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近代能楽集 単行本 – 1990/9/1
三島 由紀夫
(著)
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1990/9/1
- ISBN-104103210230
- ISBN-13978-4103210238
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1990/9/1)
- 発売日 : 1990/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 228ページ
- ISBN-10 : 4103210230
- ISBN-13 : 978-4103210238
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,154,548位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 743位日本の戯曲・シナリオ
- - 810位歌舞伎・文楽・能
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威。
1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。
主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神宮寺勇太くんが舞台をやるということで予習のために購入しました。
読みやすく、面白かったです。
読みやすく、面白かったです。
2023年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1956年の三島由起夫のあとがきによると、能楽で自由な空間と時間の処理や、露な形而上学的主題などを、そのまま現代に生かすために、シチュエーションを現代化した、とあり、そのために選ばれた8編。
文中から気になった文章を以下に記載しますが、あまり三島を読んだことがなければ、他に読むべき小説が多数あると思いました。
以下、『弱法師』より。
・この光が僕の魂だよ。僕の魂は真っ裸でこの世を歩き廻っているんだよ。この光は人の体も焼くけれど、僕の心にもたえず火傷をつけるんです。
・この世はもう終わっているんだから。わかりますか。あなたが幽霊でなければ、この世界が幽霊なんだ。
・この世の終わりの時にしか、人間はあんな正直な声(空襲時の阿鼻叫喚)をきかせないのだ。
文中から気になった文章を以下に記載しますが、あまり三島を読んだことがなければ、他に読むべき小説が多数あると思いました。
以下、『弱法師』より。
・この光が僕の魂だよ。僕の魂は真っ裸でこの世を歩き廻っているんだよ。この光は人の体も焼くけれど、僕の心にもたえず火傷をつけるんです。
・この世はもう終わっているんだから。わかりますか。あなたが幽霊でなければ、この世界が幽霊なんだ。
・この世の終わりの時にしか、人間はあんな正直な声(空襲時の阿鼻叫喚)をきかせないのだ。
2016年11月4日に日本でレビュー済み
シモーヌ・ヴェーユの「戦争と革命への省察 初期評論集」との類似点は、不条理で哲学的であることくらいか。
日本人的な美意識が見え隠れするあたりが面白く、原典である能とは大きく異なる結末も楽しめる。
日本人的な美意識が見え隠れするあたりが面白く、原典である能とは大きく異なる結末も楽しめる。
2015年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
攻殻機動隊の架空の著者と本、パトリック・シルベストルの初期化革命評論集のもととなったもの。
そこから知って読んでみたのだが、読みにくいと感じつつも、内容は面白い
そこから知って読んでみたのだが、読みにくいと感じつつも、内容は面白い
2015年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
汚れや傷もほとんど無く、とても良い状態でした。もちろん内容も。
2020年3月13日に日本でレビュー済み
いくら子供時代から能や歌舞伎を見ていたとしても、20代にこの中の何作かを書けるのはよほどの才能。
しかもNYCで苦労しながら、初演を待ったり、敗戦後10年も経たない時代に、恐らく彼は戦争に参加できなかった後ろめたさと敗戦からどう日本が立ち直れるのかということまで意識して小説や戯曲を書いていた。
当時はそんな批評はなかったでしょう。当局の現代化版という難業に取り組んだ理由もそこにあるのでしょう。
この名作選の評価が低くて驚いたけれど、良くレビューを見たら低評価を付けるスパムまがいのものも多い。
そういう低俗な行為と対極にあるのがこの作品なのでⅯ、それも非常に興味深かった。
しかもNYCで苦労しながら、初演を待ったり、敗戦後10年も経たない時代に、恐らく彼は戦争に参加できなかった後ろめたさと敗戦からどう日本が立ち直れるのかということまで意識して小説や戯曲を書いていた。
当時はそんな批評はなかったでしょう。当局の現代化版という難業に取り組んだ理由もそこにあるのでしょう。
この名作選の評価が低くて驚いたけれど、良くレビューを見たら低評価を付けるスパムまがいのものも多い。
そういう低俗な行為と対極にあるのがこの作品なのでⅯ、それも非常に興味深かった。
2006年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三島由紀夫の作品は過去に何冊も読んだが、この作品が一番面白く、今回久しぶりに読み返えしてみて、また新たな感動が沸いてきた。
シュールな戯曲で、人生の機微や男女の心理を、三島由紀夫独特の冷淡でシニカルなせりふの中に描写している。
能楽という手法で、時間と空間を凝縮し、一編の作品のなかに中篇の一小説分のエッセンスが詰まっている。また、どの作品も結末が鮮やかでしばらく余韻が残るが、後味は悪くない。
何度も読みたい本なんて、そうざらにない。お勧めです。
シュールな戯曲で、人生の機微や男女の心理を、三島由紀夫独特の冷淡でシニカルなせりふの中に描写している。
能楽という手法で、時間と空間を凝縮し、一編の作品のなかに中篇の一小説分のエッセンスが詰まっている。また、どの作品も結末が鮮やかでしばらく余韻が残るが、後味は悪くない。
何度も読みたい本なんて、そうざらにない。お勧めです。