映画を見て読んでみたくなって求めました。
彼の作品より先ずこれを!!
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終着駅―トルストイ最後の旅 (新潮文庫) 文庫 – 2010/8/1
不世出の文豪・トルストイ。彼の標榜する理想主義の実現を願う高弟・チェルトコフに対し、妻のソフィヤは夫に良き家庭人であることを求め、愛情や財産を独占しようとする。理想と愛の相克に苦悩し続けたトルストイの決断とは──。名もない駅の片隅で謎の死を遂げた文豪。その最後の日々を書簡と日記から再現し、生の真の意味を問う感動の伝記物語。『終着駅 トルストイの死の謎』改題。
- 本の長さ477ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/8/1
- ISBN-104102175717
- ISBN-13978-4102175712
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/8/1)
- 発売日 : 2010/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 477ページ
- ISBN-10 : 4102175717
- ISBN-13 : 978-4102175712
- Amazon 売れ筋ランキング: - 799,508位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年5月9日に日本でレビュー済み
トルストイは敬愛する作家の一人です。
ドストエフスキーと比べて人間的な親しみ易さを感じてましたが、本書では妻との確執や自身の家出が、日記や手紙を
通して語られます。晩年のトルストイが非常に身近に感じられ、その後に読む別の著作も、トルストイが
語りかけてくれているように感じます。
内容的には下世話な話も多いですが、トルストイの書簡には、含蓄のある言葉が多く、いずれ読み返したいと
思います。
ドストエフスキーと比べて人間的な親しみ易さを感じてましたが、本書では妻との確執や自身の家出が、日記や手紙を
通して語られます。晩年のトルストイが非常に身近に感じられ、その後に読む別の著作も、トルストイが
語りかけてくれているように感じます。
内容的には下世話な話も多いですが、トルストイの書簡には、含蓄のある言葉が多く、いずれ読み返したいと
思います。
2010年10月5日に日本でレビュー済み
100年前トルストイは、とある小さな駅で82歳の生涯を閉じました。
彼は、長く生き過ぎたのかも知れません。
この本は、彼と彼の周りの人たちの日記や書簡によって構成されています。
そしてそこに描かれているのは、最晩年における彼と彼の妻ソフィアとの壮絶な精神的消耗戦です。
ソフィアは、こうした事実によって、「世界三大悪妻」に数えられています。
でも、この本を読んでみると(この本ではソフィアの悪妻ぶりとトルストイの苦悩を描いている様に見える)、実は、ソフィアが悪いのではなく、トルストイが変わってしまったから、こうした事態に至ったのではと思えてきました。
「アンナ・カレーニナ」以前の文学者トルストイを愛したソフィアたちと、それ以降の神の代弁者たるトルストイの周りに群がる取り巻き連中の争いが、トルストイの中での葛藤を引き起こしているように思えます。
彼の行動自身も矛盾に満ちていて、著作権をすべて民衆にと遺言しながら、相変わらず取り巻きや従者を連れての逃避行をしています。
常に、戻る場所のある逃避行です。
やはり、長く生き過ぎたのでしょうか。
偉大な文学者。それで良かったのではと思います。
彼は、長く生き過ぎたのかも知れません。
この本は、彼と彼の周りの人たちの日記や書簡によって構成されています。
そしてそこに描かれているのは、最晩年における彼と彼の妻ソフィアとの壮絶な精神的消耗戦です。
ソフィアは、こうした事実によって、「世界三大悪妻」に数えられています。
でも、この本を読んでみると(この本ではソフィアの悪妻ぶりとトルストイの苦悩を描いている様に見える)、実は、ソフィアが悪いのではなく、トルストイが変わってしまったから、こうした事態に至ったのではと思えてきました。
「アンナ・カレーニナ」以前の文学者トルストイを愛したソフィアたちと、それ以降の神の代弁者たるトルストイの周りに群がる取り巻き連中の争いが、トルストイの中での葛藤を引き起こしているように思えます。
彼の行動自身も矛盾に満ちていて、著作権をすべて民衆にと遺言しながら、相変わらず取り巻きや従者を連れての逃避行をしています。
常に、戻る場所のある逃避行です。
やはり、長く生き過ぎたのでしょうか。
偉大な文学者。それで良かったのではと思います。