都市機能の破壊を目的にナポリへ侵入するナチス戦車部隊を
地元の少年少女達が迎え撃つ戦場青春熱血冒険小説だ。
勇気と怯懦と友情と、もちろん胸のうずく恋愛模様も。
このフィクションの基になった
第二次大戦末期の民衆蜂起「ナポリの四日間」。
この史実をまったく不知であった。
同じ枢軸国のドイツとイタリアは、
大戦末期には、このような関係になっていたのか。
ふむふむと思いながら読み進める。
伊・独・米の多くの登場人物たちが入り交じる群像劇は、
もうわくわくするね。
いいぞいいぞと頁をめくる。
前半7割には100点満点中200点を進呈したい。
2004年の邦訳出版だが、
しかし、個人的には、この作品の評判を聞いたことがない。
こんなに面白いのに何故だ。
当時は評判にならなかったのだろうか。
そう思いつつ終盤へ。
物語は硝煙と爆風の嵐の中、血まみれ状態で疾走感をぐんぐん増す。
その猛烈なスピード故か数々のリアリティが振り落とされていく。
なるほど。
ここが好みの分かれ道かもしれない。
冒頭から7割はビッグコミック、
終盤は少年ジャンプ。
でも、実に面白かった。
刊行当時のコシマキには、ジョージ・クルーニー主演映画化とあったが
どうなったのだろうか。
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ストリート・ボーイズ (新潮文庫 カ 27-3) 文庫 – 2004/10/1
- 本の長さ603ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104102009132
- ISBN-13978-4102009130
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 603ページ
- ISBN-10 : 4102009132
- ISBN-13 : 978-4102009130
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,241,613位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2021年8月28日に日本でレビュー済み
当時確か雑誌の書評に載っていて、即購入しました。プロローグで怒り心頭に達しながら本編に入り、一気に読破しました。
ただ、この文庫の帯にある映画化決定というのを当時(平成16年発行)からずっと気にしていたのですが、今、調べても該当するような映画が見当たらないのです。どなたかご存知の方いらっしゃたらご教示ください。
ただ、この文庫の帯にある映画化決定というのを当時(平成16年発行)からずっと気にしていたのですが、今、調べても該当するような映画が見当たらないのです。どなたかご存知の方いらっしゃたらご教示ください。
2009年1月19日に日本でレビュー済み
第二次世界大戦終盤、ナポリが破壊つくされ、更に破壊されようとした最中
300名の子供達によって、ナチの精鋭機甲部隊を撃退したなんて!
ほんと、知らなかった。
感動したなぁ。素直に。
朝日新聞の紹介でみて、ふーんと思って買ってみたが。
いやぁ、これが史実に基づいた小説とは。
驚いたぁ。誰も教えてくれんかったよね、こんな事。
戦争は、恐ろしい。
人の運命も、恐ろしい。
その中で、果敢に、本当に勇敢に戦った子供達に、ただただ脱帽です。
すばらしい作品でした。
300名の子供達によって、ナチの精鋭機甲部隊を撃退したなんて!
ほんと、知らなかった。
感動したなぁ。素直に。
朝日新聞の紹介でみて、ふーんと思って買ってみたが。
いやぁ、これが史実に基づいた小説とは。
驚いたぁ。誰も教えてくれんかったよね、こんな事。
戦争は、恐ろしい。
人の運命も、恐ろしい。
その中で、果敢に、本当に勇敢に戦った子供達に、ただただ脱帽です。
すばらしい作品でした。