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四龍海城 単行本 – 2011/7/1
乾 ルカ
(著)
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/7/1
- ISBN-104103299819
- ISBN-13978-4103299813
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2011/7/1)
- 発売日 : 2011/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 277ページ
- ISBN-10 : 4103299819
- ISBN-13 : 978-4103299813
- Amazon 売れ筋ランキング: - 169,820位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 47,536位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月25日に日本でレビュー済み
フライデーナイトファンタジーを聴くと、二人の切ない別れを思い出し、数週間泣けた。乾ルカ作品は全て読んでいるが、誰が何と言おうと好きな作品です。
2011年8月24日に日本でレビュー済み
この夏休み、読書感想文を書くのに四苦八苦している小中学生たちに
片っ端から勧めてまわりたい。
切なくも感動的な物語だった。
ただ、一度囚われてしまった城から抜け出すための「出城料」が何か、ということに
早い段階で気付いてしまったため、後の展開も見えてちょっと退屈してしまったのが残念。
ただ、全体に暗くなってしまいそうなモチーフの物語を、
関という陽気なキャラを出すことによって打ち破っているのがバランスよくていい感じだった。
本作を通して著者が言いたいのは、
ピーターパンのネバーランドと同じ、子供のような純粋な気持ちを抱えたまま
ずっと城に留まり続けるか、それを失くすことを覚悟で外へ飛び出していくか、
あなたならどっちがいいか?――そういうことだと思う。
陳腐な表現で言えば、「あなたは大人になりたいですか、それとも子供のままがいいですか」
ということ。
個人的な話をすると私は過去をとても大事に思っているので
それを捨ててまで四龍海城を出ようとは思わず城に留まってしまうかも知れない。
。。。いや、でも、城を出たあとでも、ふたたび大切なものを見つけることはできるかも知れない。
それに賭けるかも。
少なくとも本作の主人公ふたりはそうであるよう祈りたい。
ちなみに、本作とかなりよく似た内容でとてもいい作品があるので紹介しておきます。
恒川光太郎氏の「夜市」。これは友情じゃなく兄弟愛の物語だけど。
どちらもおすすめです。
片っ端から勧めてまわりたい。
切なくも感動的な物語だった。
ただ、一度囚われてしまった城から抜け出すための「出城料」が何か、ということに
早い段階で気付いてしまったため、後の展開も見えてちょっと退屈してしまったのが残念。
ただ、全体に暗くなってしまいそうなモチーフの物語を、
関という陽気なキャラを出すことによって打ち破っているのがバランスよくていい感じだった。
本作を通して著者が言いたいのは、
ピーターパンのネバーランドと同じ、子供のような純粋な気持ちを抱えたまま
ずっと城に留まり続けるか、それを失くすことを覚悟で外へ飛び出していくか、
あなたならどっちがいいか?――そういうことだと思う。
陳腐な表現で言えば、「あなたは大人になりたいですか、それとも子供のままがいいですか」
ということ。
個人的な話をすると私は過去をとても大事に思っているので
それを捨ててまで四龍海城を出ようとは思わず城に留まってしまうかも知れない。
。。。いや、でも、城を出たあとでも、ふたたび大切なものを見つけることはできるかも知れない。
それに賭けるかも。
少なくとも本作の主人公ふたりはそうであるよう祈りたい。
ちなみに、本作とかなりよく似た内容でとてもいい作品があるので紹介しておきます。
恒川光太郎氏の「夜市」。これは友情じゃなく兄弟愛の物語だけど。
どちらもおすすめです。
2011年9月21日に日本でレビュー済み
私はこの物語の世界観が好きだった。当初は夢中で読み進めていったのだが…。途中からそのテンポの悪さと冗長さに心底ウンザリし、イライラしながら早く結末が来る事を祈りながら読んだ。こんな経験は初めてである。場面は城の中だけ、メインの登場人物は僅か数人、という非常に限定された舞台設定で、しかもどうやらラストの状況が何となく分かってしまうとあっては、途中のプロセスがとても大事な筈。なのにいたずらにただグダグダと推論を重ねていく。作者は、この物語を完熟させきれなかったようだ。ミステリアスな海城の謎はそのままほったらかしだし、青春ストーリーとしてはまるで尻切れトンボのような終わり方をするのだ。さんざん引っ張るだけ引っ張っておいて、呆気なさ過ぎる…。独特な世界が魅力的なお話だけに、甚だ残念だ。いつの日か文庫化される時には、是非ぜひ加筆修正して頂き、更に、メインの少年たちのその後を描いた一章などを付け加えていただけたなら、最高である。批判は期待の裏返し、私はやはりこの物語に惹かれている。
2011年10月16日に日本でレビュー済み
前半100ページが冗長。
しかし関君が登場したところから、急激にテンポがよくなります。
中盤で確かに出城料が何か、わかってきますが、
それでもラスト、3ページで泣きそうになります。
Friday night fantasy のテーマをyoutubeで聴きましょう。
しかし関君が登場したところから、急激にテンポがよくなります。
中盤で確かに出城料が何か、わかってきますが、
それでもラスト、3ページで泣きそうになります。
Friday night fantasy のテーマをyoutubeで聴きましょう。