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あなたの呼吸が止まるまで 単行本 – 2007/8/1

3.7 5つ星のうち3.7 24個の評価

十二歳の野宮朔は、舞踏家の父と二人暮らし。夢は、物語を書く人になること。一風変わった父の仲間たちとふれ合い、けっこう面倒な学校生活を切り抜けながら、一歩一歩、大人に近づいていく。そんな彼女を襲った、突然の暴力。そして少女が最後に選んだ、たった一つの復讐のかたち――。『ナラタージュ』から二年、新たな物語の扉が開く。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2007/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 187ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4103020326
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4103020325
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 24個の評価

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島本 理生
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年6月22日に日本でレビュー済み
純文学作品を読むと、日本の場合、どうしても、これは私小説だろうか、それとも半私小説だろうかと考えてしまう。これは仕方のないことであって、田山花袋以降、純文学の主流が私小説であったからである。さて、この『あなたの呼吸が止まるまで』はどうだろうか?
最初のほうで、小学生の主人公が父親が所有するやらしい漫画を見て、変な気分になり、布団に股をこすりつけるという描写がある。これが「オナニー・フラグ」なのだろうか? そして中盤になると、夢の中で、母親から「あなたの左手は汚れている」と言われる。これは結末への伏線であった。
この小説の白眉は、ドレッシングを振るような動作という表現だった。小学生が主人公なので、あえて、稚拙な文体になっているが、ところどころ、大人の計算が垣間見えて、したたかな感じがした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
島本理生先生の作風の変化が感じられる一冊かなぁと思います。まだ、少女時代の傷付きやすい時代かなと。
2020年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半が面白く読めました。
2011年3月9日に日本でレビュー済み
単行本のほうと比べて、表紙の雰囲気が大分変わりました。
女の子っぽいような大人っぽいような感じで綺麗だけど、作品全体の暗いイメージが足りないのに少々違和感。

作品紹介でも触れられている“暴力”というテーマは、最近発売された『アンダスタンド・メイビー』でも扱われていました。
正直気持ちよくないし、読み終わった後も疲れます。
決して“お勧めしたい作品”ではありません。

でも、クラスメイトの鹿山さんに惹かれる気持ちや、田島君への憧れが不意に醒めてしまう身勝手さなど、思春期特有の感覚には物凄く共感できました。
そういう普通の感覚だからこそ、こういう出来事って“突然”なんだなぁ…と、感じます。
男の人は本当に罪悪感がないのだろうか?
男性読者に感想を聞いてみたいところです。

朔が最後に導き出す復讐のかたちは、これからの彼女の人生を思うと、少々怖い。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月30日に日本でレビュー済み
舞踏家の父と暮らす少女・朔。大人びたクラスの女友達や
少し話せる男の子もいるけれど、父親やその周囲の
アクの強い大人たちと一緒にいる時間が長いこともあって、
どこか、小学校6年生にしては、落ち着いてしまっている部分もある。
そんな朔なりのスピードで思春期の入り口に向かって成長していく日々。
その、ほかとは少し違っているが健やかに成長していく彼女を襲う
突然の暴力。朔は、ある復讐の方法を思いついた…

この「突然の暴力」というフレーズは、帯のあおりにも
書いてあったし、島本さんの代表的長編「ナラタージュ」の
脇役のエピソードを思い出すと、こういう感じなのかな、と
予想が読む前からついてしまったのだが、そのせいで
いつ、その「突然」が来るんだろう、と、それを気にしつつ
読み進めてしまった。しかし、その瞬間が来てしまうまでの
少女の心の動き、小学校での日常生活、親や周囲の大人たちとの
やりとり、など、12才の少女のナイーブさ、したたかさが
丁寧に描きこまれているので、それを堪能するほうがより
深くじっくり読めると思う。なので、帯のあおりやあらすじなどの
「暴力」にこだわらず、ある少女の思春期直前のお話、と思って
手にとってみてください。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の“方法“を今、手に取っている。後味の良い話ではありませんが、私はスッとしました。
2008年9月21日に日本でレビュー済み
好き、嫌いじゃなくて、
どうして島本さんは、こんなに分かってるんだろうと思いました。
少女時代にこういうことがあると、
どんなに明るく毎日を生きていても、心のどこかにポツンと
黒いシミみたいに消えずに残ってしまって、
何かのときに思い出すと、非常に残念で悔しく、腹立たしいんだけど、
自分の非力さや、何も知らない家族のことを考えると、
結局誰にも言えなくて、またしまいこんでしまう・・
私も(朔ちゃんほどじゃないけど)そういうことがあったので、
非常に感慨深いストーリーでした。
途中出てくるセリフや、エピソードもいちいち心にひっかかるというか。

最後のやりとり、それを“彼”に見守ってもらうところはハラハラしながらも
後味は悪くなかったです。
朔には大事な人がたくさんいるから、それが救いだと思うし、
「こどもは何もわかってない」「覚えてない」なんて思ってる人に
読んで欲しいと思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年11月4日に日本でレビュー済み
主人公は6年生の朔。舞踏家の父と二人暮らしの彼女は、読書好きの目立たないおとなしい女の子。
友達とは、人を好きになるとは、悩みながらも自分なりの答えを見つけていく。

何事もはっきり物言う、転校生の鹿山さんが羨ましくもあり、恐くもあり。
彼女が朔に寄せる信頼の源は、素直に心打たれた。

あえて、大人の性的暴力を盛り込まなくても、
12歳の女の子の微妙な心の揺れを描いた小説としても良かったと思ってしまった。

嫌な方へ行ってしまうなあ〜の予想通りになり、
復讐の仕方もう〜んという感じで、呼吸が止まるまでとはいかず、
読後感は決して良くなかった。

私としては『大きな熊が来る前におやすみ』の方が面白かった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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