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ファイアスターター 上 (新潮文庫 キ 3-1) 文庫 – 1982/9/1
スティーヴン キング
(著),
深町 眞理子
(翻訳)
- 本の長さ378ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1982/9/1
- ISBN-104102193014
- ISBN-13978-4102193013
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1982/9/1)
- 発売日 : 1982/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 378ページ
- ISBN-10 : 4102193014
- ISBN-13 : 978-4102193013
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,444位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
3 星
ドリュー・バリモアファンであれば、たまらないハプニング。
古い本で絶版でもあるだろうし、もとより美品を求めていたわけではなかったので少々の事は気にしないのですが…表紙デザインが全く違うイメージだったのには面食らいました。まぁ、確かに映画の印象ありきで興味を持ったわけですが上下巻で違うデザインを持つのはちょっと気持ち悪いですね。自分としては大甘評価で★3つとしておきます。物語の内容はもちろん大傑作なので、読み始めたらカバーなんか気にならないとは思いますが、素晴らしい作品なので出来るだけ良い状態で手元に置きたいですよね…内容に関しての評価は星5つです。キングファンなら絶対必読です。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数十年前に好きで何回か読んだものです。楽しみました。
2022年3月15日に日本でレビュー済み
上下巻700ページの大作で、1980年のスティーブン・キングの初期の作品です。
70〜80年の頃は超能力ブームでユリゲラーや日本では関口少年のスプーン曲げなどがテレビ番組の特番で放送されていた頃です。本作はさらにアメリカの秘密政府組織による秘密実験が、何も知らない学生達に超能力を植え付けてしまうという設定になっており、同じく当時みんなが観ていた矢追純一の特番でUFOのエリア51やメンインブラック、キャトルミューティレーションなどの話題を思い起こさせます。
スティーブン・キングのスゴいところは、これだけのSFネタを扱いながらも嫌らしいほどの人間性と現実の厳しさを描き出すことで作品にリアリティを与えていることで、登場人物たちが身近に感じられてページがどんどん進んでしまう要因になっています。
ただ、本作に関して言えば、ストーリーの骨子が割と単純で簡単に想像がついてしまう展開なのが少し残念でした。ストーリーがあまり進まないのに対して、会話や脇の描写が過剰気味なので興醒め感を持ちながら読み進むような感がありました。
70〜80年の頃は超能力ブームでユリゲラーや日本では関口少年のスプーン曲げなどがテレビ番組の特番で放送されていた頃です。本作はさらにアメリカの秘密政府組織による秘密実験が、何も知らない学生達に超能力を植え付けてしまうという設定になっており、同じく当時みんなが観ていた矢追純一の特番でUFOのエリア51やメンインブラック、キャトルミューティレーションなどの話題を思い起こさせます。
スティーブン・キングのスゴいところは、これだけのSFネタを扱いながらも嫌らしいほどの人間性と現実の厳しさを描き出すことで作品にリアリティを与えていることで、登場人物たちが身近に感じられてページがどんどん進んでしまう要因になっています。
ただ、本作に関して言えば、ストーリーの骨子が割と単純で簡単に想像がついてしまう展開なのが少し残念でした。ストーリーがあまり進まないのに対して、会話や脇の描写が過剰気味なので興醒め感を持ちながら読み進むような感がありました。
2013年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恩田陸、桜庭一樹の小説・エッセィを読んでいると、ところどころに出てきて気になりマーケットプライスで購入しました。
ひとことで言うと「キングらしくないエンターテイメント」です。
邦訳された当時『IT』や『呪われた町』、あるいはデビュー作『キャリー』に慣れ親しんだ読者にとっては、やや困惑されつつも、心の奥底に静かな熱狂を植えつけたのではないかと想像します。
『呪われた町』が小野不由美の『屍鬼』につながっていくなら、宮部みゆきの『クロス・ファイヤ』や恩田陸の『劫尽童女』などにつながる少女サイキッカー(なぜかアメリカでは「サイコキネシス」ではなく「テレキネシス」のほうが一般的)の切ない宿命の物語です。
いつもの大人数を主人公にしたドロドロとした感情の渦はなりをひそめ、ただひたすらとある少女の出生にまつわる息もつかせないエンターテイメント作品となっています。
キングは恐怖4部作の前書きで、自作『霧』について「『ランゴリアーズ』と並ぶ黙示録的な作品」という趣旨を述べていますがこの作品もそうじゃないかな?
