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ねじの回転 (新潮文庫) 文庫 – 1962/7/9

4.0 5つ星のうち4.0 22個の評価

イギリスの片田舎の古い貴族屋敷。そこに、両親と死別してひっそり暮す幼い兄妹。二人の家庭教師として赴任してきた若い女性が、ある日見たのは、兄妹を悪の世界に引きずり込もうとする亡霊の姿だった……。典型的な怪談のシチュエーションを用いながら、精緻な心理描写と暗示に富んだ文体で人間の恐怖を活写した、“心理主義小説"の先駆者ジェイムズの代表作である。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1962/7/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1962/7/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 299ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4102041028
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4102041024
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 22個の評価

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ヘンリー・ジェイムズ
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年1月11日に日本でレビュー済み
本書は1898年に発表されたヘンリー・ジェイムズの代表作。
英国郊外の古い屋敷で、若い女家庭教師が両親を失った幼い兄妹の世話をする事になるが、
そこで彼女は邪悪な男女二人の幽霊と遭遇してしまう。
その幽霊達は幼い兄妹たちにも現われているようなのだが、子供たちはそれについて何も知らないかのように振舞っている。子供たちは表面的には純真でとても良い子なのだが、陰では邪悪な幽霊たちとグルになっているらしい。そして次第に家庭教師を心理的に追いつめていく様が実に見事に描かれている。
幽霊を目撃するのはいつも家庭教師だけであり、彼女の妄想かもしれないと思ったりしながら、そして様々な謎を残したまま物語は最後まで進行していく。
翻訳に関しては所々直訳っぽい言い回しが見られたりして関心しなかったが、それを差し引いても十分楽しめる作品。また比較的短くて一気に読めるのも良い。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ねじの回転、素直に読もうとしたが、読めば読むほど分からなくなる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不条理感たっぷりの内容が、タイトルにピッタリだと思いました。
こういう亡霊自体はそんなに怖くないなぁと思います。
でも、主人公の女性のどんどん追い詰められていく心理状態の描写は
なかなか怖かったんじゃないかなぁと思います。
訳がかなり直訳過ぎて、日本語の単語で英文作ってるみたいでした。
文章がもっと自然なら、もっと怖さが味わえたんじゃないかと思います。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年2月24日に日本でレビュー済み
幽霊物語の体裁をとっていますが、幽霊を見たのは家庭教師だけです。そこから、家庭教師の妄想とか、創作とか、さまざまな読み方が可能になるでしょう。
突飛な読み方と思われるかもしれませんが、私は、手記を書いた家庭教師の女性、それを読み上げた初老の紳士ダグラス、さらに全体の語り手「わたし」と、三重の語りになっていること、手記がその家庭教師からダグラスへ、ダグラスから「わたし」へ手渡されたこと、家庭教師が守ろうとする兄妹、特に兄の言動などから、その手記は家庭教師の女性がダグラスに宛てたラブレター、もしくは弁明の書(なぜ私はあなたの心に踏み込めなかったのか)である、というふうに考えてみたのですが、いかがでしょうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年4月12日に日本でレビュー済み
 この作品は『デイジー・ミラー』と並び日本でもっとも読まれているヘンリー・ジェイムズの作品であろう。というのも、文庫本で手に入るのは基本的にこの二作だからである。

 内容としては幽霊と言う超自然的なものを取扱っている。それが邸で努めている家政婦や家庭教師と関係しているものだ、結構入り組んだ人間関係がみられる。

 結局のところ私はこの作品が今いち飲み込めなかった。人間関係がやや複雑であるし、それを差し引いても結局幽霊の存在は何だったのか、マイルズは何故学校を退学させられたのか、最後何故マイルズは死んだのか、なんかよくわからなかった。それが魅力だというのならそうなのだろうが・・・・・。全体的によくわからないまま終わるのが魅力という点で芥川龍之介の『藪の中』と似ていると思う。それと心理小説として名作らしいが、私は特にそういう点での秀逸さを感じなかった。(というか言われるまで心理小説であることすら気づかなった)
 
 独創的といえば独創的な作品ではある。だが個人的には好きにはなれず、『デイジー・ミラー』の方に軍配が上がる。少なくとも再読の魅力は感じなかった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年5月24日に日本でレビュー済み
知的に洗練された人々が根源的な悪と、悪がもたらす恐怖について耳を傾ける、という設定になっています。
名門の幼い兄妹を支配し、徹底的に堕落させる目的をもった亡霊たち。死んで後もこのような非人間的欲望をもつ亡霊の真っ暗で陰鬱な情熱、底知れぬ奈落が子供たちの前に口を空けています。
亡霊を見ることができるのは幼い当人たちと、彼らを守ろうとするうら若い家庭教師だけです。精神を研ぎ澄まし、霊的な戦いを挑む家庭教師には頼むもは自分自身だけです。
語り手は旧家の暖炉の前で、すでに亡き人となった家庭教師の手紙を読み上げます。語り手自身もこの事件について何も知らないのですから、いろんな憶測をもつこともできるし、家庭教師自身の妄想とさえ言えるのです。
デボラ・カー主演の映画「回転」の方も、視覚や聴覚に訴えて「やたらめったら」怖かったです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうやら恐るべき亡霊にとりつかれた魂を救おうという話らしい。ところが恐るべき亡霊の恐ろしさが一向に伝わってこない。亡霊の恐ろしさを表す描写は極端に少なく、話者が抱く恐怖感だけが克明に伝えられるため、読者としてはその恐怖感を共有しにくい。やがて物語も半分を過ぎた頃、急速な変化が訪れ、ここから一挙に緊迫感が高まる。恐るべきものは霊の存在自体よりも、その存在に影響される人間の心理だった。途中で投げ出したくなるほど退屈な前半部分は後半の緊張感を味わうためのスパイスだったのだと得心した。同じように途中で投げ出したくなった方がいたら、騙されたと思って最後まで読んでみて!
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年11月4日に日本でレビュー済み
人間が本能的に持っている「恐怖」というものを極めて「心理学的」に解釈した傑作。当代一流の心理描写を極めたヘンリー・ジェイムズらしい作品である。深読みすればオカルトとか超常現象のあり様が垣間見える。この作品を読んだのが暇な貧乏学生の時だったので、ついついそんなことを考えてしまいました。
分量は少ないですが、内容は濃密。理解に苦しむケースもあるでしょう。文学的には素晴らしい作品ですが、そんじょそこらのホラー小説と思って読むと……痛い目を見ますぞ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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