大人の男の人と年下の人とに挟まれて、どっちを選ぶんだよー!状態。
大人の女の人だけど、そんなにドライじゃなくて、とっても人間的で素敵な主人公。
この原作の映画を観たら、小説にめちゃくちゃぴったりのキャスティングでした。
サガンの代表的な小説です。昔読んだ小説をまた読み返して読んでもいいもんですね。
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ブラームスはお好き (新潮文庫) 文庫 – 1961/5/12
美貌のアラフォー、25歳のイケメン、浮気な中年男。お洒落でせつない、パリの三角関係。
女性の繊細な心理を描かせたらピカ一の、サガンの四番目の小説。
美貌の夫と安楽な生活を捨て、人生に何かを求めようとした聡明で美しいポール。ディスプレー・デザイナーとして自立し、ロジェという恋人をもつ三十九歳の彼女に、十五歳も年下の美しい金持の息子シモンが夢中になる。彼女を真剣に恋したシモンは、結婚を申し込むが……。
孤独から逃れようとして織りなす複雑な男女のもつれを描く、パリの香りに満ちた四番目の長編小説。
本文より
彼女はバス・ルームにはいると、浴槽(ゆぶね)のなかのお湯にさわってみようとして上半身をかがめた。そして、この動作は不意に一人の男のことを思いださせた……やがて十五年になる。そのころ、彼女はマルクと一緒にいた。かれらは結婚後二度目の夏の休暇を一緒に過ごしていた。そして、すでに彼女は、これらすべてが長つづきするはずがないと感じていた。かれらはマルクのヨットの上にいた。帆はにえきらない人の心のように、風にはたはたとゆれていた。彼女は二十五歳だった。そして突然、彼女は全身が幸福感に満たされてゆくのを感じた。……(「第一章」)
訳者あとがきより
まだ日ざしの強い東京の九月のある日、四畳半の書斎でこの本を読んだ時、私は突然、たまらなくパリに郷愁を感じた。
パリの灰色の石造りの家や、マロニエの街路樹、小雨、婦人用品店のしゃれたウィンドー、サントノーレ街の粋な商店に働いているシックな中年婦人、パリの情事や恋愛……これらすべてをひっくるめたパリの空気が一陣の風のように私をさらった。
――朝吹登水子
フランソワーズ・サガン Sagan, Francoise(1935-2004)
カジャルク生れ。19歳の夏に、処女小説『悲しみよ こんにちは』が批評家賞を受け、一躍フランス文壇の寵児になる。その感性をモーリヤックは「魅力的な小悪魔」と絶賛。1957年自動車事故で九死に一生をえる。1978年に来日。小説、戯曲と著書多数。
朝吹登水子(1917-2005)
東京生れ。女子学習院中退、1936年パリ大学ソルボンヌほかに留学。1950年再度渡仏。ボーヴォワール『娘時代』やサガンの小説を多数翻訳。著書に『愛のむこう側』など。
女性の繊細な心理を描かせたらピカ一の、サガンの四番目の小説。
美貌の夫と安楽な生活を捨て、人生に何かを求めようとした聡明で美しいポール。ディスプレー・デザイナーとして自立し、ロジェという恋人をもつ三十九歳の彼女に、十五歳も年下の美しい金持の息子シモンが夢中になる。彼女を真剣に恋したシモンは、結婚を申し込むが……。
孤独から逃れようとして織りなす複雑な男女のもつれを描く、パリの香りに満ちた四番目の長編小説。
本文より
彼女はバス・ルームにはいると、浴槽(ゆぶね)のなかのお湯にさわってみようとして上半身をかがめた。そして、この動作は不意に一人の男のことを思いださせた……やがて十五年になる。そのころ、彼女はマルクと一緒にいた。かれらは結婚後二度目の夏の休暇を一緒に過ごしていた。そして、すでに彼女は、これらすべてが長つづきするはずがないと感じていた。かれらはマルクのヨットの上にいた。帆はにえきらない人の心のように、風にはたはたとゆれていた。彼女は二十五歳だった。そして突然、彼女は全身が幸福感に満たされてゆくのを感じた。……(「第一章」)
訳者あとがきより
まだ日ざしの強い東京の九月のある日、四畳半の書斎でこの本を読んだ時、私は突然、たまらなくパリに郷愁を感じた。
パリの灰色の石造りの家や、マロニエの街路樹、小雨、婦人用品店のしゃれたウィンドー、サントノーレ街の粋な商店に働いているシックな中年婦人、パリの情事や恋愛……これらすべてをひっくるめたパリの空気が一陣の風のように私をさらった。
――朝吹登水子
