勉強・運動・恋愛なんでもできちゃう兄を持つ18歳の高校生が、自分の人生の答えを見つけるために、夏休みに車でヒッチハイカーを乗せながら旅に出る。様々な出会いがあり、最後にたどり着いた先は... なぜ彼は旅に出たのか?
多分誰でもこういった自分探しの時期はあると思う。それを上手に描いている。最後の何かが変わったようで、何も変わらないような終わり方も、それこそが青春である。個人的には☆5でもよかったけど、最初からあんなに美人のヒッチハイカーを乗せていることに嫉妬して減点(笑)。
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空色ヒッチハイカー 単行本 – 2006/12/1
橋本 紡
(著)
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- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/12/1
- ISBN-104103007524
- ISBN-13978-4103007524
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 281ページ
- ISBN-10 : 4103007524
- ISBN-13 : 978-4103007524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 649,439位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 14,921位日本文学
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月24日に日本でレビュー済み
最後まで暗い描写が少なく、明るい気持ちで読める一冊でした。
自分と周囲のギャップに悩み、自分を探す旅に出る、あまりにもベタベタな青春。
側から見れば小さなエピソードだけれども、そこで抱えていた感情は真剣そのものだった。
洒落ではないが、作者の筆致が光る一冊です。
自分と周囲のギャップに悩み、自分を探す旅に出る、あまりにもベタベタな青春。
側から見れば小さなエピソードだけれども、そこで抱えていた感情は真剣そのものだった。
洒落ではないが、作者の筆致が光る一冊です。
2013年1月12日に日本でレビュー済み
18の夏といえば、受験勉強の思い出しかない。
僕は彰二ほど垢抜けていなかったし、周囲の人に堂々と22歳と詐称し(しかもバレずに)、美人の年上の女の子を乗せて、無免許で自動車を運転するような胆力も持ち合わせていなかった。
しかし、受験勉強で苦闘している最中に同じような現実逃避の空想は何度もした思い出がある。
たかが2週間でも受験生にとっては人生を左右する大きな時間であることは体験した者ならばわかること。
受験生で現実逃避したいけど…、という方にはお勧めの読み物かも。
これから今まで兄の背中を追ってきた彰二がどのような道を歩むことになるか少し気になる。
僕は彰二ほど垢抜けていなかったし、周囲の人に堂々と22歳と詐称し(しかもバレずに)、美人の年上の女の子を乗せて、無免許で自動車を運転するような胆力も持ち合わせていなかった。
しかし、受験勉強で苦闘している最中に同じような現実逃避の空想は何度もした思い出がある。
たかが2週間でも受験生にとっては人生を左右する大きな時間であることは体験した者ならばわかること。
受験生で現実逃避したいけど…、という方にはお勧めの読み物かも。
これから今まで兄の背中を追ってきた彰二がどのような道を歩むことになるか少し気になる。
2007年1月14日に日本でレビュー済み
勉強もスポーツも万能。東大文一にらくらく合格し、
国家公務員試験にも合格し、財務官僚となるはずだった兄が、
突然、弟の前から消えてしまいました。
いつも兄に追いつき、追い越したいと思っていた18歳の「僕」は、
半年後に受験が迫っている夏休みにもかかわらず、
兄からもらった年代物のキャデラックに乗り、川崎から九州を目ざして旅に出ます。
もちろん18歳なので無免許運転。
しかもただドライブするだけではつまらないので、ヒッチハイカーはぜんぶ乗せていくのです。
さて、最初に乗せた人は・・・ミニスカートにタンクトップの美女、杏子ちゃんでした。
ところが彼女は口が悪い、性格が悪い、どんなときでもまず謝らないで、
しかも寄り道をしろと強要しては、ナビで大間違い。
しかしなかなか人生経験豊富なのか、
うぶな影二くんが欺されようとすると、ちゃんと救ってくれます。
さて、杏子とドライブしていると、
かわいい女の子2人連れのヒッチハイカーが。
もちろん乗せると、そのうち一人が、
飲み物を買いたいというので、ショッピングセンターに入ります。
駐車場に車を入れて、店に走っていく亜由美ちゃんを見ていると、
怒ったような杏子ちゃんが一言。
「気をつけてね」
「え、なにを」
杏子ちゃんはそれ以上、何も言ってくれません。
で、ここでちゃんと気をつけ、トラブルを未然に防ぐようで、青春小説と言えますか?
