画像を投影させたヘッセの処女作。 |
知と愛 | シッダールタ | 荒野のおおかみ | メルヒェン | 幸福論 | ヘッセ詩集 | |
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ナルチスによって、芸術に奉仕すべき人間であると教えられたゴルトムント。人間の最も根源的な欲求である知と愛を主題とした作品。 | シッダールタとは釈尊の出家以前の名である。本書は、悟りを開くまでの求道者の苦行を追いながら、著者の宗教的体験を語った異色作。 | 複雑な魂の悩みをいだく主人公の行動に託し、機械文明の発達に幻惑されて己れを見失った同時代人を批判した著者の自己告白の書。 | おとなの心に純粋な子供の魂を呼びもどし、清らかな感動へと誘うヘッセの創作童話集。「アウグスツス」「アヤメ」など全 9 編を収録。 | 多くの危機を超えて静かな晩年を迎えたヘッセの随想と小品。はぐれ者のからすにアウトサイダーの人生を見る「小がらす」など14編。 | ドイツ最大の抒情詩人ヘッセ──十八歳の頃の処女詩集より晩年に至る全詩集の中から、各時代を代表する作品を選びぬいて収録する。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1973/7/3)
- 発売日 : 1973/7/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 199ページ
- ISBN-10 : 4102001174
- ISBN-13 : 978-4102001172
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 192,971位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古くてなかなか本屋では見つけられなかったので助かった。値段も安くて助かる
2023年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヘッセらしい表現豊かな作品ばかりで、表現力があれば人生楽しいだろうなと思えた作品。
2024年2月20日に日本でレビュー済み
20才代の時に読みました。
心に深く沁み入りました。
美しいメルヒェンです。
昔の文庫本、取り出してみました。
新潮世界文学36と37、今でも所持してます。
37のガラス玉演戯読みました。
心に深く沁み入りました。
美しいメルヒェンです。
昔の文庫本、取り出してみました。
新潮世界文学36と37、今でも所持してます。
37のガラス玉演戯読みました。
2004年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つまるとこ、ヘッセってのは思春期に読むべきだと、今読み返して思ったわけよ。
中高時代に受けたあの衝撃的な感銘がまったくねーんだもん。
中高時代に受けたあの衝撃的な感銘がまったくねーんだもん。
2021年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読了感が軽く爽やかなところ、最後の落ち方のやさしさ(破滅的でない)も星新一のショートショートに近く感じた。
星新一は「未来」「SF」で、本書は「昔話」「フォークロア的」で世界観が正反対に近いが、読者層として親和性があると考える。
星新一以外では、これまた西部開拓時代後のアメリカと、時代が異なるがオーヘンリーの短編集とも物語の構成は通じるところがある。
主人公が送る人生・生活の中で、何かを掛け違えてしまえたことで起こる悲劇、アイロニーを独特の世界観で描いている。
というような説明は3者に共通か。
中でもメルヒェンはせわしない現代と違い、神話~近世(あるいは遠い未来を示唆する設定もあった)のゆっくりと時間が過ぎる世界での出来事。
不思議な出来事が人々の生活と共存している世界に起こる物語に心地よく浸れる秀作であった。
感謝!
星新一は「未来」「SF」で、本書は「昔話」「フォークロア的」で世界観が正反対に近いが、読者層として親和性があると考える。
星新一以外では、これまた西部開拓時代後のアメリカと、時代が異なるがオーヘンリーの短編集とも物語の構成は通じるところがある。
主人公が送る人生・生活の中で、何かを掛け違えてしまえたことで起こる悲劇、アイロニーを独特の世界観で描いている。
というような説明は3者に共通か。
中でもメルヒェンはせわしない現代と違い、神話~近世(あるいは遠い未来を示唆する設定もあった)のゆっくりと時間が過ぎる世界での出来事。
不思議な出来事が人々の生活と共存している世界に起こる物語に心地よく浸れる秀作であった。
感謝!
2017年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何十年も前に友人の本棚で見つけて、貸してもらった記憶があります。
久しぶりに読み返したくなって、でもタイトルも作者も忘却の彼方で
検索しまくってやっと発見した時は、ああ、またあれが読める!という喜びでした。
「アウグスツス」がそれで、誰からも愛される「堕落」と、
誰をも愛する「慈愛」との対比を寓話で描いた素晴らしい作品です。
何年でも読み継がれるべき名作だと思います。
今回、手にすることが出来て嬉しい限りです。
久しぶりに読み返したくなって、でもタイトルも作者も忘却の彼方で
検索しまくってやっと発見した時は、ああ、またあれが読める!という喜びでした。
「アウグスツス」がそれで、誰からも愛される「堕落」と、
誰をも愛する「慈愛」との対比を寓話で描いた素晴らしい作品です。
何年でも読み継がれるべき名作だと思います。
今回、手にすることが出来て嬉しい限りです。
2017年6月3日に日本でレビュー済み
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大学生の頃読み、強く印象に残っていたので、たまたま読んで欲しい人の為に買いました。
届ける電車の中で 曖昧な記憶を確認するつもりでアウグツスツを読み出したところ いっきに読み終えてしまい、電車の中で大泣きしました。
60歳をすぎ、登場人物達の心を 自分の経験と重なって思い図る事になったためです。
なんとなく素敵な話…としか思っていなかったので。
短い短編集なので とても読みやすく、幅広い年齢層の方に読んで欲しい本です。
届ける電車の中で 曖昧な記憶を確認するつもりでアウグツスツを読み出したところ いっきに読み終えてしまい、電車の中で大泣きしました。
60歳をすぎ、登場人物達の心を 自分の経験と重なって思い図る事になったためです。
なんとなく素敵な話…としか思っていなかったので。
短い短編集なので とても読みやすく、幅広い年齢層の方に読んで欲しい本です。
2018年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヘッセは若い頃から好きでよく読んでいました。「車輪の下」などが有名ですが、「アウグスツス」もおすすめです。
誰かを愛せることが幸せなんだよ…という話です。
誰かを愛せることが幸せなんだよ…という話です。