元スパイが老人でアルツハイマー、この設定だけで
大いに興味をかきたれられた。
期待を裏切ることなく、ぐんぐんと引き込まれていく。
ただ、ただ面白い!
文章のセンスが良い!
翻訳の苦労も偲ばれる。
上下巻で長そうに思うが展開のスピードが速く、
短時間に様々な事件が起きるので、あっという間!
まるでジェットコースターに乗っている気分!
あれこれ細かいことは頁に置き去りにして、
素直にストーリーを楽しむことが出来た。
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ぼくを忘れたスパイ〈上〉 (新潮文庫) 文庫 – 2010/9/29
父がスパイだった? それも辣腕? 競馬狂いで借金まみれのチャーリーは、金目当てで認知症の父を引き取ってから次々と奇怪な出来事に見舞われる。尾行、誘拐未遂、自宅爆破に謎の殺し屋の出現。あげく殺人犯に仕立てられ逃げ回る羽目に……。父は普通の営業マンではなかった? 疑念は募る。普段のアルツハイマーの気配も見せず、鮮やかに危機を切り抜ける父の姿を見るたびに──。
- 本の長さ313ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/9/29
- ISBN-104102176810
- ISBN-13978-4102176818
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/9/29)
- 発売日 : 2010/9/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 313ページ
- ISBN-10 : 4102176810
- ISBN-13 : 978-4102176818
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,276,983位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつては二流の家電メーカーのサラリーマン、現在はアルツハイマー病に侵され見る影もない父、ドラモンド。
競馬に入れ込み、毎日かつかつの生活を送っている息子のチャーリーは、ひょんなことからドラモンドが、
家電メーカーのサラリーマンというのは表向きの隠れ蓑で、実はA級のすご腕スパイだったと知る。
過去の記憶もろともドラモンドを抹殺しようと次々と刺客が送り込まれてくるが…。
ドラモンド親子を次々と襲う危機。アルツハイマー病に侵されながらも時々戻る明晰な頭脳で危機を回避するドラモンド。
親子の逃避行を細部のディテールまでしっかり書き込んでいてなかなか読ませるが、上下2巻というのはチト重い。
ストーリーもやや平板で、★3つ。
競馬に入れ込み、毎日かつかつの生活を送っている息子のチャーリーは、ひょんなことからドラモンドが、
家電メーカーのサラリーマンというのは表向きの隠れ蓑で、実はA級のすご腕スパイだったと知る。
過去の記憶もろともドラモンドを抹殺しようと次々と刺客が送り込まれてくるが…。
ドラモンド親子を次々と襲う危機。アルツハイマー病に侵されながらも時々戻る明晰な頭脳で危機を回避するドラモンド。
親子の逃避行を細部のディテールまでしっかり書き込んでいてなかなか読ませるが、上下2巻というのはチト重い。
ストーリーもやや平板で、★3つ。
2021年7月2日に日本でレビュー済み
序盤のあらすじを紹介してもいいでしょうか。
競馬の好きな主人公のチャーリーは、借金で首が回らない。でも、離れて暮らす父は真面目で厳しい人物で、頼るなんて、とてもとても。
ある日、限界まで追い詰められたチャーリーのもとに、知らない人から電話が。えっ、父さんが徘徊して保護されてるんですか?
迎えに行ってみると、あの堅物の父さんが、髪はボサボサ、目は虚ろ、話す内容も記憶がごちゃ混ぜ。「狙われている」と妄想まで口にする始末。
あのね、父さん。ずっと家電のセールスマンだった父さんが、誰かに狙われるようなことなんて、あるはずが……って、うわあ、ホントに襲われた! そして父さんが蹴散らした! どうなってるんだい!
と、そういうお話です。
ストーリーとしては、危機一髪→父さん覚醒→助かってホッと一息→次のピンチ!という繰り返しなのですが、ユーモアも散りばめられており、ついつい読み進めてしまいます。
(感動の超大作というより)ポップコーンを片手に楽しみたいB級エンタメアクションミステリーだと思いました。
内容に比して、少し長すぎるかなーと思わないこともないですが、なんだかんだ言って上下巻を読み切ってしまったので、これはこれで良いのかもしれません。
面白かったです。
競馬の好きな主人公のチャーリーは、借金で首が回らない。でも、離れて暮らす父は真面目で厳しい人物で、頼るなんて、とてもとても。
ある日、限界まで追い詰められたチャーリーのもとに、知らない人から電話が。えっ、父さんが徘徊して保護されてるんですか?