今、これから、流行りそうな予感があります。
装丁が素晴らしく(あらすじを読んだ人は首をひねりそうな絵)、暗示的だと思います。できればこの装丁のまま、『キャリー』のように映画広告のようにならないように重版してもらいたいですね。
ひとことで言うと「キングらしくないエンターテイメント」です。
邦訳された当時『IT』や『呪われた町』、あるいはデビュー作『キャリー』に慣れ親しんだ読者にとっては、やや困惑されつつも、心の奥底に静かな熱狂を植えつけたのではないかと想像します。
『呪われた町』が小野不由美の『屍鬼』につながっていくなら、宮部みゆきの『クロス・ファイヤ』や恩田陸の『劫尽童女』などにつながる少女サイキッカー(なぜかアメリカでは「サイコキネシス」ではなく「テレキネシス」のほうが一般的)の切ない宿命の物語です。
いつもの大人数を主人公にしたドロドロとした感情の渦はなりをひそめ、ただひたすらとある少女の出生にまつわる息もつかせないエンターテイメント作品となっています。
キングは恐怖4部作の前書きで、自作『霧』について「『ランゴリアーズ』と並ぶ黙示録的な作品」という趣旨を述べていますがこの作品もそうじゃないかな?
今、これから、流行りそうな予感があります。
装丁が素晴らしく(あらすじを読んだ人は首をひねりそうな絵)、暗示的だと思います。できればこの装丁のまま、『キャリー』のように映画広告のようにならないように重版してもらいたいですね。
2019年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い本で絶版でもあるだろうし、もとより美品を求めていたわけではなかったので少々の事は気にしないのですが…
表紙デザインが全く違うイメージだったのには面食らいました。
まぁ、確かに映画の印象ありきで興味を持ったわけですが上下巻で違うデザインを持つのはちょっと気持ち悪いですね。
自分としては大甘評価で★3つとしておきます。
物語の内容はもちろん大傑作なので、読み始めたらカバーなんか気にならないとは思いますが、素晴らしい作品なので出来るだけ良い状態で手元に置きたいですよね…内容に関しての評価は星5つです。キングファンなら絶対必読です。
表紙デザインが全く違うイメージだったのには面食らいました。
まぁ、確かに映画の印象ありきで興味を持ったわけですが上下巻で違うデザインを持つのはちょっと気持ち悪いですね。
自分としては大甘評価で★3つとしておきます。
物語の内容はもちろん大傑作なので、読み始めたらカバーなんか気にならないとは思いますが、素晴らしい作品なので出来るだけ良い状態で手元に置きたいですよね…内容に関しての評価は星5つです。キングファンなら絶対必読です。
古い本で絶版でもあるだろうし、もとより美品を求めていたわけではなかったので少々の事は気にしないのですが…
表紙デザインが全く違うイメージだったのには面食らいました。
まぁ、確かに映画の印象ありきで興味を持ったわけですが上下巻で違うデザインを持つのはちょっと気持ち悪いですね。
自分としては大甘評価で★3つとしておきます。
物語の内容はもちろん大傑作なので、読み始めたらカバーなんか気にならないとは思いますが、素晴らしい作品なので出来るだけ良い状態で手元に置きたいですよね…内容に関しての評価は星5つです。キングファンなら絶対必読です。
表紙デザインが全く違うイメージだったのには面食らいました。
まぁ、確かに映画の印象ありきで興味を持ったわけですが上下巻で違うデザインを持つのはちょっと気持ち悪いですね。
自分としては大甘評価で★3つとしておきます。
物語の内容はもちろん大傑作なので、読み始めたらカバーなんか気にならないとは思いますが、素晴らしい作品なので出来るだけ良い状態で手元に置きたいですよね…内容に関しての評価は星5つです。キングファンなら絶対必読です。
