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大いなる遺産(下) (新潮文庫) 文庫 – 1951/11/2
- ISBN-104102030026
- ISBN-13978-4102030028
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1951/11/2
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ450ページ
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1951/11/2)
- 発売日 : 1951/11/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 450ページ
- ISBN-10 : 4102030026
- ISBN-13 : 978-4102030028
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 201,590位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い感じはしますが、読むのは大丈夫です。上巻と下巻がそろっていてよかったです。
2013年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻が読み切れていないので購入したまま置いてあります。もっとっ時間が取れるようになった時の為においてあります。捨てるつもりはありませんね。
2017年1月24日に日本でレビュー済み
.
原題 " Great Expectations " 和訳名 「大いなる遺産」 ・・・ ディケンズ最晩年の作品である。
両親を亡くし姉の嫁ぎ先である鍛冶屋で養育される主人公 ピップ が、ある日突然 匿名(とくめい)の寄贈者から莫大な遺産贈与を受けて 大都会ロンドンに居を移し、" gentleman " 即ち、英国紳士 たるべく新生活が始まる。
友情あり、悪党あり、社会の冷徹な現実あり。人間の心の襞(ひだ)を深堀りして実に的確に描き上げる 「ディケンズの職人芸」は、本作品においても その本領が十二分に発揮されている。
主人公 ピップ が、莫大な資産を得て、そして失った後、最後に彼に残ったものは何であったのか ・ ・ ・ ディケンズが初版出版後に、異例の「 書き直し 」を行なった、かつての美貌の許嫁(いいなずけ) エステラ との邂逅(かいこう)を描くラストシーンが、真実の「大いなる遺産」が何であったのかを、静謐な余韻を伴いつつ 読者に訴えかけている。
原題 " Great Expectations " 和訳名 「大いなる遺産」 ・・・ ディケンズ最晩年の作品である。
両親を亡くし姉の嫁ぎ先である鍛冶屋で養育される主人公 ピップ が、ある日突然 匿名(とくめい)の寄贈者から莫大な遺産贈与を受けて 大都会ロンドンに居を移し、" gentleman " 即ち、英国紳士 たるべく新生活が始まる。
友情あり、悪党あり、社会の冷徹な現実あり。人間の心の襞(ひだ)を深堀りして実に的確に描き上げる 「ディケンズの職人芸」は、本作品においても その本領が十二分に発揮されている。
主人公 ピップ が、莫大な資産を得て、そして失った後、最後に彼に残ったものは何であったのか ・ ・ ・ ディケンズが初版出版後に、異例の「 書き直し 」を行なった、かつての美貌の許嫁(いいなずけ) エステラ との邂逅(かいこう)を描くラストシーンが、真実の「大いなる遺産」が何であったのかを、静謐な余韻を伴いつつ 読者に訴えかけている。
2015年10月25日に日本でレビュー済み
プロット
偶然に偶然が重なる人間関係が、物語の展開の基幹を成しています。ある意味でご都合主義的な展開、と言えるかもしれません。しかしこれは、良し悪しというよりは読者の好き嫌いの問題とも言えるため、これから読まれる方それぞれのご評価に委ねます。
王道の古典であり、面白い事に違いはありません。よって、以下ではこの翻訳版に限って検討します。
翻訳
ピップの一人称告白体であり、「〜だなあと思った」など、彼の平民出身らしさを思わせる素朴な表現の採用は、親しみやすく好感が持てます。ただし、一見しての親しみやすさと、翻訳としてのこなれ具合は別です。翻訳としては、遺憾ながら全体的に見てあまりこなれた印象を受けられません。日本語としての意味が理解しづらい文章が散見されます。
他の方が指摘されている通り、物語中盤は多少ダレます。より穏当な言い方をすると「アダージョ」になると言ってもいいかもしれません。これも先客の方ご指摘の通り、「引き」がうまいのでなんとか読み続けられますが、ただでさえ減衰しゆく物語中盤のリーダビリティが、翻訳の研磨不足によりいっそう減殺されている観は否めません。
また、訳のせいというより、こちらの読書力が低いためではありましょうが、文章のリズムや表現方法の巧みさから受ける、「文章を享受すること自体から得られる愉しさ」を感じるには、至れませんでした。
解説
