とにかく、こんなに満足できたのは、ここ何年振りか。 バチカンを動かしている枢機卿グループの一人が暗殺され、その犯人とされた神父の兄が真実を探っていく。 グループ内のリベラルな人、次の法王を目指し、パワーゲームに明け暮れる人。ひょっとして実際のバチカンは?
驚くのはこの出来事の動機が、ある国の将来のコントロールを目指していること。ちょっとショックです。 FOLSOMには どんどん新作を書いて欲しい。 2冊しかまだ無いのです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
サンプル サンプル
告解の日 下巻 (新潮文庫 フ 33-4) 文庫 – 2000/10/1
- 本の長さ452ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2000/10/1
- ISBN-104102454047
- ISBN-13978-4102454046
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2000/10/1)
- 発売日 : 2000/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 452ページ
- ISBN-10 : 4102454047
- ISBN-13 : 978-4102454046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,694,492位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
開巻劈頭から猛スピードの展開で、200ページ余りを読み進めるまでは本を置くことが出来ませんでした。主人公Harryはローマ警察と世界的テロリストの双方から追われて逃げ回る。冒険あり恋愛あり(但し、明眸皓歯の女性が突然現れやや強引に閨房へと誘うという、誠に都合良過ぎる恋愛ですが、)と、これでもかとばかりにエンターテインメント要素が詰め込まれています。映像にすれば最高に面白いものになるとは思いますが、小説となると若干不満が残ります。早々に悪党共が顔を揃えてしまい、悪党共が何を企んでいるのかも早々に明かされるので、ミステリー要素は皆無です。ひょっとするとHalan Cobenノベルのように、最後の最後に強烈などんでん返しが待ち受けているのかと思いながら読み進めましたが、結局何もありませんでした。それと、著者は登場人物の内面描写はほとんど無視し、アクション描写と会話文を重ね状況を素早く展開する文章を駆使しています。これは全く個人の趣向の問題でしょうが、私としてはGreg IlesやPeter Blaunerなどのように或る程度人間の内面を描写しながらストーリーを進めるスタイルの方が好きです。尚著者の文章は簡潔で、スラングや米国特有の表現、非日常的単語も見当たりません。謂わば英語教科書みたいな国際的標準英語で書かれているので、高卒程度の学力があれば辞書など必要とせず読みこなせるのではないかと思います。
2007年10月2日に日本でレビュー済み
弟ダニエルは、ヴァチカンのローマ教皇代理枢機卿暗殺の罪に問われ、さらにバス爆破事故で死亡した。遺体確認のためアメリカからローマへ渡り、それが弟のものではないと見破った兄ハリーは、何者かによって拉致され、拷問されたあげく、危うく殺されそうになる。そればかりか、ローマ警察の警部の殺害容疑で指名手配までされることに・・・。
弟を捜しながらも逃亡生活を余儀なくされるハリー。やっと邂逅するハリーとダニエルだが、ふたりは、イタリア国家警察ばかりか、ヴァチカン警察からも、そして世界で最も凶暴なテロリストからも追われる身となっていた。ふたりは、ヴァチカンの恐るべき壮大な陰謀−中国に新たな「神聖ローマ帝国」を建設すること−の渦中に巻き込まれたのだ。中国では大規模な水道汚染によって数万人が死ぬという惨事が起こる。これこそがヴァチカンの狂気の計画だった。
アラン・フォルサム2作目のこの大長編は、ふたりの兄弟、特に兄ハリーの行動を中心に語られてゆく。主な舞台はヴァチカン市国、コモ湖を中心とした北部イタリア各地、アメリカ、中国と幅広く、ヴァチカンの謀略のスケールが大きいので圧倒されがちだが、そんなことはお構いなし、守るべき者たちと阻むべき策謀、逃亡生活から一転して反撃に打って出るハリーの姿は、ある種ヒーローものを観るようで、超人的でさえある。
本書は、終始一貫、短い章立てで、かつ三人称多視点で綴られており、アクション、スピード、スリルに満ちた超一級の冒険小説である。
弟を捜しながらも逃亡生活を余儀なくされるハリー。やっと邂逅するハリーとダニエルだが、ふたりは、イタリア国家警察ばかりか、ヴァチカン警察からも、そして世界で最も凶暴なテロリストからも追われる身となっていた。ふたりは、ヴァチカンの恐るべき壮大な陰謀−中国に新たな「神聖ローマ帝国」を建設すること−の渦中に巻き込まれたのだ。中国では大規模な水道汚染によって数万人が死ぬという惨事が起こる。これこそがヴァチカンの狂気の計画だった。
アラン・フォルサム2作目のこの大長編は、ふたりの兄弟、特に兄ハリーの行動を中心に語られてゆく。主な舞台はヴァチカン市国、コモ湖を中心とした北部イタリア各地、アメリカ、中国と幅広く、ヴァチカンの謀略のスケールが大きいので圧倒されがちだが、そんなことはお構いなし、守るべき者たちと阻むべき策謀、逃亡生活から一転して反撃に打って出るハリーの姿は、ある種ヒーローものを観るようで、超人的でさえある。
本書は、終始一貫、短い章立てで、かつ三人称多視点で綴られており、アクション、スピード、スリルに満ちた超一級の冒険小説である。
他の国からのトップレビュー
PurpleD
5つ星のうち5.0
Another great book
2023年11月1日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Complex and intriguing.
Joan Reeve
5つ星のうち5.0
Unputdownable
2021年1月6日に英国でレビュー済みAmazonで購入
One of the most exciting books I have ever read.
Ruchita Sharma
5つ星のうち5.0
Five Stars
2018年7月30日にインドでレビュー済みAmazonで購入
Wonderful read in a good condition.
sally Stanford
5つ星のうち5.0
A Train to Nowhere
2020年4月21日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This book was so well written and designed that it is difficult to designate one part better than another . I liked the characters each contributing his/her part of a story . In this novel were many different small stories of love, of disappointment and loss. We are to believe from the first pages we that the ending will be glamorous! I was not disappointed.
Amil Shori
5つ星のうち3.0
Another gripping from Alan
2014年7月25日にインドでレビュー済みAmazonで購入
As usual, very gripping. The specialty of Alan folsom. Alas! He is no more. But I enjoyed all of his books