いや、言えますまい。
国家公務員試験にも合格し、財務官僚となるはずだった兄が、
突然、弟の前から消えてしまいました。
いつも兄に追いつき、追い越したいと思っていた18歳の「僕」は、
半年後に受験が迫っている夏休みにもかかわらず、
兄からもらった年代物のキャデラックに乗り、川崎から九州を目ざして旅に出ます。
もちろん18歳なので無免許運転。
しかもただドライブするだけではつまらないので、ヒッチハイカーはぜんぶ乗せていくのです。
さて、最初に乗せた人は・・・ミニスカートにタンクトップの美女、杏子ちゃんでした。
ところが彼女は口が悪い、性格が悪い、どんなときでもまず謝らないで、
しかも寄り道をしろと強要しては、ナビで大間違い。
しかしなかなか人生経験豊富なのか、
うぶな影二くんが欺されようとすると、ちゃんと救ってくれます。
さて、杏子とドライブしていると、
かわいい女の子2人連れのヒッチハイカーが。
もちろん乗せると、そのうち一人が、
飲み物を買いたいというので、ショッピングセンターに入ります。
駐車場に車を入れて、店に走っていく亜由美ちゃんを見ていると、
怒ったような杏子ちゃんが一言。
「気をつけてね」
「え、なにを」
杏子ちゃんはそれ以上、何も言ってくれません。
で、ここでちゃんと気をつけ、トラブルを未然に防ぐようで、青春小説と言えますか?
いや、言えますまい。
2007年1月4日に日本でレビュー済み
橋本さんの今度の単行本は久々に十代男の子が主役の物語。
何をやらせても万能“天才”な兄に憧れ、敬い、時に憎み追いかけた“秀才”の弟─彰二─
彼が十八の時、唐突に消え失せた兄の背中。
そしてその夏休み、受験戦争の真っ最中何もかもを放り出し、59年製のキャデラックを無免許の両腕で転がし旅に出た彰二。
高速には乗らずひたすら国道を、神奈川から九州の西まで7日かけて行くその途中で拾った幾人かのヒッチハイカーを交えての道程が一人称で綴られるお話です。
合間合間に彰二の回想が差し込まれ、兄との思い出などが描かれます。
そして最後、着いた先で分かれる人生の命運、無くした行き先、代わりに得る自分だけの道…という感じでしょうか。
と言っても、最終地点で非日常的に何か大きな出来事があるわけではないんです。
それでも、たとえ日常に転がってるような他愛もないことであっても、当人にはとても大事なことだったり何かが変わるきっかけになったりするわけで…。
「強く胸打つ感動やむせび泣く程の悲しみ、飛び上がるまでの喜び、震えるくらいの怒りや憎しみ」そういった激情とは無縁だけれどじんわりと染み込んでくる。
そんなこの物語が好きです。
何をやらせても万能“天才”な兄に憧れ、敬い、時に憎み追いかけた“秀才”の弟─彰二─
彼が十八の時、唐突に消え失せた兄の背中。
そしてその夏休み、受験戦争の真っ最中何もかもを放り出し、59年製のキャデラックを無免許の両腕で転がし旅に出た彰二。
高速には乗らずひたすら国道を、神奈川から九州の西まで7日かけて行くその途中で拾った幾人かのヒッチハイカーを交えての道程が一人称で綴られるお話です。
合間合間に彰二の回想が差し込まれ、兄との思い出などが描かれます。
そして最後、着いた先で分かれる人生の命運、無くした行き先、代わりに得る自分だけの道…という感じでしょうか。
と言っても、最終地点で非日常的に何か大きな出来事があるわけではないんです。
それでも、たとえ日常に転がってるような他愛もないことであっても、当人にはとても大事なことだったり何かが変わるきっかけになったりするわけで…。
「強く胸打つ感動やむせび泣く程の悲しみ、飛び上がるまでの喜び、震えるくらいの怒りや憎しみ」そういった激情とは無縁だけれどじんわりと染み込んでくる。
そんなこの物語が好きです。
2007年3月17日に日本でレビュー済み
決して難しい言葉を使わず、やさしいタッチで紡がれる文章。
んーん、読みやすい。ホントに読みやすい。
キャデラックでヒッチハイカーを乗せて目的地まで向かう。乗せる一人一人に個性があり、皆違う。国道をただひた走り、夏休みの青春を謳歌しつつ、お兄ちゃんのもとへ。
とくにこれといった事件も起こらない。
しかーし、
声をでかくして書きたいことがある。
この彰二君はまずイケメン間違いなしだ。一人称小説なため、主人公の描写がないが、かなりのイケメンと見た。このたびが始まる前に、すでに二人の娘とつきあっており、旅の終わりには2人目とアレまでしてしまう。さらに博識で、東大B判定。羨望というか悋気だ。
お兄ちゃんもたくさんの娘とつきあっており……んんーん。
顔の器量に自信のない人は、やっかむことばかりでしょう。
キャデラックがあれば?
んーん、読みやすい。ホントに読みやすい。
キャデラックでヒッチハイカーを乗せて目的地まで向かう。乗せる一人一人に個性があり、皆違う。国道をただひた走り、夏休みの青春を謳歌しつつ、お兄ちゃんのもとへ。
とくにこれといった事件も起こらない。
しかーし、
声をでかくして書きたいことがある。
この彰二君はまずイケメン間違いなしだ。一人称小説なため、主人公の描写がないが、かなりのイケメンと見た。このたびが始まる前に、すでに二人の娘とつきあっており、旅の終わりには2人目とアレまでしてしまう。さらに博識で、東大B判定。羨望というか悋気だ。
お兄ちゃんもたくさんの娘とつきあっており……んんーん。
顔の器量に自信のない人は、やっかむことばかりでしょう。
キャデラックがあれば?