フランソワーズ・サガン Sagan, Francoise(1935-2004)
カジャルク生れ。19歳の夏に、処女小説『悲しみよ こんにちは』が批評家賞を受け、一躍フランス文壇の寵児になる。その感性をモーリヤックは「魅力的な小悪魔」と絶賛。1957年自動車事故で九死に一生をえる。1978年に来日。小説、戯曲と著書多数。
朝吹登水子(1917-2005)
東京生れ。女子学習院中退、1936年パリ大学ソルボンヌほかに留学。1950年再度渡仏。ボーヴォワール『娘時代』やサガンの小説を多数翻訳。著書に『愛のむこう側』など。
- ISBN-104102118047
- ISBN-13978-4102118047
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1961/5/12
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ175ページ
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出版社より
ブラームスはお好き | 悲しみよ こんにちは | |
---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.3
3
|
5つ星のうち4.2
136
|
価格 | ¥781¥781 | ¥649¥649 |
【新潮文庫】フランソワーズ・サガン 作品 | パリに暮らすインテリアデザイナーのポールは39歳。長年の恋人がいるが、美貌の青年に求愛され——。美しく残酷な恋愛小説の名品。 | 父とその愛人とのヴァカンス。新たな恋の予感。だが、 17歳のセシルは悲劇への扉を開いてしまう──。少女小説の聖典、新訳成る。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1961/5/12)
- 発売日 : 1961/5/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 175ページ
- ISBN-10 : 4102118047
- ISBN-13 : 978-4102118047
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 206,993位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 333位フランス文学 (本)
- - 4,063位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月6日に日本でレビュー済み
専門職の女性ポールも、恋人のビジネスマンのロジェも、弁護士見習いのシモンも、魅力的な性格ではない。とくにロジェは浮気好きで、男から見ても(日本的基準では)仲良くできそうにない。そうした普通の、中産階級のフランス人の生活や考え方についてのデータが得られ、憧れとは逆の方向で、学びがある小説です。
ワグナー好きの、すなわち粗雑な人柄のロジェが浮気をするとき、ポールに「リールで仕事がある」とウソをつくのが、面白かった。東京の人が「大阪で仕事がある」と言ったようなものですね。今はユーロスターで1時間で行けるので、こんな言い訳は使えない。
ところが、そうしたフランス人が、こと恋愛や情事にかけては、情熱を燃やし、マナーや作戦もしっかりしているのが、注目です。女性を初めて誘うときはコンサート、という作戦を、この本でもっと早くに読んでおけばよかった!
同じような印象の映画に、
『髪結いの亭主』(1990年、ただし原作者はサガンと同世代)
があります。映像は美しいが、恋愛・情事の盛り上がりがメインのストーリーで、男がダンスしか能がないからか「子供は欲しくない」と言ったからか理由はあいまいだが、女性は最後に悲劇的な行動をとります。ただ、初めに女性が男に結婚を申し込まれて承諾したのは、専門職とはいえ独りで寂しいから、と思わせるような伏線もあり、『ブラームスはお好き』に似た心象風景でした。なお、この映画に出てくる他のフランス人(男、女)も、自己主張ばかりの人が多く、フランスを知るためのデータになる。・・・イギリス映画に割と良い性格の人が出てくるのは、現実社会の反映なのか?