下巻末の解説は、大いなる遺産執筆の時代の社会的背景を中心としたものですが、個人的には、「快楽装置」たる小説の物語本体に切り込む内容も欲しかったところです。この点、やや物足りない印象を受けました。
結論
この作品は大部です。翻訳、解説含め、読まれる際には、他の翻訳版のレビューや、各翻訳版を書店で手に取り冒頭数ページを読み比べるなどして、ご自分に合ったものを選ばれることを強くお勧めします。
以上、翻訳に関する点、巻末解説に関する点を考慮して、星三つとします。
偶然に偶然が重なる人間関係が、物語の展開の基幹を成しています。ある意味でご都合主義的な展開、と言えるかもしれません。しかしこれは、良し悪しというよりは読者の好き嫌いの問題とも言えるため、これから読まれる方それぞれのご評価に委ねます。
王道の古典であり、面白い事に違いはありません。よって、以下ではこの翻訳版に限って検討します。
翻訳
ピップの一人称告白体であり、「〜だなあと思った」など、彼の平民出身らしさを思わせる素朴な表現の採用は、親しみやすく好感が持てます。ただし、一見しての親しみやすさと、翻訳としてのこなれ具合は別です。翻訳としては、遺憾ながら全体的に見てあまりこなれた印象を受けられません。日本語としての意味が理解しづらい文章が散見されます。
他の方が指摘されている通り、物語中盤は多少ダレます。より穏当な言い方をすると「アダージョ」になると言ってもいいかもしれません。これも先客の方ご指摘の通り、「引き」がうまいのでなんとか読み続けられますが、ただでさえ減衰しゆく物語中盤のリーダビリティが、翻訳の研磨不足によりいっそう減殺されている観は否めません。
また、訳のせいというより、こちらの読書力が低いためではありましょうが、文章のリズムや表現方法の巧みさから受ける、「文章を享受すること自体から得られる愉しさ」を感じるには、至れませんでした。
解説
下巻末の解説は、大いなる遺産執筆の時代の社会的背景を中心としたものですが、個人的には、「快楽装置」たる小説の物語本体に切り込む内容も欲しかったところです。この点、やや物足りない印象を受けました。
結論
この作品は大部です。翻訳、解説含め、読まれる際には、他の翻訳版のレビューや、各翻訳版を書店で手に取り冒頭数ページを読み比べるなどして、ご自分に合ったものを選ばれることを強くお勧めします。
以上、翻訳に関する点、巻末解説に関する点を考慮して、星三つとします。
2010年1月20日に日本でレビュー済み
分からなかった人間関係が明らかになるという、ミステリーによくあるパターンの小説としては古典でしょう。
むろんそればっかりでなく、主人公の人生を細かく描いて、そのほろ苦くもある味わいを総括的に提示しています。最終的に必ずしもハッピーエンドでないのが、また味わいのあるところです。
笑えるところもあるらしいけど、私はそれほどの笑い場は発見できませんでした。
むしろダークなところが多い小説だと思います。
リアリズム作品らしいから仕方ないかも知れないけど、もうちょっと中身にひろがりがほしいところです。
むろんそればっかりでなく、主人公の人生を細かく描いて、そのほろ苦くもある味わいを総括的に提示しています。最終的に必ずしもハッピーエンドでないのが、また味わいのあるところです。
笑えるところもあるらしいけど、私はそれほどの笑い場は発見できませんでした。
むしろダークなところが多い小説だと思います。
リアリズム作品らしいから仕方ないかも知れないけど、もうちょっと中身にひろがりがほしいところです。
2014年8月16日に日本でレビュー済み
って思う。し思ったけど。
なにか内容が回りくどく私の脳みそでは難解な文章的で・・・
イライラする。
しかしあまり読みやすいのも軽く感じるかな~??
翻訳の仕方でダイブ違うのか???
今の時代で訳せば、もっと読みやすいのか?
しかし老婆の家など幻想的な世界観とか逆に読みにくい方がいいのかな?!
なにか内容が回りくどく私の脳みそでは難解な文章的で・・・
イライラする。
しかしあまり読みやすいのも軽く感じるかな~??
翻訳の仕方でダイブ違うのか???
今の時代で訳せば、もっと読みやすいのか?
しかし老婆の家など幻想的な世界観とか逆に読みにくい方がいいのかな?!
2007年5月26日に日本でレビュー済み
ディケンズの後期代表作。
大変面白く傑作だとは思うが、翻訳が古いのか読みづらい所があり、読み易い新訳が出るのを期待したい。
貧しい少年が莫大な遺産の相続を約束されるが、当初期待した通りにはならなかったものの、結果的にはそれ以上に良かったと思える教訓的な結末が用意されている。
他の登場人物たちも、幸福になるべき人は幸福になり、不幸になるべき人は不幸になり、死ぬべき人は死に、あまりにも都合良く進展しすぎると思わなくもない。
でも、百年以上前に書かれた古典という事でそれも良しとするべきか?
大変面白く傑作だとは思うが、翻訳が古いのか読みづらい所があり、読み易い新訳が出るのを期待したい。
貧しい少年が莫大な遺産の相続を約束されるが、当初期待した通りにはならなかったものの、結果的にはそれ以上に良かったと思える教訓的な結末が用意されている。
他の登場人物たちも、幸福になるべき人は幸福になり、不幸になるべき人は不幸になり、死ぬべき人は死に、あまりにも都合良く進展しすぎると思わなくもない。
でも、百年以上前に書かれた古典という事でそれも良しとするべきか?