2010年1月22日に日本でレビュー済み
読み進めるうちに、とても懐かしい気持ちになりました。18歳のショージ君の短い旅の物語を何度も読み返した少年の頃を思い出して。もはや青春小説の古典といっていい庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」に作者がささげたオマージュと私は読みました。ちがうかな? 興味のある方は読み比べていただくと面白いと思います。かつて薫くんにあこがれて、今や平凡たる中年を生きる私には、どちらの18歳もまぶしいばかりです。久しぶりにいい読書体験でした。
2007年11月17日に日本でレビュー済み
簡潔に言ってしまえば、何をやってもそつのない兄を持った弟が、兄の幻影を追いかけて自分を何かの型にはめようと葛藤する物語と言ったところでしょうか。
誰しもが経験し、直接的には感じていなくとも一度は挫折や諦めを味わったことがあるように、この作品の主人公の少年も今の自分の価値について、答えを見出せないでいます。と言うのも、主人公の兄が上記のように、何をやってもそつなくこなす天才肌の人間であり、少年はその兄の背中を追って、それに倣うのが当然であるような人生を生きてきたのですが、その兄がエリートの道を全て捨て、突然別の道を歩み出してしまったからです。
目標となる人間が、目標とすべき人生を歩んでいたからこそ、自分と言う存在はその跡を追うことが正しいと感じ、疑問を抱かず努力を続けてこれたものを、その目標が路線変更でもしたかのように、世間の正しいとは別の方向へと急に方向転換してしまったため、何を正しいかはかりきれなくなってしまう。
そして、少年はその答えを見つけるため、受験勉強の忙しいはずの高校3年の夏休み、旧型のキャデラックに無免許のまま乗って、旅を始めます。
そして、その途中途中で、様々なヒッチハイカーを乗せては降ろし、乗せては降ろしを繰り返しながら、旅を続けていきます。
そんな、今までの地元や家族、友人とは違う外の世界に触れた少年が、出会いを繰り返すことで成長し、苦悩し、自分自身とは何かを見つけるきっかけを作っていきます。
出会いの数だけ別れは必ずあり、始まりには必ず終わりはやってくる。一人何も持たずに旅に出た少年は、目的地にたどり着いた時、何を持ち何を失っているのか。
青春と言う何をやっても許されると言う概念と、青春特有の悩みや不安をメインに押し出しながらも、どこか自分と当てはまってくる部分も多くあり、それらが読み終えた時に、ふと心のふちを支配しているような不思議な感覚に襲われました。
ただ、だからこそ高校生と言う主人公に対し、どうしても強い感情移入を抱くことが出来ず、自分の中での変換と言う形でしか、作品を楽しめず、物語全体の展開や構成が陳腐なものに感じてしまいます。
そういった点で、良くも悪くも青春小説。
それを踏まえて読んでみれば、自分の中に何かを感じれると思います。
誰しもが経験し、直接的には感じていなくとも一度は挫折や諦めを味わったことがあるように、この作品の主人公の少年も今の自分の価値について、答えを見出せないでいます。と言うのも、主人公の兄が上記のように、何をやってもそつなくこなす天才肌の人間であり、少年はその兄の背中を追って、それに倣うのが当然であるような人生を生きてきたのですが、その兄がエリートの道を全て捨て、突然別の道を歩み出してしまったからです。
目標となる人間が、目標とすべき人生を歩んでいたからこそ、自分と言う存在はその跡を追うことが正しいと感じ、疑問を抱かず努力を続けてこれたものを、その目標が路線変更でもしたかのように、世間の正しいとは別の方向へと急に方向転換してしまったため、何を正しいかはかりきれなくなってしまう。
そして、少年はその答えを見つけるため、受験勉強の忙しいはずの高校3年の夏休み、旧型のキャデラックに無免許のまま乗って、旅を始めます。
そして、その途中途中で、様々なヒッチハイカーを乗せては降ろし、乗せては降ろしを繰り返しながら、旅を続けていきます。
そんな、今までの地元や家族、友人とは違う外の世界に触れた少年が、出会いを繰り返すことで成長し、苦悩し、自分自身とは何かを見つけるきっかけを作っていきます。
出会いの数だけ別れは必ずあり、始まりには必ず終わりはやってくる。一人何も持たずに旅に出た少年は、目的地にたどり着いた時、何を持ち何を失っているのか。
青春と言う何をやっても許されると言う概念と、青春特有の悩みや不安をメインに押し出しながらも、どこか自分と当てはまってくる部分も多くあり、それらが読み終えた時に、ふと心のふちを支配しているような不思議な感覚に襲われました。
ただ、だからこそ高校生と言う主人公に対し、どうしても強い感情移入を抱くことが出来ず、自分の中での変換と言う形でしか、作品を楽しめず、物語全体の展開や構成が陳腐なものに感じてしまいます。
そういった点で、良くも悪くも青春小説。
それを踏まえて読んでみれば、自分の中に何かを感じれると思います。