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オトン、サッカー場へ行こう! 単行本 – 2009/10/31
吉崎 エイジーニョ
(著)
- 本の長さ159ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/10/31
- ISBN-10410319331X
- ISBN-13978-4103193319
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2009/10/31)
- 発売日 : 2009/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 159ページ
- ISBN-10 : 410319331X
- ISBN-13 : 978-4103193319
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,390,885位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
JFLで戦うニューウェーブ北九州というサッカークラブを舞台としたノンフィクションの物語です。
一応サッカー本というジャンルに入るのかもしれませんが、サッカーのルールなど分からずともOKです。著者とオトンの微笑ましい喧嘩や親子愛が中心で、どちらかというとそっち方面の話が好きな人向けかな?
泣き笑い確実にできます。
サッカーファンにはJFLというリーグの状況が垣間見えるので、そういうのが好きな人にはお勧め。日本のサッカーは代表やJリーグだけじゃない!ってのがよく分かります。
個人的なツボは北九州出身の著者がアビスパ福岡と博多をビンビンに意識しまくってたのが面白かった!
そして、この本の発売後ニューウェーブはJ2昇格を決め、今シーズン晴れてアビスパ福岡と戦うことになりました。
スポーツにはライバルがいないとねやっぱり!
一応サッカー本というジャンルに入るのかもしれませんが、サッカーのルールなど分からずともOKです。著者とオトンの微笑ましい喧嘩や親子愛が中心で、どちらかというとそっち方面の話が好きな人向けかな?
泣き笑い確実にできます。
サッカーファンにはJFLというリーグの状況が垣間見えるので、そういうのが好きな人にはお勧め。日本のサッカーは代表やJリーグだけじゃない!ってのがよく分かります。
個人的なツボは北九州出身の著者がアビスパ福岡と博多をビンビンに意識しまくってたのが面白かった!
そして、この本の発売後ニューウェーブはJ2昇格を決め、今シーズン晴れてアビスパ福岡と戦うことになりました。
スポーツにはライバルがいないとねやっぱり!
2010年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父親と息子の確執と和解という縦糸に、Jリーグ昇格を目指す小さなサッカーチームの奮闘という横糸をからませて織り上げたルポルタージュです。
週刊サッカーマガジンに連載当時は「FC東京タワー」というタイトルでした。著者の父親(元新聞記者)の呼称は「オトン」。著者自身も認めているとおり、これは吉崎エイジーニョにとっての「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」なのです。
定年退職後の父の枯れっぷりを心配した著者は、下部組織からJリーグに昇格しようと奮闘する北九州市のサッカーチーム「ニューウェーブ北九州」の試合会場に連れ出し、父親に生きがいを与えようとします。サッカー文化を高齢者問題解決の一助に活用する、という企画意図はやや突飛にも思えますが、オトンとサッカー場や練習場に通ううち、次第に父子の確執が溶けていく様子には自然な感動を覚えます。終盤の構成にやや息切れを感じるために☆ひとつ減ですが、北九州弁で父親に語りかける最後の文章には、オトコなら大いに感じるものがあるのではないでしょうか。
余談ですが、チームはこの本の刊行(2009年10月)と前後してJリーグ昇格を果たし、ギラヴァンツ北九州と改名して2010年シーズンからJ2の舞台に立っています。試合会場に出かけてみれば、チームカラーのイエローに身を包み、ゴール裏から親子で声援を送っているオトンとエイジーニョの姿を見ることが出来るかもしれません。
