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シェイクスピア物語 (新潮文庫 ラ 2-1) 文庫 – 1952/7/1

3.0 5つ星のうち3.0 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1952/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1952/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 277ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4102069011
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4102069011
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 4個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真と商品に相違がありました。
それだけならちゃんと対応していただければ特に気にしなかったのですが、ご連絡をしてもなかなか返事がなく最終的にAmazonさんで対応して頂きました。
最後まできちんと責任を持って対応してほしかったです。
2008年6月15日に日本でレビュー済み
イングランドvs.アイルランド問題が話題になると、私は『ハムレット』を思い出す。父王を叔父に暗殺され、叔父に王位と母までも取られてしまった、デンマークの王子ハムレット。亡霊になって出てきた父王に真実を聞かされ、ハムレットは一計を案じる。俳優たちを城内に呼んで、叔父と母の前で芝居をさせて、事の真相を見抜こうとする。父王の死をウインナの大公暗殺の芝居に重ねるのである。そして当日、ハムレットは芝居を見ていて、以下のように感じる。
 「俳優が単なる作り話のせりふで自分自身を感激させ、幾百年も昔に死んでしまったヘキュウバのために泣くことができるというのに、愛する父である実在の王が殺されたという実際の感情の激しい感情のきっかけを持っている自分が、復讐心をあいまいなぼんやりした忘却のうちに眠らせて、何の感動を起こさずにいるとは、自分は何という鈍感な人間なのだろうと思いました」(p. 246)。
 ハムレットの物語はデンマークが舞台ではあるが、シェークスピアはイングランドの伝統文学だ。そのイングランドに対して、復讐心を燃やしているアイルランドのIRAの人々。彼らこそ、今を生きる「ハムレット」である。そして戦争がある毎に世界中に「ハムレット」たちは増えていくのである。
 『ハムレット』はシェークスピアの四大悲劇でもっとも有名で、日本でも有名なセリフや名場面が多いと思うが、私はこの場面のハムレットの心中描写が秀逸だと思う。身内が殺されて、ことばにできない悲しみがあったのは事実である。自分は生きているし、時間は過酷にも流れていく。「この恨み、はらさでおくべきか」だけでは、生きていけない。残された人々は現実に適応していく。忘れたわけではないのだけれど、流されていくのが俗人である。
 そこでこのような『ハムレット』の物語が「忘れないで、私たちのことを…」という死者の思いを代弁して残り続けてきたのだと思う。
 日本には、ヒロシマ・ナガサキの悲しみ、そして沖縄の悲しみがあった。その「恩讐」を眠らせている今の私たち。直接相手に恨みをはらすのでなく、「恩讐の彼方に」思いを向けながら日本の私たちは暮らしてきたように思う。二度と同じ過ちや悲しみを繰り返さないようにするにはどうしたらいいのか…。そこに「思い」をぶつけてきた。みんながそう考えてきたと私は思っていた。ところがである。そう考えてはいない方々が今や元気いっぱいなのである(2003.10.26記す)。
 私は「この恨み、はらさでおくべきか」に近い、血で血を洗う『仁義なき闘い』の世界はゴメンだ。だから『ハムレット』の物語を今のイラクに伝えることは出来ない。しかし、それ以上に、イラクの人々に『おしん』を観ることを奨め、暗に、おしんを見倣い、戦後の日本人のように我慢していろ、と言う人の気持ちはまったく理解できない。(governability「被統治性」という、嫌な言葉が心をよぎる)
 逆説的かも知れないが、私たちが『ハムレット』などの先人の物語を知ることが恩讐を乗り越えることにつながると私は思うのだ。その意味で子どもにシェークスピアのエッセンスを伝えようという、このラムの本はすばらしいと感じる。
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2003年4月28日に日本でレビュー済み
原作者チャールズ・ラムの姉メイリイは重度の精神病を患っており、時々その発作に襲われていたそうです。この病魔により、あるとき、突然の激しい発作を起こし母親を殺してしまったほどでした。幸い姉も文学に造詣が深く、シェイクスピアの研究家でもあり、このシェイクスピア物語のなかの喜劇は姉が健康なときには執筆したものです。このラム姉弟について訳者が前がきのなかで紹介しています。いつ起こるかも判らず、自分たちではどうすることも出来ない狂気に苦悩し、お互いを思いやる愛情豊かなラム姉弟は、シェイクスピアに共鳴しときに慰められながらこの名作を書き上げたものと思われます。全ての作品が20ページ程度にまとめられておりますが、とても豊かな作品となっています。
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