この『京都発見』は、観光ガイドにある開山は誰、年はいつ、宗派は何、などの表面的な知識のおさらいでは少々ものたりなく感じていた頃に出会った本です。
形式は「○○と△△」というかたちで、人物との関連で各社寺を紹介するものですが、そこには長年京都で暮らしてきた著者ならではの体験とそこからにじみ出る感性が読み取れ、大変興味深いものです。
この巻では仏教に関して言えば主に浄土宗と時宗に関して書かれていますが、時宗の念仏踊りやその根拠地を知れば、なぜ伝統芸能で有名な南座があそこにあるのか、ということが何となく垣間見れる気がしてきます。
この書を読んで、浄土宗と時宗のやさしさに触れ、そこから時宗に影響を受けた歌舞伎などの伝統芸能にも興味をもてるようになったという点で、この書を私のようにあまり神道・仏教を知らない人にも読んでもらいたいな、と思いました。仏教のひとつの宗派のように、ひとつの関心事から伝統芸能など、さまざまなものとつながることで、きっと読者の日本に関する知識が体系的に深まるのではないでしょうか。
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京都発見 (1) 単行本 – 1997/1/30
梅原 猛
(著)
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地霊鎮魂
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1997/1/30
- ISBN-104103030127
- ISBN-13978-4103030126
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
京都は歴史の冷凍庫である。古都の寺社を巡り、千二百年の時間を越えて、天皇・貴族から宗教者、民衆までの魂の声を聞く梅原流京都案内。カラー写真も満載。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1997/1/30)
- 発売日 : 1997/1/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 302ページ
- ISBN-10 : 4103030127
- ISBN-13 : 978-4103030126
- Amazon 売れ筋ランキング: - 58,029位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京都好きには興味津々で読めます。何度でも行きたく京都ですが、この本でさらに行きたくなります。さすが千年の都は奥が深いですね。
2013年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い本なのにいい状態でした。ときに期待を裏切られることがあるが、今回は満足です。
2019年2月16日に日本でレビュー済み
京都市内・宇治にある49の神社仏閣と歴史上の人々を紹介した本。
観光ガイドブックのように幅広いコンテンツを網羅するというよりは鎮魂や文書を始めとしたテーマに絞っている分、深みを感じさせる内容となっています。
またそれぞれが相互に繋がっている話も多く、今更ながら京都の深さと連担性に驚かされます。
下段に人物や出典の説明がしっかり記載されているのも有難いです。
歴史好きで京都へ足を運ぶ予定がある方は一読することをお勧めします。
観光ガイドブックのように幅広いコンテンツを網羅するというよりは鎮魂や文書を始めとしたテーマに絞っている分、深みを感じさせる内容となっています。
またそれぞれが相互に繋がっている話も多く、今更ながら京都の深さと連担性に驚かされます。
下段に人物や出典の説明がしっかり記載されているのも有難いです。
歴史好きで京都へ足を運ぶ予定がある方は一読することをお勧めします。
2011年12月1日に日本でレビュー済み
本書は、1994年から1995年にかけて、読売新聞日曜版に連載されたものに加筆・修正したもので、49の章から成る、京都の歴史を紹介した作品です。
一番大きな特徴は、いわゆる観光ガイドや随筆と違い、<地霊鎮魂>という副題が示すとおり、京都の古社寺に染みついている多くの霊を鎮めるために書かれているということ。