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2014年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年のいま初めて読んだが、もっと早く読んでおけば良かったと悔やまれます。
素晴らしい小説でした。いま思えば映画の「炎の少女チャーリー」のCMが
あまりにも安っぽく見えたので、敬遠してしまっていました。映画は見てませんが。
火と氷で正反対なれども、今年流行の「アナ雪」も
絶対にここから着想を得ている!と思います。
あらゆるサイキックものの頂点にして原点、と言ってもいい。
もう一度販売して広くみなさんに読んでほしい。
素晴らしい小説でした。いま思えば映画の「炎の少女チャーリー」のCMが
あまりにも安っぽく見えたので、敬遠してしまっていました。映画は見てませんが。
火と氷で正反対なれども、今年流行の「アナ雪」も
絶対にここから着想を得ている!と思います。
あらゆるサイキックものの頂点にして原点、と言ってもいい。
もう一度販売して広くみなさんに読んでほしい。
2015年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろすぎる……。キング作品、読めば読むほど感服いたします。そして氏の作品がどれだけ世界のカルチャーに影響を与えているのかを思い知らされます。パイロキネシス。荒木飛呂彦氏の『バオー来訪者』。大ヒット海外ドラマ『フリンジ』。全てこの『ファイアスターター』がなければ生まれなかったのだと思います。下巻に向けて急展開! もう頁を捲る手が止まりません‼︎
2008年3月9日に日本でレビュー済み
小説は、心的現実を非常に的確に描き出している場合があります。その意味でこの本は思春期の心がどれほど凄まじい状態にもなりうるか、を知るのに本当に有益です。主人公の孤立感、絶望、被害者意識、力への渇望などは、実際に多くの少年少女に見られるものだと思います。
どうして周囲を火で焼き尽くさなければいけないか。そうしなければ自分たちがやられてしまう、と思っているから。どうして超能力を発揮する必要があるのか。ただの能力では、相手に対処できないと、初めからあきらめているから。「やめてください」と何度言葉で言おうとも、相手はどうせ聞きもしないのだから。これは、家族に致命的な暴力をふるう加害者によく見られる状況認識ではないでしょうか。
小説は問題解決には直接つながりません。しかし、ある人にとってどのような物語がリアルであるかを知るためには、大いに役立ちます。
どうして周囲を火で焼き尽くさなければいけないか。そうしなければ自分たちがやられてしまう、と思っているから。どうして超能力を発揮する必要があるのか。ただの能力では、相手に対処できないと、初めからあきらめているから。「やめてください」と何度言葉で言おうとも、相手はどうせ聞きもしないのだから。これは、家族に致命的な暴力をふるう加害者によく見られる状況認識ではないでしょうか。
小説は問題解決には直接つながりません。しかし、ある人にとってどのような物語がリアルであるかを知るためには、大いに役立ちます。
2017年9月20日に日本でレビュー済み
本書は「キャリー」「デッドゾーン」などでお馴染みのスティーブン・キングの一連の超能力もののひとつである。
学生時代、バイト代欲しさに、ある新薬実証実験に参加したカップルが後に特殊能力を得る。
夫は人の心を「押す」ことによって自信を回復させたり、肥満に悩む女性に心理操作を行うことによってダイエットに成功させたりする、いわゆる「心理カウンセラー」として人並み以上の収入を得ていた。(自信回復師というべきだろうか)
奥様は冷蔵庫のドアを閉め忘れた際、手を触れることなく「閉める」ことができた。(本人は意識していない。)
やがて娘が生まれ、彼女もまた「力」を持っていた。
念力発火能力。心に念ずるだけで火をつけることができた。
幼い頃は叱られると親の手を燃やたり、かんしゃくを起こすとぬいぐるみを燃やしたり、揚げ句はミルクが遅いと近くのものが燃え出していた。
