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獄に消えた狂気: 滋賀・長浜「2園児」刺殺事件 単行本 – 2011/8/18

4.1 5つ星のうち4.1 13個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2011/8/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/8/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 221ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4103308915
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4103308911
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.6 x 2.2 x 19.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 13個の評価

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平井 美帆
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は統合失調症の被告人に興味を持っていたので本を手に取りました。
ですが、最初の1ページ目を読んだときに驚きました。
「桜庭さんの「私の男」の序文読んだときと同じインパクトがありました。」
著者である平井さんの文体や本の構成に圧倒されました。
作者の取材量と理解度、ならびに表現力が半端じゃない。
「被告の世界に引きずり込まれてしまうから、覚悟がないと読めない!」と思い一旦本を閉じました。
読んだ内容はここでは勿論書けませんが、書店で見つけたら絶対に買うべき本だと思います。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎度のことだが、新聞やテレビでは事件を掘り下げることはしない。雑誌は書くが、ドラマチック仕立てにしたがり、本当のことはよく分からない。確かに本書は淡々としている。書く人が書けば、被害者の立場ならお涙頂戴的記事になるだろうし、加害者なら中国人妻の生い立ちから、日本での過酷な現状など、あるいは中国人妻を糾弾する内容にもなるだろう。そのいずれでもない本書のとる立場は、ただ加害者となった中国人妻の言い分を聞くということである。幼稚園への送迎方法の是非についても触れない。取材を試みて拒絶されたのかもしれないが、殺された児童2人の親の話もない。登場する人物はみな、中国人妻側の人だけだ。その不備はやはり大きい。そのせいで本書はどうしても平板になっている。しかし、事件後の中国人妻のことをここまで追いかけたメディアが見あたらないことを考えると、その価値は小さくないと思う。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月4日に日本でレビュー済み
おもなテーマとして、「触法精神障害者」「刑法39条」「精神医療」「アジア人との国際結婚」などが挙げられます。後半、著者が犯人との接触に成功したことにより、物語は深みを増していき、崩壊した一人の女性の人生が浮かびあがります。
おそらく著者が深慮遠謀をめぐらし、本作で書きたかったのは、女性の人権が踏みにじられていった過程ではないでしょうか? あるいは、弱い立場の人間に対する、日本社会自体に疑問を抱いているように思いました。
しかし、聡明な著者は声高らかに、人権を訴えるわけでもなく、特定の誰かを批判するわけでもなく、絶妙なバランス感覚でこの難しい事件を描いています。この事件をこうした多角的、普遍的な角度から取り上げることができたのは、この著者ならではの視点と体験によるものだと思います。

著者は安易に、「答え」を出しません。

そこをどう受けとめるかは、読み手次第。…自分の主義主張を押し出すのではなく、読み手の「抽象する能力」に余白を残しているともいえます。私自身は、「上から目線」をとことん避けた描き方に好感が持てました。又、事件直後は大騒ぎしながらも、その後はマスコミ、日本の家族、さらには国選弁護人にさえ忘れ去られた中国人妻をここまで一人で追い続けたことにも、正直、感服しました。
彼女の作品はいつも相手としっかりと向き合っている。だから私は彼女の作品を読み続けているのだと思います。
凶悪犯罪は必ずしも、分かりやすい「凶悪犯」によって引き起こされるわけではなく、時として加害者は被害者であったと考えています。
この作品では狂気と罪の世界に引き摺りこまれました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月20日に日本でレビュー済み
 この事件のことを初めてニュースで知った時、大きな衝撃を受けた。母親がわが子の目の前で、その子供の友達を刺殺するというセンセーショナルな事件は、その当時大きく報道された。 
 なんとひどい母親なんだろう。悪魔のようは女ではないか。と私も含め当時多くの世の中の人々はそう思ったに違いない。
 確かに残酷な事件であることに間違いはないと思う。間違いはないのだが、この本のように、主に「加害者」である中国人妻側を丹念に取材し、その心の闇を探ろうと懸命に筆者が書き記したものを読んだ後、この犯人をただ憎むだけですむのか。と深く考えさせられてしまった。
 特に後半は、まるで筆者とともに、中国人妻の表情、心を動きを一緒に追っているようは錯覚さえ覚えるほど臨場感があり、それは筆者の筆力がなせる技であろう。
 「被害者」「加害者」と単純に括ることの難しさ、人が人が裁くことの難しさを思った。これは、死刑に反対する人達と賛成する人たちの論争にもつながる難しさでもあるかもしれない。そして、加害者側にも事情があったとはいえ、被害者が存在し、また遺族の深い悲しみ、怒りは計りしれないということは厳然たる事実だ。
 テレビの報道では伝えない真実を知ることのできる一冊だと思う。力作です。
 
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年11月28日に日本でレビュー済み
 読んでいて、身につまされる部分が多かった。自分自身も、海外に住んでいるときに、子供を幼稚園に通わせていた経験があるからだ。ちゃんと言葉は覚えているだろうか。友だちはできただろうか。ちゃんと他の友だちと楽しく遊んでいるだろうか……。毎日、毎日心配だった。もちろん、失われた幼い命を思うと無念でならない。どんな理由や原因があろうとも、永善の犯した罪は許されるべきではないとも思う。
 しかし、この事件を丹念に追って、犯人の永善がなぜこんな残酷な惨殺事件を犯したのかに迫った筆者の努力には敬意を表したい。
 永善という人物は、いつもここではないどこかを求めて、結局、さまよい続けてしまったのかもしれない。もちろん私自身は、今のところ、犯罪を犯すこともなく、統合失調症にかかったことも、今のところない。だが、本書を読んで、永善と自分自身は、そんなにかけ離れたところにいたわけではないような気がした。ここではないとこか、を探して今の自分の殻を破ろうと考えている人は、少なくないのではないだろうか。
 そこから惨殺事件を犯すようになってしまったのは、なぜなのか。事件発生以後、大メディアが見向きもしなくなった後に、本書が残された意義は大きいと思う。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年9月24日に日本でレビュー済み
身勝手に日本への憧れを抱き、
夢がかなわないとなると精神に異常をきたして日本人の子どもを殺した被告人。
統合失調症と中国人妻の問題とをうまく絡めて描くのはなかなか難しかったと思う。

全般的にはぐずぐず書いてあって読み応えがない。
読み終わっても得るものは何もない。
よくある極悪犯罪ルポではない。精神病患者ルポ。
だから脈絡もなにもない。
異常な言動や行動を事件と絡めてずらずら書いてあるだけ。

著者がはっきり書いていないから代わりに書くけど、
被告人は自己責任で日本に来て日本人と結婚し生活を始めた、ということ。
誰からも強制されていない。
それ以降の顛末はすべて自己責任。
なんか不本意に日本に来て統合失調症になって、だからかわいそう、みたいな感じだが、
賢明なる諸子はそうでないことぐらいわかると思う。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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