千年にわたり日本の都であった「京都」は、政治の中心であり、多くの文化が花開いた場所。
しかし、その華やかな表舞台の陰には、権力欲や愛欲が渦巻いていた訳で、その葛藤を胸に抱えたまま、亡くなった人々が数多くいます。
本書はそうした人々を取り上げ、彼らにゆかりのある、神社や寺を紹介しています。
構成は、1章あたり5から6頁で、各頁の下方4分の1の部分には脚注が記されています。
また、各章とも、1頁又は2頁分のカラー写真(建物や仏像など)が掲載され、ビジュアル的にも楽しめる書物になっています。
文章自体は、新聞に連載されていたことからも想像されるとおり、難しいものではありませんでした。
ただ、歴史の教科書には出てこないような人物も多く取り上げられているので、歴史をひとつ掘り下げて知識を得たいという方向けの書物であると思います。
各章で取り上げている題材は、次のとおり。
第1〜2章:序論
第3〜9章:平家ゆかりの人たち
第10〜12章:法然の浄土教
第13〜17章:時宗
第18〜25章:藤原氏
第26〜29章:稲荷神社
第30〜34章:東福寺
第35〜42章:宇治ゆかりの社寺
第43〜49章:定朝・頼道とその後の時代の仏
本書により、新たに知見を得たら、京都に旅行したくなりました。
巻頭には、紹介されている社寺の地図が載っているので、それを手がかりに訪れてみようかと考えています。(【コメント欄】に旅行内容のメモを記載しました)
一番大きな特徴は、いわゆる観光ガイドや随筆と違い、<地霊鎮魂>という副題が示すとおり、京都の古社寺に染みついている多くの霊を鎮めるために書かれているということ。
千年にわたり日本の都であった「京都」は、政治の中心であり、多くの文化が花開いた場所。
しかし、その華やかな表舞台の陰には、権力欲や愛欲が渦巻いていた訳で、その葛藤を胸に抱えたまま、亡くなった人々が数多くいます。
本書はそうした人々を取り上げ、彼らにゆかりのある、神社や寺を紹介しています。
構成は、1章あたり5から6頁で、各頁の下方4分の1の部分には脚注が記されています。
また、各章とも、1頁又は2頁分のカラー写真(建物や仏像など)が掲載され、ビジュアル的にも楽しめる書物になっています。
文章自体は、新聞に連載されていたことからも想像されるとおり、難しいものではありませんでした。
ただ、歴史の教科書には出てこないような人物も多く取り上げられているので、歴史をひとつ掘り下げて知識を得たいという方向けの書物であると思います。
各章で取り上げている題材は、次のとおり。
第1〜2章:序論
第3〜9章:平家ゆかりの人たち
第10〜12章:法然の浄土教
第13〜17章:時宗
第18〜25章:藤原氏
第26〜29章:稲荷神社
第30〜34章:東福寺
第35〜42章:宇治ゆかりの社寺
第43〜49章:定朝・頼道とその後の時代の仏
本書により、新たに知見を得たら、京都に旅行したくなりました。
巻頭には、紹介されている社寺の地図が載っているので、それを手がかりに訪れてみようかと考えています。(【コメント欄】に旅行内容のメモを記載しました)
2014年6月4日に日本でレビュー済み
ある程度京都に造詣のある方が読むと、寺社仏閣の発祥の経緯や名称の由来などに対する理解が増し、いっそう深く京都を感じることができるのではないでしょうか。
京都に興味があって購入したのですが、漫然と読んでいるうちは、あまり有用感を感じませんでした。
しかし、とおり一遍の京都観光ではなくもっと歴史的背景を踏まえて京都を(そして京都にある寺社仏閣を)眺めてみたいと思ったときに、とても価値のある書籍であることを実感しました。
相変わらず寺社仏閣の荘厳さや庭園の美しさを楽しむ京都観光がメインではあるのですが、旅行の前に本書を読んでから訪れると京都観光もいっそう深みがでてきます。
京都に興味があって購入したのですが、漫然と読んでいるうちは、あまり有用感を感じませんでした。
しかし、とおり一遍の京都観光ではなくもっと歴史的背景を踏まえて京都を(そして京都にある寺社仏閣を)眺めてみたいと思ったときに、とても価値のある書籍であることを実感しました。
相変わらず寺社仏閣の荘厳さや庭園の美しさを楽しむ京都観光がメインではあるのですが、旅行の前に本書を読んでから訪れると京都観光もいっそう深みがでてきます。