サガンの小説に戻りますが、訳者・朝吹さんのあとがきは、1960年頃の日本からパリへのあこがれを記録に止める。当時の日本の都市は、エアコンも少なく、道路の舗装が悪く雨の日には自動車が水を跳ね上げていたが、第2次大戦の破壊を(レジスタンスとドイツ軍指揮官の決断で)免れた美しいパリは、まだ市民が犬のフンを拾うマナーがあったのだろうか。
ワグナー好きの、すなわち粗雑な人柄のロジェが浮気をするとき、ポールに「リールで仕事がある」とウソをつくのが、面白かった。東京の人が「大阪で仕事がある」と言ったようなものですね。今はユーロスターで1時間で行けるので、こんな言い訳は使えない。
ところが、そうしたフランス人が、こと恋愛や情事にかけては、情熱を燃やし、マナーや作戦もしっかりしているのが、注目です。女性を初めて誘うときはコンサート、という作戦を、この本でもっと早くに読んでおけばよかった!
同じような印象の映画に、
『髪結いの亭主』(1990年、ただし原作者はサガンと同世代)
があります。映像は美しいが、恋愛・情事の盛り上がりがメインのストーリーで、男がダンスしか能がないからか「子供は欲しくない」と言ったからか理由はあいまいだが、女性は最後に悲劇的な行動をとります。ただ、初めに女性が男に結婚を申し込まれて承諾したのは、専門職とはいえ独りで寂しいから、と思わせるような伏線もあり、『ブラームスはお好き』に似た心象風景でした。なお、この映画に出てくる他のフランス人(男、女)も、自己主張ばかりの人が多く、フランスを知るためのデータになる。・・・イギリス映画に割と良い性格の人が出てくるのは、現実社会の反映なのか?
サガンの小説に戻りますが、訳者・朝吹さんのあとがきは、1960年頃の日本からパリへのあこがれを記録に止める。当時の日本の都市は、エアコンも少なく、道路の舗装が悪く雨の日には自動車が水を跳ね上げていたが、第2次大戦の破壊を(レジスタンスとドイツ軍指揮官の決断で)免れた美しいパリは、まだ市民が犬のフンを拾うマナーがあったのだろうか。
2021年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴方の作品を、恥ずかしながら今読了しました。
バッハ、ベートベン、ブラームスですか!!!
素晴らしい訳本で Amazon-jp有難う。
バッハ、ベートベン、ブラームスですか!!!
素晴らしい訳本で Amazon-jp有難う。
2013年4月15日に日本でレビュー済み
39才のポールは浮気な恋人ロジェがいるキャリアウーマンだった。
彼女に恋をしたのは14才年下のシモン。
ロジェは仕事や浮気に忙しくて、気が向いた時にだけポールの元を訪れていた。
待つだけの孤独を辛く思いながらも、それを言葉には出せない。
その心の隙間に入り込んだのがシモンだった。
若さと美貌を持つシモンの一途な想いに惹かれながらも、自分の年齢を考えて逡巡するポールを描いています。
自分とシモンが一緒にいるときに周りからどう見られているのかを常に気にしてみたり、装いに気を使うあたりがポールの性格を表していると思う。
女心を描く点でサガンは繊細な雰囲気を表現できる作家だと思う。
ロジェと距離を置いてみて、彼への愛を再確認するのだけど。
ポールがシモンと破局するのはわかるんだけど、ロジェを愛しているのがなぜかがわからなかったので入り込めなかった。
シモンもまるで犬みたいで男らしさがないしね。
サガンだったら両方をキープするしたたかな女でもありだったかと。
彼女に恋をしたのは14才年下のシモン。
ロジェは仕事や浮気に忙しくて、気が向いた時にだけポールの元を訪れていた。
待つだけの孤独を辛く思いながらも、それを言葉には出せない。
その心の隙間に入り込んだのがシモンだった。
若さと美貌を持つシモンの一途な想いに惹かれながらも、自分の年齢を考えて逡巡するポールを描いています。
自分とシモンが一緒にいるときに周りからどう見られているのかを常に気にしてみたり、装いに気を使うあたりがポールの性格を表していると思う。
女心を描く点でサガンは繊細な雰囲気を表現できる作家だと思う。
