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ローマ人の物語 (4) ユリウス・カエサル-ルビコン以前 単行本 – 1995/9/1
塩野 七生
(著)
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ユリウス・カエサル-ルビコン以前-
- 本の長さ456ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1995/9/1
- ISBN-104103096136
- ISBN-13978-4103096139
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
前人未踏の偉業と破天荒な人間的魅力、類い稀な文章力の故に、没後二千年に亘って多くの人々を魅了してきたユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)。彼の全貌を、ルビコン川を前に賽が投げられた時まで、解き明かす。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1995/9/1)
- 発売日 : 1995/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 456ページ
- ISBN-10 : 4103096136
- ISBN-13 : 978-4103096139
- Amazon 売れ筋ランキング: - 312,737位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 116位古代ローマ史
- - 834位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
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1937年7月7日、東京生れ。
学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。
1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月2日に日本でレビュー済み
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『人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない』
ニ千年後の現代、会社では例えば360度評価が見たいと欲しない現実を教えてくれます。そして家では、いつの時代も妻の小言がそれを教えてくれますw
ニ千年後の現代、会社では例えば360度評価が見たいと欲しない現実を教えてくれます。そして家では、いつの時代も妻の小言がそれを教えてくれますw
2023年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いよいよ英雄カエサルの登場。遅咲きだけど、政治も戦闘指揮も抜群。後半はガリア戦記をもとにしたやや単調な展開。
2021年2月18日に日本でレビュー済み
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圧巻の内容だった。
資料の少ない幼年期、少年期、青年期を丁寧に描いた後に、40歳を前にしてようやく「起つ」に至り、壮大なガリア戦記を経てルビコンを超えるところで一冊が終わった。
これまでと比べて、とにかくカエサルが核心的に描かれるわけだが、その周辺でたくさんの魅力的な人物が登場した。ガリアの反乱の中心となったヴェルチンジェトリックスや、クラッススを破ったスレナス、そしてガリア戦記の副将ラビエヌスである。
賽は確かに投げられた。
しかし投げられるに至るまでの様々な陰謀、工作、心理の動きを考えれば考えるほど、無知ゆえに心のどこかで「プリミティブ」として見下していた2000年前の人々の叡智や気位の高さに、ただただ驚かされるばかりである。
資料の少ない幼年期、少年期、青年期を丁寧に描いた後に、40歳を前にしてようやく「起つ」に至り、壮大なガリア戦記を経てルビコンを超えるところで一冊が終わった。
これまでと比べて、とにかくカエサルが核心的に描かれるわけだが、その周辺でたくさんの魅力的な人物が登場した。ガリアの反乱の中心となったヴェルチンジェトリックスや、クラッススを破ったスレナス、そしてガリア戦記の副将ラビエヌスである。
賽は確かに投げられた。
しかし投げられるに至るまでの様々な陰謀、工作、心理の動きを考えれば考えるほど、無知ゆえに心のどこかで「プリミティブ」として見下していた2000年前の人々の叡智や気位の高さに、ただただ驚かされるばかりである。
2021年1月27日に日本でレビュー済み
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注文後、速やかに配送されて受け取れました。
本も綺麗に保管されていたものと思われます。
満足しています。今後、Ⅴ巻、Ⅵ巻、---- と
都度、購入を予定していますが、宜しくお願い
します。
本も綺麗に保管されていたものと思われます。
満足しています。今後、Ⅴ巻、Ⅵ巻、---- と
都度、購入を予定していますが、宜しくお願い
します。
2016年12月5日に日本でレビュー済み
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P52 ルキウス・コルネリウス・スッラという男の最大の特質は、良かれ悪しかれはっきりしていることであった。言動の明快な人物に、人々は魅力を感ずる。はっきりする、ということが、責任を取ることの証明であるのを感じ取るからだ。敵に回さなければ、痛快でさえある。
人は、仕事ができるだけでは、できる、と認めはしても、心酔まではしない。言動が常に明快であるところが、信頼心を呼び起こすのである。そして、スッラの強みには、悪評に強いことも加わる。つまり、世間の評判を気にしない男であったのだ。
P85 女とは、モテたいがために贈物をする男と、喜んでもらいたい一念で贈物をする男のちがいを、敏感にさっするものである。
P99 幸運の女神は、大胆な勝負師に味方する。
P132 カエサルの妻たる者は、疑われることさえあってはならない。
P137 カエサルの女遍歴は、誰とでもいうわけではなく選んだ相手が対象であり、それも彼が強烈に求めたがゆえの成功ではないかと思う。男から強烈に求められれば、女らしい女ならば落城する。
P251 自己批判は得意な男ではなかった。
P269 人間とは噂の奴隷であり、しかもそれを、自分で望ましいと思う色をつけた形で信じてしまう。
P336 金持ちとは、自分の財産が減るのが、何にもまして不愉快なのであろう。
P431 人間誰でも金で買えるとは、自分自身も金で買われる可能性を内包する人のみが考えることである。非難とは非難される側より避難する側を映し出すことが多い。
人は、仕事ができるだけでは、できる、と認めはしても、心酔まではしない。言動が常に明快であるところが、信頼心を呼び起こすのである。そして、スッラの強みには、悪評に強いことも加わる。つまり、世間の評判を気にしない男であったのだ。
P85 女とは、モテたいがために贈物をする男と、喜んでもらいたい一念で贈物をする男のちがいを、敏感にさっするものである。
P99 幸運の女神は、大胆な勝負師に味方する。
P132 カエサルの妻たる者は、疑われることさえあってはならない。
P137 カエサルの女遍歴は、誰とでもいうわけではなく選んだ相手が対象であり、それも彼が強烈に求めたがゆえの成功ではないかと思う。男から強烈に求められれば、女らしい女ならば落城する。
P251 自己批判は得意な男ではなかった。
P269 人間とは噂の奴隷であり、しかもそれを、自分で望ましいと思う色をつけた形で信じてしまう。
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P431 人間誰でも金で買えるとは、自分自身も金で買われる可能性を内包する人のみが考えることである。非難とは非難される側より避難する側を映し出すことが多い。
2020年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カエサルは、政治家であり将であり文も弁舌も全てが一流で、公平な感覚をもち、それでいてユーモアがあり、スケールが違う魅力ある男と思えた。
現代の世界の政治家の100人分の力量がある。
現代の世界の政治家の100人分の力量がある。
2017年9月21日に日本でレビュー済み
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初めて電子書籍を読みました
持ち運べて場所をとらない
文字の大きさを選べる
暗いところでも読める
なかなかいいですね
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