迎えに行ってみると、あの堅物の父さんが、髪はボサボサ、目は虚ろ、話す内容も記憶がごちゃ混ぜ。「狙われている」と妄想まで口にする始末。
あのね、父さん。ずっと家電のセールスマンだった父さんが、誰かに狙われるようなことなんて、あるはずが……って、うわあ、ホントに襲われた! そして父さんが蹴散らした! どうなってるんだい!
と、そういうお話です。
ストーリーとしては、危機一髪→父さん覚醒→助かってホッと一息→次のピンチ!という繰り返しなのですが、ユーモアも散りばめられており、ついつい読み進めてしまいます。
(感動の超大作というより)ポップコーンを片手に楽しみたいB級エンタメアクションミステリーだと思いました。
内容に比して、少し長すぎるかなーと思わないこともないですが、なんだかんだ言って上下巻を読み切ってしまったので、これはこれで良いのかもしれません。
面白かったです。
2010年10月9日に日本でレビュー済み
活劇とはいえ
かなり緻密に考えられて構成されているので一級のエンターテイメントに仕上がっている。
軽いのは飽きると思っている私だが
これは楽しく気軽に読め、それでいてふざけていない。
大変痛そうなストーリー展開だ。
車も、人もボロボロになる。
小説というよりも映画を見るようだ。
かなり緻密に考えられて構成されているので一級のエンターテイメントに仕上がっている。
軽いのは飽きると思っている私だが
これは楽しく気軽に読め、それでいてふざけていない。
大変痛そうなストーリー展開だ。
車も、人もボロボロになる。
小説というよりも映画を見るようだ。
2011年3月6日に日本でレビュー済み
敏腕スパイがアルツハイマーになるって設定は面白い。
でもここ一番の危機を乗り越える時には昔の記憶がよみがえり敏腕スパイに戻るんですね。
アルツハイマーについて詳しくないのですが、自分の記憶をなくしていくのは恐怖ですね。
人物の背景など描かれずに突然物語がスタートするから、本の世界に入り込むのに時間がかかったけど、チャーリーたドラモンドという人物を理解しだしてから読みやすくなった。
色々な組織が関わってくるのが少し難しく感じた。
下巻で色々な謎が明らかにされそうなんで楽しみです。
でもここ一番の危機を乗り越える時には昔の記憶がよみがえり敏腕スパイに戻るんですね。
アルツハイマーについて詳しくないのですが、自分の記憶をなくしていくのは恐怖ですね。
人物の背景など描かれずに突然物語がスタートするから、本の世界に入り込むのに時間がかかったけど、チャーリーたドラモンドという人物を理解しだしてから読みやすくなった。
色々な組織が関わってくるのが少し難しく感じた。
下巻で色々な謎が明らかにされそうなんで楽しみです。
2011年9月6日に日本でレビュー済み
気軽に読める本です。ストーリーに目新しさや深みはないですが、展開が早く登場人物も好感がもてます(簡単に人が死ぬところはおいといて)。
文体も小難しくなく、無駄な表現(良く言えば深い表現)がないので肩の力をぬいて楽しめます。アルツハイマーの父親(元凄腕スパイ)と愛すべき息子(競馬ぐるいのダメ男)のかけあいも(狙いすぎてない分)好感がもてます。
大作、名作、古典などを読んですこし疲れた方におすすめ。
文体も小難しくなく、無駄な表現(良く言えば深い表現)がないので肩の力をぬいて楽しめます。アルツハイマーの父親(元凄腕スパイ)と愛すべき息子(競馬ぐるいのダメ男)のかけあいも(狙いすぎてない分)好感がもてます。
大作、名作、古典などを読んですこし疲れた方におすすめ。