ロジェと距離を置いてみて、彼への愛を再確認するのだけど。
ポールがシモンと破局するのはわかるんだけど、ロジェを愛しているのがなぜかがわからなかったので入り込めなかった。
シモンもまるで犬みたいで男らしさがないしね。
サガンだったら両方をキープするしたたかな女でもありだったかと。
2011年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品、少し遅かったけれど届きました。とても状態の良い本で満足しています。
2014年11月29日に日本でレビュー済み
この品のある倦怠感というか文章がクセになりますね。
一見、たくましい男と美しい繊細な男の間で揺れ動く女心を描いた作品のように見えますが。
ラストが衝撃的でした。
流石に作者自身が恋多き女性だったからか、現実的でオチとしては最高でした。
男と女のどうしようもなさを見事に描いてると思います。
一見、たくましい男と美しい繊細な男の間で揺れ動く女心を描いた作品のように見えますが。
ラストが衝撃的でした。
流石に作者自身が恋多き女性だったからか、現実的でオチとしては最高でした。
男と女のどうしようもなさを見事に描いてると思います。
2024年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アラフォー間近39歳の美人キャリヤウーマン「ポール」に愛人ロジェに加えて15歳年下の青年シモンが夢中になる
連日の猛アタックにポールにもマンネリ愛人ロジェにも微妙な心の変化が起き.. というアラフォー女の妄想を絵に書いたようなストーリー設定も50年前という時代を考えれば当時斬新なものだったはず
「ブラームスはお好き」というのはポールを見初めたその日にシモンが青色速達に書いた「ブラームスはお好きですか 今日音楽会があるのですが」という文面から取ったもの
この「ブラームスはお好き」に限らずデビュー作の「悲しみよこんにちは」とか「愛と同じくらい孤独」とかもフランス語の原題からしてそのままで サガンという作者の文才の基となるコピーライター的才能をよく表している
待ちきれずに18歳でデビューした長編多数のこの作者は「書けて書けて仕方がない」ベストセラー作家のタイプ それだけに人間存在の意味を探るとか生命の尊厳 社会の矛盾 家族間の問題などを掘り下げる孤独なタイプの作家ではなく 指摘されているとおり内容の若干軽い流行作家であるのは否定できないところ
生涯数百億円を稼ぎながら宝石化粧品パーティーに散財し取り巻きに奢りまくって借金残したあっぱれ文士の鑑のこの作家 男も女もいける両刀使いの当時からして斬新にして新時代を切り拓いた革新的な女性でした
これほどの時代を変えた多作作家の作品は本国でも今後とも永く読みつがれていくのでしょうが 英語に翻訳されたものはアメリカのアマゾンにあたっても希少になっているのは残念
「悲しみよこんにちは」にしろ「ブラームスはお好き」にしろ 無縁な者には馴染めない有産階級の少々異型な男女の恋愛模様が淡々と書き進められる中で常に「何か起きそう」な予感で最後まで飽きずに読ませてくれる やはりサガンという人は筆力抜群 ストーリー展開巧みな頭の良い作家だと思います
実存主義作家哲学家のボーボワール サルトル絶賛のこの実力満点の作家の作品を全作読みとおしたいと思わせてくれる初期傑作長編
連日の猛アタックにポールにもマンネリ愛人ロジェにも微妙な心の変化が起き.. というアラフォー女の妄想を絵に書いたようなストーリー設定も50年前という時代を考えれば当時斬新なものだったはず
「ブラームスはお好き」というのはポールを見初めたその日にシモンが青色速達に書いた「ブラームスはお好きですか 今日音楽会があるのですが」という文面から取ったもの
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実存主義作家哲学家のボーボワール サルトル絶賛のこの実力満点の作家の作品を全作読みとおしたいと思わせてくれる初期傑作長編