夫婦はこの現象に手を焼いていたが、話し合うこともなく、いつの間にか各部屋には消火器が置かれていた。
平和に(?)暮らす一家だったが、公にされていない組織「ショップ」によって常に監視されていた。
やがて妻は殺され、残された夫と娘にも組織の手が及んでゆく。
二人は逃亡の旅に出ることとなる。
冒頭のあらすじはこんなものだ。
やがて二人は組織の手に落ち、幽閉され、父親は薬浸けにされ、娘は「実験」に参加させられる。
発火能力がどんなものかデータを取るのだ。
皮肉なことに、この実験が彼女の能力を高めることになり、コントロール力をも高めることになる。
最期には父親を殺され「奴らに思い知られてやれ。何もかも燃やしておやり。」という最後の言葉通りショップの要員達を次々と火だるまにしてゆく。
本作は「キャリー」とかなり共通点がある。
主人公が年齢の違いこそあれ「少女」であること。
最初のうちは「力」のコントロールができず、怒りにまかせているだけだったがやがて自在にコントロールする術を身につける。
最後にはその「力」をもって敵を殲滅する。
「怒り」が能力のボルテージを高める。
両作共、映画化され日本でも公開された。
「キャリー」が大ヒットしたのに対して本作は地味な興業成績であった。さして話題にもならず知る人ぞ知る作品となった。
やはり、ここはブライアンデ・バルマに監督をお願いすべきだったのではないかと思わざる負えない。
マーティン・シーンなど大物俳優を起用していたのに。惜しい。
主人公の女の子が愛らしかったのがせめてもの救いであった。
学生時代、バイト代欲しさに、ある新薬実証実験に参加したカップルが後に特殊能力を得る。
夫は人の心を「押す」ことによって自信を回復させたり、肥満に悩む女性に心理操作を行うことによってダイエットに成功させたりする、いわゆる「心理カウンセラー」として人並み以上の収入を得ていた。(自信回復師というべきだろうか)
奥様は冷蔵庫のドアを閉め忘れた際、手を触れることなく「閉める」ことができた。(本人は意識していない。)
やがて娘が生まれ、彼女もまた「力」を持っていた。
念力発火能力。心に念ずるだけで火をつけることができた。
幼い頃は叱られると親の手を燃やたり、かんしゃくを起こすとぬいぐるみを燃やしたり、揚げ句はミルクが遅いと近くのものが燃え出していた。
夫婦はこの現象に手を焼いていたが、話し合うこともなく、いつの間にか各部屋には消火器が置かれていた。
平和に(?)暮らす一家だったが、公にされていない組織「ショップ」によって常に監視されていた。
やがて妻は殺され、残された夫と娘にも組織の手が及んでゆく。
二人は逃亡の旅に出ることとなる。
冒頭のあらすじはこんなものだ。
やがて二人は組織の手に落ち、幽閉され、父親は薬浸けにされ、娘は「実験」に参加させられる。
発火能力がどんなものかデータを取るのだ。
皮肉なことに、この実験が彼女の能力を高めることになり、コントロール力をも高めることになる。
最期には父親を殺され「奴らに思い知られてやれ。何もかも燃やしておやり。」という最後の言葉通りショップの要員達を次々と火だるまにしてゆく。
本作は「キャリー」とかなり共通点がある。
主人公が年齢の違いこそあれ「少女」であること。
最初のうちは「力」のコントロールができず、怒りにまかせているだけだったがやがて自在にコントロールする術を身につける。
最後にはその「力」をもって敵を殲滅する。
「怒り」が能力のボルテージを高める。
両作共、映画化され日本でも公開された。
「キャリー」が大ヒットしたのに対して本作は地味な興業成績であった。さして話題にもならず知る人ぞ知る作品となった。
やはり、ここはブライアンデ・バルマに監督をお願いすべきだったのではないかと思わざる負えない。
マーティン・シーンなど大物俳優を起用していたのに。惜しい。
主人公の女の子が愛らしかったのがせめてもの救いであった。