週刊サッカーマガジンに連載当時は「FC東京タワー」というタイトルでした。著者の父親(元新聞記者)の呼称は「オトン」。著者自身も認めているとおり、これは吉崎エイジーニョにとっての「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」なのです。
定年退職後の父の枯れっぷりを心配した著者は、下部組織からJリーグに昇格しようと奮闘する北九州市のサッカーチーム「ニューウェーブ北九州」の試合会場に連れ出し、父親に生きがいを与えようとします。サッカー文化を高齢者問題解決の一助に活用する、という企画意図はやや突飛にも思えますが、オトンとサッカー場や練習場に通ううち、次第に父子の確執が溶けていく様子には自然な感動を覚えます。終盤の構成にやや息切れを感じるために☆ひとつ減ですが、北九州弁で父親に語りかける最後の文章には、オトコなら大いに感じるものがあるのではないでしょうか。
余談ですが、チームはこの本の刊行(2009年10月)と前後してJリーグ昇格を果たし、ギラヴァンツ北九州と改名して2010年シーズンからJ2の舞台に立っています。試合会場に出かけてみれば、チームカラーのイエローに身を包み、ゴール裏から親子で声援を送っているオトンとエイジーニョの姿を見ることが出来るかもしれません。
2010年1月30日に日本でレビュー済み
「オトン、サッカー場へ行こう!」
とても心に響く文章でサッカーを描いた作品。サッカーに興味のない人をスタジアムにさそうのだけでも困難な事なのに、実の父親をサッカー場に誘い、かつ熱烈サポーターに変えてしまおうというムチャぶり企画を遂行する。
しかし単なる企画モノではなく、著者らしいユーモアあり、涙ありのドキュメンタリータッチで進む展開はさすが。
「JFLニューウェーブ北九州(10シーズンよりJ2に参入しギラヴァンツ北九州に改名)」の観戦を舞台に日本サッカーの楽しさが伝わってくる。
とても心に響く文章でサッカーを描いた作品。サッカーに興味のない人をスタジアムにさそうのだけでも困難な事なのに、実の父親をサッカー場に誘い、かつ熱烈サポーターに変えてしまおうというムチャぶり企画を遂行する。
しかし単なる企画モノではなく、著者らしいユーモアあり、涙ありのドキュメンタリータッチで進む展開はさすが。
「JFLニューウェーブ北九州(10シーズンよりJ2に参入しギラヴァンツ北九州に改名)」の観戦を舞台に日本サッカーの楽しさが伝わってくる。
2010年2月1日に日本でレビュー済み
地方から上京して社会に出た。自分は東京でがむしゃらに仕事してきた。地方では両親、特に父親はいつの間にか定年退職し、影が薄い・・・と薄々は感じならがも、地方と東京のキョリと、今の自分の生活とで、そんな状況を見てみぬフリをしている。。。
男女を問わず、そんな地方出身者におススメの本。ちょっと身につまされるけれど、福岡弁混じりのボク調独白に乗って青春物っぽく読める。
やはり世話になった親に恩返しをしたいとは思いつつも、すでに東京が自分の居場所。地元には今更戻れない、戻るつもりもない。
ジレンマを抱えながらも、親は親で『残り』の人生をもっと楽しんで欲しいと思ってしまう。
そこで、親が『楽しむ=地元サッカーのサポーター』へのキッカケ作りが『恩返し』となる。
しかし不思議なのは、最終的に親子の心のキョリ間が埋まったことが、お互いの自立に繋がっていること。
あきらめずに行動し続けた作者に拍手!
男女を問わず、そんな地方出身者におススメの本。ちょっと身につまされるけれど、福岡弁混じりのボク調独白に乗って青春物っぽく読める。
やはり世話になった親に恩返しをしたいとは思いつつも、すでに東京が自分の居場所。地元には今更戻れない、戻るつもりもない。
ジレンマを抱えながらも、親は親で『残り』の人生をもっと楽しんで欲しいと思ってしまう。
そこで、親が『楽しむ=地元サッカーのサポーター』へのキッカケ作りが『恩返し』となる。
しかし不思議なのは、最終的に親子の心のキョリ間が埋まったことが、お互いの自立に繋がっていること。
あきらめずに行動し続けた作者に拍手!
2010年1月2日に日本でレビュー済み
ご自身と「オトン」の関係をそのまま描写しているところが、どの家庭にもある親の老化と、面と向かって話しにくい微妙な家族関係を実によく伝えていました。うちにもピッタリ当てはまるなと思いました。エイジーニョさんのやさしさが伝わってくるちょっと温かい本でした。^^